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ギマ(SC67年~SC127年)

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ギマ(SC57年~SC127年)
所属勢力:在野→アディス→アドルセム→在野→クルトニオ→在野

アドルセム軍の参謀総長を務めた男。
後に復讐鬼化し、アドルセム夫婦を殺したテンオウ軍関係者や裏切り者を次々に始末していった。
信念より実力を信じるタイプで、実力のある人間或は自分を正当に評価してくれる人間は上下関係なく尊敬するが
無能と判断した人間や自分を評価しない人間は上下関係なく軽蔑する。
地球の商家の息子だったが、稼業が破産しシズエの父が理事を務める孤児院に預けられた。
孤児院に入所していた者達の中でも特にシズエに懐いており母の様に慕っていた。
SC70年の覇王アスランの死後、シズエが夫アドルセムと共に地球を脱出し孤児院が閉鎖された事で
親元に返されるが、その才能を見出した孤児院のOBであるオリカンに連れられ
アディス軍に身を寄せオリカンの計らいでアディスに侍従として仕える。
尚、オリカンが「ギマを引き取りたい」と申し出た際、親元は「口減らしが出来た」と喜んだとか言われている。
コンラッドの死後は小姓として可愛がられるが
スクロックと同盟を組んだアグデッパから降伏を求められると
脱出を促されたオリカンに自らも連れていくよう頼み
オ族兄弟と後に妻となるジョシアら共にザクソンから敗走する。

オ族らと共に隣国惑星ハーゲンのアドルセムの許に落ち延びたギマは
シズエに我が子同然に大変可愛がられ、それに感謝し
シズエとその夫アドルセムに忠誠を誓う事を決める。
アドルセム王朝下ではシズエの計らいでオ族兄弟らと共に重用され
若干23歳で分1位と破格の待遇を受け、
その恩に報いる為にアドルセム軍の参謀総長として活躍した。
そして、圧倒的不利と言われる状況ながらバルゴ攻略戦を指揮。
正攻法では勝ち目がないと判断したいギマは覇王スクロックを直接叩き
同軍の指揮系統を潰すことを思い付き、敗走すると見せかけ
スクロック艦隊を深追いさせるとオ族兄弟と共にスクロック艦隊に白兵戦を仕掛け
スクロックの捕縛に成功する。
この功績により、オリカンと共に分将へと任ぜられ
バルゴにあるホウネンの隠し財産とJテクノロジーの接収を行うなど活躍する。
そして、アディスの元侍女で共に脱出したジョシアと結婚。
順風満帆な人生を歩んでいるかに見えた。

所が彼の人生が大きく狂わせたのが、旧バルゴ領主ホウネンの娘でありスクロックの養女(建前)で
後に彼が最も殺したい相手として憎んだエルバである。
スクロックが処刑されバルゴを制圧した際、スクロックの一族は老若男女問わず処刑された。
それは、バイオノイド研究の権威だったリュウゼンや
若く比較的良心派であったとされるスクロック皇太子ロニオも例外では無く悉く根絶やしにされた。
エルバとて例外では無かったが、彼女の身の上を知ったシズエは助命を嘆願。
流石のギマも折れる形でこれを許しアドルセム軍への仕官を認めた。
だが、後にギマはこの行いを大いに後悔するようになる。
SC89年テンオウの大号令があり、多くの日本民族が馳せ参じる中
目立った動きの無かったエルバに対しギマが「お前はテンオウの所へ行かないのか?」と問うと
「大恩ある王妃様を裏切る訳にはいかない」と返答。この言葉を信じ安心していたギマであったが
号令から数ヵ月後、エルバは突如として謀反を起こしバルゴを手土産にテンオウ軍に投降した。
この為、アドルセムに後手に回った事を咎められ「役立たず」と罵られるも、自らも甘かったと認識していた為、反論しなかっが
謁見の間から退出後、普段の彼からは想像できないほど低い声で怨言を上げたと言う。
そんな状況でも同胞であるオ族兄弟やロストと共に国を支えるために奔走するが、
バルゴを奪われた影響は大きく瞬く間にザクソンも奪われ、ハーゲンにもテンオウ軍の大艦隊が迫った。
オ族兄弟やロストらと協力し之を退け続けたが、物量に勝るテンオウ軍に徐々に追い詰められ遂にはハーゲンの制空権を失う。
もはや後がない事を理解したギマはオリカン、ロストらと協力し主君アドルセム夫妻の脱出を計画。
しかし、「民や家臣達を見捨てて逃げる事は出来無い」とアドルセムが拒否。
妻のシズエも「私たちより貴方達が先に逃げなさいと」これを拒否し脱出を促されるが
「陛下とシズエ様を見捨てるくらいなら私も従います」としてハーゲンに留まる事を決める。
オリカンにその事を告げるとこれを喜び
「エンデミオン、ランデミオン、アドルセン3皇子殿下を脱出させるために弟を呼んだ。
 指定ポイントに迎えに行ってくれぬか」と頼み彼を送り出した。
そして、ハーゲンに降下してきたオ族の末弟・海賊オンゴゴと合流しランデミオン、アドルセン皇子を乗せ
エンデミオン皇子を待っていたが予定時刻を過ぎた為に先に行くようオンゴゴに促すが
「オメェも一緒だ」と担ぎ上げられ海賊船に放り込まれた。
船から下すように騒ぐギマにオンゴゴは「王子と一緒にお前を脱出させるよう兄者から頼まれたんだよ。
 兄者が本当に助けたかったのはお前なんだ」と聞かされオリカン、オグソーの意思である事を聞かされる。
そして翌月、オ族兄弟の戦死、主君アドルセムの自刃、エンデミオン王子、そしてシズエの処刑を知らされた。
シズエが日本民族である事から心の何処かで楽観視していたギマだが
『日本民族を裏切りア族に通じ、ア族の子を産んだ裏切り者』として処刑されたと知ると
「こんなバカな話があるかーーー!!あの人が何をしたと言うのだ!!!」
と奇声を上げ泣き叫び、顔を引きむしり血の涙を流しながら悲しみ
様子を見に来たオンゴゴが驚いて引くほどであったと言う。
そして、テンオウ軍の勢力圏から脱出したギマはオンゴゴと別れるが
オンゴゴの日記には『元々キツイ顔をしていたが、
 主夫婦と兄者達の死を聞かされてからは狂人の顔になった。
 俺すらも恐怖するほど酷い面に変わり果ててしまった』と記されていた。

その後、10年近くギマの行方は不明のままだったが、サウズ・クルトニオ王朝の門を叩いた男が居た。
仕官動機をパメラに問われた男は顔を上げると「復讐」と返答。その鬼の様な表情に幼帝クルトニオは
恐怖のあまり、ひきつれを起こして失禁し癲癇を起こして失神したと言う。
その男に自らと同じものを感じ取ったパメラは仕官を了承。彼こそ復讐に取りつかれ変わり果てたギマだった。
クルトニオ軍に仕官したギマは手始めに同盟を組みながらそれを破棄しテンオウに寝返ったラー王朝への復讐を開始。
ラーの家臣達に離間の計を仕掛け相互不信を煽った。
結果、ラーの死後に王朝は分裂。大黒柱のバーセムも国を去り旗揚げをした。
そして、クルトニオ王朝は各個撃破し旧ラー領をほぼ平定。
ギマはこの功績により一気に分将へと上り詰めた。
ラー王朝にいたアドルセム時代の同僚ロストは、後にこの陰湿な作戦がギマによる物と知り驚きを隠せなかったと言う。

そしてSC110年テンオウ暗殺による分裂が起こった直後、
ギマはパメラに「オンゴゴ将軍を暫し預からせていただきたい」と願い出た。
理由を問うパメラに「我が復讐の時が来た。序でにセントラル方面の偵察」と返答。
パメラは「お前の復讐の時が来たのか。良いだろう積年の恨みを晴らすが良い」としてこれを了承。
オンゴゴ艦隊を預かったギマはセントラルへと潜入していった。
オンゴゴと再会したギマは違和感を覚え「お前は誰かの下に付くような男では無いと思っていた。
 件の木偶人形に洗脳されたか?」と問うと
「ギマよいくら貴様とは言えクルトニオ様とメロウ様への愚弄は許さんぞ」と返答。
「洗脳は忠誠心に対してだけで自我の崩壊は無いか。趣味は悪いが、良く出来ているじゃないか。
 だがオリカン達が見たら哀れむだろう」と洗脳されていたオンゴゴを哀れんだ
そして、混乱するジパングから脱出者が相次ぐ中、ギマは一隻の脱出艦を拿捕すると主要部を占拠する。
その船に乗っていた人物こそ、ギマが最も憎んでいたエルバでりドーラの元へ亡命を図った直後であった。
「私も助かりたくて必死だった。助けてくれると言ったから協力した」と言うエルバに対しギマは
「テメェの不幸話など知った事か!!恨むなら力が無くスクロックに屈し
 恩情を賜った陛下とシズエ様を裏切った自分を恨め!!」
そして「この恩知らずが!!」とエルバを罵倒し引き金を引きこれを殺害。
暫く肩を抱え蹲っていたギマだが満面の笑みで「この10年でもっともスカッとした日だ」と歓喜の声を上げ
この上なく上機嫌であった。

その後もギマは各地で暗躍を続け、スクロックの元側近でアドルセムを売ったダムイを事故に見せ掛け爆死させるなど
復讐の完遂を続けていった。
クルトニオとバニアウとの間で決戦になるとクルトニオ軍の艦隊司令として活躍するが、戦線が分断された影響を受け
補給が届かない中、奮戦するが敗北しバニアウ軍に捕らえられる。
当時、バニアウ軍に居た旧友ロストにバニアウ軍に来るよう説得されるが「老兵に居場所無し」と拒否し野に下った。
だが彼は復讐の最終段階の為、再び動き出した。それはテンオウの娘でエルバ救出を進言したリヨンヒの暗殺だった。

SC127年、地球を視察中のリヨンヒをギマは襲撃。だが、幸いにも優秀な護衛が付いて居た為に失敗。
ギマは、その場で取り押さえられてしまう。
リヨンヒの前に引き出されたギマは「我が復讐が途端場で成就できないとは無念だ」と吐き捨てるが
頭を上げた際にリヨンヒの傍らにいた男の顔と、それに縋る子を見るとギマは突如笑い出し
「これは愉快!!まさか、敵わぬと思っていたテンオウに復讐が出来るとは思わなかった。
 聞けテンオウ!!お前の娘はア族に組し、ア族の子を産んだぞ。アハハハハハ!!私の勝ちだ!!ハハハハ」
そう言うと、自殺用の毒薬を噛み砕き笑みを浮かべながら息絶えた。
享年70歳。大きな才能がありながら開花させる事無く復讐に殉じた人生だった。

「オリカン達が見たら哀れむだろう」

これは、ギマがオンゴゴと再会した際に彼にかけた言葉であるが、
ギマはこの言葉が復讐に取りつかれた自分にも当てはまる事に気付いていなかった。






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