エイワス

エイワス(Aiwass, Aiwaz)は、声によってアレイスター・クロウリーに『法の書』を伝えた知性体である。クロウリーは後にこの霊的存在を自分の聖守護天使とみなした。

現代の米国の魔術師は「アイワス」または「アイウォシュ」と発音しており、日本のアクティブなセレマイトも「アイワス」と表記している。クロウリーのA∴A∴のメンバーであったジェラルド・ヨークは、Aiwass は正確には Eyewash(アイワシュ)であったかもしれないとの発言を遺している。1980年代から1990年代にかけて国書刊行会から出版された『法の書』をはじめとする一連の翻訳魔術書では「エイワス」(原語が別綴りの Aiwaz の場合は「エイワズ」)という表記が採用されていた。

『法の書』は、1904年4月8–10日にカイロで降霊したエイワスの言葉をクロウリーが書きとめたものとされている。
最終更新:2013年05月11日 18:29