機動要塞

カダス北央帝国が有する空中移動型の巨大制圧兵器。
《鋼博士》ルクレールが提唱した機動要塞理論に基づいて設計された蒸気機関兵器であり、北央歴2162年(西暦1859年)に勃発した第2次カダス戦争の最中に完成した。
完成当初は実戦投入は噂の域で、帝国もそれを否定していたが、数年またずにこの宣言は撤回され実戦へ駆り出されることになった。
その戦果は凄まじく、前回の第1次カダス戦争で主力だった敵国の地上戦車を物ともせず、機動要塞側には1基の損害もないまま帝国を勝利に導く圧倒的な力を示す。
その後、約40年に渡って無敵を誇り、帝国を絶対の存在として大陸に君臨することとなる。

機体


関連人物


備考

  • 史実の書に記された1914年に勃発するとされる世界大戦を呼び込み、史実以上に激化させる存在の一つとして挙げられている。
  • 1906年時点では《既知世界》で北央帝国に次ぐ巨大連合国家である王侯連合でも、これらを運用するために必要な機動要塞論を得るに至っていない。しかし『セレナリアFD』でマタイオスが行った工作によって機動要塞への対抗策が王侯連合に流出し、その流れからか王侯連合では機動歩兵を用いた対機動要塞兵器の開発が完成した、という噂がまことしやかに囁かれるようになっている。
  • 西亨で機動要塞を入手したのは英国のみ。公開はされてはいないが、合衆国では開発に成功しロス・アラモスで稼動実験が繰り返されている。1863年の極東では、薩英戦争での戦利品として英国から黒船の同型を一つ譲渡されており、薩摩の監視船として京の上空を巡回している。
  • 無敵の兵器とされてはいるが、物語中ではいきなりバベッジ・マシンに翻弄されたことに始まり勝ち星が一つもない。そしてシリーズが続くにつれ、物理攻撃を概念的に無効化する存在や、個人単位で巨大機械を凌駕する者、何より極秘にカウンター兵器まで開発されてしまっているため、かつてのような脅威となるかは不明。もっとも、これらは極一部の例外ではあるが。



  • 誰が使っても安定した性能を発揮する兵器はいつの時代にも必要だからな。物理攻撃を無効するような幻想はもう殆ど文明に駆逐されてるだろうし -- 名無しさん (2013-01-09 17:38:02)
  • たまには思い出してあげて、この子達のこと。 -- 名無しさん (2016-04-18 23:06:10)
名前:
コメント:
合計: -
今日: -
昨日: -

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2018年05月21日 15:57
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。