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カイカク君

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nsdr2020

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カイカク君」(カイカクくん)は、『秘封霖倶楽部』のエピソード「放送禁止アニメ」(2018年2月5日)、『怪談金玉袋』のエピソード「放送禁止アニメを見つけた空手部」(2018年2月6日)の両作における作中作。1970年代に全4話だけ放映された各話2分のテレビアニメという設定。


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概要

登場人物たちはマスコットキャラクターのような風貌で、子供向けアニメのような雰囲気を醸し出す。しかし背景は作画予算削減のためか実写の風景写真が使われている。起こった問題に対し、主人公のカイカク君が「か~いかく!」と唱えることで解決へ繋がる出来事が起こるという話が繰り返される。その解決法はどれも常識的なものではない。

第1話「飢餓を救おう!」では、食物アレルギーで何も食べられない人に対し、カイカク君が観光客を大勢呼び寄せて食べさせる。第2話「正義で戦おう!」では、生まれ故郷の環境が隣の村に大きく劣っていると憂うヒダリ君に対し、その原因が人の体内にいる悪霊だとわかるようにし、悪霊に取り憑かれた人々を倒していくことで解決につなげる。第3話「悪い子は反省!」では、自分の頭が悪いことを悩むヘイト君に対し、その頭を大きくすることで知能を高め、敵から守るために金庫の中に匿う。しかし、最後の第4話はほぼ何も放送されずに終わる(長さにしてわずか2秒)。

このように内容もシリーズとしての構成も意味不明で、ソフト化されていない上に動画サイト上にアップロードされても権利者によって削除される。にもかかわらず、動画サイト上ではカルトアニメとして人気を集める。そのうち背景の写真が淀城(京都府京都市伏見区淀本町)のものだと判明し、そこで「カイカク君」の最終話を探すオフ会が開かれるが、発見された最終話はそれまでと同じアニメではなく、「カイカク君」第1~3話の内容が「事実」を基にしているという告発だった。そのことを訴える男性は、途中でドアの叩く音やガラスの割れる音を聞いて取り乱し始め、その正体が「リモデリ」という組織だと明かすが、映像は途切れて終わる。すなわち、カイカク君の各エピソードは『秘封霖倶楽部』『怪談金玉袋』両作の複数のエピソードに言及しており、第1話は「八尺様」の回、第2話は「裏S区」の回、第3話は「カイカク君」が発見された回の内容のことで、それらが同じ組織によって引き起こされたということだと考えられる。

なお、昭和の子供向けアニメっぽいビジュアルや常識を超越したストーリー展開は実在するアニメ「 星の子ポロン 」(1974~1975年)を基にしたものと考えられている。また、昭和のアニメという設定だが、第2話の「この拳で!」というセリフはつい最近(2017年9月21日)のツイッターのネタに通じている( 拳で抵抗する21歳 )。

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