極・魔導物語 @ ウィキ

ANGEL DEAD

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ANGEL DEAD 〜極・魔導物語〜』(エンジェル・デッド ~きょく・まどうものがたり~)は、2012年12月17日に公開された『極・魔導物語』のリメイク作品。使用エンジンはWOLF RPGエディター(ウディタ)。作者はドナルド


- 目次

ストーリー

主人公・白山吾作は姉の理恵から渡された本を読み、剣と魔法などについて書かれていた本の内容を思い返しながら床に就く。しかし、目を覚ますと友人たちと一緒で、そこは見知らぬ場所。転校していった友人である倉地彰の話を思い返すに、その場所は浮遊大陸であるらしく、大陸のどこかにあるワープ装置から家に帰れるという希望を求めて浮遊大陸の遺跡を探索し始める。そして、探索の途中で佐野恭子という女性に出会うと、彼女は何の脈絡もなく吾作たちと行動を共にするようになるが、その真意は倉地彰という少年と魔王をおびき出して倒し、賞金を手に入れることにあった。

その後、同行者の一人である理恵は友人の西村次郎の衝動的な行動が原因で一行から離されることとなるが、倉地と出会い、彼とともに元の仲間たちと合流して佐野の野望に挑む。やがて佐野が倒されると、友人たちは元の世界へ帰って行くが、佐野は人間ではない姿に変貌して復活して残った吾作と倉地を襲う。すると、吾作もまた姿を変え、佐野が前世で数々の人々を殺害したこと、彼もまたそこで佐野に銃殺されたことを明かし、彼女に決戦を挑む。しかし、彼女を倒しても吾作は友人たちのもとに戻ることはなく、行方不明のまま物語の幕を閉じる。

概要

極・魔導物語の「リメイク」という体で公開されたが、蓋を開けてみると全くの別物。ストーリーの大まかなあらすじが極魔導の倉山が裏切るシーンまでを申し訳程度に踏襲しているというだけで、そのストーリーもオリジナルのキャラクターと設定を主軸として展開していく。田中一郎白山吾作というオリキャラに主人公の座を奪われている上、魔導物語勢は全員が知らないキャラに置き換わっている。また、全キャラクターの顔グラが原作と同じただの色付き長方形。

ストーリーは淡白だが、マップがやたらと広大であり、プレイ時間のうち大半を探索と戦闘に消費するように作られている。それでいて、特殊技能の多彩さの割に戦術の幅はとても狭い(後述)。

内容

ウディタを用いて制作されているため、戦闘システム自体のポテンシャルは『極・魔導物語』に用いられたツクール2000のそれよりも高い。敵キャラクターの体力が可視化されており、ターンの進むテンポもよく、作者側で設定可能な範囲も広いので戦術の幅を広げやすい。前のターンで選んだ戦闘コマンドを記憶でき、ボタンを長押ししているだけで同じ行動をとって戦闘を続けることができる。また、このゲームではエンカウントがシンボル方式なので、戦闘頻度はプレイヤーの手で調節可能。

しかし、エンカウントごとの敵の出現個体数が非常に多い。最初のエリアでは敵は一度に1~2体ほどで襲ってくるが、少し進んだだけで5体以上から最大8体前後で出現するようになり、HPや攻撃力も非常に高くなる。また、編成可能なパーティキャラクターや特殊技能が多彩で、非常に幅広い戦術が用意されているように見えるが、実は効率を考えると使える戦術は僅かに限られる。例えば、戦闘開始時点では多数の敵から攻撃にさらされることになるので、それに耐えながら敵の個体数を少しでも早く減らしていくことが最も重要な戦法になる。その場合、編成可能なパーティキャラは防御が固く攻撃に長けたものに限られる。また、特殊技能に関しても、戦闘ごとの敵個体数が異常に多いため、選ばれる特殊技能は自然と全体攻撃技能に限られてくる。その場合、増田太郎が覚える「迫真の追放」は全体に対して即死効果があり、どれだけHPの水増しされた敵の軍勢に対しても何度も使い続ければ最も効率よく全滅に導くことができる。これは全てのボスに対しても効果がある。

つまり、対属性無効化装備が必要な特定の戦闘を除き、ほぼすべての戦闘で、最も威力の高い全体攻撃と増田の即死技を使い続けるという脳筋作業戦法しかすることがなく、さもなくば長時間にわたり面白みのないレベル上げと削り作業を続けなければならない。作者はレベル上げ作業そのものを愛好していると明言しているため、意図的にそういった作業が発生するようにゲームを作ったと思われるが、後述のストーリーも加味しても、わざわざ時間のかかる作業を選ぶ必要性はない。ほとんどのアイテムや特殊技能に説明文が設定されていないという不親切さも目立つ。他にも、一部の魔法がタダで使えたり、「サンダーⅢ」を使用しても自身が回復したりと、設定ミスと思われる箇所も多く見受けられる。「迫真の追放」が完全に万能なのもこれらの設定ミスの一つと思われる。

一方、ストーリーも淡々としている上に説明不足。例えば、佐野がなぜ浮遊大陸にいて、なぜ仲間に加わるかも一切説明がなく、彼女が物語上の立場では倉山恭子を模しただけのキャラクターである以上、その存在理由も極魔導からパクればよいだけのはずなのだが、それすらないので存在そのものが突飛なものになってしまっている。また、ラストバトルの会話から、佐野は倉山の生まれ変わりで、吾作は倉山に銃殺された人物の生まれ変わりだとすれば、そもそも田中や西村、木田などといった、かつて倉山と同じ場にいたものと全く同じ人間が吾作に同行していることは明らかな矛盾だし、その理由も特に言及されない。ちなみに、吾作はエピローグで行方不明になってストーリーが終わるが、その後のドナルドの作品『極・魔導物語if...』では最初から田中次郎(葛城玲治)というよく分からないキャラを連れて当然のように登場している。

経過

公開後は本スレやWiki掲示板でも目立った感想はなく、成果もないまま進行させられるリメイクの話題に痺れを切らした人物がついに検索してはいけない言葉 Wikiにて作者を誹謗中傷。逆上した作者が同所で暴言を吐き、サイトに常駐する小学生から諭されるという結果に至った。現在こういったゲーム制作の話題は作者のブログへ移り、後にツイッターに移った。

ブログによると作者自身も完成度の低さは自覚しており、RPGツクールVX Aceによる作り直しが進められていた。判断の根拠は不明だが2013年頃「ANGEL DEADⅡ」との二部作に分割されることとなり、その後のツイッターでは三部作になるとまで宣言されていたが、その他のタイトルと行き来しつつの制作になり、何度も完成予定が先延ばしになった挙げ句に完全に沈黙した。

登場人物

主人公は原作とはうって変わって白山吾作という全く新しいキャラクターが務めることとなった。また、原作主人公の田中一郎は主人公の座から降ろされたとはいえ健在であり、白山と行動を共にすることとなる。他にも増田太郎木田順子西村次郎などの原作キャラが主人公と行動を共にする。

アルルシェゾといった魔導物語のキャラクターは一切存在しないものの、ネクロ=スティア、ルナ=セリオンといった「ANGEL FANTASY」のキャラを出すことで、魔導ファンを傷つけないようにする事を第一に考慮したという。しかし、「ANGEL FANTASY」でググっても 中国のドールメーカー しか出てこなかったのでこれが何のことなのかは不明。
  • 白山吾作 - 主人公。冷静な性格の持ち主。
  • 白山理恵 - 主人公白山吾作の姉。事故で声帯を傷めているらしく序盤は一切台詞を発することがない。また、幼女の幻影を追って崖から落下しそうになった西村を助けようとして代わりに落下しパーティから離脱する。後半になって倉地彰に救われていたことが明らかになり、彼の力で声帯まで回復し台詞を発するようになる。
    • 補助系の魔法を中心に数多く覚える。が、補助よりガシガシ敵のHPを削ることが最も重要視されているこのゲームではあまり需要のあるステータスとは言えないかもしれない。
    • 田中一郎に想いを寄せられているが、田中は彼女の前で堂々とそのことを他人に告げているのに対し彼女からは一切の反応がないため、理恵が田中に想われていることを既に認めている可能性が高い。その場合、既に関係を持っている可能性も微粒子レベルで存在する…?
  • 田中一郎 - 吾作の友人。しばしば他人に向かって理不尽な暴言を吐く。であるという理由から、ほかの共に見知らぬ遺跡に閉じ込められる。
  • 増田太郎 - 吾作の友人。同性愛者であるらしく、吾作などの男性キャラに対して性的な発言をする。一方で危険な状況にさらされても簡単にはうろたえない冷静な性格の持ち主でもある。
  • 木田順子 - 吾作の友人。生徒会長であり、遺跡の探索中に超常的な現象が起こるとそれに分析しようとする。
  • 西村次郎 - 吾作の友人。ロリコンかつ弱気な性格の持ち主で、常に慌てている。
  • 佐野恭子 - 吾作と行動を共にする女性。合流場所や言動、顔グラフィックからして極・魔導物語(完全版)における倉山恭子の代替キャラであると思われ、服装は倉山と酷似しているが、髪は真っ黄色で、合流した時は口数が少ない。倉地彰を捕獲するために吾作たちを利用するという目的を序盤でプレイヤーに明かしている。
  • 倉地彰 - 「光の大魔王」という二つ名を持つ強キャラ。元ネタはニコニコ動画で有名な創価ネタで、創価のテレビ番組「Future 2」の再現ビデオにて、宗教の勧誘に対して「俺は宗教になんか興味ねえんだよ」と言い放って追い返した人物と思われる。
  • ルナ=セリオン - アルルの代替キャラと思われる。1000年前のエンジェルタウンの住民であり、ロレンスたちとともに闇の魔王を倒して世界を救った。
  • ロレンス=エルセイン - ルナと同じく魔導物語のキャラクターの代替として登場したと思われる人物。ルナたちとともに闇の魔王を倒した人物の一人。
  • ネクロ=スティア - 上に同じ。
  • リリア - ラリーの代替キャラと思われる人物。白山たちが2度目に過去世界へ飛ばされた時に、突然彼女の会話から場面が始まる。城の主人に仕える奴隷であり、白山たちと合流して城から抜け出そうと試みる。
  • ヴゼル - かつて過去世界に天から現れ、すべてを滅ぼそうとした魔神。多くの人々の犠牲によって撃退された。
  • アソクポジョワー - 過去世界で登場するオリジナルボス。

ダウンロードリンク

バージョン名 ダウンロードリンク 日付 備考
ver.0.0001 http://www1.axfc.net/uploader/so/2718793.zip
ver.0.0002 http://www1.axfc.net/uploader/so/2718993.zip 特殊技能の説明・エフェクト・効果等を追加
ver.0.0003 http://www1.axfc.net/uploader/so/2732261.zip マップとストーリーがある程度進行したところまでプレイ可能
不明 http://www1.axfc.net/uploader/so/2778401 2013年2月3日 ラスボスまで繋がる
不明 http://www1.axfc.net/uploader/so/2780624 2013年2月4日 経験値などの改良
不明 http://www1.axfc.net/uploader/so/2781213 2013年2月5日 主人公達にチート適用
不明 http://www1.axfc.net/uploader/so/2783180 2013年2月6日 「少し改善」
v.1.002 http://www1.axfc.net/uploader/so/2784403 2013年2月7日 「出来るだけ改良」

攻略情報

「AD攻略情報」の記事から移動。作者による情報。
  • ステージⅠ - 基本的にザコ敵は弱いので楽に倒せると思う。ボスのクリスタルは木田のフレイムなどの全体攻撃があれば楽また、増田の守備力が高いのである程度レベルを高くすることで瞬殺されない。
  • ステージⅡ - ザコ敵に属性設定がされているのが多くなっているため、AD敵リストを参考にすると楽に進める。途中で理恵、西村、田中がいなくなるため少し進行が難しくなる。ボス1のドラゴンバインは炎に弱いため炎系の魔法で攻撃しよう。ボス2のゴーレムは、田中がレベル10上がった状態で再び仲間になるので恐らくはクラッシュナックルを覚えている。ゴーレムは守備力が高いのでクラッシュナックルで守備力を下げる。
  • ステージⅢ - ザコ敵は、技や魔法で戦わなければ倒せない。ボスは、属性攻撃を防ぐ御札で防ぎ第二形態は物理攻撃で戦う。どうしても勝てないという人は、http://www1.axfc.net/uploader/so/2781213のデータを使用してください。
  • ステージⅤ - 吾作と合流した後、すぐに『小沢一郎の逆襲』でおなじみの朝鮮カルタが出現する。非常にHPが高いため、長期戦を覚悟で挑むべし。

EXボス

  • ダグラーⅡ - まず、まともな戦術では瞬殺されるのは間違いない。さらに、狂ったようなHPの高さなため、普通は無視するのが一番。倒すに当たって、まず味方の能力は呪文で最大限に強化する。あとは、一番最強の技で攻撃する(せいけんづきやギガデスフレアなど)。MPの消費が半端ないため魔法のミストは大量に買いだめておくこと。

ギャラリー


関連項目


コメント欄

ANGEL DEAD/コメントログ(2019年07月26日以前のコメント)
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