エッグ(サガフロンティア2)

登録日:2012/04/27(金) 00:45:04
更新日:2024/04/11 Thu 09:24:37
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「来たぞ、エッグだ!! 今度こそ終わらせてやる!」

「勝てるのか俺達で、こんな奴に…… くそっ、やるしかねえ!」

「なんてアニマなの! 体を貫かれるような…… お義母さま、父上、お力を!」

「ファイアブランドが…… エッグと共鳴する! ファイアブランドよ、お前を信じていいのか?」

「ヴァン先生、こんなのが相手だって知ってて私を行かせたんですか? ヒドイです。」

「パパ…… ママ…… おじいちゃん…… みんな…… エッグなんかに負けないで!!」

【この項目にはサガフロンティア2のネタバレを含みます】



エッグとは『サガフロンティア2』に登場するクヴェル(古代文明が作った秘宝のようなもの)。
クヴェルは基本的にメガリス(古代文明が作った遺跡のようなもの)で見つかる。
エッグは見た目は普通の卵だが、古代文明によって作られた強大なクヴェルで、所有者のアニマを吸収し意のままに操る。
主人公の1人ウィリアム・ナイツ(ウィル・ナイツ)が人生をかけて追い続ける全ての元凶である。

誕生

人類発祥以前、高度な術文明を築いた先住種族が存在していた。
本編の400万年前、南大陸に人類の祖先にあたるサルがあらわれた頃、その先住種族の何者かが後の世で復活するために作ったクヴェルがエッグである。

エッグはアニマの扱いに長けた生物の霊的なアニマを大量に必要としており、そのため先住種族の何者かは
発達した文明がなければ踏破できない南大陸の大砂漠の真ん中にメガリスを作り、アニマを遮断する鉛製の棺に収めて新たな知的生命体の誕生を待つこととなった。

その後、人類の祖先は12万年頃には現在のように進化、氷河期が終わり生息地を広げていった人類は7000年前頃には極北の極寒の地で発見したクヴェルを使うようになり、3500年前頃には人類は術の発明に至った*1

クヴェル自体は先住種族の遺産なのだが、意識が封入されている点は他のクヴェルとは一線を画している。
内蔵された意識が持ち主を操るだけでなく、これを決して手放そうとしなくなるので、所有者が正気に返ることはない。
また持ち主が入れ替わると、以前の持ち主を殺害するなどしてアニマを捕らえて吸収する性質がある。
そのため、所有者が入れ替わる毎に知識と経験が蓄積されていく。
ただし持ち主の性格に行動指針は強く影響され、目的こそ一貫しているがその手段は持ち主の人格に左右される。

ヒエラルキーの頂点として再び君臨することがエッグとしてのゴールだが、その為に何をしろとかの具体的な指令はない。
持ち主の性格に合わせて手探りをしていくところから始まったが、学習能力が並外れているため、一度失敗した手段は繰り返さない。
しまいには目的に合致した性格の人間のもとに転がり込む形で持ち主さえ選んだ。

発見

サンダイル歴1224年、ディガー(探検家のようなもの)であるヘンリー・ナイツとゼルゲン3兄弟(長男アレクセイ 次男ニコラ 三男ピーター)は大砂漠探索の末に「南大陸にはメガリスはない」という定説を打ち破る「大砂漠のメガリス」を発見、メガリスが周囲のアニマを吸収して鉛の棺に送っていることに気付いたヘンリー・ナイツはさらなる危険を察知して町への撤退を決める。
しかしゼルゲン3兄弟はヘンリーの反対を無視して設備破壊の道具を持って再度「大砂漠のメガリス」に向かい、メガリスのアニマ吸収機能を壊して鉛の棺からエッグを発見した。

なお、パーフェクトワークスとアルティマニアでやや設定が違っており、下記は詳細に限り資料によっては当てはまらないことを注釈しておく。
「※印」はゲーム内に登場していない設定上の人物であり、すべてパーフェクトワークス準拠の設定にしか名前が存在していない。

所有者 ニコラ・ゼルゲン

3兄弟の次男ニコラがエッグを触った瞬間、アニマを扱う素養が乏しかったためアニマ暴走を引き起こし、ニコラの左手と末っ子のピーターが消し飛んでしまう。400万年の時を経てエッグが目覚めた瞬間である。
アレクセイと共に帰ったニコラだったが、町に着くと人々を虐殺し始めた。

町に滞在していたヘンリーはエッグに気付き金属製の棒でニコラの手からエッグをはたき落とした。その瞬間エッグは見切りをつけて肉体からアニマを解放して吸収、ニコラは息絶えた。

所有者 ヘンリー・ナイツ

エッグを拾ったヘンリーが帰宅すると妻キャサリンは小さな違和感を覚えたが、この時エッグはまだヘンリーを完全には支配できていなかった。
ちなみに町に残されたアレクセイは投獄された。

3年後、ついに完全に支配下に置くが、キャサリンは夫の変貌に気付いてアレクセイに連絡を取り、エッグ奪取を持ちかけた。
そして自宅でキャサリンが急所を外してヘンリーを刺し、その隙にアレクセイがエッグをもぎ取った。

所有者 アレクセイ・ゼルゲン

エッグを持った瞬間ヘンリーへの憎しみの感情が爆発したアレクセイは凄まじいアニマの奔流でナイツ夫妻を殺害、更にヘンリーのアニマもエッグに吸収されてしまった。
キャサリンから連絡を受けてヘンリー宅にやってきたヘンリーの妹のニーナと遭遇するが、アレクセイが彼女に対して恋心を持っていたためヘンリーの息子ウィリアムを抱えて逃げる彼女には手出ししなかった。

エッグに支配されたアレクセイは、アレクセイ一味を結成して強引な手法でクヴェルを集め始める。

1228年、ニーナが一味に潜入してきたが再び見逃している。
そして1239年、ウィル・ナイツと対決。この際、アレクセイはモンスター除けのクヴェルのモンスター制御能力を応用して龍型モンスターのヘルウィンガーを操ったが、ニーナが全アニマを使った術によってヘルウィンガーは一掃され、残りのナイトサーバントもウィル達にやられ乗っていた彼は共に谷底へ落ちて死亡した。

作中で目立った出番が多かった割に、資料によって設定の違いの有無がいくつか存在する。
ニーナ絡みのほぼ全てに関しては、パーフェクトワークスに有ってアルティマニアに無い設定と言える。

所有者 デレク※(アレクセイの部下→アニマ教徒)

アレクセイの持つエッグを羨望していた部下のデレクが、石切り場の谷底に落ちていたエッグを手に入れた。

テルムの町でウィル・ナイツはエッグが持つヘンリーのアニマを察知して、戦いが終わっていないことを知る。
ちなみにウィルや後述のリッチやジニーがエッグを感知できるのは一族が類まれなアニマ感知センスを持っていたことに加えて、エッグが肉親のアニマを内包しているため。結果論だが宿敵を自分の手で作ってしまったことになる。

1247年、宗教というものに興味を抱いたエッグは真アニマ教徒になる。
1256年、真アニマ教による国王暗殺事件によりギュスターヴ13世が攻めてきたので逃れる。ウィル・ナイツ達もエッグの噂を聞いてやってきたがギュスターヴ13世の侵攻による混乱からアニマ教徒と間違われないために早々に帰ることとなり、遭遇せずに済んだ。

資料によって裏設定が大きく異なる事件のひとつ。
所有者の具体名や背景が設定されているのがパーフェクトワークス準拠であるのは他例にもある通りだが、
彼の場合は暗殺事件への関与の有無そのものが異なっている。
パーフェクトワークス準拠の場合は戦乱を引き起こすことを意図的に狙った、エッグが裏で手を引いていた暗殺事件。
アルティマニア準拠の場合は暗殺事件そのものには一切絡んでおらず時期が偶然一致していただけであることが明言されている。

所有者 オルフェ※(海賊)

海賊になる。もともとは弱い人間で海賊の中でも下っ端でしかない。
1257年、海賊たちはエッグを持つ海賊の噂を聞いたウィル・ナイツの策略に嵌まり、ウィルたち以外が避難した町に襲撃をかけることになり大半が返り討ちにあい慌てて逃げ出すもウィルに潜入されていたために、エッグの持ち主である彼とウィルは船上で対決、エッグは海の底に沈んだ。

所有者 ミスティ

1275年、エッグは海岸で4歳のょぅι゛ょに拾われる。
1277年、見ず知らずの男に「ねえ、おにいちゃんにその卵見せておくれよ?」と言われる声かけ事案発生。その男がウィル・ナイツの息子リッチ・ナイツだったので、いつかウィリアム・ナイツを殺すと宣言しておいた。
1290年、人々からアニマを吸い取って別の物に移すクヴェルを自作して実験してたらリッチ・ナイツに遭遇。化石にアニマを与えて復活させることに成功したが、一般人の雑魚アニマでは期待外れの出来になると分かった。
1291年、リッチ・ナイツを巨虫のメガリスに呼び出しエッグを渡して死亡。

所有者やその経緯が詳細にわたって描かれているため裏設定の入る余地があまりないエピソードだが、
上記にて海中に沈んだはずのエッグが地上に出現した経緯に関してはこれまた資料によって違っている。
パーフェクトワークス準拠の場合は海中から自然に海上へ偶然打ち上げられた。
アルティマニア準拠の場合は複雑で、海中に沈んだエッグが自然に地上へ流れ着くことを本来ならありえない現象とし、なんらかの特殊能力がエッグに内包されている可能性が示唆されている。
また、アルティマニアの設定においては、持ち主を意図的にエッグ側が選び始めたのはここからである。

所有者 リチャード・ナイツ

「卵なんぞの指図は受けん!俺はリッチ・ナイツだ!!」
ミスティからエッグを受け取ったものの、「所有者は意識を乗っ取られるうえ、エッグを手離せなくなる」というカラクリに気付いたリッチは、すぐさま崖から飛び降り先立つことを選ぶ。故郷で待つ身重の妻を残して……
乗っ取りが完了する前に自決したため、リッチのアニマはエッグに吸収されなかった。
なお、父からエッグについて聞いていた様だが、元々偉大過ぎる父とあまり関わりたくなかった上にエッグのことになると人格が変わったかのように豹変したために*2余計に煙たがり詳細を聞きそびれていた模様。

所有者 デーニッツ※(偽ギュスターヴ)

1297年、鉱脈調査隊を率いる青年将校デーニッツは巨虫のメガリスを探索中にエッグを拾ってしまう。

1300年、東大陸の戦乱で活躍してみたいというデーニッツの心理に則って東大陸に渡ったエッグはギュスターヴ13世の孫のギュスターヴを名乗るものが大勢現れている偽ギュスターヴ騒動を知る。
そこで、酒場に行って自分もギュスターヴを名乗って人を従えさせられるか酒場の客に聞いたみたら「うほほほほほ」と笑われてしまった。
何がいけないのか尋ねると、ギュスターヴ公は金髪だったからせめて金髪じゃないと言われ、即座に髪色を銀髪から金髪に変化させてみせる。
他にも何か必要か聞いたら頼りになる部下が必要と言われたので、酒場の客の助言に従ってエーデルリッターを組織することにした。

エーデルリッターとはミスティ時の実験を発展させたもので、古代遺跡の装置にディガーのPTをおびき寄せアニマを吸い取り、集めたアニマを優秀な奴に強制的に吸収させた忠実で超強い6人の人間である。

1302年、エッグはギュスターヴ軍を蜂起、歴史の表舞台に姿を表す。
ヤーデ伯ケルヴィンの死後、覇を唱えようとするヤーデ伯チャールズに対する諸侯の牽制は戦乱を利用してのしあがりたい偽ギュスターヴに利していた。
1305年1月、「ハン・ノヴァの戦い」にて勢いはあるがどこの馬の骨とも分からぬ偽ギュスターヴ軍がヤーデ伯チャールズを打ち破り戦死させたことで、チャールズを牽制していた諸侯も含めて衝撃が走る。その結果、ヤーデ伯を継いだデーヴィドを中心とした連合軍が組まれる。
1305年初夏、エーデルリッターたちを将校として参加させ精強な鋼鉄軍も多数用意したことで充分に勝ち目があった「サウスマウンドトップの戦い」。
だがエーデルリッターは所詮超強い6人の人間でしかなく、軍隊もあくまでギュスターヴ13世の真似に過ぎなかったことから将校としての器量に欠ける者も混ざっており統制を欠く部分があった。
本物のギュスターヴは将としての重鎮ネーベルスタン、内政に優れたムートン、幼い頃から付き従ってきたギュスターヴのため役立とうと諜報面で活躍したフリン、そして親友であるケルヴィンという者たちが集まっていたが、偽ギュスターヴにはそれが無かったのである。
対するデーヴィドは(設定上は)鋼鉄と術の混成軍の発展形&術者と術不能者の融和の未来も見据えた構成。更に連合軍にも拘らず見事にまとめきったことで偽ギュスターヴ軍は壊滅。

だが戦場にいた偽ギュスターヴとエーデルリッターの首は確認されず、北方軍を勝手に追撃した水担当のボルスも消息を絶った。

こちらも作中で明かされているエピソードが多いため裏設定は最小限に留まっており、
資料によって異なる点は概ね、デーニッツという所有者本来の人物名の設定の有無と、その人となりの設定の有無ぐらいである。

最後のメガリス

1306年、エッグはサウスマウンドトップの戦いで破れた者達のアニマも取り込み、6人のエーデルリッターを率いて星のメガリスにてついに復活をもくろむ。
エーデルリッターはそれぞれ6種類のアニマに応じた将魔になり、各種アニマを外界から吸収してエッグに送り込むアンテナとしての役割を与えられた。

リッチの娘・ジニーはグスタフ、プルミエール、そして祖父のウィルらとともに親子三代に渡る因縁に決着を付けるべく星のメガリスへ突入する。
サガフロンティア2 ウィル編ラスボスにして、実質上のラスボスに当たる(ギュスターヴ編をクリアしてもクリアデータが作成できないため)。
そしてサガシリーズの伝統に漏れず強ラスボスである。

サウスマウンドトップの戦いと並び、実に鬼畜難易度。


最大10形態もの多彩な形態と全員のLPを削るスタークェイク、耐性があってもたまに貫通してLPを削るシューティングスター、設定ミスのせいで超理不尽な全体石化技・エインシェントカース、高威力の全体技・世界の合言葉は森など多彩な技を使ってくる。
ジニーのLPが低すぎるのも問題だが、連携してこないのだけが救い。

前作サガフロのラスボスが弱かったことや、ここまでのさほど苦労せずに進んでいける難易度から舐めてかかるもLPを削られボコボコにされて石化し煮え湯を呑まされたプレイヤーが続出する羽目に。
一度ダンジョンに突入してしまうと街に戻れない仕様も難易度を上げている。

対処方法は、

  • 将魔を倒す
将魔を倒すと倒した分だけ出現形態が減る。減る形態は将魔によって決まっている。が、全員倒すことは出来ないので、倒す将魔を選ぶことが重要。
パーティーバトルは水火、それぞれ登場マップに入らないことで回避も可能。デュエルは音獣石樹の四体から最大二体、ジニー以外のキャラが選択して受け持てる。無視も可能。将魔デュエル時は倒せなくても15ターン経過した場合でも勝利となる。
前述の「エインシェントカース」と「世界の合言葉は森」を防ぐためにも樹と石の将魔を倒すのが通常プレイでは定石。残った獣と音の将魔形態の能力は鍛えているなら、大して脅威ではない。
「エインシェントカース」を無力化するために耐石化防具で固めるという手段もあるにはあるが、人数分揃えるとなるとしっかりとした下準備が必要なためあまり現実的でない…が、狙うならスケルトン先生に鍛えてもらいデッドストーンもついでに手に入れるということであれば結構アリ。
ウィル・ナイツはいくら強化しても良いのだ。

  • 補助術で強化しまくる
リヴァイヴァ・生命力強化・魂の歌・ガードビーストが特に有効。特にデッドストーン装備の際はリヴァイヴァをかけておくと最終形態との戦いで有利。

  • 4連携を決める
通常形態以外のエッグは5ターン経過するとHP全快して形態チェンジする。決定力不足で倒せない……ということを避けるためにも4連携を作っておきたい。

  • LP耐性をつける
スタークェイクで容赦なくLPを削られるため、LPダメージを防ぐ装備のデッドストーンかラストリーフがないと苦しい。
が、最終形態はデッドストーンの弱点をついた必殺技「ゼノサイド」を連発してくるため要注意。
LPの高いロベルトやグスタフにデッドストーンを持たせず、回復に専念させるのもあり。

  • 技を徹底的に鍛える
技や術技を鍛えてスキルレベルを過剰に上げる。本作では技の鍛え具合が行動速度に直結する(術ではダメ)。
これに4連携が加われば、エッグを形態変化させるだけの大ダメージを1ターンで与えられる。
そして、エッグは形態変化したターンはそれ以上攻撃して来ない。
つまり、先手で大ダメージを与えさえすれば、事実上エッグは何もすることができない。
ハードルはそうとう高いが、万策尽きたと思ったら試してみる価値はある。レベル40程度あれば望みはある。
エッグは圧倒的な火力で攻めるタイプではなく、長期戦の末にジリ貧を狙ってくるタイプなので、超火力にはめっぽう弱い。


これらの対処方法が分かってパーティーを鍛えれば、システム上回復が容易なこともあって結構余裕で勝てたりする。


しかしデッドストーンの複数個入手にはかなり前の段階から準備をしておかねばならないのが辛く、最終パーティーの育成シナリオも限られており、将魔も知らなければ順番に倒していくことで自然と石と樹が残り、攻略情報無しの初見で勝つ事は非常に困難である。
正直な話戦闘面での難所はここぐらいなので、エッグ戦に役に立たないアイテムはバンバン処分してしまっても構わない。

撃破すると晴れてエンディングが流れる。100年に渡る戦いの結末をぜひとも見届けよう。


とてつもなく大量の追記・修正が行われていく!

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最終更新:2024年04月11日 09:24

*1 「パーフェクトワークス」および「サンダイル年代記」の記述より。この2つの資料では、ゲーム内および「アルティマニア」における年表の「3500年前(紀元前2000年ごろ)に術発見」という記述の詳細を掘り下げている。「サンダイル年代記」によると、3500年前の記録が当時の術に関する最古の記録だから年表にこう記述された、とも。

*2 これは精神異常などの類ではなく、前述の通りエッグによってウィルの親しい者が多く亡くなり、人を操って悲劇を巻き起こし続け、幾度もケリをつけたと思っても復活してくる非常に危険なものだったためであり、単純につい感情的になってしまうため。