野上幸太郎/仮面ライダーNEW電王

登録日:2010/04/09 Fri 20:55:54
更新日:2025/03/07 Fri 20:12:14
所要時間:約 4 分で読めるよ!





っていうより、今から俺が電王!!


野上(のがみ)幸太郎(こうたろう)仮面ライダーNEW(ニュー)電王(でんおう)とは、『仮面ライダー電王』シリーズに登場する仮面ライダーのひとり。
そして『劇場版 さらば仮面ライダー電王 ファイナル・カウントダウン』からの主役ライダーである。

スーツアクター:高岩成二、伊藤慎、渡辺淳

劇場版 さらば仮面ライダー電王 ファイナル・カウントダウン』にて初登場したライダー。
NEWデンライナー」と共に未来からやって来た「新しい電王」で、良太郎の孫の野上幸太郎が変身する。

■野上幸太郎

演:桜田(どおり)

NEW電王の変身者。未来からやってきた良太郎の孫(祖母は明らかにされず)。
年齢は『さらば電王』時点で16歳。
同年代の頃の祖父とは違って社交的でノリが軽い性格。しかし不運なところは祖父譲り。
「幸太郎」の名付け親は祖父の良太郎だが、テディ曰く 「現代で言う『田吾作』くらいにセンスがない」 とのこと。
幸太郎が生まれた未来でも、良太郎のネーミングセンスの無さは健在だったようだ。
当初はテディにカウントをさせてから敵を倒すのを心情としていたが、敗北により改心。
「ゼロからが本当の勝負」になってからはカウントを控えるようになった。

■専用ツール
  • ライダーパス
お馴染み電王の変身アイテム。
どうやら電王は新しくなっても、これは変わらなかったらしい。

  • NEWデンオウベルト
色が金色と紺色基調に変わった以外はあまり変化無し。
フォームスイッチは使用可能だが変身待機音が変わるだけで全部ストライクフォームに変身する*1

  • デンガッシャー
ベルト脇にマウントされた電王の主武装。
ただ、幸太郎は武器化したテディを事実上の主武装として扱っており、
『超・電王&ディケイド』でソードモードとナギナタモードを使った時くらいしかデンガッシャーを使うシーンがない。

  • マシンデンバード
NEW電王の専用バイク。外見、機能は電王のものと同様。

  • マチェーテディ
MEW電王・ストライクフォームの事実上の主武装。
幸太郎の契約イマジン・テディが変形したライフルと大剣が一体化した様な武器。
正体がイマジンの為、手に持たずとも使える。
変身後に名前を呼び、指パッチンを二回するのが、テディに対する「変形してくれ」の合図。
形状がどこぞのMSの武装と似ているが関係は全くない。
名前の由来となった「マチェーテ」とは、中南米の現地人が使用している山刀(鉈)のことである。

  • キンタオノ
『EPISODE BLUE』でK幸太郎がNEW電王に変身した際、憑依していたキンタロスが変化した巨大な斧型の武器。
あらゆるものを寸断する威力を持つが、いかんせんサイズが巨大な上にキンタロスの体重の影響で非常に重いと、取り回しに難があり、
さらには、ようやくマンティスイマジンに一撃を加えたと思いきや、余り大きなダメージを与えられずに敗退するなど散々であった。

  • ウラタザオ
『EPISODE BLUE』で幸太郎に憑依したウラタロスが変化した釣り竿型の武器。
先端を伸ばし、鞭の如く相手に叩き付けて攻撃するが、
所詮は釣り竿のため、攻撃は出来てもさしたるダメージは与えられず、逆にマンティスイマジンを喜ばせ、敗北を喫する結果に。
さらに敵に攻撃しようとして木の枝に引っかかったり、さらにはグロッキー状態の電王(良太郎)に誤って攻撃を加えてしまうなど、
キンタオノと同等か、それ以上に役に立たなかった。

  • モモタケン
『レッツゴー仮面ライダー』でM幸太郎がNEW電王に変身した際、憑依していたモモタロスが変化した剣型の武器。
刀身部が燃えさかる炎を思わせる形状になっており、通常の斬撃に加え、刀身部に炎を纏わせてさらに強力な一撃を加えることが出来る。
さらに柄の部分にはモモタロスの頭部を思わせる分銅が付いており、それを振り回しての攻撃も可能。
憑依イマジンが剣に変形している事や、変身者の幸太郎自身が剣戟戦を得意としているためか、
テディ以外のイマジンが変形したNEW電王の武器の中で、唯一マトモな見せ場があった。

ストライクフォーム
NEW電王の基本フォーム。
その名の通り「次世代の電王」であるため、良太郎の変身する電王と似ている部分もあるが、全体的な印象は相当変わっている。
電仮面はライナーフォームに似ているが、大分鋭角的なデザインになった。
胸にはクライマックスフォームの様にターンテーブルがあり、レールの様なパーツも見られる。
イマジンは憑依していないものの、幸太郎が得意とする剣術を生かした高い戦闘力を発揮する。
ちなみにストライクフォームの変身音はフリー音源のアレンジ。

必殺技は、マチェーテディを使った「カウンタースラッシュ」と所謂ライダーキックの「ストライクスパート」。
ちなみに、前者の「カウンター」の由来は、カブトライダーキックのような「カウンターアタック」ではなく、
戦闘時に「数を数える(カウントする)」=「カウンター」の役割を担うテディである。

テディ

CV:小野大輔
スーツアクター:金田進一

幸太郎と契約したイマジン。
モモ達をイメージソースとしたため、青鬼の様な姿になった。
幸太郎に付き従う執事の様な存在で、幸太郎と違って礼儀正しい。武器になったりカウント取ったり忙しい。
モモには「天丼」と覚えられたが、本人は気にしている。どこぞかの黒執事は決して関係ない。
『EPISODE BLUE』では、まさかの派遣契約だったという事実が判明した。
『レッツゴー仮面ライダー』では一度死亡しているが、最終的には生還して幸太郎と再びタッグを組んだ。

ベガフォーム
超・電王&ディケイド』にて、他のイマジンは仮面ライダーに変身、或いは憑依して戦っているのに、
自分だけそのまま戦っていたデネブが我慢できなくなり、近くにいた幸太郎に憑依して変身した姿。
仮面ライダーゼロノスのベガフォーム同様に胸にデネブの顔があるが、本人曰く「胸の顔はやっぱり飾りだ」とのこと。
ちなみに目はゼロノスのものと違い、どことなく仮面ライダーナイトを連想させる目に変化している。

ストライクフォームとは対照的に、長柄の武器を生かしたパワフルな戦闘スタイルが特徴で、
ストライクフォームでは押されがちだった敵とも対等以上に渡り合うなど事実上の最強フォームに近いが、
後のCOMPLETE SELECTION MODIFICATION「ライダーカードEXTRA」ではフォームライドとして扱われていることから公式的には最強フォームではない模様。
武器はマチェーテディに代わり、デンガッシャー・ナギナタモード(ロッドモードの状態から緑色のオーラソードを出現させたような状態)を駆使する。
デネブの元ネタが弁慶だけにある意味納得の武器。
必殺技は『ブランディッシュダイブ』。

ちなみに『EPISODE BLUE』にて、NEW電王は電王と違って憑依したイマジンによってフォームチェンジせず、
その代わりに憑依したイマジンを武器化させる能力を持っていると語られており、
このベガフォームは、強引にデネブが憑依した結果生まれたイレギュラーな存在とのこと。


■劇中での活躍

◆さらば電王
モモ達と幽霊列車から現れた「仮面ライダー幽汽」とイマジン達の戦闘の最中に、
突如やって来たNEWデンライナーから降り立つや、瞬く間にイマジン一体を葬り去った。
その後単独で幽霊列車を追い、イマジン1体を倒し幽汽すら追い込むが、見かねて幽霊列車から降りて来た死郎にあえなく叩き伏せられる。
そして、最終局面まで空気と化すという不遇な扱いを受ける。
でも最後はモモタロスと良太郎の助力もあって、死郎に勝利した。


仮面ライダーディケイド
NEW電王自体は登場しないが、変身者である幸太郎が小さくなった良太郎と一緒に15話の終盤に登場。
ちなみに、何故かテディは登場しなかった。


超・仮面ライダー電王&ディケイド
序盤から戦闘要員として活躍するが、シルバラに圧倒される。
室町時代では敵に捕まってしまうが、オーナー達の奇策で助かり、最終決戦に参加。
しかし、変身出来ないことに我慢出来なくなったデネブに憑依され、NEW電王ベガフォームになった。



超・電王トリロジー三部作の2作目にしてついにNEW電王が主人公の作品である。
Double-Action Strike form】をひっさげて登場。

この映画にて、NEW電王は憑依したイマジンを武器に変化させて闘うスタイルであることが判明。
前作に登場したベガフォームに関しては、あくまでもデネブが強引に憑依した姿という事らしい。
劇中ではキンタロスをキンタオノ(大斧)に、ウラタロスをウラタザオ(釣り竿)に変化させていたがまともに扱えない始末。
やっぱ憑依させとけよ。


オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー
良太郎や侑斗がいないため、電王側メンバーの中心的存在として活躍。何気に電王のライダーで初めて『仮面ライダー』を名乗った。*2
憑依していたモモタロスをモモタケンにして戦う。
テディは40年前の世界にて、少年ライダー隊の制服やシンボルを守って死亡したという衝撃的な展開となるが、
終盤にちゃんと生き返り、モモタロスと交代する形で幸太郎に憑依する。



■余談
幸太郎の「未来では自分の名前は時代遅れ」という発言に関して、彼の後も(作品から見て)未来から現れたライダー変身者が登場しており、
その中で「正夫(2030)」・「ミハル(2051)」・「エイジ(英志)(2035)」まではまだ「時代遅れは言い過ぎでは」と言われていたが、
約10年後、2068年の住人として「ゲイツ」、「ツクヨミ(本名:アルピナ)」、「ウォズ」と、
流石に現代の日本人の感覚では付けられないような名前の変身者たちが現れ、幸太郎の「時代遅れ」もあながち過言ではない可能性が高まったと話題になった。
そして、永夢(エム)(2016)や英寿(エース)(2022)なんて名前の方が良かったのかとも言われたり…







「これからは、俺達の追記・修正だから」

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最終更新:2025年03月07日 20:12

*1 CSMで商品化された時は赤青黄が後述の3人の武器持ちver.に割り当てられており、紫はベガフォーム

*2 なお、ここから更に後に良太郎侑斗の2人も…かどうかは微妙なラインだが名乗った。