ガンジー

08.ガンジー(Gandhi 1982年 イギリス、インド)
監督は、リチャード・アッテンボロー(Richard・Attenborough)。主演は、ベン・キングスレー(Ben・Kingsley)とキャンディス・バーゲンCandice・Bergen)。1982年度アカデミー賞の作品賞、監督賞、主演男優賞(ベン・キングスレー)他5部門に輝いた作品です。
キングスレーは、イギリス国籍の人であったため、当初インドが世界に誇る偉人ガンジー役を外国人が起用される事にインド国内で反発がありました。しかしインドの血を引いている事がわかり、納得されました。それよりもキングスレー自身の風貌がガンジーに瓜二つだった事で、ガンジーの再来とまで思われたため納得されたと言った方がいいでしょう。ガンジーに瓜二つにみられたのは、演技に入る前にガンジーの外見と仕草を徹底的に真似したベン・キングスレーの演技力の賜物だと思います。


ガンジー役のベン・キングスレー

ベン・キングスレーという役者は、「シンドラーのリスト」ではドイツ人社長に従順なユダヤ人会計士役を演じ、「プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂」では、悪役をも演じているます。驚いた事に、「エレジー」ではペネロペ・クロスを相手に初老の大学教授役が女子大学生との愛におぼれる役を演じています。キャンディス・バーゲンは最初その名前を聞いた時、「キャンディーの大安売り」かと面白く感じましたたが、綴りが違うんですね。キャンディス・バーゲンの役は、アメリカの著名な女性報道写真家マーガレット・バーク=ホワイトです。彼女自身もかなり腕のたつカメラマンと言われています。映画の中でもスピードグラフィックを器用に使いこなしています。カメラの蛇腹が引きだしてあるような事はなく、レンズは通常の位置にあって撮影の演技がなされています。


「塩の行進」といわれるイギリスの塩税に抗議した運動の先頭にたつガンジー

塩は、空気や水と同じく人間に欠かせない物だ。その塩は我々のインド洋から取れるのだ。インド洋から塩を得るのはインド人の権利である。なにもイギリスが管理する塩税を含んだ高い塩を買う事はないという抗議である。


不服従運動に参加し、警官に棍棒で打ちのめされ血だらけになった男を助ける女たち

男たちは、ヒンズー教徒も回教徒も共に進んだ。頭を上げて死を逃れようともせず、その前進は夜になっても続いた。女たちは負傷者を運び出していたが、疲労で倒れるものも出た。インドは自由だ。インドが残虐と弾圧をすべて甘受したから、彼らは頭を下げず退却もしないと報じられた。


不買運動=イギリス製の綿製品を着用せず、伝統的な手法によるインドの綿製品を着用すべきだと主張し、夫人と共に糸車を廻すガンジー。


独立運動に際し、どうしても発生する暴力行為をなだめるため、ガンジーはその度断食をしています。ガンジーを救えとの声が大きくなり、暴力行為は収まりましたと断食中のガンジーの元に報告にきた初代インドの宰相となるネール。


スピードグラフイックを手に持ち、ガンジーを撮影しようとするマーガレット・バーク=ホワイト役のキャンディス・バーゲン



二眼レフカメラ、ローライコードを持つキャンディス・バーゲン

二眼レフカメラの元祖はローライフレックスです。1920年にドイツで、フランケという人とハイデッケという人が設立したフランケ&ハイデッケ社で製造されました。ローライコードはローライフレックスの廉価版としてつくられましたが、速写性がよいとのことで報道関係者に多く使われました。日本でもローライフレックスを模倣した製品が数多く作られ、そのブランドの頭文字がアルファベット26文字ほとんどを埋め尽くすほどでした。二眼レフカメラの特徴で、その不便さとなつかしさが入り混じった赤窓があります。フイルムの巻き上げは、フイルムの裏紙に印刷された番号を赤窓をとおしてみながら行います。番号が赤窓の位置にきた時、フイルムの巻きあげを止めなければなりません。番号の位置がずれると画面が重なってしまう恐れがあります。そのぐらいならいいのです。一番始末にこまるのは、いざ写真を撮るとき、巻き上げたのか巻きあげてないのか忘れてしまう事です。まだ巻き上げていないのに、すでに巻き上げてあると解釈して、写真を撮ると二重撮りになってしまいます。すで
に巻き上げてあるのに、巻き上げてないと解釈して写真を撮ると無駄な駒をつくってしまうという結果になります。もちろんその後、巻き止め機構が開発されたのは言うまでもありません。

(未完成)

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