登録日:2010/03/25 Thu 05:31:19
更新日:2025/02/10 Mon 11:35:32
所要時間:約 6 分で読めます
「ガイアメモリを仕事で使わないのが俺のポリシーだったんだが……やむを得ん」
「変身」
\スカル/
「さぁ、お前の罪を……数えろ」
演:
吉川晃司
CV:
津田健次郎(風都探偵 仮面ライダースカルの肖像)、
神奈延年(吉川氏が出演されない
ゲーム作品での代役)
【鳴海荘吉】
鳴海探偵事務所の探偵であり、
左翔太郎の師匠。翔太郎からは「
おやっさん」と呼ばれている。
自他共に認めるハードボイルドで、白い中折れハットと白いスーツを着用している。
本編第1話冒頭の
フィリップ救出時に背後から撃たれ、自分の帽子を翔太郎に渡したあと息絶えた(このためテレビ版での出番はほとんど回想シーン)。
作中で度々『名探偵』扱いされるため非常に優秀だったと思われる。
また依頼人に対する気遣いも充分で、
功を焦って先走りして依頼人に怪我を負わせた翔太郎を「自分を頼ってくれた人間なんだぞ!」とゲンコツ付きで叱ったらしい。
翔太郎「恐かったけど、カッコよかったなぁ……」
娘に
鳴海亜樹子がいるが、とある事情により、一緒に暮らした時間は長くない。
しかし、亜樹子の中にもその志はしっかり受け継がれている。
帽子にこだわりを持ち、「帽子をかぶっていいのは一人前だけ」として翔太郎には被ることを許さなかった。
また、コーヒーにも強いこだわりを持ち、必ず自分で淹れているでもまずい。
翔太郎同様(というか翔太郎が真似たのだが)レイモンド・チャンドラーの小説を愛読しているようで、
その主人公フィリップ・マーロウを「俺の大好きな男の中の男」とまで呼ぶほど。これがフィリップの名前の由来になる。
【仮面ライダースカル】
スーツアクター:永徳
ロストドライバーにスカルメモリを挿入して変身する骸骨デザインの仮面ライダー。
黒いボディに銀のラインが入っている。また、首には白い
マフラーを巻いている。
武器は〈スカルマグナム〉を使用。
Wのプロトタイプ的存在で、変身時はW同様に風が巻き起こる。
スカルマグナムを用いた銃撃戦を得意とする他、格闘戦にも秀でている。
鳴海荘吉のポリシーで変身前に帽子を脱ぎ、変身後あらためて帽子を被り直す(なので帽子は本来スカルには存在しない)。
たぶん唯一帽子を被ってるライダー。
荘吉が白いスーツに身を包んでいるため、変身すると対照的である。
頭だけ変身解除した事もある。
そもそも初代『
仮面ライダー』は、ガイコツをモチーフにした『スカルマン』が原案であったが、
「スポンサーは高齢者が多いので、死を暗示するようなデザインはまずい」と言われ、代わりに
バッタをデザインに取り入れたという逸話があった。
以来、
シャドームーンなど、
裏設定でガイコツをモチーフにしたライダーはあったが、本格的にガイコツを全面に押し出したデザインはスカルが初めてである。
ちなみに『
仮面ライダージオウ』放送時に雑誌付録として玩具化された
スカルライドウォッチの紹介音声だが、
基本的に強化形態などを除いたライダーが「~ライダーは…〇〇だ!」という文になっているのに対し、スカルについては
「風都を護った伝説の戦士」というものになっている。
活躍は劇場版と自身が歌うPV(おそらく異なる未来)のみと、ごくわずかだが、テレビにもチラッと登場した
未完成バージョンは「
仮面ライダースカルクリスタル」と呼ばれ、頭にS字状の傷が無く、頭部が半透明のクリスタル状になっている。
S.H.Figuartsのクリスタルにはスカルの改修ヘッドが付属した。
MD<
ライダーキック(仮)>
アクセル同様ソロで戦うライダーなので、特に技名は言わないし決まっていない。
右足に紫のエネルギーを纏い、跳び蹴りを叩き込む。
若しくは、胸から発生させた骸骨型のエネルギーを跳び回し蹴りの要領で敵に向けて蹴り飛ばす。
前者は『
超・電王トリロジーEPISODE YELLOW』にて、後者は『スカル メッセージforダブル』にて使用。
《ロストドライバー》
スカルの変身ベルト。
ダブルドライバーのプロトタイプで、見た目はダブルドライバーから左スロットだけ外した状態。
変身前はドライバーの赤い部分が“L”、変身後は“S”になる。
その『運命のガイアメモリ』では、翔太郎はスカルから受け取ったロストドライバーで
仮面ライダージョーカーに変身する他、
克己も同型のものを用いて仮面ライダーエターナルに変身する。
《スカルメモリ》
「
骸骨の記憶」を宿した黒いメモリ(発光色は紫色)。
骨格を中心に人間の体を強化し、身体能力を極限まで引き出すことができる。
玩具では『DXスカルマグナム』に付属するが、マークの向きがスカルマグナム装填を前提とした結果、斜めではなくなっており、ロストドライバーに装填すると若干不格好な見た目となってしまっている。
後の再販版でもパッケージ上では向きが修正されていたが、実際は修正されていない。
結果として、マークが正規の方向を向いているスカルメモリは
COMPLETE SELECTION MODIFICATION版のみとなっている。
《スカルマグナム》
スカル専用武器。
トリガーマグナムのプロトタイプで、見た目は完全にトリガーマグナムの色違い。しかしWのマークがSになっており、発砲音も異なる。
常にトリガーマグナムのマキシマムドライブ形態にあたる状態「マキシマムモード」で使用される。
スカルクリスタルで初使用した時は通常形態で使用していたので可変機構はあるが、変身者の鳴海壮吉の信念である『一撃必殺』に従って通常形態はほとんど使用していない。
設定上はスタッグフォンなどのガジェットと合体可能だが、劇中未使用。
ちなみに提供したシュラウド自身も「シュラウドマグナム」でボムのマキシマムドライブを発動している。
MD<
スカルパニッシャー>
エネルギーを増幅した破壊光弾を連射する。
名称は『
ガンバライド』が初出で、後に『CORE』でも使われた。
《スカルボイルダー》
スカル専用マシン。
ハードボイルダーの色違いで、スカルマグナムと同じくWの文字がSに変更されている
劇中未使用だが、
ハードボイルダーと同様に実弾とミサイルの複合火器である「ユニバーサルランチャー」を装備可能。
『MOVIE大戦2010』では一瞬の登場だったがフィギュアーツにおいて発売された。
『MOVIE大戦CORE』にも登場し活躍した。
劇用車はハードボイルダーの流用で、『MOVIE大戦2010』ではCG加工、『MOVIE大戦CORE』では塗り直しで対応された。
その後はしばらくスカルボイルダーのままだったが、後に『
仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズMOVIE大戦 MEGAMAX』にWが客演するにあたってハードボイルダーに戻されている。
《スカルギャリー》
スカル専用の装甲車。リボルギャリーのプロトタイプ。
名前通り骸骨を彷彿とさせる外観を持ち「怪物マシン」と呼ばれる。
劇中未使用だがスカルボイルダーと合体可能。
後に改造を施され、本編ではリボルギャリーとして運用される。
《スタッグフォン》
携帯電話に変形するクワガタ形の
メモリガジェット。Wの物と同一。
携帯電話なので連絡手段として頻繁に使われる。
変形すると体当たり攻撃などを行う。変形した状態で着信すると、再び携帯電話に変形してそのまま通話が可能。
劇中の活躍
『MOVIE大戦2010』の活躍
“ある依頼人”からガイアメモリ製造工場にいる『運命の子』の救出を依頼され、翔太郎と共にその施設に潜入する。
この時すでに
仮面ライダーWのダブルドライバーと
6本のガイアメモリが入ったトランクを所持していた。
施設内で潜入に気付かれた際に翔太郎にトランクを預け、単身で組織の戦闘員に戦いを挑む。
一対多であっても敵を圧倒する実力を持ち、戦い方も華麗であったが、不利と見た戦闘員たちが
マスカレイド・ドーパントに変身。
園咲冴子が参戦したことにより、自身も仮面ライダースカルに変身して応戦する。(この時の戦闘で帽子に傷が入った)。
その後一人で敵を退け、「動くな」と言ったのに勝手に動いて『運命の子』と接触、事態をややこしくした翔太郎を叱った。
また、言われるまま興味が赴くまま生きてきた『運命の子』に対し、
自分のやることを自分で考え自分で決めることを諭し、彼に“フィリップ”という名前を与える。
そしてその後はTV版第1話冒頭に繋がる。
翔太郎のことは知らなかったが、「いい顔してるな」と評した上で「帽子が様になるのは一人前の証拠だ」と翔太郎に告げた。泣ける!
ちなみに、この時士が翔太郎に渡したカメンライド・スカルのカードは主役であることを示す黒い背景に紫の影があるカードだった。ソウキチ本人の口ぶりも合わせると、「ソウキチが翔太郎と出会わず、Wになることもなくスカルのまま戦い続けている」世界=「『仮面ライダースカル』の主人公」が現れたのだろう。
後にディエンドコンプリートフォームのヒストリーオーナメントに掲げられていたスカルのカードは白い背景だったので、こちらは「『仮面ライダーW』のサブライダー」としてのカードと思われる。
『MOVIE大戦CORE』の活躍
三部構成である本作のWパートの実質的な主役。
MOVIE大戦2010で描かれた「Wのビギンズナイト」よりさらに過去、「鳴海壮吉が仮面ライダーになった経緯」が描かれる。
物語は相棒のマツと共に、人気歌手メリッサに届いた蜘蛛男の脅迫状の調査から始まる。
シュラウド(園崎文音)とは幼なじみで、
ミュージアムを出奔した彼女を探偵事務所の奥部屋(現フィリップ部屋)に匿っている。
彼女はそこでライダーシステム並びにメモリガジェットなどを完成させ、彼に託した。
メリッサのコンサート会場での戦いやメリッサ所属事務所社長の襲撃事件から、
一連の事件の背後にガイアメモリ流通組織『ミュージアム』がいること、そして
スパイダー・ドーパントの正体に気付く事になるが…
以下、さらなるネタバレ
スパイダー・ドーパントの正体は荘吉の相棒であるマツだった。
マツは何事も強く決断できる荘吉を強く羨み、そして自分の愛するメリッサが荘吉に好意を持っていることを強く妬んでいた。
そんな彼の初めての"決断"が、ガイアメモリを使い、メリッサを守ること。
だがメモリに心を喰われ次第に暴走していくマツ。遂には自身の特殊能力により大量の人間を爆殺する。
「結ばれるは俺とメリッサだけだ!全ての恋人達に絶望を!!」と。
このことが相棒と闘う決意が鈍る荘吉の逆鱗に触れ…。
マツを追う荘吉の前に立ちはだかるバット・ドーパント。
「後は最後の一暴れをしてくれれば、松井さんはもう用済み」と言い放つバットに荘吉は、
「どけ。用済みはお前だ」
そう告げるとスカルのメモリで変身。彼の決意と怒りが、"完全なるスカル"へと姿を変える。
自身の能力でトレーラーを操るバットだが、"怪物マシン"ことスカルギャリーから放つスカルパニッシャーには適わず敗北する。
「助けて…くんなまし…!」
トレーラーに押し潰され、必死に命乞いをするバット。
「無理だな……」
その願いが荘吉に届くことはなく、爆発四散するトレーラーと響くバットの断末魔。
荘吉がその光景を振り返ることはなかった。
スパイダーのいる場所へと到着する荘吉。
既に暴走状態にあるメモリを砕けば、マツは死ぬ。
その事実のせいで一度は決断が鈍った荘吉だったが、もう歩みを止めることはない。
たとえマツが死ぬことになろうとも、彼を止める。相棒として、そして友として…。
「一つ。俺はいつも側にいる仲間の心の闇を知らなかった」
「二つ。闘う決断が一瞬鈍った」
「三つ。そのせいで街を泣かせた」
「俺は自分の罪を数えたぜ…マツ」
勝負は一瞬だった。荘吉の迷いのない一撃がスパイダーに直撃し、メモリは四散。
倒れるマツに、荘吉は一言だけを告げる。
「眠れ…相棒。」
その言葉を聞き、安心したかのように笑い、ゆっくりと眠りにつくマツ。
マツを止め切れず殺してしまった荘吉を化け物と揶揄し、痛罵するメリッサ。
心に深い傷を負ってしまった荘吉…。
こうして、風都最初のガイアメモリ犯罪は幕を閉じたのだった…。
荘吉が妻子と一緒に暮らせなかったのは、この事件が原因である。
スパイダー・ドーパントの能力は「植え付けられた人間が、愛するものに触れた時、愛する者を爆殺する」子蜘蛛を植え付けるというもの。
この子蜘蛛は、変身者が死亡した後も消えず、荘吉は愛する妻子を二度と抱きしめられなくなったのである。
なお、後年メリッサは「娘の結婚式で歌ってほしい」という荘吉の依頼を果たすべく亜樹子の結婚式を訪れているため、
荘吉の存命中に和解したか、完全ではないにせよ折り合いはつけた模様。
このように、『MOVIE大戦CORE』は非常に大人向けでハードボイルドな作品になっている。
ハードボイルドとはどういうものか理解が難しい方々には、おそらくこの話は「面白い」というよりは「怖い」という印象の方が強くなるかもしれない。
『風都探偵』の活躍
単行本第6巻収録の「sの肖像」及びその劇場版『仮面ライダースカルの肖像』にて、翔太郎がときめに過去を語り聞かせる形で登場する。
内容としては『MOVIE大戦CORE』で描かれた事件のその後から『MOVIE大戦2010』で描かれた「Wのビギンズナイト」の補足・別視点の物語となる。
『CORE』の事件での心の傷が深く、探偵業を休業して鳴海探偵事務所に引きこもっていた。
そんな中、彼の勇姿を目の当たりにしていた幼少期の翔太郎と出会う。
が、すぐに追い返す。
その後シュラウドこと園崎文音からドーパント出現の連絡を受け、駆けつけた現場で翔太郎の「俺たちの街」という言葉で戦意を取り戻し、再び仮面ライダースカルへと変身する。
「変身するのは……少しの間、死ぬ事だ。あくまで俺の場合、だがな……」
その際、スカルメモリ、そして仮面ライダースカルの隠された能力が明らかとなる。
骸骨の記憶によるものなのか、変身中の荘吉の肉体は、死んでいるに近い状態となっている。つまり変身中は実質
不死身
である。要するにデンジャラスゾンビ
そのため、アントライオン・ドーパントによる吸血攻撃が効かず、そのまま撃破する。
「お前の"死"は……俺よりずっと長くなる。 」
その後、高校生となった翔太郎の成長を確認し、高校卒業後に弟子入りを認め、探偵助手として引き入れた。
しかし…その後前述の通り、「ビギンズナイト」で命を落とすこととなってしまう。
その際、ロストドライバーはタブー・ドーパントとの戦いで破損し、スカルメモリはフィリップとの接触の際に消滅したことが改めて描かれている。
またシュラウドこと園崎文音はフィリップと彼での仮面ライダーWを本来想定していたと目されており、ファンの間で散々考察されていた照井同様に精神攻撃耐性があったことも明言された。
スカル以外で6つのメモリの中から選んだならトリガーであろうとも語られている。
また、スカルの撃破したドーパント変身者が死亡していたのがドーパント側のメモリによるものではなく、仮面ライダー側にメモリブレイク機能が備わっていなかったためと判明。つまりスカルに変身して戦うことは殺してでもお前を止めるという意味合いになるため、荘吉がなかなかメモリを使わなかった理由が間接的に明かされることとなった。
余談
ビギンズナイトにおいて荘吉はタブーの攻撃をくらって倒れた後に、攻撃で空いた穴に落ちていってしまい、翔太郎たちも遺体を回収できていないため、生存説を唱えるファンもいる。
演者の吉川晃司は俳優活動も行うロックヴォーカリスト。
『W』本編の挿入歌「Nobody's Perfect」を歌っている他、その前には『
劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE』で主題歌を歌っていた。
『MOVIE大戦CORE』でも『
仮面ライダーOOO』の主題歌を担当した大黒摩季と共に結成したスペシャルユニット『DaiKichi~大吉~』として主題歌を担当している。PVがステキ。
『風都探偵』アニメ化の際にも主題歌の作曲・ギター・コーラスを担う楽曲プロデュースの形で参加しており、Wのファンを歓喜させた。
ちなみに作詞とメインボーカルは
大道克己/仮面ライダーエターナル役の松岡充氏が担当。スカルとエターナルの夢のコラボとなった。
更に『仮面ライダースカルの肖像』では主題歌「似合う男になれ」を鳴海荘吉名義で担当した。
吉川氏は10代の頃は水泳や水球で全日本代表として活躍し、その後もトレーニングを積んで50代になってもアクションをやれるほど身体能力の高さを維持している。
しかしあまりにも頑丈な体のため心機能が3割低下するまで心臓の異常が検知されなかったという凄まじくも危機一髪なエピソードがある。。
幸いにも手術を受けて健康を取り戻し、その後も精力的に活動を続けている。
仮面ライダー出演のオファーを受けた際の吉川氏は「怪人役の依頼だろうな」と思っており、主人公の師匠で変身もすると聞かされたときには驚いたという。
鳴海荘吉やスカルのことは吉川氏も気に入っており、Wの続編である風都探偵の単行本6巻末に収録されているインタビューにおいて
「さすがにまた回想の若い姿やれって言われたら苦しいけど、もし生きていたらとか、今の自分で無理なく演じられそうな登場ならまたやりたい」
と再登場への意欲を前向きに語っている。
仮面ライダーや荘吉、スカルを気に入っている旨を語る吉川氏だが、一方で「創作の無力」を痛感することとなった出来事がある。
東日本大震災である。
自分にできることがあるならやろうと、仮面ライダーを演じた縁もあって石巻市に入り、現地で色々教わりながら支援活動にあたったのだが…
「東日本大震災の被災地の石巻市にボランティアに行って、仮面ライダーの街だったから『仮面ライダーは好き?』と聞いたところ『嫌いだ、震災の時に仮面ライダーは助けてくれなかった』と言われてね。
その子は父親を亡くした子供でね。これは聞いた俺が悪かったんだけど、この時のことは忘れられません。」
※『風都探偵』6巻に収録されたものを元に、分かりやすさのために地の文を台詞形式にするなど編集して掲載
なお、吉川氏はボランティアに行く際に「なんでもいいから話しかけるように」「会話が途絶えないように」「話していれば不安が紛れるから」というアドバイスを受けていた。
生みの親たる石ノ森章太郎の地で、子どもとの話題を探るのに仮面ライダーの話を出してみるのは当然の選択だろう。架空のヒーローを強く拒絶するほどに子どもの絶望は深かったのである。
このエピソードは2023年にテレビ番組(『日曜日の初耳学』2023年7月9日放送分)に出演した際にも「人生のターニングポイント」として東日本大震災とその支援を行った話の中で語られているのだが
「…もうね、動けなくなった」
「なんてことを言ってしまったんだと思ってね…」
当時を思い返した吉川氏は涙をこぼしながら後悔を語っており、10年を経てなおも重く突き刺さった出来事であったことがうかがえる。
「追記していいのは修正される覚悟のあるやつだけだぜ…レディー…」
- 上の台詞の元ネタの「レディー…」のところの言い方がめちゃくちゃかっこいいんだよなぁ -- 名無しさん (2013-12-08 23:58:16)
- 小説版で外伝出ないかなぁ -- 名無しさん (2013-12-09 00:18:30)
- 映画もいいが、いろいろ想像の余地のあるNobody’s PerfectのPVが個人的には一番好き。特にどしゃぶりの雨の中、薄汚れた路地裏でぶちのめされた痛みをやせ我慢してる姿に男泣き。 -- 名無しさん (2013-12-09 00:43:24)
- ハードボイルド小説の探偵がライダーになったという感じのひと。ギムレットが似合いそう。 -- 名無しさん (2013-12-09 09:48:44)
- どうせなら吉川のライブパフォーマンスをリスペクトしたハイキックを必殺技にしてほしかった。 -- 名無しさん (2014-01-09 22:58:09)
- (0皿0)…………帽子は諦めた -- 名無しさん (2014-02-06 20:00:58)
- Wだと懺悔の台詞であるおま罪が、始祖であるスカルにとっては自戒の台詞なんだよなぁ -- 名無しさん (2014-02-06 20:28:15)
- 吉川晃司自身も仮面ライダーはロックだって言って結構気にっていた -- 名無しさん (2014-05-28 04:40:19)
- ↑政府とか企業とか、巨大な体制に対する不信感が募ってた時代のヒーローだからね。生みの親に反逆するって構図はライダーに限らずどの石ノ森ヒーローでも大体いっしょなんじゃないかな。 -- 名無しさん (2014-06-08 01:55:57)
- 本編だと翔太郎の報告書のおかげでどんな事件でも救いがあるように見えるけど、おやっさんが絡む事件って本人の性格もあってあんまり救われなさそう・・・・ -- 名無しさん (2014-07-12 19:38:48)
- ↑翔太郎と一緒に居ると救われて、居ないとハードボイルドな展開になるのかもね。報告書的に。ハーフボイルド凄げぇ -- 名無しさん (2014-10-22 01:12:52)
- 荘吉を誤変換して名前の意味に気付いた。左右なのね -- 名無しさん (2014-10-22 07:15:40)
- 左右吉 なるほど -- 名無しさん (2014-11-03 01:03:23)
- スパイダー・ドーパントの能力って無差別テロに使えるよねえ -- 名無しさん (2014-11-03 13:31:51)
- 無差別テロに使えるどころか実際に使ってたからな。たぶん平成ライダーで一番人を殺した怪人なんじゃないか? -- 名無しさん (2014-11-12 13:49:48)
- ダグバが三万人以上殺してるしたぶん別に上位の方でもない -- 名無しさん (2014-12-15 14:27:54)
- ハードボイルドが服着て歩いてるような人。素の吉川さんからしてハードボイルドだもんなあ -- 名無しさん (2014-12-15 15:33:38)
- まさかゲームで雑魚キャラになるとは思わなかったな。 -- 名無しさん (2014-12-17 21:30:03)
- ゾーンドーパントとかの因縁を後々まで残してしまったのだけはいただけなかったかなと。あとはいい導き手だったと思う -- 名無しさん (2014-12-17 21:37:13)
- MOVIE大戦COREを見た後だと、おやっさんの残した「Nobody's Perfect」の言葉の印象も変わってくるよね。「お前の罪を数えろ」誕生の経緯と同様に、この言葉も自戒を込めたものだったんだなと。(実際にDC版では曲も流れてたが) 翔太郎には「人生というゲームを互いに支え合って生きていく相棒」=フィリップが居続けたけど、おやっさんはマツを喪い、やがて自分も命を落とすことになった。 でも、相棒がいなくても最後まで「やせ我慢」を貫き通した生き様はまさに「ハードボイルド」だった。 -- 名無しさん (2015-01-18 13:56:43)
- そういえば帽子のライダーって一文字隼人以来なんじゃなかろうか。悪役とか除けば。 -- 名無しさん (2015-06-02 23:03:09)
- スピンオフで翔太郎との出会いを描いた物語とか出ないかねぇ -- 名無しさん (2015-06-02 23:13:22)
- キャスティングが発表されたとき、なぜか吉川晃司さんと哀川翔さんが自分の中でごっちゃになってて「あの人ハードボイルドな感じだっけ?」って思ってた。映画を見るまで自分の勘違いに気付かなかったから驚いたな〜。 -- 名無しさん (2015-08-23 19:59:09)
- 「俺に帽子は早い…まだ早えよっ!!」「……似合う男になれ…!」このやり取り何度見ても…(。´Д⊂) -- 名無しさん (2015-08-26 22:18:12)
- ↑4 一応ゼロノスとして戦ってた現在の時間の桜井さんがいる -- 名無しさん (2015-11-03 03:42:04)
- 仮面ライダースピリッツには同じくスカルマンを連想させる滝ライダー(厳密にはライダーではないが)がいる -- 名無しさん (2015-11-04 20:51:11)
- ↑村枝・三条両氏ともに同じ原点をリスペクトした結果ってことなのかも。・・・当のスカルマンは無関係の人間も平気で殺す最低な厨二病のテロリストで、Wに登場したら真っ先に退治されそうなヤツではあるが・・・ -- 名無しさん (2015-11-04 21:09:16)
- マツさんのキャラが555あたりのキャラみてえだなあ 欲望丸出しで人間としてはヘタレで -- 名無しさん (2015-12-23 09:22:43)
- なお帝国重工に彼に似てる人がいるが特に関係ない -- 名無しさん (2015-12-23 14:19:32)
- 初めて戦った怪人がクモとコウモリってのは初代からの伝統だよなぁ -- 名無しさん (2016-02-08 22:05:48)
- 吉川さん、さらばあぶない刑事出ると公表する前に大泉の一角でバイクアクションの練習しててそれにWのスタッフに出くわした際、スタッフ「何の作品ですか」吉川「知らないの?また仮面ライダーするんだよ」スタッフ「マジっすか!?聞いてないっすよ!?」というやり取りがあったとか・・・つまりおやっさんの出番作ろうと思えばできるということか・・・ -- 名無しさん (2016-02-29 23:56:24)
- 探偵ライダーの必殺技が髑髏を敵にシュートって某身体は子どもで頭脳は大人なあの探偵のオマージュやパロディだったりするのかねえ?w -- 名無しさん (2016-04-18 16:05:29)
- ドライブサーガでおやっさんもおじいちゃんになったな -- 名無しさん (2016-11-10 19:14:12)
- ↑×6 し、島本版スカルマンは悪から正義に転向したし! 敵も世界の支配を目論む巨悪のラスプーチンってやつだし! -- 名無しさん (2017-05-29 21:56:50)
- 本編でバイラスの仇を殴って済ませたのはハーフボイルドらしい翔太郎だけど、この人だったらどうしてただろう、いちおうバイラスに殺させないように守るだろうか -- 名無しさん (2017-06-24 14:10:48)
- ↑翔太郎と同じ行動をとってたと思うよ たた翔太郎よりも手荒な仕打ちをしてからだと思うけど -- 名無しさん (2017-06-24 17:14:32)
- 完璧超人かと思いきや、コーヒー淹れるのヘタクソって隙があってほっこりしたwww それさえもマツの凶行をより鮮烈にするモノだったけど またおやっさんタイプの主人公やらないかな プライムライダー枠で -- 名無しさん (2017-06-24 17:16:11)
- 一人で何もかも割り切ろうとしてたオッサンという感じに捉えてるなあ。だからマツがいた時は物事が失敗した時でも和気藹々としてたんだろうけど -- 名無しさん (2017-11-18 07:04:03)
- Vシネを覗けばWが主演のライダーでは幽霊としてでも出演するおやっさん -- 名無しさん (2018-09-01 19:02:04)
- 風都探偵のビギンズナイト編がマツの話の後から始まって歓喜 -- 名無しさん (2019-02-26 22:24:38)
- バットとスパイダーの所業は私的としても許せないとはなっても、マツという人間に関しての話だとそりゃまあ引きずる部分はあるだろうなあ -- 名無しさん (2019-03-03 05:00:10)
- なんかブチャラティみたいなことになってる -- 名無しさん (2019-03-12 09:11:15)
- スカルメモリが骨格強化どころか文字通り「死んで骨になる」ヤバいメモリだった。十数年使い続けてハイドープになってればひょっとして… -- 名無しさん (2019-03-12 23:36:43)
- 言われてみれば骨の記憶だから生命力が無でも変ではないな -- 名無しさん (2019-03-13 23:29:15)
- フィリップ・マーロウのロング・グッドバイでの 「さよならを言うのは少し死ぬことだ」をこんな形で体現されるとは -- 名無しさん (2019-03-30 15:27:15)
- 変身中は不死身なのか -- 名無しさん (2019-04-10 17:50:40)
- だからテラー自身が始末?しに来たのかもな。廃人にして。結果的にPVを見る限り乗り越えたみたいだが -- 名無しさん (2019-05-03 21:19:01)
- 未だに謎多き人よね 語学力の高さ、腕っぷしの強さ、危険から遠ざける為とはいえ妻子から離れてまで風都で探偵業を営む動機 ここらへん風都探偵で触れていくかな? -- 名無しさん (2019-05-03 23:46:41)
- タブーと互角という事は、強さ自体はあんまり強くないんだろうか。ただ不死ってだけでとんでもないけどさ -- 名無しさん (2019-05-13 21:20:17)
- スカルの不死は能力型のメモリになるんだろうが、タブー戦は互いの強さというよりかは戦況の流れで相打ちになったからなあ -- 名無しさん (2019-05-16 04:59:27)
- ユートピアの天敵なんじゃなかろうか。アントライオンにつかまったところ見てVシネのユートピアと克己ちゃんの場面思い出した。 -- 名無しさん (2019-07-17 13:30:10)
- もしもおやっさんがW用メモリから選んでWに変身したら、恐らくサイクロントリガーがWの基本フォームになっていたはずだっていうシュラウドの考察、良いよね -- 名無しさん (2019-07-18 10:05:01)
- 風都探偵のスカル編最高だった。「多分おやっさんが助手の募集をしたとかじゃなくて翔太郎が押しかける形で助手になってたんだろうな〜」とか、「なぜおやっさんはフィリップをカプセルから出す時変身していなかったのか」という見たかった想像や疑問を埋めてくれて、本当に嬉しい。 -- 名無しさん (2019-07-26 22:47:00)
- 白い魔法使い、ゴルドドライブ、クロノス、エボルと悪人が多い父親ライダーが -- 名無しさん (2019-07-26 22:50:38)
- ↑すみません誤爆です。悪人の父親ライダーが増えたことで、相対的にも評価が上がっている印象があります。 -- 名無しさん (2019-07-26 22:52:44)
- 漫画の方で助けたフィリップを変身させる事は組織と同じ事ではないのかと、おやっさんの自問自答があった事で憑き物が落ちた。自分の意思で決めろという方向でフィリップが自発的に動いた理由も分かったし -- 名無しさん (2019-09-17 22:05:41)
- 多分圧裂弾に当たってもノーダメージだと思う。生きてないからね -- 名無しさん (2020-08-18 09:09:39)
- 吉川さんのデビュー20周年記念で作ったせつなさを殺せないのPVにちゃんとおやっさんとスカルの映像も入れてたのは嬉しかった(まあある意味伝説の紅白出演時の映像とかも使ってたんだけどさ) -- 名無しさん (2021-04-16 20:44:30)
- ガイアメモリ版NEVER -- 名無しさん (2021-05-16 19:42:03)
- アニメの『風都探偵』で出てきたらゲーム同様神奈延年ボイスだろうか? …本人呼べたらそりゃサプライズだろうけど -- 名無しさん (2021-08-23 22:51:40)
- フィギュアライズスタンダードの方でスカルが出る、帽子やスカルマグナムは当然としてドライバー入れてたアタッシュケースも付くぞ -- 名無しさん (2022-03-15 22:23:59)
- ツダケンボイスのスカルかっけぇ -- 名無しさん (2024-06-30 10:55:30)
- まさかの期間限定で映画化。やはりおやっさんは映画で輝く男 -- 名無しさん (2024-06-30 11:46:56)
- 津田さんのおやっさんはダンディな感じだな -- 名無しさん (2024-06-30 13:12:29)
- 正直津田さんの名前だけ聞いたときはもっと太く重い声の人のほうがいいと思ったけど、あの台詞最後の「数えろ」の力強さで興味でてきた。 -- 名無しさん (2024-06-30 16:13:19)
- クラヒ等の声優って神奈さんだったのか……………主役ライダーも含めて大体の代役がバイプレーヤーか(当時の)新人なだけに破格の扱いだな。 -- 名無しさん (2024-11-16 20:20:06)
最終更新:2025年02月10日 11:35