カンガルー肉

登録日:2012/04/12(木) 23:21:11
更新日:2024/02/14 Wed 23:42:20
所要時間:約 4 分で読めます




文字通りカンガルーのお肉
ルーミート、オーストラルスとも呼ばれる。


脂肪こそ少ないが肉質自体は柔らかく、豚や牛に比べて風味が強いのが特徴。人によってはめちゃくちゃ旨い。
さらに栄養価も高く、ガン予防や肥満防止、糖尿病や動脈硬化の対策にも効果があるとか。

ステーキやカツレツ、しゃぶしゃぶ、挽き肉にしてソーセージハンバーグにするなどたいていの料理に合う。


古くからアボリジニを始めとする原住民族達の間で、貴重な肉類として食されてきた。
1960年代には既に他国に輸出もされていたが、カンガルー肉の食用利用はオーストラリア本土では1980年代まで事実上禁止されており(あれ?)、
オーストラリアでカンガルーが一般的に食されるようになったのは80~90年代にかけてと比較的最近の事だったりする。
今ではオーストラリア内の至るところのスーパーに並んでます。

また、あまり知られていないがカンガルーの肉はほぼ全て政府の許可を得た狩猟者が野生のカンガルーを狩る事で得られており、家畜化がされていない。

ほとんどのカンガルー類は保護動物に指定されているが、
頭数が増加傾向にある大型のアカカンガルーハイイロカンガルーなどが例外的に食肉利用される。


ちなみにカンガルーの食肉利用はオーストラリア政府によって認められ推進されているにもかかわらず、
例によって環境保護団体やら動物愛護団体やらからの批判が多い。

例えばオーストラリア国内では「カンガルー食ってもいいのに鯨肉規制とかおかしくね?カンガルーも規制するべき」という声が上がっている。

またカンガルー肉の輸入国だったEUでも、
近年では動物愛護団体が「年間44万頭ものカンガルーの赤ちゃんが、頭を踏み潰され、鉄パイプで撲られ、虐殺されています」
をスローガンに反カンガルー食肉利用キャンペーンを展開。当然だがそんな事実はなく、カンガルー猟には「苦しませない」為の決まった手順があるという。

さらに近年、カンガルー肉の主要輸入国であったロシアが輸入規制を敷いたため次の主要輸出先として中国への輸出を狙っていたがオーストラリア政府だったが、
ここでも登場動物愛護。

「私達オーストラリア人は中国のパンダを食べないので中国の皆さんもオーストラリアのカンガルーを食べないで下さい」

……えぇー……


日本国内でも少ないが一定の需要があり、カンガルー料理の専門店などもある。一度賞味していただきたい。

ドックフードにもカンガルー肉が使われているものがあり、総合栄養食やオヤツ用のジャーキーなど色々種類がある。


追記・修正はカンガルーを食べてからお願いします。

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最終更新:2024年02月14日 23:42