エルトダウン・シャーズ

エルトダウン・シャーズ(えるとだうん・しゃーず、Eltdown Shards)は、クトゥルフ神話作品に登場する架空の書物。

アーサー・ブルック・ウィンスタース=ホール牧師著。英語。1912年に書かれた。

1882年にイギリス南部で発見された粘土板破片に刻まれた人類以前の言語を翻訳したものだといわれている。

『イースの大いなる種族』について一部触れられている。

同書はナコト写本と内容が一部符合するらしくナコト写本の原本ではないかといわれている。

64ページの小冊子として350部が印刷された。

エルトダウン陶片とも。英国南部エルトダウン近郊の砂利採石場で三畳紀初期の地層から出土した粘土板群に刻まれていた古代文字をサセックスの牧師、アーサー・ブルック・ウィンタース=ホールが訳して小冊子として公刊したもの。一九一二年刊。
粘土板は全部で二十三あり、形も大きさも様々で鉄のように硬く灰白色をしており、アメリカ中西部のベイロン大学博物館に保管されている。
イースの大いなる種族が残した書物を翻訳したもの。時空をよぎる途方もない旅の全記録が記されている。『時間からの影』ではオーストラリアの砂漠の下、大いなる種族の遺跡の図書館に本として保管されている。
知識を守るものに関する言及がある。
円盤を内蔵する水晶の球体についての言及がある。というのも、その水晶球は我々が住む銀河とは別の銀河に住みその居住可能な惑星の全てに殖民して強大な帝国を形成している芋虫状の生物が別銀河への侵略のために送ったものであり、その機能とは光と注視によって芋虫生物と水晶球を起動した者の精神を入れ替えるというもので、別の方法で時空を超越したイースの大いなる種族が封印したためである。
最終更新:2013年03月04日 22:58