戦士の色(スーパー戦隊シリーズ)

登録日:2017/03/12 Sun 21:50:13
更新日:2024/04/25 Thu 21:41:09NEW!
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スーパー戦隊シリーズでは複数人のヒーローが登場するが、それらスーツのはそれぞれ異なっている。
本項目では、その色について解説する。





色の歴史

1975年、『秘密戦隊ゴレンジャー』が放送されたチュン!
その4年前に始まった先輩ヒーローの『仮面ライダー』が「1人で敵と戦う」のに対し、『ゴレンジャー』は「5人のヒーローが敵と戦う」のが持ち味だったチュン。
その都合上画面作りや作劇の違いが求められていたので、それぞれの戦士の個性を視覚的に出せるスーツの色分けは効果的だったんだチュン。
なお、これが取り入れられたのには「飽きられないように賑やかな画面作りをする」「当時のカラーテレビ普及率が90%を超えていた」などの当時のテレビ事情もあるみたいチュン。

シリーズ3作目『バトルフィーバーJ』では色のみならずマスクの形状でも個性を出そうとしたみたいチュン。
でも、統一感のないデザインになってしまったため、デンジマン以降はゴレンジャー路線に戻ったチュン。
そのため、どの色に当てはまるかは書籍や資料によって差があるチュン。

オイラことセッちゃん調べでは、2023年現在、シリーズで用いられている色は、臙脂水色灰色茶色の16色もあるらしいチュン!抜け落ちがあったらオイラに教えて欲しいチュン!アップデートするチュン!
赤と青はシリーズ皆勤で、黄がそれに続くチュン。桃~白も出演率はかなり高いけど、何せ長く続いてるから出ない作品もあるチュン。
銀と金は基本的に追加戦士専用カラーで、初期戦士になったのは2017年放送開始の『宇宙戦隊キュウレンジャー』からチュン。
橙以降は非常にマイナーで、一部は他の基本色のカラーを持つ戦士との区別の為に使用するケースもあるそうチュン。
あと今挙げた色の順番はオイラのテーマソング『セッちゃんのスーパー戦隊クイズ』でも取り上げてるチュン。ここでの順番は歌に合わせたけど、下の紹介はそうもいかなかったのは申し訳ないチュン…

一般的に「赤がリーダー」「青がクール」「黄がカレー」なんて言われてるのを聞いたことがあるけど、なにせ40年以上の歴史を持つ作品なので蓋を開ければその戦隊のモチーフや年代によってかなり違ってることが多いみたいチュン。
「バトルケニアは緑か黒か」「シグナルマンやデカマスターは何色なのか」とファンですら混乱しているのもあるみたいチュン。

あとこの項目だと皆が名乗りを挙げているけど、『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』が全員揃っての名乗りを上げるのは本編ではなんとドン最終話まで待つことになったチュン。





各色の解説


「アカレンジャー!」

「レッド、ファルコン!」

「タイムレッド!」
「タイムファイヤー!」

「灼熱の獅子! ガオレッド!」

「1つ! 非道な悪事を憎み!」
「デカレッド!」

「燃える炎のエレメント! 赤の魔法使い、マジレッド!」
「猛る烈火のエレメント! 天空勇者、ウルザードファイヤー!」

「赤の魂を受け継ぐ者、アカレッド!」

「シンケンレッド、志葉……丈瑠!」
「シンケンレッド、志葉……薫!」

「ゴーカイレッド!」

「牙の勇者! キョウリュウレッド!」
「挟撃の勇者! キング!キョウリュウレッドッ!!」

「暴れてアッパレ!」
「切り裂く旋風!」
「果て無き日輪!」
「本日快晴!」
「アカニンジャー!」

「大空の王者! ジュウオウイーグル!」
「ジャングルの王者! ジュウオウゴリラ!」
「王者の中の王者! ジュウオウホエール!」

「スーパースター! シシレッド!」
「スペースバスター! ホウオウソルジャー!」

「ルパンレッド!」
「パトレン1号!」

「勇猛の騎士! リュウソウレッド!」

「ひらめきスパークリング! キラメイレッド!」

「恐竜パワー! ゼンカイジュラン!」
「レッドのパワー! ゼンカイレッド!」

「桃から生まれた!ドンモモタロウ!!」

「邪悪の王! ギラ!!」

「ブーン、レッド!!」


『秘密戦隊ゴレンジャー』のアカレンジャー/海城剛さん以降、ほぼ全ての戦隊でメンバーの中心となる色だよ。
戦隊の主役といえば赤。全ての作品に登場しており、基本的に主役格になりやすいんだ。

基本的にはその戦隊のリーダーなんだ。
ニンジャレッド/サスケさんやタイムレッド/浅見竜也さんみたいにリーダーじゃない人もいるみたい。けど、物語を引っ張る役だってことは変わらないよ。ゼンカイジュラン/ジュランさんに至っては主役格じゃなくなったけど、やっぱり主役格に次いでチーム全体をまとめ上げているんだ。
専用装備は二代目バルイーグル/飛羽高之さんをはじめ、多くが剣だ。原作者の石ノ森章太郎先生も、赤は宮本武蔵、青は佐々木小次郎のイメージだと言っていたんだって。
色のイメージから、炎使いも多いよ。
ゴーカイレッド/キャプテン・マーベラスさんと同じ「赤き海賊団」のアカレッドは、歴代戦隊の赤の戦士の平和を願う心から生まれた戦士だと言われてるんだって。
それだけ戦隊の赤は特別な存在ってことなのかなあ……。

昭和やハード路線の作品では「真面目で赤く燃えるハートの頼れる男」、「クールで冷静沈着だけど、強い使命感を持って先頭に立つリーダー」というキャラ付けが多いんだよ。
超電子バイオマン』以降は等身大の悩みを抱えることも増え、人物像問わずにこの点はほとんど共通しているんだ。

対して、ポップな雰囲気の作品や平成以降からは「赤く燃えるハートで周囲を引っ張りまくる」と、良く言えば分かりやすい熱血、悪く言えばバカ脳筋として扱われることも多いんだ(ポップな雰囲気の過ぎた作品だと、そういうこともあるのかな……)。
その一方で、アバレッド/伯亜凌駕さんにゴセイレッド/アラタさんのような「お人好しで温厚だけど、とにかく絶対に諦めない」タイプも少なからず見られるようになったんだ。俺ことキラメイレッド/熱田充瑠もこの温厚タイプに入るみたい。

あっ、そうそう、追加戦士にも用いられていて、中でも2000年代以降は「もう1人のレッド」として赤が複数登場することもあるんだ。
タイムファイヤー/滝沢直人さん、ウルザードファイヤー/小津勇さん、シンケンレッド/志葉薫さん、ホウオウソルジャー/鳳ツルギさんなんかがそうだね。この人達は物語のキーパーソンでもあるんだ。
2010年代からは、『手裏剣戦隊ニンニンジャー』で代で変身したり、『動物戦隊ジュウオウジャー』ではキラメキの多段変身をしたり、『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』では2の赤の戦士が主人公として登場したりと、さらに特殊な扱いを受けているんだ。

作品の顔だけあってか、「てれびくん」「テレビマガジン」といった児童誌の付録になりきりセットがついてくるのは当然だし、他の戦士にはない特殊形態・マシン・武器などが与えられる機会もかなり多いんだ。
協力武器も真ん中に立ち引き金を引くのは、大抵がレッドなんだ。

ちなみにスーパー戦隊と言えば「○○で『僕』と握手! 」でおなじみのヒーローショーのCMだけど、今までのレッドはほぼ一人称が『俺』で、普段から一人称が『僕』の人は、『王様戦隊キングオージャー』のレッドであるクワガタオージャー/ギラさんが登場するまでいなかったんだ*1
同じニチアサの仮面ライダーには結構いるんだけどね。最近だとプリキュアにも登場したみたい。
えっ、他にもきれいなゴーカイジャーがいるじゃないかって? 俺、知らないよ!




「アオレンジャー!」

「デンジッ! ブルーッ!!」

「ブルーレーサー!」

「ギンガブルー! ゴウキ!」

「水が舞い、波が踊る! 水忍、ハリケンブルー!」

「怒涛のシーイックパワー! ゴセイブルー!」

「とどろけ八雲! アオニンジャー!」

「ビーストスター! オオカミブルー!」

「ルパンブルー!」

「轟轟パワー! ゼンカイブルーン!」

「浮世におさらば!サルブラザー!!」

「叡智の王、ヤンマ・ガスト!」

「ブーン、ブルー!!」


赤と並んで全作品に登場している色でございます。
ただし、全ての戦隊に青の戦士がいるかというとそうではなく、複数の戦隊チームが1つの作品に登場する場合には、片方にのみ青の戦士がいる戦隊チームが登場し、もう片方の戦隊チームには青の戦士がいないというケースもあるのでございます。具体的にはゴーオンウイングスや警察戦隊パトレンジャーがその例でございます。

一般的に青の戦士といえば、アオレンジャー/新命明さんの効果で「クールで切れ者なサブリーダー」と言われていることが多いのでございます。
ですが、ファイブブルー/星川健さんやテンマレンジャー/将児さんのような熱血タイプ、ギンガブルー/ゴウキさんやブルーバスター/岩崎リュウジさんやキョウリュウブルー/有働ノブハルさんのような温厚なパワータイプ、ブルーマスク/アキラさんやガオブルー/鮫津海さんのような少年・最年少タイプの戦士もいたりするのでございます。あ、ちなみにわたくしことブルーレーサー/土門直樹も最年少タイプに該当されるでございますね。
また、奇人変人の類がまったく居ないことはなく、主役を義務付けられている赤の戦士の皆様に比べるとその点はやや自由なのでございます。

また、赤不在時のリーダー役赤の相棒役などおいしい役を務めることも多くございます。「相棒って言うな!」
こういった役割は黒の戦士や追加戦士さんが持つことも多いため、そういった作品では脇に追いやられている傾向もございます。

出演回数が多い関係もあり、かつ赤の戦士の皆様が剣を持つことが多いため、専用装備の傾向もバラけているのでございます。
射撃系が多い傾向にあると考えられるのでございますが、なかなかにトンファー率も高いのでございます。
色のイメージから、水使いや水中戦担当も多いのでございますが、後者に関しては撮影費から水中戦は少なく、バンクで補うことが多いのでございます。

基本的に男性が多いのでございますが、ブルードルフィン/岬めぐみさんに始まり女性の方も数作おきに出ているのでございます。
なお女性戦士の方々はブルースワロー/早坂アコさん並びにハリケンブルー/野乃七海さんのようにと言うか水色のスーツを着用する傾向にあるのでございます。




「キレンジャー!」

「イエロー! フォー!」

「キリンレンジャー! 天時星・知!」

「4つ! 良からぬ宇宙の……悪を!」
「デカイエロー!」

「スマイル満開! ゴーオンイエロー!」

「フゥードマイスタァーッ! カジキイエロー!!」

「ルパンイエロー!」

「導きシューティング! キラメイイエロー!」

「百獣パワー! ゼンカイガオーン!!」

「漫画のマスター!オニシスター!!」

「絢爛の女王、ヒメノ・ラン!」



おいどんこと初代キレンジャー/大岩大太が元となった「太っててカレー好きの力持ち!」なんてキャラ付けはずっと昔の話での、シリーズでも太っとる戦士は4人、カレー好きの戦士に至っては2人しかおらんばい。力持ちは多いがのぉ。
おいどんを演じた人がそのイメージに囚われてしまって、ちょっとのう……。
じゃけぇ、これがイエロー戦士の特徴じゃと堂々と言えるようなポイントは少ないんじゃ。
クールなキャラも見られるがの、やはり初期の印象が強いのか、明るいムードメーカー、コメディリリーフ、パワーキャラが多い傾向にあることは確かじゃ。
あと、おいどんのように方言を使う人も割かし多いのう(例えば、アバレイエロー/樹らんるが博多弁、シンケンイエロー/花織ことはが京都弁)。

男女比がくっきりと分かれとるばい。
最初は男性戦士の色じゃったがの、『超電子バイオマン』で「女性戦士を増やしてみよう→なら黄色が良い」という試みばあってのぉ、そげんことが成功した為に女性戦士の色という要素ば生まれたばい。
じゃが『星獣戦隊ギンガマン』から5作連続で男性イエローば続いたかと思えば、『轟轟戦隊ボウケンジャー』からは7作連続で女性イエローば続いたりと時代によって様々じゃけぇ、傾向は掴み難いばい。
男性戦士の専用装備はハンマーやナックルなどパワフルなものば多く、女性戦士はスマートに戦う武器ば多いようじゃの。
色のイメージから、電気使いや雷使い土使いば多く見られるたい。

色の数がトップレベルの『獣電戦隊キョウリュウジャー』では意外にも未出演に終わっとるがの、これは上記のように2000年代以降「イエロー=女性戦士」と言うイメージが強くなった事が大きいとよ。
他にも『バトルフィーバーJ』や『電撃戦隊チェンジマン』でもイエローの戦士は登場しておらんが、チェンジマンとキョウリュウジャーのスーツにはどの色の戦士にも黄色のラインば挿入されとるのが特徴じゃ。

それからの、スーパー戦隊シリーズの海外輸出版である『パワーレンジャーシリーズ』じゃと、男女比調整の都合で、日本では男性戦士だったのが女性戦士に差し替えられるケースば多かったたい。これが「イエロー=女性戦士」というイメージば強くなった理由の一つでもあるようじゃ。




「モモレンジャー!」

「オーピンク!」

「タイムピンク!」

「深き冒険者! ボウケンピンク!」

『トッキュウ~5号~トッキュウ~5号~』

「スピードスター! ワシピンク!」

「パトレン3号!」

「剛健の騎士! リュウソウピンク!」

「魔法パワー! ゼンカイマジーヌ!」

「鳥は堅実!キジブラザー!!」

「ブーン、ピンク!!」


えっ!? ぼ、僕の色かい?
可憐な桃が女の子の色と言われていたのは昔の話で、『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』では男性ピンクの僕、キジブラザー/雉野つよしも出たんですよ。

『超電子バイオマン』以前だと女性戦士がピンクだけで、いわゆる紅一点ポジションだったみたいだ。
石ノ森先生の代表作『サイボーグ009』に準じたのか、ごっこ遊びで女の子も加われるようにした……って、みほちゃんから聞いたことがあるよ。
以降も女性戦士が1人だけというパターンは結構あるんだけど、複数人いる時は片方とは別の個性を担うのが基本で、もう片方と比べてストレートなヒロイン像を持たされることが多いんです。
歴代の戦隊ヒーローを見てジェンダー史の移り変わりを論ずる際には、デカレンジャー以降がターニングポイントとされることが多いみたいだね。
そのためか基本的にアホの子ムードメーカー枠に優先して割り振られているイメージが強いみたいだけど、そのポジションをイエローに譲ったピンクフラッシュ/ルーさん、ボウケンピンク/西堀さくらさん、シンケンピンク/白石茉子さんのような人もいるらしいね。

エレメントに関しては火だったりだったりだったりで特に決まったものはないんだけど、専用装備は弓矢や銃などの射撃系、バトンなどの棒、もしくは杖・リボン・扇・手鏡・といった特殊武器が多いかな。ゼンカイマジーヌ/マジーヌちゃんは今言った杖に加えて魔法で戦うらしいよ。
さすがに鉄球とか大きな斧とかハンマーとか、あとバカ力とかは似合わなそうだけどね……(笑)。
「誰がバカ力よっ!!!」

……まあ、今のはおいといて、アバレピッグアバレピンク/今中笑里さんや『ゴーバスターズ』のVシネマに登場した怪盗ピンクキャットさんといった女性によるコスプレ戦士は、多くがピンクってことになるかな。

『海賊戦隊ゴーカイジャー』や『烈車戦隊トッキュウジャー』だと男性戦士が既存のピンクの戦士に2段変身することで一時的にピンクになることはあったんだけど、『動物戦隊ジュウオウジャー』で初めて男性ピンクのジュウオウヒューマンが登場したんだ。……ただ、これもコスプレで、正式な男性ピンクの出番はこの僕まで待たなくちゃいけなかったんだけどね。
ただ僕の場合、変身後の色よりも体型とか色々やらかした事の方が話題になりがちなのは、気にしないで下さい……。
でも、悪の戦隊なら『地球戦隊ファイブマン』に登場する銀河戦隊ギンガマンのフジミン星人ギンガピンクがいるらしいね。
星獣戦隊ギンガマン』の方のギンガピンク/サヤさんは勿論女性だよ。念のため書いておくけどね。

『秘密戦隊ゴレンジャー』に憧れ変身ヒーローになった高校生達を描いたドラマ『ザ・ハイスクール・ヒーローズ』ではモモヒーローこと桜井一嘉くんがトランスジェンダーとして登場したんだ。ということは……これはいろんな意味で分類が難しそうですね。

それと、ピンクはピンクでも、薄桃色だったり赤みの強いピンクだったり色々あるみたい。この辺はブルーとも共通しているかな。




「ミドレンジャー!」

「X1マスク!」

「グリーン、サイ!」

「ドラゴンレンジャー! ブライ!」

「ゴーグリーン!」

「I am Ninja of Ninja!」
「我こそは、忍者の中の忍者!」
「天空忍者、シュリケンジャー! 参上!」

「唸る大地のエレメント! 緑の魔法使い、マジグリーン!」

「理央様の愛のために生き、理央様の愛のために戦う"ラブウォリアー"! 臨獣カメレオン拳使いのメレ!」

「命のシーイックパワー! ゴセイグリーン!」

「たぎる十六夜! ミドニンジャー!」

「シノビスター! カメレオングリーン!」

「パトレン2号!」

「突撃ライトニング! キラメイグリーン!」


OK! 次はミーのカラーを紹介するぜ、ベイビー。
初期からのレンジャーも多く、追加レンジャーも番外レンジャーも多いバラエティなカラーさ。

ミドレンジャー/明日香健二やゴーオングリーン/城範人のようなボーイタイプを思い浮かべやすいけど、実はそういうのってベリーベリー少ないんだぜ。
全体を見回してみるとデカグリーン/江成仙一やトッキュウ4号/ヒカリといったブレーンから、オーグリーン/四日市昌平マジグリーン/小津蒔人のようなストロングファイターまで存在するなど、パーソナリティはわりと読み難いのさ。
妊娠した というインパクトが凄過ぎるグリーンサイ/相川純一や、ドジが酷いグリーンレーサー/上杉実、頭脳明晰だけど戦い方がフリーダムなドンさんことゴーカイグリーン/ドン・ドッゴイヤーなどコミカルなキャラも目立ってるからね。
しいて言うなら……well、あんまり前に出ないキャラクターのレンジャーが多いことかも知れないな。
魔法戦隊マジレンジャー』だとブラザーズ戦隊にしては珍しく末っ子がレッド、長男がリーダー&グリーンなんだ。センターを務めるのは勿論レッドだけどね!

1話限りのゲストであるX1マスク/飛鳥リョオから始まって、レギュラー追加戦士の先駆けとなるドラゴンレンジャー/ブライもこの色で、追加・番外ヒーローのイメージは相当強いね。
『パワーレンジャーシリーズ』のトミー・オリバーもデビューはグリーンレンジャー(ドラゴンレンジャー)からで、今でも根強い人気を誇るレジェンド・オブ・レジェンドといっていいキャラクターさ。
おかげで、サードシーズンである『ZEO』のジオレンジャーⅣ・グリーン(オーグリーン)も前情報が規制されてたおかげで「トミーがモーフするんじゃないか?」って予想されてたし、先行発売のフィギュアも売り上げもトップだったようだしね。

But、ジャパンで追加・番外レンジャーとして使われた場合は戦線離脱か死亡しやすいというジンクスがあるのさ……。
もっとも、ミーこと天空忍者シュリケンジャーのようにVシネマのVS戦隊シリーズやアフターシリーズで実は生きていたってパターンもあるけどね。
『10YEARS AFTER』だって? ベイビー、ありゃパラレルワールドによくあるアクシデントさHAHAHA。

ブルーと同じく、基本的にはメンズレンジャーが担当するカラーさ。
ガールズレンジャーが登場したのはスモーリィーな異色の経歴を持つメレを除けば、『ニンニンジャー』のVシネマで、初期メンバーに限定すると、『キュウレンジャー』まで1人も出てこなかったんだ。
トッキュウ4号以降のグリーン・ガイやグリーン・ガールのスーツはグリーンじゃなくイエローグリーンになっていたりするよ。It's a mysterious!

専用ウェポンはプロジェクタイルが多いけど、アックスブーメランを使う機会も多いね。
色のイメージから、ウィンドやアースに関するネイチャーパワーも見られるんだ。
ストロングファイターみたいなイメージが強いのも、その辺から来てるかも知れないね。

ここだけの話だけど、よく不遇とされ、実際『戦隊グリーンは目立たない』というタイトルのコミックもあるにはあるけど、それはおそらくグリーン自体が不遇とされやすい色にあることが関係しているらしいね。
『空想科学読本』特別編の『空想科学読本ミドリ』は3.11の後にミスター・柳田理科雄に伊藤陽佑(デカグリーン/江成仙一役の人)がパーカッションして始まった企画で、ラインナップのトップバッターとして「緑の戦隊ヒーロー」に関する考察が行われてるよ。戦隊グリーンクラスタはCheck it out!

昔は「グリーンとブラックは画面がベリーダークになるから同時に出さない」という事情があったんだ。
ブラックはサブリーダークラスが多かったため、ブラックがいないならグリーンがその役割を担うこともあったんだよ。
ただレッド・ブルー・イエローと合わせるとオリンピックの五輪カラーにもなるため、『超獣戦隊ライブマン』や『炎神戦隊ゴーオンジャー』などオリンピック開催年の戦隊だとメニータイムでこの組み合わせが見られるのさ。そしてグリーンとブラックが同時に出る場合は、他の戦士よりもやや遅れて、セット扱いで加入する事が多いのさ。Do you understand?




「バトル、ケニア!」

「ゴーグル! ブラックッ!!」

「ブラック……コンドル!」

「Ninja Black! Ziraiya!!」

「メガブラック!」

「黒騎士、ヒュウガ!」

「猛きこと獅子の如く。強きことまた獅子の如く。
世界を制する者。我が名は黒獅子・リオ」

「ダッシュ豪快! ゴーオンブラック!」

「世界の王者! ジュウオウザワールド!」

「リングスター! オウシブラック!」

「威風の騎士! リュウソウブラック!!」

「逃げ足ナンバーワン!イヌブラザー!!」

「豊穣の大殿様、あ! カグラギ・ディボウスキ!!」

「ブーン、ブラック!!」


ブルーよりもクールでシックな大人の男の色でござる。今の所、ゴーカイジャーの女性戦士が黒の戦士にゴーカイチェンジで二段変身したケースを除くと、キングオージャーにて先代トウフ王殿であるイロキ殿が最終盤に一度だけハチオージャーに変身したのが唯一で、レギュラーでの黒の女性戦士の登場は未だゼロでござるな。

悪党のイメージが強い色ではござるが、赤と同じく強い印象を与える色であろうことやオーディオ機器などに黒の配色が増えるなど時代背景もあり採用されたのでござる。
色の持つイメージからか、人物像はクール、仲間意識が薄い、果てはネガティブなどが見られるが、そうでない普通の戦士もいるのでござるよ。

青と緑と同じく、サブリーダーを務めることも多く、メガブラック/遠藤耕一郎殿とアバレブラック/アスカ殿はリーダー格を務めたのでござる。
ブラックコンドル/結城凱殿や黒獅子リオ殿などのように、レッドのライバルポジションも存在するのでござる。
イヌブラザー/犬塚翼殿は特殊な事情ゆえ、初期メンバーでありながらチームへの合流が終盤までかかった異例の戦士でござる。

戦闘スタイルは基本的にパワーファイトが多めで、専用武器を持つ際も斧やハンマーなど力強い武器を持たされやすいでござるよ。
エレメントに関しては大地関連が多いものの、色のイメージから忍者のごとく相手を翻弄する影の戦士もいるのでござる。

初代ブラックは『バトルフィーバーJ』のバトルケニア/曙四郎殿だが、媒体によってはグリーンと扱われているのでござる。
よって『大戦隊ゴーグルファイブ』のゴーグルブラック/黒田官平殿が初代ブラックとして挙げられることがあるのでござるよ。
なお、ゴーグルブラック殿を演じた春田純一殿は続く『ダイナマン』でも拙者ことダイナブラック/星川竜を演じており、黒の戦士を定着させた功績も含め「ミスターブラック」と称されているのでござる。

ちなみに、キングレンジャー/リキ殿は黄金のアーマーを装着しているがスーツの色は黒のため黒の戦士として数えられるでござる。*2
ジュウオウザワールド/門藤操殿もまた、の3色という前代未聞の戦士でござるが、基本形態が黒をベースとするライノスフォームであることやスーツも黒の割合が多いため、同様に黒の戦士に該当されるのでござるよ。




「ビーッグ ワーン!」

「チェーンジ、マーメイド!」

「吼新星! キバ……レンジャー!」

「ニンジャホワイト、鶴姫!」

「ときめきの白眉! アバレキラー!!」

「無法な悪を迎え撃ち、恐怖の闇をぶち破る!
夜明けの刑事! デカブレイク!」

「ひとひら風花! シロニンジャー!」

「雪原の王者! ジュウオウタイガー!」

「秘密のパワー! ゼンカイザー!!」

「美しい花には棘がある……愛を知りたい、ソノニ!」

「秘密のパワーブラック、ゼンカイザーブラック!」*3

「狭間の王、ジェラミー・ブラシエリ!」


ゼンカイザー以外の初期戦士は全員女性、追加戦士は多くが殿方と偏りが激しい色ですわ。

殿方に関してはジャッカー電撃隊行動隊長のビッグワン/番場壮吉さんをはじめ、小学生のお坊っちゃんが変身するキバレンジャー/"吼新星"コウさん、戦隊屈指のアンチヒーロー・アバレキラー/仲代壬琴先生、初登場時は典型的なエリート刑事・加入後はかわいい後輩キャラのデカブレイク/姶良鉄幹さん、お調子者でいい加減なヒゲキャラのグンダリ無駄遣いおじさんゲキチョッパー/久津ケンさん、2000歳と長命な語り部の妖怪行間を読めスパイダークモノス/ジェラミー・ブラシエリ様など赤と同じく重要キャラが多く所属していて、キャラの濃い色になっていますわ。
それと少々特殊な例として、赤の戦士であるシシレッド/ラッキーさんは中盤から強化フォームとして白い姿のシシレッドオリオンに変身するようになりましたわね。お名前はレッドのままですけれど……。*4

初期戦士の場合はチェンジマーメイド/渚さやかさんをはじめ、「戦うトレンディドラマ」と称される『ジェットマン』において危険な関係の真っ只中にいるわたくしことホワイトスワン/鹿鳴館香、『カクレンジャー』のリーダー・ニンジャホワイト/鶴姫さんなど、真面目ながらどこか抜けた部分のある方が多い傾向にありますわ。
ちなみに、『ゼンカイジャー』のゼンカイザー/五色田介人さんは、45作目にしてついに赤以外でセンターかつリーダーキャラになりました。追加戦士でもない殿方のホワイトという意味では史上初の快挙ですわね。

装備やエレメントに関しては特に決まったイメージはない印象ですわ。先に申し上げましたとおり、作品によってヒロインからリーダー格まで性別も立ち位置も大きく変わってくる色ですので致し方ありませんわね。

余談にはなりますけれど、今のところ*5殿方のホワイトで名前に「ホワイト」がつく戦士は1人もいらっしゃらないそうですわ。
ただ、海外版の『パワーレンジャー』シリーズではキバレンジャーさんやアバレキラーさんが「ホワイトレンジャー」名義になっていますので、この限りではありませんわね。
それと白いスーツは汚れや変色などが目立つため、撮影の際は細心の注意を払わなければならないそうですわ。




「メガ、シルバー!」

「閃烈の銀狼! ガオシルバー!」

「キラキラ世界! ゴーオンシルバー!」

「地球を浄める宿命の騎士! ゴセイナイト!」

「ゴォォォカイ! シルバァーッ!!」

「スタッグバスターッ!」

「閃光の勇者・キョウリュウシルバー!」

「サイレントスター! ヘビツカイシルバー!」

「孤高に煌めく快盗! ルパンエックス!」

「俺が最強……!ドントラボルトォ……!」


待っていたぜ、この瞬間を!
……というワケで、ここからは俺の色を紹介するぜ!

初期戦士として選ばれたのは『キュウレンジャー』からだけど、基本的には追加戦士として使われてるぜ。
基本は男性カラーで、映像作品に出た女性シルバーは今んとこ『ゴーオンジャー』のゴーオンウイングスゴーオンシルバー/須塔美羽ちゃんだけだな。

初登場したのは『メガレンジャー』のこの俺、メガシルバー/早川裕作とやや遅かったけど、2000年代で広く定着したらしいぜ。ま、俺のカッコイイ活躍のおかげだな! ほら拍手拍手!
「だったら真面目にやって下さい!!」

色合い的に金の戦士に比べると、冷静沈着な戦士が目立っているぜ。
ただ、案外そうでもねえヤツもいるみたいでさ……え? 裕作さんもそうじゃないかって? おいおい、そりゃ言わない約束だろ!

スーツの色にしても、ガオシルバー/大神月麿、ヘビツカイシルバー/ナーガ・レイ、キョウリュウシルバーオオクワガタオージャー/ラクレス・ハスティーのような鈍い色合いの銀もいれば、ボウケンシルバーやさっき出したゴーオンシルバー、それにキラメイシルバー/クリスタリア宝路のような光沢のある銀もあるぜ。
あと、スタッグバスターは少し水色がかかった銀色だし、一口に銀といってもいろんな色合いが存在してるんだ。
ガンモードやソードモード、そしてシリーズによっては第三形態にもなるマルチウェポンをカッコよく使い分ける戦い方もウリだぜ!

ただ、銀は長期間大気中の水分や硫化ガスに反応すると黒く変色するって厄介な特性を持っているんだ。
そのせいなのか、ガオシルバーとオオクワガタオージャー、「パワーレンジャー・ライトスピードレスキュー」のタイタニアムレンジャー/ライアン・ミッチェルのように最初は敵だったり、ボウケンシルバーのように暴走しかけたり、ゴセイナイトや初代キョウリュウシルバーこと賢神トリンやヘビツカイシルバー、あとキラメイシルバーのようにいわゆる「悪堕ち闇堕ち」状態に陥ったり、てな具合で問題になりやすいんだよなあ……。
『ドンブラザーズ』のドントラボルトに至ってはそれ自体が闇堕ちフォームみたいな扱いだったな。まああいつは表人格も大概だし、明らかに敵対してたのも最初の頃だけなんだが。

え? ネジシルバー? だからそりゃ言わない約束だって!




「輝く太陽のエレメント! 天空勇者、マジシャイン!」

「ブレイク限界! ゴーオンゴールド!」

「ビート……バスター!」

「雷鳴の勇者! キョウリュウゴールド!」

「彩の星! スターニンジャー!」

「トリックスター! テンビンゴールド♪」

「気高く輝く警察官! パトレンエックス!」

「海賊のパワー! ツーカイザー!」

「筋骨隆々!ドンドラゴクウ!!」


チョリーッス! ボクのカラーも上で紹介されてたナーガの銀と同じ追加戦士のものだったケド、
『キュウレンジャー』から初期戦士としても登場するようになったよ。ゴイス~!

救急戦隊ゴーゴーファイブ』のVシネマ第1作だけの獣魔ハンター・ジークや『デカレンジャー』の劇場版でほんのちょっとだけ登場したデカゴールド/マリー・ゴールドといったゲスト戦士を経て、『マジレンジャー』のマジシャイン/ヒカルからついにレギュラー戦士入り! テンションアゲポヨウェ~イ!
けどマジシャインは鎧を着た戦士だし、従来のスーツによる戦士は3年後の『炎神戦隊ゴーオンジャー』のゴーオンゴールド/須塔大翔まで待たなきゃならなかったんだ。ぶっちゃけサゲポヨ~……。

でもでも、金はゴージャスでキンキラキンなイメージがあるし、キャラクターはボク並にチョーイケててブッ飛んだキャラの戦士ばっかりだよ。
使う武器も剣だったり銃だったり決まってないケド、使うエレメントは雷だったりだったりカラーに見合ったキラキラなもので、もうゴイスゴイス~!

金銀で同時出演する時はゴーオンウイングスや『特命戦隊ゴーバスターズ』、そして『宇宙戦隊キュウレンジャー』のボクことテンビンゴールド/バランスとナーガの怪盗BN団コンビのようにセット扱いされちゃうこともあれば、『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』のパトレンエックス/ルパンエックス/高尾ノエルのように金になったり銀になったりしちゃうんだ。
『ドンブラザーズ』の桃谷ジロウは金の戦士・ドンドラゴクウが基本だけど暴走しちゃうと銀の戦士・ドントラボルトになっちゃうし、ある意味スゴくなくなくなくな~い?
……とまあ、いろいろあるけどそこんとこもチェックシクヨロー♪




「バトル、コサック!」

『トッキュウ6号~トッキュウ6号~』

「天空の王者! ジュウオウバード!」

「ポイズンスター! サソリオレンジ!」

「ブーン、オーレンジ!!」


おや、お困りのようだねぇ……この私、ブンオレンジ/振騎玄蕃が紹介しようじゃないか。
かつてはマイナー気味だったオレンジも、平成の終わり頃になって脚光を浴びてきたニクい色だ。

初登場は『バトルフィーバーJ』のバトルコサックとかなり早いようだ。しかし、次の戦士であるトッキュウ6号/虹野明が登場するまで35年もかかったらしい。

白石謙作から神誠に代替わりしたバトルコサック、追加戦士のトッキュウ6号、番外戦士のジュウオウバード/バド、(スパイとはいえ)敵から味方になり、かつ初期戦士のサソリオレンジ/スティンガーなど一通りのポジションはとれている。
そして私でようやく「戦隊名+オレンジ」の名前になったんだ。

ちなみに、正規メンバーの橙戦士が現れるまでの長い期間、バトルコサックは色味の近い黄戦士に分類される事が多かったけれど、今はそんなことなく橙戦士として分類されているそうだよ。




「紫激気、俺流、我が意を尽くす! アイアンウィル! ゲキバイオレット!」

「地球の海は俺の海、宇宙の海も俺の海! 海の勇者ァ! キョウリュウゥゥ……バァァイオレットォォォォォォ!」
「海の勇者! キョウリュウバイオレット!」

『トッキュウ7号~本邦初公開~』

「蒼穹の王者! ジュウオウコンドル!」

「ドラゴンマスター! リュウコマンダー!」

「不屈の騎士! ガイソーグ!」

「暗黒のパワー! ステイシーザー!」

「ジョーズに目覚めた……ドンムラサメ!」

「不動の王……リタ・カニスカ!」


まいったぜ……ついに俺の色が来ちまったか。
俺の紫激気と同じ紫は、さっきの橙のように平成の後半辺りから脚光を浴びてきた色だ。

初登場したのはこの俺、『獣拳戦隊ゲキレンジャー』の追加戦士ゲキバイオレット/深見ゴウで、ゲキブルーことレツの兄という設定だったため、青系の色から選ばれての採用となった。

その後、番外戦士かつドクター・ウルシェードから孫娘の弥生・ウルシェードに代替わりするキョウリュウバイオレット、Vシネマにおけるゲスト扱いのトッキュウ7号/元車掌やジュウオウコンドル、司令官かつ着ぐるみキャラが変身するリュウコマンダー/ショウ・ロンポー、敵から味方になり番外戦士となったガイソーグ/ナダステイシーザー/ステイシードンムラサメなど、こちらも一通りのポジションはとれている。
長いこと追加・番外戦士用の色だったが、『王様戦隊キングオージャー』でついに紫色の初期戦士・パピヨンオージャー/リタ・カニスカが登場したぞ。

「バイオレット」はいるものの、「パープル」は1人もいないな。子供達が発音し難いからだろうか?

キョウリュウバイオレットは初代と2代目がいて、初代は男性、2代目は女性だ。
リュウコマンダーは当初は試作品であるリュウバイオレットとして登場し、最終的に覚醒したことで正規の戦士になった。
ジュウオウコンドルは赤の戦士であるジュウオウイーグルと橙の戦士であるジュウオウバードが融合することでこの姿となっている。
ホントは幻影で実際には存在しないけどな……なんてこった!

演者が後にメタルヒーローも演じる人だったり、作中のナレーターだったり、有名タレントだったり、ひろしくん(38)だったりと、人数の割に中の人の濃さや平均年齢は比較的高いぜ。
特殊な色だからか、異世界から来た奴や人外が変身することも多いな。(そういう俺も狼男だったことがある。)

年齢が年齢だからか、腰が弱い人も多いらしい……まいったぜ。



臙脂


「深紅の稲妻! 角忍、カブトライジャー!」


俺の色の紹介だな。
臙脂(えんじ)色は黒みを帯びた濃い紅色の事だ。
初登場はこの俺、『ハリケンジャー』に登場する第2の戦隊「電光石火ゴウライジャー」の一員、カブトライジャー/霞一甲だ。
鷹介ことハリケンレッドとは色味が異なるため、『ハリケンジャー』という作品の枠としてはこの色で扱われていることが多いが、「ゴウライジャー」という単独の戦隊の中では、レッドとして扱われる事もある。
この色の知名度がそこまで高くないのも理由だろうが…。

そういうわけで俺をレッドとして扱うならば、「1つの作品としてはレッドが複数いる」ともいえるが、鷹介と俺とは所属する戦隊が異なるので「レッドが複数いる戦隊」には当てはまらないことになるな。

一部では、ウルザードファイヤーや『ゴーバスターズ』の敵幹部が変身した悪の戦士・ダークバスターがこの色に似ているとの意見があるが、公式で臙脂色なのは俺だけだ。




「蒼天の霹靂! 牙忍、クワガライジャー!」

「キョウリュウネイビー!」

「清廉潔白完全主義、ソノイ!」

続いて俺の色の紹介だ。

初登場は、兄者と同じく電光石火ゴウライジャーのこの俺、クワガライジャー/霞一鍬が初出だ。

色味の違いや扱いは大体臙脂に同じだが、『キョウリュウジャー』のVシネマでキョウリュウネイビー/ダイくんが追加された。
ただ色々あって活躍の機会がほとんどなかったから、正規の紺色戦士としてカウントされてるかは微妙なところだ。
結局キョウリュウレッドになっちまったしな。
同作の劇場版に出てくるデスリュウジャー/獰猛の戦騎Dも紺色……なんだが、こいつに至っては純粋な悪役だし、そもそも戦隊メンバーと同じ枠に入れていいのかすら怪しいポジションだ。
ちなみにキョウリュウネイビーのスーツはこいつのリデコだぞ。

その後『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』で久々の紺色戦士としてソノイが登場したんだが、こいつは他の脳人三人衆共々敵幹部がそのまんま戦隊メンバー入りしちまったっていう異色の経歴の持ち主だ。
『ゲキレンジャー』のリオとメレって前例はあるんだけどな。
俺たちもとつるんでハリケンジャーを襲ってた時期があったから、今のところキョウリュウネイビー以外は「敵として活動した」という共通点があるな……。
色味が暗いししょうがないのかもな。

あとゴウライジャーだけ2人も出てずるいと思うかもしれないが、何せこの色の戦士がまだ少ないから多めに見てくれ。

灰色

「激突の勇者! キョウリュウグレー!」


僕の色だね。
シルバーやブラックでもホワイトでもなくグレー。すこぶる硬い石のイメージなんだ。
現時点で登場したのは『キョウリュウジャー』のキョウリュウグレーだけ。初代と2代目がいるが、どちらも男性だね。
ちなみに僕は2代目のキョウリュウグレー/津古内真也さ。
お前はシルバーじゃないかってよく言われるけど……なんのことかな?

ご先祖様こと初代キョウリュウグレー/鉄砕いわく、「どんな人間にも光と影がある。俺はその象徴の戦士、白と黒の混ざった色」らしいけど……。



水色


「鋼の勇者! キョウリュウシアン!」

「ビッグスター! コグマスカイブルー!」


ブルーではなく水色の戦士デース。
『キョウリュウジャー』のキョウリュウシアンと『キュウレンジャー』のコグマスカイブルー/佐久間小太郎のみが該当しマース。

キョウリュウシアンは2人いマス。初代はワタシことラミレス、2代目の福井優子は女性でキョウリュウブルーの妹デース。
コグマスカイブルー/佐久間小太郎は『キュウレンジャー』11人目のmemberで、スーパー戦隊seriesでもあまり数が多くない子供の戦士なのデース。

女性ブルーのsuitsは青というよりも水色になることが多いとさきほど解説されマシタ。
しかしその場合も名前はblueなので、そちらがcyanの戦士と呼ばれることはまずありまセーン。




「これがやりたかった……」

「思い込んだら一直線、ソノザ!」


初出は私、『リュウソウジャー』のリュウソウブラウン/セトーだ。茶色(チャイロ)ではなくブラウンだぞ。
予告で垣間見せた姿が公式から「カッパー色」と評されたことこそあれど、正式な名前は「ブラウン」なのだ。
ちなみにソノザは、厳密には「灰茶色」とされているぞ。

シンケンブラウン? 何だそれは……。



その他の色

スチールブルー


「百鬼夜行をぶった斬る! 地獄の番犬! デカマスター!」

現在該当するのは『デカレンジャー』のこの俺、デカマスター/ドギー・クルーガーだけだ。
見ればわかると思うが、ブラックやシルバー、グレーなど、どの色にも当てはまらない色合いでな……。
公式の扱いも「スチールブルー」「シルバー」「ブラック」「ツートンカラー」など媒体によってまちまちで、不確定なのだ。






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最終更新:2024年04月25日 21:41

*1 スペードエース/桜井五郎は該当しそうだが、「僕」を使っているのは最序盤や他者に丁寧語で話す時などで、素の一人称は「俺」

*2 ただし、『パワーレンジャー』の『オーレンジャー』をベースとする『パワーレンジャー・ジオ』ではゴールドレンジャーという名前になっているため、金の戦士として扱われている。

*3 初出はファイナルライブツアー。TV本編では名乗っていない。

*4 頭部やチェストの星部分がアクセントカラー的に赤くなってはいる。

*5 2024年現在

*6 名前にブラックと付いているが、オリジナルのゼンカイザーが白なので便宜上こちらに記載。