色タグ

登録日:2011/05/19 Thu 14:48:41
更新日:2024/03/04 Mon 12:52:06
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色タグとは、かつてのアニヲタの集いのコンテンツで書き込みをする際に、表示される文字の色を変えるために用いられる機能であった。
正式名称は特にないので、人によりカラータグ、文字色タグ、色彩変換、色変えのやつ等と、結構好き勝手に呼ばれる。



【概要】
アニヲタの集いでの文字の色変えは、書き込み時に

[色]冥殿[色]

というように、『を変えたい部分を[色]で挟む』ことで可能となる。
この時『色』の部分には、赤や青、黄といった色を表す漢字一文字が入る。

かつては黄色と橙色が同じ色だったりしたが、
2月14日に再整備され差別化、ついでに新色4つが追加された。


百聞は一見に如かず、とりあえず実践といこう。
左は使用例、右は挟むタグ。
(*は2月14日からの新色)

[桃]
[赤]
[朱] *
[橙]
[黄]
[翠] *
[緑]
[水]
[空] *
[青]
[紫]
[黒]
[茶]
[灰] *
[白]

てことで、2011/5/19時点で全15色に対応している。
参考までに も参照のこと。


【歴史】
古くは『黒背景時代』と言われる頃から存在している。
画像板がめがびゅを使用していた頃か、非難所全盛か、ともかくそのくらい昔である。
もっと具体的には?と問われても『2007年以前』としか言えない。
記録が残っていないのだからしょうがない。
なお、2007年以前であるという確証は、アニヲタWikiの『履歴』の
2007/10/06
タグ機能、独自タグ機能を追加。
ピックアップもといランダム表示機能追加

の部分から。

……え? 色タグなんて書いてないだろって?


ちゃんと書いてあるじゃないか、


『独自タグ』

と。
この時追加された独自タグとは、色タグや項目リンクタグなのである。


何じゃそらわからんさっさと説明しろ、という人のために、ここからは独自タグについて解説しよう。

以下は知らなくても実使用には全く影響ないので、戻ってもらって構わない。





【タグ?】
『タグ機能』と書かれているのは、項目本文の前に並べられているタグのこと。
わかりやすく言えば、スーパーの陳列棚に貼られた『調味料』とか『菓子』とかいった、

『ここにあるものはこういった種類のものですよ』

という表示である。

そう、『タグ』とは『分類表示』のことなのだ。


そこで、『独自タグ』の部分に注目してもらいたい。
この独自タグというのは、閲覧者ではなく、文字列を処理するコンピュータに対しての分類表示である。

世に無数に存在するWebページの多くは、『HTML』という形式で書かれている。
よくわからない人は、『コンピュータが理解できる言語』と思ってくれれば結構。
(その他のコンピュータ言語にはC、C++、BASIC、COBOL、Ruby、Perl等があるが、ここでは無関係なので割愛)


このHTML言語で文書を書く際には、そこに書かれている文字列が『どういった類のものなのか』を明記する必要がある。

例えばページ自体にタイトルをつけたいなら<title>文字列</title>
と書く必要があるし、ページ本文なら
<body>文字列</body>
と書かなければならない。

この
<****></****>
の部分が、『HTMLタグ』と呼ばれるものである。
これがないと、コンピュータさんは


「HTMLでおk」

と言って処理をボイコットしてしまうのだ。


同様に、文字の色を変えるには
<font color="〜">文字列</font>
とか<div style="color:〜">文字列</div>
<span style="color:〜">文字列</span>
とかいったHTMLタグが必要となる。

〜の部分には、「」つまり、
#000000
=黒 から
#ffffff=白 までの
『コンピュータが理解できる色』を表す16進数か、
あるいは
blue とか
red とかいった、『あらかじめ定義された色』を表す言葉が入る。
このアニヲタWiki(改)を擁する@Wikiでも、これらの方式が採用されている。

どっちにしろ、人間がそのまま直感的に理解できるものではない。
HTMLちゃんはわがままなのだ。




ここで一つ質問。

このHTMLタグ、「自分で書け」と言われたらどうですか?




こんなもん答えは決まっている。



「めんどくさい」


この一言に尽きる。
HTMLを勉強している者ならいざ知らず、多くの利用者は暇つぶしのために掲示板やらWikiやらを利用しているのだ。
そんなまどろっこしいことを毎度毎度やるくらいなら、普通に黒文字で書き込む方がストレスがたまらなくて良い。

でも簡単に使えるならそれはそれでありがたい。

そんなアンビバレンシーも、至極もっともな人情というやつだ。



そこで、Webコンテンツの管理者・作成者が搭載する機能が『独自タグ』である。

不特定多数の利用者が書き込みや編集を行なうWebコンテンツの場合、こういった煩雑でまどろっこしくてめんどくさくて分かりにくい作業は極力避けたい。

独自タグは、そういった作業を簡略化するために実装される『特定のWebコンテンツでのみ有効な記述方法』である。
独自タグで書かれた文字列は、コンピュータちゃんが自動的にHTML形式に変換、表示してくれる。


色タグに関して言えば、
[赤][赤]なら<span style="color:#ff0000;"></span>

[青][青]なら
<span style="color:#0000ff;"></span>

といった具合に、ツヴァイアインが自動的に直してくれるのだ。

特定のWebコンテンツ、この場合アニヲタの集いの掲示板やアニヲタWiki限定であるゆえに、
この色タグは例えば2ちゃんねるとかWikipediaといった他のコンテンツでは適用されない。



わかりやすく例えてみよう。


あなたの目の前に26人の女の子がいる。
そのうち25人はアニメなんてドラえもんor『サザエさん』orちびまる子ちゃんor……しか知らないA〜Y子さん。
1人だけガンダム好きなZ子ちゃんがいる。

いまあなたが突然
「諸君らが愛してくれたガルマ・ザビは死んだ! なぜだ!?」
と叫んだとする。

A〜Y子さんたちはキョトンとしたり、(なんだこいつキモッ…)と思ったり、未知の恐怖に戦慄いて泣き出したり、それを見て「ちょっとアンタ!O子ちゃん泣いちゃったじゃないのバカッ!」と怒声を上げたりするだろう。

そんな中、ガンダム好きなZ子ちゃんだけはフッ…と笑ったのち「坊やだからさ…」と呟く。


そんなようなものである。
正しい応え方ができるのは、それ用にプログラムされたものだけなのだ。

アニヲタの独自タグで言えば、それが通用するのはツヴァイ、アイン、雛だけということになる。


くれぐれも、他サイトの掲示板で使っちゃったりしませぬよう。
馬鹿にされること請け合いである。



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最終更新:2024年03月04日 12:52