九島光宣

九島 光宣(くどう みのる)
プロフィール
性別	男性
生年月日	不明
職業	学生→不明
家族構成	祖父:九島烈 父:真言 母：紫乃 長兄:玄明 長姉:白華 次姉:朱夏 次兄:蒼司 異母姉: 藤林響子
声の出演	戸谷菊之介(3期)
学籍
所属	国立魔法大学付属第二高校(2096年-2097年)
クラス	1年?組(2096年4月-2097年3月) 2年?組(2097年4月-2097年?月)
活動	生徒会副会長 2096年度論文コンペ主発表者

九島 光宣（くどう みのる）は、2096年度から国立魔法大学付属第二高校に入学した男子生徒である。
戸籍上は九島家当主の九島真言とその妻の三男だが、遺伝子上は九島真言と藤林家に嫁いだ九島真言の妹の間に出来た子で調整体魔法師の第一世代。
藤林響子とは異父姉弟、アンジェリーナ・クドウ・シールズとはハトコの関係である

典型的な美少年だが、病弱で一年の1/4を病床で過ごしている(*1)。病弱なだけで五輪澪のように虚弱で外出困難というレベルではない(*2)。
魔法力はアンジェリーナ・クドウ・シールズや司波深雪に匹敵する。
魔法力が強大な為にサイオンの圧力が強すぎて自らの想子体を破壊してしまうが、サイオンが活発な為に修復力も平均以上であり、破壊と修復が短いサイクルで行われていることが病弱な体質の原因。魔法力を低下させずに改善する為には想子体の強度を上げるしかない(*3)。

性格について達也は、天使のような顔をして随分と良い性格をしている、と思っている(*4)。
周公瑾と対峙し、彼を爆殺すべく車のエンジンを爆発させた際に、通りかかった歩行者やすれ違う対向車を巻き添えにすることを一切躊躇わない非情さを持っている(*5)。

手持ちの起動式が九十九個以上ある為、ブレスレット型の汎用型CAD二台をFLTの完全思考操作型CADを介して使いこなしている(*6)。

祖父の九島烈は、光宣が『光の当たる場所で持って生まれた才能を存分に発揮することを望んでいる』と理解しており、同時に光宣が『そんな機会は来ないと思っている』ことも分かっている(*7)。

2097年2月時点で二高の生徒会副会長を務めている(*8)。

2097年4月に開催された四葉家の会議では、九島光宣個人に対して、四葉真夜は十文字家と十山家の2家と共に「要注意」の相手、司波達也は「警戒を要する相手」と語っている(*9)。

2097年5月末に周公瑾の亡霊を吸収することによって周公瑾の知識を得ている。

2097年6月半ばにパラサイトと同化し、パラサイトとなっている。

『メイジアンカンパニー』では、桜井水波と宇宙ステーション「高千穂」に居住している(*10)。

能力

• パレード
• スパーク
• 人体発火
• 鬼門遁甲
• 青天霹靂?（クラウドレス・サンダー）
• 熱風刃
• パラサイトの治癒再生能力
• エレメンタル・サイト
• 影獣?
• プラズマ・ブリット
• 窒息乱流（ナイトロゲン・ストーム）
• ドライ・ブリザード
• テレパシー
• 電子金蚕
• 酸化崩壊?
• ノックス・アウト?
• 仮装遁甲?
• フォボス
• 跳躍
• 雷獣?
• 擬似瞬間移動

略歴

2096年4月 国立魔法大学付属第二高校(旧兵庫県西宮市)に入学。

2096年10月27日 司波達也が行っていた周公瑾捜索に協力。周公瑾の最強の武器ともいえる、大陸の古式魔法・鬼門遁甲にほとんど惑わされることなく周公瑾を追い詰める。

2096年10月28日 全国高校生魔法学論文コンペティションにて第二高校の代表者として研究成果の発表を行い、第二高校を2096年度論文コンペ優勝に導く。

2097年5月31日 周公瑾の亡霊に乗っ取られそうになるが、パラサイトを隷属させる忠誠術式で亡霊を吸収し、周公瑾が持っていた知識と魔法技能を得る。(*11)

2097年6月16日 周公瑾の知識をもとに、魔法演算領域が損傷した桜井水波を治すことを目的に、自らを実験体としてパラサイトと同化。想子波動に対する高い耐性の取得により肉体の不調を克服すると同時に高い治癒再生能力を得る。(*12)

2097年8月28日 巳焼島地下深くの「地下牢獄」で桜井水波と自らに人工冬眠の魔法を使用し共に眠りにつく(*13)。

2100年4月1日 司波達也と司波深雪によって、桜井水波と共に人工冬眠の魔法から目覚め、宇宙船「高千穂」に乗り込み宇宙での暮らしを始める(*14)。

美少年表記

13巻 スティープルチェース編 P30

後ろから色白で線の細い少年が顔を見せる。優しく繊細な顔立ちだが、女の子と見間違うこと
は無いだろう。この様な表現が　可能であるなら、九島光宣は「典型的な美少年」だった。

14巻 古都内乱編〈上〉P152

少年の人間離れした容姿に水波が息をのむ。
達也も瞠目せずにいられない美貌だ。
美形、と言っても女性的な印象は無い。こんな表現が許されるなら、この少年は「典型的な
美少年」だった。
達也はこの少年と同質の美しさを持つ人物を一人だけ知っている。
その当人「典型的な美少女」である深雪は、声も無く少年と見つめあっていた。

14巻 古都内乱編〈上〉P153

顔を赤らめた光宣は神秘的な
印象が親しみやすいイメージに変化したが、超の付く美少年という部分は変わらなかった。

14巻 古都内乱編〈上〉P157

真っ赤になって謝罪する光宣は大層可愛らしく、整いすぎた美貌のもたらす近寄りがたい印
象はすっかり影を潜めていた。

14巻 古都内乱編〈上〉P171

いくら光宣が超の付く美少年でも
不快であるはずがなかった。

14巻 古都内乱編〈上〉P191

邪気の欠片も感じられない笑みを浮かべる。既に分かってい
たことだが、天使のような顔をして随分と良い性格をしている

14巻 古都内乱編〈上〉P195

その緊張が整いすぎた容貌をま
すます人間離れしたものに見せたのだ。
しかし、達也にそんな意図は無い。それに彼は人間離れした美貌に慣れていたから、

15巻 古都内乱編〈下〉P75

達也たちが自分に気が付いたことに、彼の方でも気づいたのだろう。名前を呼ぶ声に躊躇いは
なく、その輝かんばかりの美貌は笑みに彩られていた。

15巻 古都内乱編〈下〉P76

• 千葉エリカの台詞

「まるで深雪の男の子版だね……こんなに整った顔立ちの子が深雪以外にもいたなんて信じら
れない」

15巻 古都内乱編〈下〉P122

光宣が不思議そうに小首を傾げた。
その瞬間、人間による玉突き事故とスリップ事故が発生する。光宣に見とれた複数の女性
観光客が事故の発生源だ。――「若い」女性に限定されないところがまた凄い。

15巻 古都内乱編〈下〉P127

絶世の美少女が絶世の美少年をかばう構図

15巻 古都内乱編〈下〉P279

目を疑うような美少年だった。
ちょうどその場に居合わせた通行人が、魂の抜かれたような顔で彼を見詰める。日が落ちる
直前の時間帯ということもあって、光宣はこの世のものならぬ幽玄美を漂わせていた。

15巻 古都内乱編〈下〉P291

この世のものとも思えぬ白皙の美貌。

15巻 古都内乱編〈下〉P292

その非情さが非現実的な美しさと相まって、光宣を人にあらざる妖しの者に見せていた。

15巻 古都内乱編〈下〉P293

光宣が小首を傾げる。その仕草には生身の人間が持つ肉臭さがなく、まるで天使のようだっ
た。笑みを浮かべながら慈悲を持たぬその表情も、まさしく天使のものだ。

15巻 古都内乱編〈下〉P306

おそらく、準備の為に登壇した光宣の美貌についての驚きが大半

登場巻数

13巻、14巻、15巻、17巻、18巻、21巻、22巻、24巻、25巻、26巻、27巻、28巻、29巻、30巻、31巻、32巻、メイジアン・カンパニー1巻、メイジアン・カンパニー2巻、メイジアン・カンパニー3巻、メイジアン・カンパニー4巻、メイジアン・カンパニー5巻、メイジアン・カンパニー6巻、メイジアン・カンパニー7巻

コメント

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人物 十師族 学生 男性 調整体魔法師

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*1 文庫版 魔法科高校の劣等生 第13巻 P32、P35

*2 文庫版 魔法科高校の劣等生 第13巻 P36

*3 文庫版 魔法科高校の劣等生 第15巻 P222-224

*4 文庫版 魔法科高校の劣等生 第14巻 P191

*5 文庫版 魔法科高校の劣等生 第15巻 P292

*6 文庫版 魔法科高校の劣等生 第14巻 P163-164

*7 文庫版 魔法科高校の劣等生 第13巻 P33

*8 文庫版 魔法科高校の劣等生 第18巻 P281

*9 文庫版 魔法科高校の劣等生 第22巻 P52

*10 続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー

*11 文庫版 魔法科高校の劣等生 第24巻

*12 文庫版 魔法科高校の劣等生 第25巻

*13 文庫版 魔法科高校の劣等生 第32巻

*14 続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー