シャドー/ブラックビート

登録日:2011/08/10(水) 00:14:00
更新日:2023/12/15 Fri 00:01:27
所要時間:約 4 分で読めます




※推奨BGM:「出撃!ビートマシン」


虫には虫。

不気味な言葉を残し、ガオームは
ジャマール軍団最高の魔導士・ジャグールを呼び寄せる。

世界中で異常を起こすカミキリムシ達。
調査に向かうビーファイターに襲い掛かるジャマールの陰謀。

ジャグールの呪術が今、頂点に達する!

暗黒の中より生まれし、最大最強の敵。
邪悪の力を持つ地獄の申し子!


重甲ビーファイター!


誕生闇の新戦士




シャドー及びブラックビートとは、『重甲ビーファイター』の登場人物の一人である。
ブラックビートはシャドーが変身した姿であり、19話から本編最終回の51話にかけて登場した。

専用テーマソングは『黒き十字架 BLACK BEET.』。


シャドーを演じたのは29〜43話までは岡元次郎氏(一部高岩成二)*1。声は咲野俊介氏。
43話以降は甲斐拓也を演じた土屋大輔氏の双子の弟である土屋圭輔氏。ただしブラックビートの姿の時は咲野氏がそのまま声を演じている。




誰だ!誰なんだ!?

「シャドー」……とでもしておこう。

◆シャドー

ジャマールの司祭・魔道士ジャグールが造り出した黒づくめの謎の男。

性格は冷酷であり、自身を創造したジャグールを殺害*2し、3幹部を無能扱いしているので3幹部との折り合いは悪い。
しかし正々堂々とした戦いを好み、後述の理由でジャマールを抜けて後々行動を共にするようになったジェラとはジャマール時代から交流があり、自分を省みずに彼女を庇ったりと奇妙な絆で繋がっていた。

何故かビーファイターではなくブルービートこと甲斐拓也を執拗に付け狙い、時には生身でも幾度となく激しい戦いを繰り広げた。
しかし自らの手で拓也を倒すことに拘り、時には拓也を危険から救うこともあった。

対ビーファイターの切札としてガオームからの信頼も厚かったが、拓也の抹殺に拘り過ぎた為に次第に疎まれるようになり、シャドーもガオームの真意を知って生きる為にジャマールを離反した。


何故か拓也に付けた傷と全く同じ傷が自分にも付いたりブルービートにしか使えないビートイングラムが使えないまでも反応したり、時々謎の苦しみに襲われたりとその正体は謎が多い。

19話から51話にかけて登場したものの、姿を見せる際は殆どブラックビートの姿であり、シャドー自身は29、33、ジャマールを離れた43〜51話にしか登場していない。




邪甲!

◆ブラックビート

身長:203cm      
重量:121kg
パンチ力:18t
キック力:40t
ジャンプ力:45m
速力:100mを2.2秒
スーツアクター:岡元次郎



これまでのビーファイターとの戦いを基にジャグールが自身の魔力とジャマール科学を結集して生み出した闇の昆虫戦士。悪のビーファイター。
メインカラーはメタリックブラック。

シャドーがブラックコマンダーを使って「邪甲!」の掛け声でカミキリムシ型のインセクトアーマーを身にまとった姿である。
ブルービートと互角かそれ以上の能力を持ち、そのパワーは、フルスピードで走りくる新幹線も、片手で停止させてしまうほど。
初登場時はビーファイターを3人まとめて軽く圧倒してみせた。

その後も度々姿を見せ、ブルービートと激突した。


なお、善悪を除けばビーファイターと同じ存在なので、3幹部と仲が悪いこともあって対ビーファイター用の実験台にされることもあった。




ブラックビートの装備

ブラックコマンダー

シャドーが“邪甲”する為に使用する変身アイテム。見た目は黒いビーコマンダーだが、妨害電波を放射することも出来る。


スティンガービュート

ブラックビートのスティンガーウェポン。ビーファイターの物と違って常に右腕に装着されている。
先端にカミキリムシの顎のような鋏があり、相手を絡め捕って電撃を流すワイヤーモードと、伸ばした状態で硬化する鋭い切れ味を持つサーベルモードの2つの機能がある。


ジャミングマグナム

インプットマグナムと同型の多機能銃。ビルを一撃で爆破する程の破壊力を持つ。
ブラックビートの腕前もあって性能以上の能力を発揮する。






この世に二人はいらぬ。貴様が削除され、この俺が追記・修正すれば良いのだ。










































※推奨BGM:「出撃!ビートマシン」

異常気象により、雪と氷に閉ざされる街。

ジャマールの氷河期作戦が地球を襲う!

このままでは地球は壊滅してしまう。
急げ、重甲せよビーファイター!

だが、ブラックビートがその前に立ちはだかる。

光と影の宿命とは?

今、謎の正体が明らかに!



重甲ビーファイター!


見た!!(ブラック)の素顔











「光である貴様を倒さぬ限り…俺は俺になれんのだ!」
「お前の、お前の正体は……」
「やっとわかったか。」





以下ネタバレ





察しのいい方はもうお気付きだろうが、その正体はジャグールが拓也の遺伝子を採取したカミキリムシから造り出した拓也のクローンだった。

拓也とシャドーは光と闇、表裏一体の存在であり、自分が拓也のクローンであることを自覚している為、自身のアイデンティティを確立すべくオリジナルの拓也を執拗に付け狙っていたのだ。

しかしその生命は不完全なものであり、残された命は短いものだった。
そのことを知り、自らがガオームの駒に過ぎないこと知ったシャドーは延命する為に永遠の命を求めて生命体・セントパピリアの力を求めてジャマールを44話で離反する*3
以後はシャドーの姿で街をさまよって拓也と人違いさせることもあった

第47話以降は同じようにガオームの本心を知ってジャマールを見限ったジェラと行動を共にし、強い信頼関係を築いていった。



そしてジャマールが壊滅した後、セントパピリアを巡ってブルービートに一対一の決闘を挑む。
ガオームの遺したジャマールホールによって地球滅亡が近づく中、激しい戦いの末にスーパーブルービートのスーパーファイナルブローで致命傷を負う。

やがてメガヘラクレスによってジャマールホールが破壊され、全てが終わったかに思えたが、ブラックビートは最後の力を振り絞ってブルービートをスティンガービュートで刺し貫いた。
しかしそれと同時に身体の限界が訪れ、いつまでも覚えていると誓った拓也に看取られ、最後に笑みを浮かべて消滅した。


直後に拓也も力尽きたが、セントパピリアによって生き返り、シャドーの言葉を胸に遺されたブラックコマンダーを海に投げるのだった。
こうしてビーファイターの戦いは終わりを告げたかにみえたが……


特別編ではジャグールに取り込まれた悪の一部として、顔面だけが出現している。





愛を無くした黒い戦士に追記・修正を。

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最終更新:2023年12月15日 00:01

*1 顔が映らない形での出演。OPのクレジットでは「?」と表記されていた。

*2 実は生き延びていた

*3 それと同時に拓也もまた、自責の念からビーコマンダーを置いて失踪し、第47話で大作から「自分で蒔いた種は自分で刈り取らなきゃな」と発破をかけられるまで戦えなくなってしまった。