謎解きプロット

・大筋
主人公視点プロット

(最初に)ミステリというものを正体不明のものを解明する「謎解き」方面のミステリとして描く。

三泊四日の旅行である。
四日目に、本土から迎えの船が来ることになっている。


■初日・日中~夕方(島の観光に費やし、夜まで何も起きない。)
  • 船着場で管理人の伊達が待っている。
  • 主人公たち、案内されて洋館へ。荷物を置いて、島の散策に。
  • 島の見るポイント。古びた神社。外から見上げた、小高い丘の上の洋館の外観。墓場。
  • 島に伝わる鬼の伝説を聞く。島でとれた海の幸の話など。いろいろ。
  • 古の時代から戦時中まで度々、行方不明者が出たので鬼が棲んでいるという話を聞く。


■初日・夕方
  • 干支のカードを渡される。(これはルームキーである。電子ロック)
  • 荷物を置く。このとき、がちゃん、という音を聞いたような気がする主人公。
  • 馬酔木以外の全員で食事をとる。(馬酔木には先に食べるように言われていた)
  • 食事をしつつ、馬酔木教授が遅いと不審に思った赤井が、馬酔木教授を探しに出かけ、死んでいるのを発見。(鍵のかかった自室で倒れていた。頭には置物が落ちた後が。持病持ちだったので、倒れかけた拍子に棚にぶつかり、事故死したとみなされる。)
  • 一度食堂に戻り、思案する。

☆実際は、神宮寺がもみ合った際に押し飛ばしたときに棚の角に頭をぶつけた拍子に死んでしまっている。
 神宮寺が殺害したところを管理人の伊達が目撃、伊達は神宮寺に好意を抱いていたため、とりあえずその場でできる簡易トリックとして、棚の上の馬の置物を取り、馬酔木の頭を殴りつける。その後、マスターキーで施錠し、人が来たので中途半端なごまかしで、事故に見せかけた。


■初日・夜
  • 大雨が降り出す。
  • 警察と連絡がつながらない。嵐で電話線が切れたのかもしれないと、管理人。その日はみなそれぞれの部屋で寝ることに。
  • 浴場に行こうと、主人公が廊下に出ると、神宮寺が居るのを発見。神宮寺も風呂に向かっていたのだという。

☆これは、神宮寺は馬酔木の遺体の件で、管理人・伊達に話をしにいった後である。
 伊達は隠し通路の先のガラクタ置き場に神宮寺を連れて行った。そこで話しているうちに口論になり、神宮寺は伊達を殺害。マスターキーを回収しておく。
 殺害し、キッチンの奥の隠しフロアへ隠した。(奥は、改装の際に回収したガラクタなどを乱雑に放り込んでいる。もとは何かの実験場だったようにも見える。)
☆もみ合っている間に、何かの装置を動かしてしまい、ウイルスが動き始める。


■2日目・朝。
  • 食堂にて、管理人が殺人をおかしたのではないかという話になる。
  • 主人公達、管理人を問いただしそうと探すが、キッチンはもぬけのから。いよいよ怪しいという話になる。


■2日目・昼
  • 雨はまだ続いている。捜査を開始する。
  • 電話線が切れている。正面玄関が南京錠で施錠されている。管理人は洋館のどこかに居るのではないか。もしくは逃亡した後で、閉じ込められたか?
  • 洋館内、何もないことを確認。ただ、管理人室だけカギがかかっていて開かなかった・・・(念の為、バリケードしてふさぐ)

☆このとき、伊達は発生したウイルスによって分解され、ウイルスはゆるやかに部屋移動を開始。
 主人公たちは最後に馬酔木の遺体のある馬の部屋を見るが、このときは死体がある。怖かった為、さっと出てしまい、扉に隙間が生じており、ここにウイルスが入り込む。


■2日目・夜
  • 伊達不在。外に脱走したのではないかという話になるが、夜も遅いため、各自しっかり施錠して眠ることに。
  • 夜、物音が聞こえる。(ヒロインが聞いたと証言)

☆この夜、村中が神宮寺に詰め寄り、神宮寺に殺人を認めさせた上で、首を絞めて殺害。後にばらばらにして隠す。
 村中は神宮寺に惚れていた。村中が馬酔木殺人に気づいたのは、神宮寺が前日の夜、伊達と密会していたからであるのと、マスターキーを持っていたからである。
 村中、マスターキーを隠し持つ。


■3日目・朝
  • 主人公、廊下に血痕を発見。(誰のものかは特定できず。しかし実際はばらされた神宮寺のもの。)
  • 何とかして脱出をしようという話になる。
  • 捜索するうちに、神宮寺の手首が発見される。
  • また、馬酔木の遺体が消えていることに気づく。

ここで、妙なメッセージが馬の間で発見される。
『鬼に馬は毒された・・・』
同様に、神宮寺の部屋を探すと、「ねずみを丸呑みして鬼は嘲笑う」とメッセージあり。
見立て殺人の説が浮上する。

一同は、島に伝わる人食い鬼の話を思い出す……


■3日目・昼
 食堂に再び集まり、話し合う。
 主人公視点で推理する。情報を集める。

1.馬酔木教授は事故ではなく、殺人。置物は相当重く、男の手でないと持つことは無理そうである。
2.そもそも、犯人は伊達なのか? 伊達も死んでいるのではないか? しかし、誰が犯人かは断言できず、洋館から出られない以上、助けを待つしかない。明日の朝になれば、迎えの船の人が気づくはず。

⇒一同は、全員で食堂に一緒にいようということになる。

  • 赤井、猪瀬、これを無視。各自ひとりで部屋に戻る。
  • 犬井、心身ストレスのせいか嘔吐。これを洗いに大浴場へ。

⇒いつまで経っても帰ってこない。主人公は彼らを探しに行き、犬井の持ち物だけ発見する。二人は行方不明に。
 現在の生存者は、主人公とヒロイン。赤井、猪瀬、牛尾、村中、鳥井、桃山の合計8名である。

☆ウイルスは大浴場に続く廊下で二人を分解し、ゆっくりと移動していっている。


 桃山は退屈しのぎに洋館の怪異を語り始め、周囲の恐怖心を煽ってしまう。

  • 内容としては、洋館の構造について。そこから派生して、戦時中の建物の利用のされ方の話。

 これに怯えた村中がやめてほしいと懇願し、鳥井も幼馴染の二人が行方不明になっていたので、聞きたくないと激怒。二人で部屋にこもる、と出て行ってしまう。
 食堂に残されたのは、主人公とヒロイン、牛尾と桃山である。そのとき、食堂の扉にメッセージカードがはさまれていることに気づいた。

『犬猿の仲とはいえ仲良く消えていった』

 主人公達はまた、推理し始める。

3.牛の証言。昨日ぼやっとひかる影を見かけた。食堂から出て来た気がする。

4.主人公、その話と桃山の先の話を聞いてふと思い至る。マップを見て、不自然なフロアを見つける。キッチンの奥が不自然に広い。隠し扉を発見し、伊達の首が転がり出て来る。伊達の死を確認。奥にはまだ行けそうだったが、あまりにも未整理でガラスなど割れていて危険である上に、電気がつかないので、それ以上の探索は断念した。


 管理人の死が確定したことによって、犯人は他にいることが判明してしまった。また、各々の話から男であると。
 アリバイを考え始める主人公。アリバイの確認できないのは、赤井と猪瀬であった・・・

 赤井の部屋はカギが空いたままになっていた。猪瀬の部屋は閉まっている。猪瀬は出て来ないが、中には居るようだった。
 主人公達、村中の部屋に行く。そこには、赤井のアコギ演奏を聴く村中と鳥井がいた。主人公達は事情を説明し、伊達が犯人ではなかったと説明する。
 そうして、猪瀬以外のみんなが再度、食堂に集まった・・・

☆このとき、赤井の部屋の扉が少し開いており、ウイルスが入り込み、エレキギターなど以外をすべて分解してしまう。(※暖房をつけっぱなしであった)


■3日目・夕方
  • 夕飯をとる。
  • 推理タイム

 主人公視点で集めたすべての情報を、出していく。
 そうして、赤井と猪瀬が怪しいという話になり、村中がそれに機敏に反応し、赤井をバッシングし始める。
 これに対し、赤井は、村中の部屋で見つけたというマスターキーを見せ、一気に村中への容疑が深まる。
 村中、神宮寺殺害を認めるが、他の容疑は否定する。
「神宮寺が馬酔木を殺したと言っていたから殺した。馬酔木を殺したのは、神宮寺と伊達だ。ほかのやつらは知らない。」
 しらばっくれるな、と鳥井が半狂乱になり、村中を部屋に閉じ込めるようにと叫ぶ。村中を、ひとまず、遊戯室に閉じ込める。

 帰り道、廊下でまたメッセージカードを見つける。
「桃太郎さん桃太郎さん。お腰につけたきびだんご一つ私にくださいな」

☆ウイルス、人の気配を1階に感じて移動し始める。

<主人公、ヒロイン、赤井、牛尾、鳥井、桃山が食堂にいる。>


 主人公、マスターキーで食堂隣接の鍵のかかった管理人室を開けられるのではないかと気づく。
 一同、管理人室に入ると・・・廊下に設置されたカメラの映像を見られるようになっている。(このカメラはもともとは、十二支のゲームで使う予定だった)

 と、室内でガタガタ鳴り響き身構える主人公達。ネコが飛び出していった。
 カメラを見ると猪瀬が遊戯室を覗き込んでいる映像が映っている、何をしているんだと疑問に思う主人公達。突然、ものすごい形相で猪瀬は走り去っていき、二階のカメラ映像に映り、自室へ逃げ込んで隠れた。ネコがその後を追いかけていき、扉をがりがりしている様子だった。

☆このとき、ウイルスは村中の場所へ到着、分解を開始していた。それを目撃して、猪瀬は焦って逃げたのである。

「何やってんだ、あいつ・・・」
 カメラは録画機能はわざとつけていないようだった。カメラを監視しつつ、室内を探る。
 十二支ゲームの脚本を見つける。カメラの用途と、今回の旅行の趣旨などの載ったパンフレットも見つかる。馬酔木の考えた十二支ゲームを見て、自分たちの名前を思い返し、安直だなと再認識してふっと緊張感が途切れる。

 カメラを見ていた赤井が自分の部屋があいていてネコが飛び込んだのを見て、ギターがいじられる、と焦ったように飛び出す。
 主人公、危ないぞ、と追いかけ、赤井と二人で部屋に到着し、部屋の中が不自然な状況になっていることに気づく。中途半端にちぎれた衣服や、その他もろもろ。赤井のギターは無事だった。赤井はこれは、大切な人にもらった形見だという。ネコはごろごろ転がっていた。
 主人公は赤井の意外な生い立ちを聞いて、彼を誤解していたことに気づき反省する。

 赤井はこれは猪瀬の仕業じゃないかと思い至り、猪瀬の部屋を乱暴にノックするが出てこない。
 ふと、扉があまりに頑丈であることに赤井は文句を漏らす。ネコもじゃれて爪を立てていた様子なのに、傷ひとつついていない。もともと、何かの隔離施設だった説を、桃山が言っていたことを思い出す主人公。
 赤井はマスターキーを取りに、階下へ主人公と一緒に向かう。ネコがついてくる。

 食堂を通り管理人室に戻ると、鳥井、ヒロイン、牛尾だけがいる。桃山がいない。
「猪瀬とっつかまえるついでに、桃山も見てきてやるよ」と赤井。
 マスターキーを持ってひとり出ていく赤井。部屋を荒らしたのが猪瀬だと思い込みキレているようである。
 カメラを見ていると、赤井が階段を上っていくところが映っていた・・・赤井の意外な一面を見ていた主人公は居ても立ってもいられず、その後を追いかけて部屋を出ようとする。
 突然、ネコが食堂を駆け回り、暴れ始めた。絵画を引っかく。しかし、傷ひとつつかない。不自然である。

☆このとき、ウイルスは桃山を分解し終えて、食堂の扉の目前にいた。現在、赤井を追いかけて移動中である。


 管理人室でモニターを見ていた鳥井が焦りだす。
 赤井がマスターキーであけて、室内に入り込んでいく。その後を追いかけるように光る影が階段をのぼっている。幽霊か・・・
 赤井が猪瀬を引っ張って出て来た。
 二階の廊下は円状になっており、影と、赤井と猪瀬は、反対周りに移動して鉢合わせすることなく、階下へ赤井たちが降りてくる。そして、食堂に入ってきて、猪瀬を放り投げる赤井。入れ替わりにネコが廊下へ走っていく。
 赤井、また廊下へ。主人公、今度こそついていく。遊戯室に、桃山も村中もいなくなっていた・・・扉を開ける。桃山のボールペンだけが落ちていた・・・

 食堂へ戻ると、猪瀬は半狂乱になって暴れ、モニタ類が壊れていた。殴りつけ、押さえ込む赤井だが、猪瀬がナイフを所持しており、足に傷を負う。
 そして、猪瀬に話を聞きだそうとするが、気が狂ったように暴れていて拉致があかない。舌さえ噛みかねないので猿轡をかまし、括りつけて、ひとまず、一騒動が去った。

☆現在、ウイルスはネコを追い掛け回している。
 なお、現在の生存者は、主人公、ヒロイン、鳥井、赤井、牛尾、猪瀬。

 赤井の証言によると、猪瀬は部屋で怪文書を作成している様子だったという。
 馬酔木殺人を思い返し、あの置物は女性の手では持てない重さ、犯人は男ではないかという最初の推理を思い出す一行。共犯は猪瀬か?

 パソコンの中身や、そのほか、犯行に使われたナイフなども猪瀬の部屋にあるのではないかと考える。
 何より、犯人がわかれば、正面玄関の南京錠のカギもあるかもしれない・・・猪瀬の部屋を探索しに行くと赤井は言うが、主人公が庇う。自分が行く、と。
 ひとりじゃ危ない、とヒロインもついていこうとする。万が一に備え、三人で向かうことに。管理人室には、猪瀬、赤井、鳥井が残る。

 猪瀬の部屋まで無事に辿り着いた。中には南京錠のカギはないが、怪文書にまぎれて、変な手記を見つけた。また、パソコンを見つけて階下へ戻ろうとしたが重いので断念しようとしたときだった・・・三階のフロアから、ネコが逃げてくる。呆気にとられている主人公やヒロインのところへ光る影がやってくる。そして、それがヒロインへ向かう!
 それを助けようと、牛尾が飛び出し、牛尾が分解され始め、逃げろ、という。
 主人公達は目前で見た事実を理解しきれず、焦りつつも、食堂へ向かい、食堂の扉を閉める。

 *

 そして、主人公、ヒロイン、赤井(負傷中)、鳥井はまた話し合いを始める。
 まず、主人公とヒロインが見たものを説明するが、赤井と鳥井はバカを言うなと取り合ってくれない。しかし、ここにきて落ち着きを取り戻していた猪瀬が、何かしゃべりたそうにしているので猿轡を解くと、村中が光る影に分解されたと泣き喚きながら言う。
 そして、自分が怪文書をいたずらのつもりでばら撒いていたと、自供する。
 どうしてそんなことをしたかというと、猪瀬の拾った「馬酔木の手記」が原因だった。そこには、十二支ゲームが書かれており、猪瀬は「これぜんぶ、余興だな」と勝手に思い込み、ほんのいたずらでやってきていたが、村中が消えるのを目の当たりにして、とんでもないバケモノがいることに気づいたという。
 あれはこの島に伝わる人食い鬼だと・・・

 ひとまず、主人公は持ってきた手記を開き、中を見始める。
 馬酔木教授と伊達の関係が描かれていた。昔からの悪友。伊達の駄目人間ぷり。しかし、由緒正しい家系であり、この島の相続権はあったこと。ミステリを取り入れた企画で遊べるペンションつくり。そして・・・出資源は神宮寺家。
 馬酔木教授が殺された理由はだいたいわかった気がした。

1.馬酔木教授は神宮寺と伊達によって殺害された。
2.いつ? 最初の食事の前である。がちゃん、という音を部屋で聞いていた。
3.神宮寺は、村中によって殺され、ばらばらにされた。しかし、伊達を殺したのは村中ではない。殺した際に、村中は神宮寺は馬酔木しか殺していないという情報を聞き取ったと言っていた。
4.村中は、光る影?に殺されたと猪瀬が証言。同様のモノを見た今となっては、主人公からそれを疑うことはできない。
5.そうなれば、光る影によって伊達も殺されたのではないか。

 それでは、あの光る影は何なのか。人食い鬼の伝説・・・その答えは、管理人室の資料にあるような気がした。

 探し始める。
 そして、島の伝記などを見つける。鬼の伝説。そして、それを解明しようとした学者・伊達のひいひいじいさんのメモ。
 鬼とは異人のことだった。また、鬼の儀式とされたものは、隕石の落下だった。隕石が人を喰う話。隕石は祠を彫ってまつられた。岸壁の祠・・・主人公は、もしかしてキッチンの奥のフロアじゃないかと、気づく。
 負傷した足を引きずり、赤井がキッチンの奥のものをどけていくと、結構広い。
 中には何かの研究所の記録などもあった。ウイルスの起源を知ることができたが、その対処法まではわからなかった。。。

 主人公の回想。
  • 赤井は、服は一部分解されたんいエレキギターは分解されなかったと証言。また、ネコはずっと追い回されていた。
 ⇒ 有機物、とりわけ生物に反応しているようである。
  • ネコが引っかいても傷のつかない絵画や、扉。窓もなく、外へ出るのが困難なこの環境。
 ⇒ 外部へ出すと危険だからか? 壁が分解されてしまうからか?
  • 遺体が部分的に分解されている理由。また、有機物でも残るときがある。赤井の部屋は暖房がついていた・・・
 ⇒ 熱に反応する? ただし、大浴場を避ける(※そういう伏線をいれておく)など、高熱は苦手か?
  • 日光にも弱いかもしれない、と推測
  • 扉はしっかり閉まるものであり、閉めている限りは安全であると思える
  • 明日の朝まで待って、助けが来たとしても、中から鍵がかかっていたり、仮にあけてもウイルスの被害になってしまう恐れも・・・

 従って、脱出を試みないといけない。
 このとき、赤井は滅菌装置なる資料を見つけていた・・・それを使えば、洋館ごと焼けるという。それは浴室隣接のボイラー室の底にある、と記録から読取るが、誰にも告げない。
 また、脱出経路として最適なのは、唯一、外界を眺めることができる大浴場にぽっかり空いた窓であるが、断崖絶壁であるため、ロープで降りる必要がある。非常口がそもそも絶対にどこかにあるはずだ、と主人公は考える。そして、あるとすればそれはその大浴場を置いて他ならないと。そうとなれば、どこかにはしごがあるはず。。。
 一同は大浴場を目指そうとする。

 そう離れていないが、あけた瞬間、階段でネコが光る影に捕食されているのを見つける。慌てて大浴場側へ向かう一同。
 しかし、管理人不在のため、温水ではなくなっていた! また、大浴場のガラスが割れてしまっている。(どこかで割れる伏線をいれておく)光る影が迫る。
 鳥井、ヒロインは逃げることができた。そして、猪瀬が光る影に雄たけびをあげて突進し、分解され時間を稼ぐ(人が死んだことで彼なりに罪滅ぼしをしたかった)
「足をケガしているから万が一落ちたときに誰かに当たって巻き添えにしたくない」と主人公が降りるまで待ち、ロープを切ってしまう。
 主人公を無理やり下ろし、赤井は、ボイラー室を爆発させる、と言って、奥へ向かってしまう。
 そして、爆発。

 三人の生存者のみを残し、事件は幕を閉じた・・・

・馬酔木の考案した干支ゲーム

(※あくまでも案。うまくまとまっていないので、たたき台に。)

 悪ノリして作っただけの代物。
 必要な機材は、スピーカー、廊下の監視カメラ。それと、室内の十二支に模したカードリーダー。(一見しただけでは置物に見える。)
 そして、干支の柄の入った十二枚の磁気カード(これはルームキー)。カードリーダーと連動して集計結果を表示できる大型モニタを食堂に一台。

 12人が参加者。マスターがひとり。
 黒(鬼)と白(ももたろう)、半分ずつにわかれる。(ランダムで決められる)
 これは予め配布された自分の干支のカードキーを使って部屋に入ると、部屋の中にカードが10枚置かれている。このカードの色を見て、自分が鬼か桃太郎かがわかる。誰が白で誰は黒かはわからない。自分の色だけがわかっている。)
 また、各自、自分の陣地(部屋)を持っている。これは二階にあり、ゲームが進行する一階からは見えない。 陣地の中には、カードを回収するボックス(白と黒がそれぞれ)があり、自動で枚数をカウントされるようになっている。 このゲームは12週を目処に実施される。

 毎回、十二支カードをシャッフルし、引いたカードにより入る部屋が決まる。最初に入った部屋には、その部屋が「白か黒か」をわかるようにしたメッセージカードが室内のどこかに隠されている。(ルール上、このメッセージカードを破棄したり持ち去ったりしてはいけない、とは言われないため、隠すことも自由である。)
 プレイヤーは入った部屋に、必ず一枚以上のカードを置かなければならない。すべて置くことも自由である。(なお、部屋のカード置き場の中に置かれたカードはその部屋の主のみが触ることができるようになっている。)
 置き終わったら、一階へひとりずつ戻ってくる。着席し、ゲーム結果が表示される。(それぞれの部屋に白と黒のカードが何枚ずつあるか)なお、各プレイヤーの手持ちのカードの枚数は自分以外にはわからない。
ここでシンキングタイム。白と黒は一週ごとにこのタイミングで相殺することができる。
その後に再度、十二支カードを引く。(※運が悪く自分のカードが当たってしまっても、それが有効となり、自分の部屋に戻ることになる)
これをひたすら繰り返す。最終的に、手持ちと部屋のカードすべてをゼロにすれば勝利となり、ゼロにできなければ負けとなる。
このゲームのキーは協力者を増やすこと。そのために、聞き込みを行うが、相手がうそを言うか本当を言うかはわからない。最低限知りうる情報は自分が白なのか黒なのか。また、最初に入った部屋の持ち主が白か黒かということ。この二点である。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2012年03月22日 20:09