ND(エヌディー)はゲーム制作者、web漫画・小説の執筆者、おんJ民。
ドクマムシとは3分違いで生まれた双子の関係で、NDのほうが後に出生したという。ゲーム制作者としては『
RPGぱろでぃ』を制作して動画の形式で公開していたほか、『
極・魔導物語』の制作にも関わったという。1994年11月16日生まれ、愛知県春日井市在住。かつて、兄の実在を証明するために自身ら二人を撮影した右のような写真をブログで投稿したことがあり、NDは右側の人物とされる。『
秘封霖倶楽部』ファンからは「
ND兄貴」という愛称で慕われている。
概要
残虐な作風が特徴。ニコニコRPG界隈ではその作風を武器に人気を得ようと狙っていたらしく、自身がニコニコ大百科に作成した『
RPGぱろでぃ』の記事の履歴では、「おそらく、ニコニコツクールゲーの中では一番グロい作品かもしれません。」と自信を見せている。しかし、同時に攻撃的な作風も特徴であり、二次創作でありながら題材に分別のない扱いをすることから批判の声も少なくない。
ゲーム製作のほかには漫画製作や小説の投稿なども行っているが、ゲーム同様こちらもクロスオーバーが主な要素となっている。
高校生マンガ・コミックイラストコンテスト2011
にて応募した作品が佳作に入選したことがあり、それ以降も漫画家を目指して仕事を募っているらしく、現在は
愛知県名古屋市中区のギャラリー
の事務所に所属しているとツイッターに記している。ただし事務所ではアート活動を行っているらしく、この活動はツイッターでしか周知されていない。過去には愛知県名古屋市中区大須、千種区春岡通のアートコンペに作品を出展したことがあり、後者の展示場では2018年2月に個人展覧会を開催した。
また、「おーぷん2ちゃんねる」の掲示板「なんでも実況J」(通称・おんJ)を利用していることが判明しており、そこで『
ワイが新人賞に漫画を投稿した結果
』というスレを立てて自分語りをしていた模様。その後のおんJでもNDの小説『
秘封霖倶楽部』の概略を解説するスレが何者かによって立てられたが(「
彡(゚)(゚)で見る怪談金玉袋の原作
」)、内容が分かりにくかったためか住民を困惑させただけに終わり、スレ自体があまり伸びなかった模様。おんJ以前では、同じくおーぷん2ちゃんねるの「ニュー速VIP」掲示板にてSS(ショートストーリー)をたびたび投稿していたらしいが、後にはどういうわけか
佐治拓郎名義でここを「頼りない」掲示板だとディスっている。
ツイッターは
ドクマムシと共用しているらしく、それでも滅多に利用しない彼に代わって新作の宣伝などをしている。ネタツイートをするのが好きなようだが、それらは大抵自分の考えたものではなく、他人のイラストや写真、文章などの
無断転載(パクツイ)が多くを占める。他にも、過去に
佐治拓郎を名乗って連続ツイートをした際に、2chの特定のまとめブログに対する
転載禁止騒動
について「ニュー速VIPは転載禁止で過疎っている」などというしょうもない出任せを投稿したことがあり、その後も悪質な転載行為などで悪名高い2chまとめブログ「
はちま起稿
」(先述の転載禁止通告を受けたブログの一つ)へのリンクをしばしばツイートしている有様。
人物
性別は男性を自称しているが、『RPGぱろでぃ』時代のイケメン贔屓な作風から腐女子と思われていたほか、ブログでの写真は女性っぽく見えると指摘されており、他にも部屋にはぬいぐるみがたくさんあったり、女性らしい雰囲気の店で洋菓子を楽しんだりと、性別を断定しにくいところがある。
ツイッターからするに非常に行動的で、様々に外出先の写真を投稿している。海外旅行の経験も豊富のようだ(フロリダ、ヴェネツィア、パリなど)。趣味は絵画収集で部屋はディズニーグッズが多く、給水器も置かれている。高価な私物が少なくないらしい。食べ物の写真の数々からは甘いもの好きであることが伺える(甘そうな洋菓子類が多い一方、ラーメンなどの雄々しい料理は見られない)。
実家は田畑に囲まれた田舎で(『
怪談金玉袋』の「福井県にある禁后」を思わせる風景)、黒い大型犬を飼っている。この犬はロンという名前のようで、屋外の犬小屋か家の玄関の土間にいるようだ。玄関でロンを撮影したツイートは多数あるが、一部のツイートの位置情報は愛知県春日井市を示している。
作風
- 『RPGぱろでぃ』から『秘封霖倶楽部』にわたるまで極度に男尊女卑的な表現が目立ち、女性キャラクターがとにかくひどい目に遭ったり死んだりする。また、『秘封霖倶楽部』ではフェミニズムやレズビアンを非常に批判的に描いている。
- このようなミソジニスト的表現を繰り返すのは、ブログによると兄であるドクマムシの影響を受けたためらしい。というのも、ドクマムシは二次元の女性が大嫌いで、二人とも『クロマティ高校』など女性の出てこない漫画ばかりを読んで育った上、そうした作品における、女性が登場しないがゆえのギャグの面白さなどを賞賛しているらしい。そして、『RPGぱろでぃ』ではなぜか版権作品の女性キャラを嫌々登場させたため、NDの感情によって彼女らは悲惨な目に遭わされる役回りになっているとのこと。
- また、版権作品に対する二次創作を好むにもかかわらず、原作に対するリスペクトが微塵も見られないのも特徴。『RPGぱろでぃ』なる作品を作っているにもかかわらず、「パロディが嫌い」などとよく分からないことを明言しており、先述のように女性キャラクターをひたすらひどい目に遭わせている。原作の設定無視など(そもそも原作をよく知らずに扱っているのではないかという疑惑)も指摘されているが、『東方』シリーズのキャラクターの扱い方に関して指摘された際には「森近霖之助以外どうでもいい」と開き直ったことがある。
- 同人作家による二次創作漫画のさらに三次創作作品を作る習性があり、pixivでは2011年4月13日から『
けいおん!!×蛸壷屋
』という漫画を連載していた。これは「蛸壺屋」というサークルが販売していた『けいおん!』というアニメの二次創作漫画『レクイエム5ドリーム』と、元ネタの『けいおん!』そのものをクロスオーバーさせたものと見られる(ただし、元ネタ側の『けいおん!』はなぜか少年向けギャグ漫画調に描かれている)。
- 蛸壺屋の作品は成人向けであり、人気なアニメやゲームに対して本来存在しなかった残酷描写や性的描写を追加することで、元の作品とは全く違うシリアスな作品にアレンジしたものが多く、大概の場合メインキャラたちが不幸な末路を辿っていくことで知られる。ゆえに、NDのこの作品もそうした陰鬱な作風を取り入れていた。
- ちなみにNDが蛸壺屋の成人向け漫画を読み始めたのはブログによると2010年だが、当時のNDはまだ推定16歳である。しかも「買った」のではなく「
見てみました
」と言及している。NDのブログにはなぜか同人誌の違法転載サイトのURLを載せたコメントが複数あるので、NDもまた違法な手段で読んでいた可能性が高い。
- その後は2011年8月からfutaという同人漫画家に目を付け、彼の作品から『
さんたすいっち
』や『
洒落怖秘封霖
』といった作品を題材に選んで三次創作小説を書き始めた。最初はfutaからの反応も好意的で、彼とは互いの作品に感想を述べあう関係だったが、『けいおん!!×蛸壷屋』の作風に味を占めていたのか、元の作品とは全く異なるシリアス調で陰鬱な作風に変化させていったため、その関係はぱったり途絶えてしまったらしい。
- NDはそれを惜しむかのように省みてはいたものの、三次創作自体はやめることもなく、『洒落怖秘封霖』の三次創作は『秘封霖倶楽部』という独自タイトルとして続け、レインコートの『怪談金玉袋』にそのストーリーを提供するようにもなった。一方のfutaは2014年を最後として『洒落怖秘封霖』の続きを描かなくなった。
- 作品は共通して兄同様に誤字や言葉の誤用が多く、『秘封霖倶楽部』初期では日常会話レベルのコロケーションが扱えていない箇所が多数見られる(「駆り立てる」を「刈り上げる」と記すなど)。
- 小説では台詞を示すために鉤括弧ではなく二重鉤括弧が用いられているほか、所々句点がない。また、一文ごとに空行が入るので文章量の割に行数が異常に多く、読みながら常にスクロールし続けなければならないことで読者の手を煩わす(所々、読点の次に空行が入ったり、単語ごとに空行が入ったりもする)。
- しかも、明らかに学がないにもかかわらず自分の知識を超えたもの(英語のやや捻りの入った構文、大学生や社会人、インテリキャラなど)をやたらと描写しようとするため、兄よりも不自然な表現が顕著になることがある。おまけにストーリーの輸出先であるレインコートも日本語に弱く、NDのストーリーに含まれた明らかに不自然な部分すら直さずに脚本に含めてしまうため、その箇所に対して視聴者からは怒涛のツッコミが殺到するという地獄絵図がしばしば見られる(秘封霖倶楽部にて詳述)。
- また、おんJでの自分語りから読み取れるものとして、新人賞に応募した漫画についてはとにかく画力が足りていないことを指摘されたらしく、当人も画力には限界を感じているのか「画力はともかく、話が描きたくて漫画書いとるんやが」と話していた。肝心の話の内容も特に評価を受けたわけではないようで、友人からも「(主人公が)臭い」「これ(『ルビアの』というタイトル)はないわ」と酷評されたという。
- 絵柄は素人目にも人や物の形をかなり大雑把に描いているのが見て取れるが、参考にしているのはまさかの『絶体絶命でんぢゃらすじーさん』らしく、藤田和日郎の構図を模写するように勧められた際には「好きなんやけど、模写ムリやと思うあれ」と言って挑むことすらなく諦めている。
ファン層
人気な作品を題材にすることが多いNDの作品には熱心なファンが多いが、作風が攻撃的なだけあって質の悪いファンも目立ち、実兄である
ドクマムシもまたその筆頭だった。『
RPGぱろでぃ』の時期からファンの間ではNDの作品を評価しながら他人の作品を卑下するような言動が問題視され、『秘封霖倶楽部』でも人気に伴うファンの質の低下が顕著。ニコ動では視聴者同士でも「コメントの質が悪い」という愚痴が絶えない。
後者の作品の人気が出始めた当初に限っては、元となったfuta作品への思慮の無さについて疑問視する声も多少はあり、ファン側でも問題点を認識した上で「産廃創想話出身の作者だから仕方がない」「含むところありでの好き」などと妥協に近い形で作品を肯定する声もあった。しかし、この時点でもNDの作品をオリジナルと主張してfuta作品を蔑ろにするような分別のないコメントが見られ、その後も人気の上昇につれてファンが作品に順応していったのか、作品の世界観に没入した感想が増えると同時に、批判に対して攻撃的な反応をする者が増えている。さらに、『
怪談金玉袋』の人気増加に加え、『秘封霖倶楽部』のボイスドラマ化もあり、ニコ厨・東方厨に加えて淫夢厨・クッキー☆厨という四重苦を抱えるようになるとこの攻撃性はさらに勢いを増している。ホラー淫夢界隈では他作品との対立煽りが特に目立つ。
存在が浮上した経緯
元々NDは『
極・魔導物語』のプレイヤーにとってはクレジットにも名が挙がることがないため知る由もない存在だったが、NDを知る者(NDの小説の読者と思われる)が
検索してはいけない言葉 WikiなどにNDとドクマムシの関連について書き込んだため、NDのホームページ「適当刊D」などで兄妹の詳細なプロフィールが知られることとなり、当サイトでもNDは関連人物に名を連ねるようになった。
- 兄弟とか言うNDって奴のほうが面白い作品描いてるしな。 -- 名無しさん (2012-12-27 23:35:42)
- ↑NDと何か関係あるの? -- 名無しさん (2012-12-28 14:39:12)
- ↑兄弟である可能性があるってだけ。ドクトカゲが監修してるって作品に掻いてあったじゃん。ブログにもたまに極・魔導物語が兄が作ったものって言ってたし -- 名無しさん (2012-12-28 14:44:31)
- ブログのどこにそんなこと書かれてたの?要するにドクトカゲ=ドクマムシってことか? -- 名無しさん (2012-12-28 16:13:35)
- 可能性が高いと言っただけ。もうブログには書かれてないし、確認したいならNDのtwitterやらpixivにやらメッセージ送って確認してみたら? -- 名無しさん (2012-12-28 16:15:24)
- ND&ドクトカゲとやらの作ったニコニコRPG動画を見てきたんだが、
これ
が何となく極・魔導物語と似てる。相変わらずアルルの扱いも酷いし、ニコニコ大百科の掲示板によるとこのゾンビアルル戦の戦闘を作ったのがドクトカゲって奴らしい。 -- 名無しさん (2012-12-28 23:26:44)
- RPGぱろでぃね。もう更新してないし面白くないからどうでも良い。今、pixivで投稿されてる奴の方が面白いからそっち見てるし。 -- 名無しさん (2012-12-28 23:32:25)
- いや、面白いかどうかとかpixivに投稿されてる奴のほうが面白いかとかは今話題と関係ないんだよ。ドクトカゲとドクマムシの関連性が気になる -- 名無しさん (2012-12-29 00:05:20)
- 私の記憶が正しければ、ブログに載ってた奴としては同一人物だろうね。多分 -- 名無しさん (2012-12-29 00:22:43)
- というか気になるなら直接聞けば良い。ドクマムシの方は更新してないからともかくNDはちょくちょく更新してるから -- 名無しさん (2012-12-29 00:48:47)
作品リスト
東方
外部リンク
関連項目