R's MUSEUM


R-9A系列

R-9A アロー・ヘッド   
- ARROW-HEAD -
【汎用量産機】
対バイドミッションに使用された機体。
地球文明圏における最初の次元兵装を有する機体で
ある。
その開発は、「波動砲」ユニットと唯一の次元兵装
「フォース」コントロールデバイスの付加に重点を
おいて行われた。

R-9A2 デルタ   
- DELTA -
【大気圏運用強化試作機】
大気圏内での運用を考慮に入れ、小型・軽量化を推し
進めた機体である。試作機でありながら実戦経験を
もつこの機体は、多くの後継機に影響を与えた。
R-9A量産機に搭載されたものと同タイプの波動砲に
加え、特殊触媒を使用してエネルギーを増加・分散させ
る拡散波動砲も試験的に搭載されている。

R-9A3 レディ・ラヴ   
- LADYLOVE -
【標準武装強化型】
R-9AおよびA2のデータをもとに設計を見直して
開発された機体。フォースも改良型を装備しており、
この機体から幾つかのサブシリーズが派生している。

R-9A4 ウェーヴ・マスター   
- WAVE MASTER -
【直系最終機】
初めてバイド戦に使用された機体R-9Aの直系機体
としては、最後のモデルである。
貫通力重視のスタンダード波動砲も最終バージョンが
装備されており、「ウェーヴ・マスター(波動砲を
きわめた者)」の異名を持つ。

R-9AF モーニング・グローリー   
- MORNING GLORY -
【波動砲装備型フォース試験機】
フォース自身に波動砲の発射機能を取り付けた機体。
機体と連動してフォース内の波動砲システムを制御
する機構を有する。
工作用機体を転用して造られた。
R戦闘機の祖たる「R-3」に似ているが、単なる
偶然である。

R-9AD エスコート・タイム   
- ESCORT TIME -
【デコイユニット装備型試作機】
単機作戦における擬似フォーメーションを可能と
した機体。
おとり(デコイ)を発生させる機構を搭載している。

R-9AD2 プリンスダム   
- PRINCEDOM -
【デコイユニット装備型改良機】
擬似フォーメーション機の実戦配備型である。
デコイによる防衛性能が格段にアップしており、
少ない生産機体数ながら大きな戦果を上げた。

R-9AD3 キングス・マインド   
- KING'S MIND -
【デコイユニット装備型最終機】
デコイのよる擬似フォーメーション性能を高めた
シリーズ最終機。
最強の機体の一つに数えられる。

R-9C ウォー・ヘッド   
- WAR-HEAD -
【カスタム仕様機】
第一次バイド戦のデータをもとに建造された
カスタムタイプである。
亜空間での戦闘に特化した機体で拡散波動砲
の装備など火器強化に重点をおいて開発された。
その突き抜けたポテンシャルと破壊力はまさに
化け物と呼べる代物であった。

R-9K サンデー・ストライク   
- SUNDAY STRIKE -
【低コスト量産機】
R-9Cをベースに低コスト化とメンテナンス性の
向上を目指して開発された機体。
装備はR-9Cのものを大部分受け継いでいる。
コストの安さと汎用性の高さから、可変機体の
テストベースとして利用された。

R-9S ストライク・ボマー   
- STRIKE BOMBER -
【改良量産機】
R-9Cの性能バランスを再度見直し、量産に成功した
機体である。生産機数ではR-9Kに及ばないものの、
優れた後継機を輩出した。
フォースをスタンダードフォースに戻すことによって、
より強力な波動砲の搭載を実現している。

R-9Ø ラグナロック   
- RAGNAROK -
【ハイパードライブシステム搭載機】
波動砲の連射に耐えうるだけの安定性を備えた機体。
R-9Sのフレームを流用しているが、制御性能は
格段に向上しており、強力な火器の装備を可能とした。
波動砲の連射は多くの戦闘機乗りや開発スタッフの
悲願であったが、本機はそれを実現した唯一の機体で
ある。

R-9Ø2 ラグナロックⅡ   
- RAGNAROK II -
【最終波動砲搭載機】
ハイパードライブシステム搭載のために獲得した
抜群の安定性を、より強力な波動砲の搭載に使用した
機体。

R-9AX デリカテッセン   
- DELICATESSEN -
【特殊武装テスト機】
特殊な条件下で使用されるビットや波動砲などの
テストのために使用された機体。
実戦に投入されたという記録は残っていない。
また、生産台数も不明である。

R-9AX2 ディナー・ベル   
- DINNER BELL -
【特殊武装テスト機2】
R-9AXの波動砲出力をアップさせた機体。
この機体についても詳細な記録は残っていない。

R-9Leo レオ   
- LEO -
【特殊ビット装備型】
ビットデバイスの攻撃性を飛躍的に高めた機体である。
フォースから発射されるレーザーをビットからも
発射することができる。
ただし、ビットの攻撃力アップと引き換えに、
波動砲の出力は大幅に低下することとなった。

R-9Leo2 レオⅡ   
- LEO II -
【特殊ビット装備強化型】
OF-5と並んで、最強のビットデバイスを持つ機体。
R-9Leoで犠牲になった波動砲の出力についても
標準並に改良されている。

R-9Sk プリンシパリティーズ   
- PRINCIPALITIES -
【火炎武装専用機】
火炎系の武装に特化した機体で、波動砲はもちろんの
こと、フォースから発射される武器でさえも、炎系の
武器という徹底振りである。
また、強力な火器が帯びる熱を効率良く放熱するため
ほとんどの装甲をとりはずされているのもこの機体の
特徴である。開発者達には「スケルトン」の名で
呼ばれている。

R-9Sk2 ドミニオンズ   
- DOMINIONS -
【火炎武装強化改良機】
火炎武装で鳴らしたR-9Skの改良型である。
波動砲ユニット、フォースともに火力が大幅にアップ
している。
ただし、炎系兵器の攻撃アップには限界があり、
また運用面やメンテナンス性の面で光学系兵器に劣る
ことから、火炎系兵器に重点をおいたR-9Sk
シリーズは本機以降開発されることはなかった。

R-9W系列

R-9W ワイズ・マン   
- WISE MAN -
【誘導式波動砲試験機】
R-9Wシリーズは、特殊な波動砲の実用実験の
ために開発された機体群である。登場パイロットに
メンタル面での大きな負担を与える機体として有名。
試験管型のキャノピーは脱着可能になっており、
パイロットの乗り換えもキャノピーの入れ替えと
いう形で行われることが多かった。
これは、消耗の激しさゆえ、パイロットが自力で
降りることができなかったためと言われている。

R-9WB ハッピー・デイズ   
- HAPPY DAYS -
【分離式波動砲試験機】
特殊な波動砲の実験機第2弾である。
パイロット達が恐れる「試験管」型キャノピーも
健在である。

R-9WF スウィート・メモリーズ   
- SWEET MEMORIES -
【幻影波動砲試験機】
甘い名称とは裏腹に、不吉な噂が絶えない機体である。
機体操縦のためのインターフェイス「サイバーコネ
クタ」を大幅に改良している。

R-9WZ ディザスター・レポート   
- DISASTER REPORT -
【災害型波動砲試験機】
強力な波動砲を備えており、機体のバランスも優れて
いるにも関わらず、波動砲の強力さゆえに、ついに
実戦に投入されることがなかった悲劇の名機。

R-9B系列

R-9B ストライダー   
- STRIDER -
【中長距離巡航ユニット装備型】
大型艦船による移動が困難な局面で長距離巡航を
可能にするためのバージョンである。
行動半径の拡大は、バイド戦においても重要
な課題のひとつであった。局面に合わせて、
その形態を大きく変えるRシリーズの長所が
ここにも見られる。

R-9B2 ステイヤー   
- STAYER -
【大気圏内行動半径拡大型】
大気があるエリアでの航続距離が最長の機体である。
武装については、波動砲の出力が1ランクアップして
いる。

R-9B3 スレイプニル   
- SLEIPNIR -
【中距離巡航ユニット装備武装強化型】
フォースをディフェンシヴ・フォース改にバージョン
アップし強化されたが、航続距離は若干短く
なっている。

R-9D系列

R-9D シューティング・スター   
- SHOOTING STAR -
【長距離精密射撃用ユニット装備型】
遠く離れたターゲットに対して命中率と破壊力の
向上を目的として作成された機体。

R-9D2 モーニング・スター   
- MORNING STAR -
【長距離精密射撃用ユニット強化型】
R-9Dの波動砲ユニットの出力アップを目的に開発
された機体。リアアームバーニアを4基増設したこと
で、安定性が向上し、波動砲のチャージ量が増加した。
ただ、長距離射程機の開発プロジェクトの流れが、
R-9DシリーズからR-9DHシリーズへ移行した
ことにより、本機への開発予算は大幅に削減された。
その結果波動砲以外の武装は強化が見送られた。

R-9DH グレース・ノート   
- GRACE NOTE -
【ビーム長時間照射機能改良型】
R-9Dシリーズの照射時間を延ばすために
開発された機体。照射時間が飛躍的に延長されたが、
単位時間あたりの破壊力は若干低下している。

R-9DH2 ホット・コンダクター   
- HOT CONDUCTOR -
【ビーム照射時間延長型】
波動砲の出力をあげて、一度の射撃によるビームの
照射時間を延ばした機体。波動砲以外の武装について
は、これといった変更点はない。

R-9DH3 コンサートマスター   
- CONCERTMASTER -
【ビーム長時間照射機能搭載型最終機】
波動砲の照射時間が全機体の中でもっとも長い機体。
出力と放熱効果の両方を得るため、機体が大型化して
いった。

R-9DV ティアーズ・シャワー   
- TEARS SHOWER -
【光子バルカン装備型】
掃討戦用に開発された機体。
巨大なA級バイド生命体相手の戦闘には不向きだが、
小さい敵が大量に出る場面では有効な機体である。
残忍ともとれる攻撃方法に軍の一部でも非難の声が
あがっている。

R-9DV2 ノーザン・ライツ   
- NORTHEN LIGHTS -
【光子バルカン装備強化型】
R-9DVの光子バルカンの連射能力を高めるために
開発された機体。発射時間が約2倍に延びている。

R-9DP ハクサン   
- HAKUSAN -
【パイルバンカー装備型】
超硬金属の杭を装備した機体。
接近戦用に特化しており、バイド戦では不利な
場面が多く、量産はされていない。
機体左右にある「盾」は、パイルバンカーで敵を
粉砕した際に、破片や残骸などが左右の吸気ダクトに
進入するのを防ぐためのものであり、敵の攻撃
そのものを防ぐ機能はない。

R-9DP2 アサノガワ   
- ASANO-GAWA -
【帯電式パイルバンカーテスト機】
細々と続けられた接近戦用兵器の開発テスト機。
ブロックシールドを装備しているが、本機が実戦に
使用されることはなかった。

R-9DP3 ケンロクエン   
- KENROKU-EN -
【パイルバンカー装備型最終機】
あまり期待されていなかった接近戦用兵器が一躍
脚光を浴びたのはこの機体が開発されてからである。
最強の武器を持った機体としてその名を轟かせた。

R-9E系列

R-9E ミッドナイト・アイ   
- MIDNIGHT EYE -
【早期警戒システム装備型】
冥王星などの外惑星基地に配備された巡回機。
データ収集が主な目的であり、武器はほとんど
装備していない。
第一次バイド戦の後もその任につき、収集した
データは第二次バイド戦においても大いに役立った。

R-9E2 アウル・ライト   
- OWL-LIGHT -
【早期警戒システム改良型】
R-9Eのマイナーチェンジバージョン。
波動砲の出力がわずかに向上している以外に大きな
改良点はない。

R-9E3 スウィート・ルナ   
- SWEET LUNA -
【レドーム耐久力強化型】
レドーム部の耐久力の向上とデータの保護のため、
機体フレームとレドームを一体化させた機体。
フォースや波動砲などの武装も強化されているが、
コストが大幅に上がったために生産機数はきわめて
少ない。

R-9ER パワード・サイレンス   
- POWERED SILENCE -
【球体レドーム装備型】
ひずみのない全方位画像データを収集するために
レドーム部を球形に改造した機体。

R-9ER2 アンチェインド・サイレンス   
- UNCHAINED SILENCE -
【球体レドーム装備武装強化型】
早期警戒システムを装備したシリーズでは後期の機体。
データの分析能力と転送速度の向上、他の機体からの
データリンクシステムの強化が図られている。

R-11系列

R-9F アンドロマリウス   
- ANDROMALIUS -
【アーム型制御ユニットテスト機】
R-9Aロールアウト後にも継続されたフォースの
コントロールロッドテストに使用された機体。
もともとこのタイプの機体には波動砲ユニットが装備
されていなかったが、本機体に限り、衝撃波動砲が
暫定的に装備されている。

RX-10 アルバトロス   
- ALBATROSS -
【特殊フォーステスト機】
航空機メーカー・マクガイヤー社と軍との共同開発に
よる特殊フォーステスト機。
波動砲として、異層次元航法推進システムを応用して
敵内部にエネルギーを瞬間発生させる「衝撃波動砲」
を装備している。

R-11A フューチャー・ワールド   
- FUTURE WORLD -
【辺境警備隊仕様機】
R-9のデータをもとに、量産された最後のR戦闘機。
量産機の座を争ったR-13シリーズに比べ、開発
コストの安さと信頼性の高さが評価され採用された。
大気圏内、特に居住区での運用を考慮した設計に
なっており、非常にコンパクトで小回りの効く機体に
なっている。一部には民営の武装警察に提供された
タイプも存在する。

R-11B ピース・メーカー   
- PEACE MAKER -
【パトロールスピナー】
R-11のバリエーションの一つ。
都市部での使用を前提にしており、民間人への被害を
最小限にとどめるための工夫がなされている。
その1つがロックオン波動砲の塔際である。

R-11S トロピカル・エンジェル   
- TROPICAL ANGEL  -
【旋回性能強化型】
従来の旋回能力では、都市部での運用に限界がある
との判断から新たに開発された機体。
フロントの回転式補助ブースターにより旋回性能は
飛躍的に高まったが、対G機構が不十分なため、
自慢の旋回性能をフル活用することはできなかった。

R-11S2 ノー・チェイサー   
- NO CHASER -
【都市警戒仕様機最終型】
R-11Sのコクピットを大幅に改良し、対G機構を
強化した機体。これにより都市部でこの機体に追い
つけるものはいなくなったと言われる。

OF系列

TX-T エクリプス   
- ECLIPSE -
【可変機構テスト機】
スピードチェンジによる機体やパイロットへの影響を
調べるためのテスト機。
機体を変形させる機構が試験的に組み込まれている。

OF-1 ダイダロス   
- DAEDALUS -
【軌道戦闘機】
サイバーコネクターを搭載した初の大気圏離脱・
突入能力をもった機体。スピード変更時の姿勢制御の
安定化のために機体を変形する機能を持つ。

OFX-2 ワルキュリア   
- VALKYRIE -
【改良試作機】
OF-1の実戦データを元に行われた次期主力戦闘機
開発。本機はその中心となったテスト機である。

OF-3 ガルーダ   
- GARUDA -
【強化型軌道戦闘機】
OF-1の設計思想を受けついだ後継機。
改良により、核融合炉のコンパクトに伴なう機体の
小型化、軽量化とステルス性の向上に成功している。

OFX-4 ソンゴクウ   
- SONGOKU -
【再改良試作機】
新しいポッドの開発のために制作されたテスト機。
「ポッドシュート」による攻撃性能の向上を目指して
開発された。

OF-5 カグヤ   
- KAGUYA -
【軌道戦闘機最終型】
OFシリーズ最後の機体。
最強のビットデバイス「グリーンポッド」が装備可能
であるが、高コストのため生産機体数はわずかである。
本機の名称は、グリーンポッドによる射撃を「竹」に
見立てた関係者が、東洋の文学「竹取物語」の
ヒロインを連想してつけたものと言われるが、
真偽のほどはさだかではない。

TW,TP系列

TW-1 ダックビル   
- DUCKBILL -
【自走コンテナ】
R-9の機体の一部をコンテナに改装したモデル。
施設内での運用を円滑に行うために2本のマニュ
ピレータを備えている。

TW-2 キウイ・ベリィ   
- KIWI BERRY -
【武装タンクタイプ】
Rシリーズ唯一のタンク系兵器である。
火力の強化に耐えうる機体を目標に開発された。
しかし、「陸上を走行する」という開発思想その
ものが、対バイド戦に効果的とも思えず、本機を
もって、「陸戦用R機体」の開発は打ち切られた。

TP-1 スコープ・ダック   
- SCOPE DUCK -
【索敵能力強化型2足歩行機】
自走コンテナとして開発されたTW-1をベースに
索敵・分析能力を強化した機体。
武装に関しては、TW-1と大差ない。
R-9Eシリーズと同等の情報収集能力を有する。

TP-2 パウ・アーマー   
- POW ARMOR -
【小型移動コンテナ】
「フォース」の成長促進エネルギーやミサイル兵器
などを運搬するために開発された小型移動コンテナ。
頑丈な上、小回りも効くため広く運用された。

TP-2H パウ・アーマー改   
- POW ARMOR II -
【武装強化型】
TP-2のフォースの性能をアップさせた機体。
本来運搬目的の機体なので武装の強化にも限界があり、
数機が生産されただけで生産中止となった。

TP-3 ミスター・ヘリ   
- Mr.HELI -
【小惑星探査機警備隊仕様】
小惑星の探査用に開発された機体。頭部のプロペラは
大気圏内だけではなく、宇宙空間においても星間物質
を利用して機体を推進させるための機能を持っている。

TP-2S サイバー・ノヴァ   
- CYBER NOVA -
【バーニア強化型】
汎用性の高いTP-2のバーニアを強化した機体。
無重力条件下での運用を前提に設計の見直しが
行われている。

TP-2M フロッグマン   
- FROGMAN -
【水陸両用型】
TP-2の球形の機体が高い水圧にも耐えることに
着目して開発された機体。
「足ひれ部」は水中での推進力アップと地上での歩行
移動を両立させるための機構だが、実際に地上で使用
された例はほとんどない。

TL系列

TL-T ケイロン   
- CHIRON -
【人型変形試作機】
運用可能な場面を広げるために開発された可変機の
試作タイプ。低コスト量産機R-9Kのフレームを
流用して開発された。
本機に搭載された「ハイブリッド波動砲システム」
は2つの波動砲を機体の形状によって使い分けると
いうもので、様々な場面での活躍が期待されたが、
高コストのため搭載機体数は数機にとどまった。

TL-1A イアソン   
- IASON -
【人型変形出力強化機】
TL-Tの波動砲出力をアップさせた機体。
実戦に配備された最初の人型変形機体である。

TL-1B アスクレピオス   
- ASKLEPIOS -
【人型変形防衛能力強化型】
フォースにミラーコーティングを施し、対ビーム兵器
防衛に能力を高めた機体。攻撃性の向上は図られてい
ない。

TL-2A アキレウス   
- ACHILLEUS -
【白兵戦用兵器装備型】
光学系白兵戦用兵器の搭載を前提に再設計された機体。
サーベルを振り回した際の姿勢制御のため、
バーニアとバランサーの性能がアップしている。

TL-2A2 ネオプトレモス   
- NEOPTOLEMOS -
【白兵戦用兵器装備強化型】
白兵戦性能だけでなく、波動砲の出力もアップさせた
機体である。この機体をナンバー1に挙げるパイ
ロットもおり、傑作機の一つに数えられる。

TL-2B ヘラクレス   
- HERAKLES -
【大型ミサイルポッド装備型】
6発もの追尾ミサイルを同時発射するために大きな
ミサイルポッドを持っている。R-9Eシリーズとの
リンク機能で高い迎撃性を発揮した。

TL-2B2 ヒュロス   
- HYLLOS -
【人型変形機最終形】
人型変形可能な機構を持つ最後の機体。
高性能ながらも生産台数はわずか2機。
2人のエースパイロットにそれぞれ供給される予定
だったが、うち1機は輸送中にバイドの襲撃に遭遇し、
あえなく大破した。
しかし、残りの1機はまさに一騎当千の活躍を見せ、
TLシリーズの最後を飾るに相応しい機体である
ことを証明した。

R-13系列

RX-12 クロス・ザ・ルビコン   
- CROSS THE RUBICON -
【バイド係数増大化試験機】
対バイド戦でもっとも有効な兵器「フォース」は、
バイドの切れ端を純粋培養して造られていることは、
広く知られている。
しかし、人類に制御し得るバイドエネルギーには
一定の「限界」があると考えられていた。
本機はその限界を越えるべく開発された機体である。
この機体の開発は人類に何をもたらすのか?

R-13T エキドナ   
- ECHIDNA -
【有線フォーステスト機】
フォースのバイド係数向上に伴う安定性低下に関する
データを収集するために開発された機体。

R-13A ケルベロス   
- CERBERUS -
【アンカーフォース装備機】
軍事メーカー・ウォーレリック社製の機体で、
趣が従来のRシリーズと大きく異なる。
有線フォースを装備したり、敵追尾性を持たせた
波動砲を装備したりと、革新的なテクノロジーを
多く備えた意欲作である。
また、パイロットインターフェイスに関しても、
革新的なテクノロジーが盛り込まれており、パイ
ロットの神経系に直接端子を接続している。
2164年の「バイドの種子」事件究明に向かった
R-13Aがミッション終了間際に消息を絶ったが、
そのことについて、軍は公表していない。

R-13A2 ハーデス   
- HADES -
【アンカーフォース装備機改良型】
R-13Aの波動砲を上位バージョンにアップさせた
機体。非常にバランスがよく、高い破壊力と防御性能
を併せ持つ。名機に数えられる機体である。

R-13B カロン   
- CHARON -
【アンカーフォース装備型最終機】
R-13シリーズ最後の機体。その開発を知るものは
軍でもごくわずかである。破壊力を重視するあまり、
非常に扱いにくい機体となってしまった。

バイド系

BX-T ダンタリオン   
- DANTALION -
【バイド素子添加プロジェクト試作機】
従来はフォースデバイスにのみ使用されていた
「バイド体」を機体そのものの装甲にも使用すると
いう「バイド添加プロジェクト」。
本機はその試作モデルである。バイドの脅威に対抗
するための強力な機体開発がその目的であるが、
パイロットへの影響などの問題を抱えたまま、
開発を承認する法案が通過し、計画が開始された。

B-1A ジギタリウス   
- DIGITALIUS -
【植物性因子添加試作機】
植物性のバイド体は、極めて硬く、かつ軽い表皮を
持ったものが多い。B-1Aはその性質を主に装甲
に応用しようと開発された機体である。
B-1AはR-9Aと比べ強度55%のアップ、
13%の軽量化に成功している。
しかし、この装甲を維持するためには専用の薬液が
必要で、これがなくなると装甲が「枯れて」しまう。
ちなみに、この薬液は人間にとっては劇薬である。

B-1A2 ジギタリウスⅡ   
- DIGITALIUS II -
【植物性因子添加改良型】
植物性バイド体の装甲を持ったB-1A系の機体。
この機体ではR-9Aと比べ強度70%のアップに
成功している。
しかし、強化した装甲を維持するために、より多くの
薬液が必要となり、軽量化を犠牲にしている。

B-1A3 ジギタリウスⅢ   
- DIGITALIUS III -
【植物性因子添加機】
植物性バイド体の装甲を持ったB-1A系の最終型。
この機体では装甲維持システムに「バイド論理演算」
を用いることで、よりバイドに近い制御を実現した。
その結果、状況に応じた装甲強度の変化が可能となり、
薬液の消費を大幅に抑えることに成功している。
しかし、薬液(劇薬)を要することや、装甲維持システ
ムの暴走を恐れ、正式に配備されることはなかった。

B-1B マッド・フォレスト   
- MAD FOREST -
【蔦状植物性因子添加試作機】
一部の植物性バイドには蔦(つた)状に伸びようとす
る性質がある。この性質を「BI性質」と呼ぶ。
このB-1B系の機体はその性質を応用するべく
開発されたものである。
B-1B系1号機であるマッドフォレストは、特殊
攻撃と装甲の自己修復能力にその効果が表れている。

B-1B2 マッド・フォレストⅡ   
- MAD FOREST II -
【蔦状植物性因子添加改良型】
マッドフォレストよりも、BI性質が向上強化された
機体。波動粒子誘導の応用により、攻撃能力が強化さ
れている。
BI性質を用いた自己修復能力は、実戦での活用は
期待できないと判断され、これ以降の研究は見送ら
れることとなった。

B-1B3 マッド・フォレストⅢ   
- MAD FOREST III -
【蔦状植物性因子添加機】
B-1B系の最終機体。波動粒子誘導のさらなる研究
が成された結果、BI性質を究極的に引き出すことに
成功している。
しかし波動エネルギーの干渉により、バイド体が拒否
反応を示しており、機体として若干の破綻をきたして
いる。

B-1C アンフィビアン   
- AMPHIBIAN -
【自己修復因子添加試作機】
バイド体の多くは、極めて強力な自己修復能力を持っ
ている。これは自己修復因子「リボン体」の働きによ
るものであると考えられている。
B-1Cはこの能力に着目して開発された最初の機体
である。機体各部にリボン体を組み込んだ素材が使用
されたが、期待されたような自己修復能力は確認でき
なかった。

B-1C2 アンフィビアンⅡ   
- AMPHIBIAN II -
【自己修復因子添加改良型】
バイドの再生能力に着目して開発された2番目の機体。
自己修復因子「リボン体」の研究により、機体の一部
が欠損しても再生することができる。
リボン体の活動には大量のエネルギーが必要で、機体
の5%を再生しただけで、航続距離が半分になってし
まう。また再生中はその部位の機能が停止するため、
状況によっては再生しない方が良い場合もある。
また再生を停止・抑制する事ができないので、再生し
た結果行動不能に陥る場合もある。
また、多くのバイドがそうであるように、再生が追い
つかないほどのダメージには効果がない。

B-1C3 アンフィビアンⅢ   
- AMPHIBIAN III -
【自己修復因子添加機】
バイドの再生能力に着目して開発された最後の機体。
主に自己修復スピードのアップと、消費エネルギーの
軽減に重きを置かれて開発されている。
その結果B-1C2よりも再生速度の20%アップ、
エネルギー効率の35%アップに成功している。
しかし、この機体に搭乗すると異常に体力を消耗する
(ような気がする)ため、パイロットには不評である。
当然だが、失われたパイロットの再生は行われない。

B-1D バイド・システムα   
- BYDO SYSTEMα -
【バイド素子強化サンプル】
当初は軍の型番コードを持たなかった機体である。
人類の手で開発された機体ではなく、事故機を改修
したものである。
改修時点では、バイド生命体だと思われていたが、
分析した結果、内部に変質したR-9Aが入っている
ことがわかり、ボイスレコーダーなどからバイド戦で
敵の攻撃を受け、変質したものと結論づけられた。
機体表面に付着した「バイド素子」の研究用に
極秘裏に保管されていた。

B-1D2 バイド・システムβ   
- BYDO SYSTEMβ -
【バイド素子強化実験機】
装甲にB-1Dのものを流用して開発された機体で
ある。内部にはパイロットが乗り込めるように
R-9Kのコクピットユニットが使用されている。
多くのバイド系機体が成形素子の人体への影響と
ともに、パイロットへの心理に配慮して外観を成形
されているが、本機はそれらの配慮が全くなされて
おらず、邪悪な姿のまま開発を進められた。

B-1D3 バイド・システムγ   
- BYDO SYSTEMγ -
【バイド素子強化最終型】
いわゆる「バイドらしさ」にこだわった最後の機体。
バイド係数の向上にこだわったプロジェクトも、パイ
ロットへの影響を軽減することができず中止された。

BX-2 プラトニック・ラヴ   
- PLATONIC LOVE -
【柔軟素材実験機】
時には硬く、またある時は非常に柔軟な組織構成を
持つバイドの「軟らかさ」に着目して開発された機体。
本機は戦闘機開発と言うより、バイドそのものの
性質を探るための実験ベースとして開発された。

B-3A ミスティー・レディー   
- MISTY LADY -
【霧状防護膜実験機】
霧状の防護膜をまとうことにより、敵からのビーム
攻撃を乱反射し、機体を防護するシステムを開発する
ためのテスト機。
防護膜の発生が不安定なため、実戦への投入は
見送られた。

B-3A2 ミスティー・レディーⅡ   
- MISTY LADY II -
【霧状防護膜装備機】
霧状防護膜を安定した状態で発生させるための機構を
備えているが、敵のビームを乱反射させる仕組みも、
無敵のフォース以上の存在にはなり得なかった。

B-3B メタリック・ドーン   
- METALLIC DAWN -
【流体金属フレームサンプル】
本機も、B-1D同様に改修されたサンプルである。
機体フレームを形づくる流体金属は、回収した途端に
柔軟性を失った。

B-3B2 メタリック・ドーンⅡ   
- METALLIC DAWN II -
【流体金属兵器装備機】
B-3Bで得られた流体金属は、機体のフレームと
しては、その流動性を活用できなかったが、波動砲や
フォースとしては、ある程度機能した。

B-3C セクシー・ダイナマイト   
- SEXY DYNAMITE -
【ゼリー状フレーム試験機】
いくつかのバイド体にみられるゼリー状の組織を応用
した機体。この組織は神経伝達触媒とみられ、「BJ
物質」と呼ばれる。
バイドはこの物質を介して機械兵器を支配していると
考えられている。この機体はコックピット以外のほと
んどの部分がBJ物質で構成され、パイロットの意識
を機体に直接伝達することに挑戦している。
結果、操縦性能がR-9Aに比べ40%向上した。

B-3C2 セクシー・ダイナマイトⅡ   
- SEXY DYNAMITE II -
【ゼリー状フレーム改良型】
バイドの神経伝達触媒、「BJ物質」を極限まで活用
しようとした機体。
「BJ物質に直接身体を接触させることで、操作機器
を介さずに機体を操縦できる」との考えから、搭乗す
るパイロットは最低限の生命維持装置のみを身につけ
た状態でゼリー状の塊の中に入れられた。
しかし人間の方が拒否反応を示すことが多く、実用化
には専用に訓練されたパイロットが必要と判断された。
BJ物質が人間の精神に与える影響に関しては、明ら
かになっていない。

BX-4 アーヴァンク   
- ARVANCHE -
【ウロコ状装甲テスト機】
バイドの硬質な表皮を機体のフレーム素材に使用した
テスト用の機体。
表面を滅菌されたバイドのウロコで覆われている。

B-5A クロー・クロー   
- CLAW CLAW -
【硬質素材実験機】
BX-4の硬質素材についての試みをさらに推し
進めた機体。フレームはバイド生命体の牙状の
部位を集めて形成されている。

B-5B ゴールデン・セレクション   
- GOLDEN SELECTION -
【レアメタル装甲機】
機体の耐酸性を高めるために、フレームに貴金属を
使用した機体。
パワーアップすると、装甲の材質(色)が変化する。

B-5C プラチナ・ハート   
- PLATINUM HEART -
【レアメタル装甲機2号機】
22世紀後半、バイドの攻撃によって宇宙人工都市、
“エバーグリーン”が海洋に落とされ、多くの人命が
失われた。
この機体は彼らに哀悼の意を表すために作られたもの
である。そしてまた人類の、バイドの脅威を根絶せん
とする決意の象徴にもなっている。
基本的に戦場に出ることはないが、いつでも発進でき
るよう常に整備されている。

B-5D ダイヤモンド・ウェディング   
- DIAMOND WEDDING -
【高密度炭素結晶装甲装備機】
人類が知る限りで最も硬い素材を使って開発された
機体である。開発コストはR-9Kの約720倍と
言われる。当然のことながら量産はされていない。

究極互換機

R-99 ラスト・ダンサー   
- LAST DANCER -
【究極互換機】
すべてのフォース、波動砲ユニット、ビットデバイス、
ミサイルユニットから武装を選択できるスーパー
汎用機である。
今回の作戦は本機を開発するためのものであったとの
証言もある。

R-100 カーテン・コール   
- CURTAIN CALL -
【究極互換機 Ver.2】
R-99の開発によって一旦終了したR戦闘機の開発
プロジェクトであったが、本機はそのテクノロジーを
後世に伝えるために開発されたと言われている。

R-101 グランド・フィナーレ   
- GRAND FINALE -
【究極互換機 Ver.3】
本プロジェクトを締めくくる最後の機体。
この先、新たにR戦闘機が開発されることは
もはやない。
本機の開発をもって開発グループ「TEAM R-TYPE」は
解散した。
最終更新:2015年05月09日 11:03