ブンビー(Yes!プリキュア5)

登録日:2009/10/05 Mon 01:04:04
更新日:2024/04/21 Sun 23:04:39
所要時間:約 11 分で読めます


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HUGっと!プリキュア Yes!プリキュア5 Yes!プリキュア5GoGo! おもしれー男 お茶が入りましたよ まさかの再登場 アドリブ勝負 エターナル オトナプリキュア オールバック ギース・ハワード クライアス社 スコルプ スタッフのお気に入り ナイトメア ブンビー ブンビーさん プリキュア プリキュアの敵 ワスピーター+チータス 七転八起 不屈の精神 中間管理職 中間管理職→平社員→リストラ→再就職→お茶汲み→リストラ→無職→再就職→失職→起業→社長!→引き抜き→社長復職 優遇 声優の本気 愛すべきバカ 愛すべきブンビーさん 憎めない悪役 改心 文尾 死んだと思ったら生きてた 濃すぎるキャラクター性 生存 癒し 目ェデカっ!! 真の主人公 苦労人 苦労蜂 苦悩の連続 言い訳はいいわけ 負のオーラ 転落人生 金髪 高木渉 高木渉の本気



Yes!プリキュア5/〃Go!Go!』に登場する悪役の一人。

CV:高木渉

●目次

【概要】

見た目は金髪オールバックのダンディな中年。若干ギース・ハワードに似ている。
「5」では赤いシャツに黒いネクタイとスーツ、「GoGo!」では作業着を着用。


戦闘時は蜂の怪人に変身。
空中に浮いたり、瞬間移動をしたりする。
体つき、触覚、顔の形、羽と、ヒーローチックな外見。
ちなみに人間の姿でも空は飛べる。

右腕の青いリングの先から無数の針を発射して戦い、針は地面に刺さる。
両腕を合わせて1本の針状の杭を(パイルバンカーめいて)放つことができ、その際に腕の中から光が放出される。
片腕の場合もあり、右手を引っ込めて光を放出しつつ発射している。
左腕からは紫色のものを発射した。

「GoGo!」では両腕のリングから黄色い針をバルカン砲のように撃っている。
その際リングの周りには黄色い輪状の光が出る他、針は刺さらずその場で爆発が起こる。
しかも、左腕から赤い爆発エフェクト付きの無数の杭を撃ったりもした。

攻撃時がやたら格好良い。
(特に「5」の14話と「GoGo!」の10話)

なお、中の人はかつてウラガノスという悪役も演じていた。


【来歴】

【Yes!プリキュア5での活躍】


ナイトメア幹部としてドリームコレットをプリキュアから奪うべく登場。

ギリンマガマオアラクネアら平社員トリオを管轄する一部署の責任者という立場、その容姿、部下への態度などからなんか大物っぽい初登場を決めるが、
この時すでに「言い訳なんかしていいわけ?」と後のキャラクター性を予感させる台詞を言っている(尤も、この当時はこれまでのシリーズとさほど変わらないまともな悪役だったが)。

作中初めて前線に出て変身した際には「そろそろ終わらせようか…管理職の私には残業手当が出ないのでね!」と苦労を思わせる発言をしながらも、
幹部らしい戦闘能力の高さを示し、ピンキーを一匹プリキュアより先に確保という活躍を見せた。
ここまでは良かった。

しかし折角手に入れたピンキーをコワイナーにして差し向けるという采配ミスを犯し、結果奪還を許してしまう。
「こんな事とても上に報告できんぞ……」
「……それは職務怠慢ではありませんか?ブンビーさん?」
それを皮切りに上司のカワリーノが登場すると、本格的に中間管理職の悲哀を漂わせ始める。
何かと部署に顔を出すようになったカワリーノに「プリキュアは倒せない」「ドリームコレットも手に入らない」「部下の動向を管理出来ていない」「予算を無駄遣いしている」「なのによくその椅子(責任者席)に座ってらいれますね?」とチクチクいびられ、
本人はその憂さをギリンマ達へのパワハラで晴らす日々…。
しかもそのパワハラの内容も子供番組らしからぬ生々しさであり、
  • 退職届にサインするよう迫る
  • 不甲斐なさをアピールするためにわざわざプリキュアの戦績をまとめたグラフを作る*1
  • ボーナスと言ってシュレッダーの紙屑を詰めた封筒を渡す
などなど…。
この様子は、ナイトメア社のブラック企業ぶりと併せて、全国の娘と一緒にテレビを観ていた父親を日曜朝から鬱にさせた。
「アラクネア君怒っちゃった…でも私だってボーナスないんだも~ん

のぞみ達の学校までワンメーターの距離を何故かタクシーで行ったこともある(領収書も受け取った)。
自分で飛ぶなり瞬間移動なり出来るだろうに。

そして、朝まで語り明かした仲の部下・ギリンマが黒い仮面の力で暴走し果てる姿を見て、組織のやり方に疑問を持ち、
同じく部下であるアラクネアが仮面を使おうとした時には制止するも、今までのパワハラが祟って聞く耳を持たれなかった。
ちなみにブンビーには黒い紙を使われることはなかったため、彼自身の超獣形態は不明。

アラクネア没後、部下が一人もいなくなり部署閉鎖&降格、
自信に代わって新たにドリームコレット奪取の任を受けたハデーニャブラッディの部下にされ、仮面を被った一般社員達と一緒の席にされる。
ここからが彼の本当の受難の始まりとなる。

ギリンマ達にしていたパワハラを今度は自分がされる側(しかも数倍は陰湿)になってしまい、毎週のようにお茶くみ、マッサージ、イビリ、集団無視、休日出勤を乗り切りながら自主的に出撃を重ね、
ナッツハウスが夏休みでもめげずにチョンマゲ被ってプリキュアを先回りし、冷たい上司達と違って増子美香が自分を無視しないことに喜び、変質者丸出しのテンションで彼女を追いまわしたりしながらがんばる。
この頃から台本なのか声優のアドリブなのかもわからなくなりはじめる。

しかし一向に成果は得られず、挙句ガマオに続いてハデーニャまでもが使い捨てにされてから本格的に身の危険を感じ、退職願を出すか迷っていたところをカワリーノに見つかる。
連れて行かれた本社の屋上にて「デスパライア様のお役に立つ意思のない者に存在価値などない」と冷酷に言い放つカワリーノに対し、それまで募らせていた怒りを遂に爆発させる。

あ、あんたはそうやって部下を何人も消して!

ほう…私に意見するつもりですか…?

あ…ああ、するさ!あんたは俺達を利用しているだけだ!

俺達はあんたの道具じゃない!!

しかし最初で最後の抗弁は何らカワリーノの心には響かず、続けざま放たれた衝撃波を受けてギースのようにビルの屋上から落下。
断末魔の「こんな終わり方嫌だー!!」の叫びは全ブンビーファンの気持ちを代弁したものと言っても過言ではない。



こうしてブンビーさんはその生涯を終えた─。



と思いきや!!



【Yes!プリキュア5GoGo!での活躍】


第1話から、OPにて新聞を読んでくしゃみをする姿を見せる。
ブンビー生存に全てのファンが沸き立った瞬間であった。

ちなみに奇跡的に手が窓枠に引っ掛かったらしく、本人は「自分が飛べることを思い出した!」と実に理にかなった説明をしている。

壊滅してしまったナイトメアから新たにエターナルに再就職、今度はローズパクトを奪うべくプリキュアと戦う。
某知事を思わせる作業着姿で、プリキュアに無事を知らせるべく手紙を書いて第二の人生をスタート。


最初こそプリキュアと戦ってきた経験をかわれていたが(ただしエターナルがブンビーを雇ったことと、プリキュアと戦うことになったことは全くの偶然)、
エターナル側にもプリキュアとの戦いの経験値が溜まり始めるとすぐにお茶くみにされる。
そしてよく(味が)渋いと言われる。

「あれ、うまーい☆」


館長と気付かずにタメ口をきいてしまったことも。


それでも出撃し、ケーキ泥棒の濡れ衣を着せられフルボッコされたり、たむけんの獅子舞を盗んだりした。
ちなみに食べたのは自分で買ってきた6個のケーキの幾らかであり、スコルプを励ますためのものだった。哀れ…。
励まされたスコルプは「アイツ、意外に大物かも…」と言っていた。


「廃棄処分場」という、ただ迷宮をさまようことしかできなくなる地下にスコルプ共々送られそうになっていることを知る。

「それって私達はもう要らないってことですかァ~!?まぁたそんな仕打ちィ…ヤァだぁ~転職したばっかりなのにヤァだあぁ~!!給料も貰ってないのにィィ…
 もぅどうしたらいいの、ローンもあるのにィ…はあぁ~…」


そしてスコルプに協力を持ち掛けられ、ココ達を奪うことに成功したものの、ミルキィローズに邪魔をされる。

また、一度ローズパクトを手にすることに成功したが、調子に乗ってついでにプリキュアも倒そうとした結果、奪還される。
まるで某ロケット団のような手段と目的の混同だ…。


最初はお互い「スコップさん」、「ボンビー」と呼び馬鹿にしていたが、後に協力して戦うまでの仲になる。
そして、単独出撃したスコルプは最期に人間態に戻り、一言呟く。

「さらばだ、ブンビー…」


その後スコルプ名義で作成した報告書をアナコンディに嘲られたことから、エターナルにも疑問を持ち始める。

ちなみにエターナルは冷房も取り付けないほどケチな様子。
部下に何か言う前に職場の環境を良くした方が(休暇もない)…。

「エアコン買いましょうよ~、経費で」


イソーギンとヤドカーンのダジャレはまだまだとのこと。

また、昔はイケメンだったらしい。

「(ムカーディアを見て)イ、イケメン…私の若い頃にそっくりだ…


カワリーノさんの時と同様、アナコンディに無視された(というか気付かれなかった)ことで、手柄を立てられないことに焦りを感じる。
おまけに報告書も読まれず捨てられる始末。

そして、ナイトメア時代から今までを振り返る。
「ねっ懐かしいでしょー?」


自分を見失ったブンビーは、プリキュア達の目の前でプリキュアのリーダーになると宣言するほど迷走。
シロップにも「お前やなことあったロプ?」と心配される。
「衝撃発言は、この後すぐ!」

奇しくもこの回はニチアサキッズタイム視聴者プレゼントの週であり、ブンビーは「GoGo!」からのキーワードになった。

おめおめ戻った時にはその所行が既にアナコンディの耳に入っており、地下送りにされそうになるも紙一重で生き残る。


もうエターナルには戻れず、ケーキ屋でアルバイトを始めるも、プリキュアと共に来店したムカーディアの正体をばらしてとんずら、再び路頭に迷う。

ちなみにこのバイトの制服の名札には「文尾」と書かれており、偽名として使っていた模様。
一瞬「交尾」に見えたおおきなおともだちの数は不明。


その後プリキュアに敗れたムカーディアを餌にエターナルに戻ろうとしたが、
ムカーディア、そしてアナコンディが館長に消されたのを覗き見して、完全にエターナルに見切りをつける。

お前達とやりあってる内に気付いたんだよ。何というか……直向きさというか、この組織に欠けてる何かをね

アナコンディに石にされたプリキュアのもとにミルキィローズを案内して、世界の命運を彼女たちに託す。
この時初めてキュアドリームに名前を呼ばれる。
これまでずっと「ナイトメア」「エターナル」と組織名でしか呼ばれなかったため、2作続けて見ていたファンからすれば感慨深い光景である。

私もついて行こうか?

……ブンビーさん、ありがとう!

……!早く行け……

エターナル壊滅後は悪事から足を洗いブンビーカンパニーを起業。
昔の嫌味な上司・カワリーノにそっくりの部下に手を焼きながらも、社長として頑張っている模様。



そして時は流れ………




HUGっと!プリキュア第36話のゲスト出演】


「おれ様といい勝負をした連中だからな、プリキュア5は!」

歴代プリキュアが登場した第36話にて、のぞみ達プリキュア5メンバーを差し置いてまさかの登場!
TV本編への出演は、実に10年ぶりである。

「な、何か食べ物を……プリーズ………」

クライアス社ドクター・トラウムの作戦を阻止すべく、他のプリキュアを探すべくいちかたちと行動するはなたちはなチームが以前出会ったプリキュアの話をしていると、「プリキュア」の単語に反応する形で一同の前に現れた。

いちかたちにスイーツ「クジャクパフェ」をご馳走になると、自身の身の上を話し始めた。
曰く、ナイトメアもビックリな超ブラック企業なクライアス社に引き抜かれ、トラウムの部署でこき使われていたのだが、『とんでもない物』の作成の手伝いに駆り出され、流石に怖くなって着の身着のまま会社から逃げ出し、3日間飲まず食わずで過ごしてきたとのこと。おそらくトラウムの発明がブンビー視点だと物凄く恐ろしいものだったのだろう。

その回想シーン(紙芝居)では意気揚々とクライアス社に引き抜かれていたが、すぐに社内での立場が転落してオシマイダー達にいびられていた様子。

話し終わった後は腹がパンパンになるまでスイーツを堪能し、クライアス社の情報をいちか達に提供した。

のぞみ以外のメンバーが顔出しのみでセリフなしであるにもかかわらず、『プリキュア5』勢でセリフ付き出演はのぞみとブンビーさんのみであり、この破格以上の扱いに全てのファンが歓喜した。
なお、最終回で立ち上げたブンビーカンパニーがどうなったかは不明。
シリーズディレクター座古明史氏のインタビューによると、ブンビーカンパニーを潰すのは流石に可哀想なので、プリキュア5の小村敏明監督に相談したところ「引き抜かれたならアリかな?」と提案されたため、ブンビーカンパニー自体は存続しているらしい。
クライアス社に入ったのは一時的に就職して経験を積むためだったとのこと。

なお念のため言っておくとクライアス社は業務内容こそえげつないが比較的社員の裁量に任されている(というか社長本人が放任気味)のに加え、有給制度が機能しており退職後も危害さえ加えなければ基本「去る者追わず」のスタンスで、至って普通かむしろホワイト寄りの社風である。…浄化前のトラウムは使えない社員は後ろから撃つような人だけど。


【劇場版】

実は『お菓子の国のハッピーバースディ』にてTVの幹部の中で映画に唯一登場した人。
この時はバイトだったのだが、報酬はのぞみのケーキひとつだった。


オールスターズDX2』にも出演。
…ただし、復活幹部連中から逃げていた。
いや、アンタの知り合いいるだろ。つか戦えるんじゃないのか?
脇役(兼役)の中では結構セリフがある。


オールスターズDX3』では、
DX2同様、脇で撮影していたマスコミか!さんの分なのか、両手でミラクルライトをブンブン振っていた。なんか似合っていて良い。


プリキュア5とのコラボを行った『映画ヒーリングっど・プリキュア ゆめのまちでキュン!っとGoGo大変身!!』でも数シーンながらセリフありで登場し、彼は副音声版だけしか登場しない。ブンビーカンパニーに復帰して、今回は自社の取引先である「ドリームテック社」を経営する我修院博士と契約を結ぶ為に東京へと出張し、取引を成功させるのにカグヤが大好物であるという、シュークリームを買い占めようと、渋谷109に臨時出店しているセレブ堂を訪れた際にかつて戦ったプリキュア5と再会する。その後、エゴエゴと遭遇するが、襲われる身となるが、そこに駆けつけたプリキュア5とミルキィローズの活躍により救出され、無事に仕事へと戻った。シュークリームを20個分を買い占めた後、事情を知ったプリキュア5と共に向かい、取引を成功させた。

余談だが、本作の敵キャラクター・エゴエゴは担当声優が高木渉氏であり、兼役とファンサービスの一環だろう。

キボウノチカラ〜オトナプリキュア‘23〜での活躍】

OPで当然のように登場。気づいたら絵コンテに居たらしい。
本作ではエターナル時代の作業服で登場し、ビル管理会社の主査として働いている。
シャドウ事件の被害者となり、咲と舞を助けるが自身はシャドウの群れに襲われてしまう。
しかし自分が飛べることを思い出し、TVシリーズ以来の怪人態を披露してなんとか逃げおおせる。
また、彼女らが大人になったことで同じ苦労を知ったことを喜んだような発言をしている。
プリキュア関係の事件には関わらないと言いつつ、ココの人間界を住居を探す際は会社のツテなのか営業として部屋を斡旋している。

本人曰く正直と安心と誠実を売りにしているらしく、胡散臭さはあるが悪いことは一切していない。
むしろ管理会社の仕事で向かった現場で倒れた人を見てしっかりその身を案じるくらいには人間社会の常識的な倫理観が身についており、
もはや完全にただの気のいいおじさんである。

【人間関係】

  • プリキュア
2年に渡って闘った宿敵。
ナイトメアではれっきとした強敵として立ちはだかったが、エターナルからは新入りという事もあってかケーキ食い逃げ事件の犯人として無実の罪を着せられたり、迷走期ではプリキュアのリーダーになるという宣言をしても一蹴されたりと散々な扱いを受ける事に。
最終的には彼女らとの闘いの間に感化されていき、エターナルからの離反を決意。
アナコンディによって石化されたプリキュアを助ける為にシロップとミルキィローズを案内させる事によってプリキュアの勝利に貢献し、彼女らとも和解。
改心後は人間界で暮らすようになった。
のぞみからも「ブンビーさん」と名称で呼ばれるように。副音声版ではこまちも呼ばれるようになった。
なお、オトナプリキュアではくるみから「ブンビー」と呼び捨てにされており、このことからプリキュア全員に名前を覚えられている様子。

【ナイトメア】

  • ギリンマ
部下。
この時はエリートという立場だったため、小心者のギリンマは彼には頭が上がらずパワハラを受け続ける毎日だった。
小声で言い返された事はあったが。
例えば、落とし穴のトラップで落とそうとしたり退職届にサインさせようとするなどやりたい放題であり、最終的には黒い紙を手渡した。
だが、黒い紙のせいでギリンマが殉職してしまった事実を耳にした際は嘆くなど彼に対しての情はあった様子。
ブンビー曰く「夜を一晩で明かした仲」とのこと。

  • ガマオ
部下。
ガマオ自身は人間界でバイトしている事が多く、ナイトメア本部に顔を出す事は皆無なので関わる描写は一度もない。
それでも一応大切な部下なので彼の勤務態度が悪いのは知らないようだが、カワリーノによって捨て駒にされた時は彼に対して怒りを露わにした。

  • アラクネア
部下。
ギリンマ同様失態を犯した彼女にも嫌味を言い続けるが、強気な面もあってか言い返される事も。
ギリンマを黒い紙のせいで失った事をよく理解しており、さすがにこれ以上人材を減らしたくないのか彼女に対しては黒い紙を渡すのは躊躇っていた。

  • カワリーノ
上司。
彼が登場してからはエリートから中間管理職とての立場に成り下がり、逆にパワハラを受ける事に。
年齢だけならブンビーの方が上に見えるが、彼自身の恐ろしさをよく理解しているので逆らう事はできず、部下を捨て駒のように扱われてもひたすら耐えるしかできない。
最終的には部下を次々と捨て駒にしていくカワリーノに勇気を振り絞って猛抗議するが、彼の怒りを買いビルの屋上から叩き落とされる結末を迎える事に・・・

  • ハデーニャ
上司。
横暴な彼女に肩もみをさせられたりとこき使われる事が多く、カワリーノほどではないが嫌味を言われる事もしばしば。

  • ブラッディ
上司。
カワリーノやハデーニャとは違いブンビーをいじめたりはしないのである意味聖人である。

  • デスパライア
上司。
ナイトメアの幹部として彼女に対する忠誠心はそれなりあった様子。

【エターナル】

  • アナコンディ
上司。
カワリーノと同等かそれ以上のブラック上司。
最初の頃は報告書の出来を評価されるなどそれなりの信頼は置かれていたようだが、持ってきた獅子舞をコレクションに加えようとしても一蹴され、館長に馴れ馴れしく接した事で厳しく叱責を喰らったり、お茶の領収書の分だけ仕事をこなしていないと酷評されたりと組織内での待遇はどんどん悪くなる。
ムカーディアが登場してからは彼に対しては眼中にすらなくなり、報告書を読まずに捨てられたあげく、プリキュアのリーダーになってやるという宣言がバレたせいで最終的にエターナルから追放される事に。

  • スコルプ
同僚。
最初は仲良くなるために彼の名前をわざと間違えて呼んだりするなど当人のスコルプからも快く思われていなかったが、
関わっている内に友情が生まれ二人同時出撃するほどの戦友となった。
スコルプ殉職後は酷くショックを受けかなり落胆していた。
まあ、スコルプは我の強い他のメンバーとは違い仲間意識の強い人物だったので、彼にとってはかけがえのない友人だったであろう。

  • ネバタコス
上司。
彼の落としたホシイナーボールにつまずいて転びそうになったうえに、足揉みをさせられるなど奴隷のような扱いを受けていた。
こんな奴なのでブンビーは勿論鬱陶しく思っている。

  • シビレッタ
上司。
彼女自身は組織内では日陰者なので、関わる描写は1度もない。

  • ヤドカーン&イソーギン
上司。
ヤドカーン「ローズパクト」
イソーギン「パクッと没収」
というダジャレを聞いてギャグのセンスを酷評していた。
ブンビー曰く「絡みづらい2人組」とのこと。

  • ムカーディア
上司。
組織内でアナコンディから優遇されている彼を見て凄まじい嫉妬を抱いているので所謂ライバルポジション。
特にアナコンディに持ってきたお茶を手品で紅茶に変えられた事が許せなかったらしく、その事を逆恨みしてプリキュアにムカーディアがエターナルの一員だという事を暴露するという仕返しをした。
ブンビーが迷走する元凶ともなった人物だが、そういう意味ではエターナルと決別してプリキュアと和解するきっかけにもなった。

  • 館長
上司。
初対面では館長だということに気が付かず、タメ口で利いてしまったのでかなり気まずい関係になる。
最終的にはアナコンディとムカーディアを消滅させる館長の冷酷さを目の当たりにした事により、エターナルの恐ろしさに耐えかねてブンビーがエターナルとの離反を決意する事になった。























【余談】

  • 蜂モチーフ
デスパライア以外のナイトメア構成員は「蝶の天敵」がモチーフになっており、その中で彼のモチーフである「蜂」は一見浮いているように思える。
だが例えばオオスズメバチは蝶の幼虫であるイモムシを幼虫の餌として積極的に狩るし、また寄生バチにも蝶の蛹に卵を産み付ける種類は多い。
また同時にエターナルの構成員は「毒のある生物」で統一されており、ここでも蜂はマッチした存在である。
(半ば偶然ではあるものの)両方の組織を行き来したブンビーさんには実に妥当なモチーフなのだ。

  • 「こんな終わり方嫌だー!!」
実は当初の予定では5で彼の出番は終了の予定であり、5GoGo用の新キャラも作られていた。
しかし、最後のシーンでビルから落下する際に本来なら何もないセリフの所を高木渉がアドリブで

「こんな終わり方嫌だー!!」

と言った所、それを聴いたシリーズ構成の成田良美が

「本当なら5で倒される予定で(5GoGo!に)出すつもりはなかったんですけど、魅力的すぎて殺せないんですよ」

とその場で続投を決意させたと語っている。
アドリブでキャラの運命すらも変えたのである…。
逆に新キャラの出番をなくしてしまったが…。

これに関しては鷲尾天プロデューサーも

「あまりにブンビーというキャラクターが生き生きと動き出しちゃって、なぜか居残ってしまう」

と制作側の生みの親もお墨付きである。

  • 敵との和解
後のプリキュアシリーズではよく見られるようになったが、「フレッシュプリキュア!」に先駆けて、
プリキュアと敵幹部の和解&生存という展開が描かれた。
桐生満・薫のように共闘する敵幹部や、組織を裏切り少々悲劇的な最期を迎えるキリヤなどの敵幹部はいたが、
プリキュアと和解こそしながらも共闘はせず、最後は自分なりに新しい人生を歩みだす、という展開は当時としては非常に珍しい。

「追記・修正は、CMの後すぐ!」

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最終更新:2024年04月21日 23:04

*1 ここで引き合いに出されたのはアラクネアだが、少なくともプリキュアと戦うようになるまでは好調な成績だった模様