マスキッパ

登録日:2012/07/23(月) 19:11:00
更新日:2024/04/07 Sun 21:35:10
所要時間:約 6 分で読めます





マスキッパとはポケットモンスターシリーズにダイヤモンド・パールより登場するポケモン

◆データ


全国図鑑No.455
分類:むしとりポケモン
英語名:Canevine
高さ:1.4m
重さ:27.0kg
タマゴグループ:植物
性別比率:♂50♀50

タイプ:くさ
特性:ふゆう(じめんタイプの技と「まきびし」「どくびし」「ねばねばネット」「特性:ありじごく」「各種フィールド」が無効)

種族値
HP:74
攻撃:100
防御:72
特攻:90
特防:72
素早さ:46
合計:454

努力値:攻撃+2

弱点:ほのお/ひこう/むし/どく
半減:くさ/みず/でんき
無効:じめん ※特性の効果


◆概要


比較的多めの弱点・攻撃寄りの種族値・低い素早さとかなり独特さが目立つ。


蠅取り草がモチーフ………なのだが、タイプの相性上むしタイプに弱い
だが、そのギャップとファニーな外見、くさタイプとしてはシュールな特性も相まって一部に根強いファンも存在するポケモンである。

似たようなポケモンであるウツボットも、初代のみむしが4倍弱点だった。


湿地帯に生える木の枝に触手を巻き付けて獲物を待ち伏せする。
甘い香りで獲物をおびき寄せ、近づいてきた獲物を一口で丸呑みすると、丸一日かけてじわじわと消化していく。


◆アニメにて



ロケット団コジロウが幼い頃、ノモセの大湿原で弱っていた所を捕獲された。
DP編シンオウの別荘に行った際にモンスターボールを見つけられ、以後彼の手持ちとして加わる。

随分長い間モンスターボールの中に放置されていたのにもかかわらず、コジロウの事が大好き。登場の度に愛情表現として噛みつくのは最早お約束。

いわゆる過去のウツボットサボネア、後のヒドイデと同様のポジション。……コジロウには草ポケモンを魅了するフェロモンでも出ているのだろうか?


ロケット団の中では地味に愛されているらしく、彼らがよく気球で移動する際に浮力源として使われていたりも。

使用技はかみつく、しめつける、タネマシンガン、つるのムチ。


◆対戦にて


攻撃種族値は100、特攻も90と悪くない数値。
低い素早さを「トリックルーム」等でカバーすれば物理型・特殊型のどちらでも活躍できる。

物理型ではタイプ一致技として威力120の「パワーウィップ」を覚えるが、命中率が不安ならば教え技である「タネばくだん」を使っても良い。
また、連続技「タネマシンガン」は不安定ではあるが、「みがわり」や「きあいのタスキ」、「がんじょう」等に強い。
サブウェポンとしては半減されづらく基本性能や効果も優秀な「はたきおとす」が特に優秀。
それ以外では同じく半減されづらい「おんがえし」、持たせたきのみの種類でタイプが変化する「しぜんのちから」等が候補か。

特殊型では一致技として安定した性能の「エナジーボール」と回復効果のある「ギガドレイン」が使いやすい。
威力は低いが、必中技「マジカルリーフ」も使用できる。
サブウェポンとしてはフェアリーに有効な「ヘドロばくだん」が使用可能。
めざめるパワー」のタイプは炎・岩・氷あたりから選択したい。


最大の長所はくさタイプらしく変化技が「「ねむりごな」「こうごうせい」「やどりぎのタネ」「なやみのタネ」「いかりのこな」と豊富に存在する点。

タイプの都合上、永沢ことマッギョに強いのも地味にありがたい。
ちなみにマッギョの素早さの種族値は32。
マスキッパより一回り遅いので、安全に攻撃をすることができる。
マッギョの特性の大半が「せいでんき」なので、接触攻撃をしなければやられることはないだろう。
問題はマッギョの「めざめるパワー」であるが、めざ草である可能性も十分ありうるので、うまくいけば一方的にばしばし攻撃できる。
特性「ふゆう」により、一撃必殺技の「じわれ」が無効なのも、非常に嬉しい。

ちなみにすながくれ型ガブリアスの布石であるカバルドンの素早さの種族値は47。
マスキッパよりも1速いぐらいなので、多少素早さの調整をする必要がある。

ちなみにもう一匹見る「すなおこし」の布石であるバンギラスには、マスキッパを素直に引かせてあげる方が賢明。
マスキッパには「パワーウィップ」があるからといっても、最近のバンギラスは特殊型「れいとうビーム」が標準化しつつある。
しかもあちらの方が素早いので、鈍足であるマスキッパには不利である。
一撃加えたとしてもバンギラスの持ち物が「きあいのタスキ」である可能性も十分に想定できる。

また、必中技の「マジカルリーフ」を覚えるが、布石であるカバルドンを倒したからといってそのままガブリアスの相手をするのは非常に危険。
ガブリアスはサブウェポンに「ほのおのキバ」「だいもんじ」を覚えていることもあり、
それでなくても「げきりん」や「ダブルチョップ」でごり押しされてしまうので、素直に引いておいた方が良いだろう。

似たような単草物理ATでモジャンボがいる。
ちなみに種族値は以下の通り。

マスキッパ(74・100・72・90・72・46)
モジャンボ(100・100・125・110・50・50)

マスキッパが唯一上回っているのが特防。トリトドン等の不一致「れいとうビーム」ならば耐えてくれる事もある。

次に攻撃面。攻撃種族値こそ同等だが、残念な事に技の種類はこちらが大きく下回る。
明確な差別化を図りたいならば、マスキッパのみ習得する「いえき」「たくわえる」「むしくい」「かみくだく」等を候補に入れてみては如何だろうか。

……でもモジャンボってほぼ完全に上位互換じゃねえか、と思ったそこのアナタ、足りない部分は愛でカバーするのが紳士というものです。
マスキッパかわいいよマスキッパ!


ポケスペにて


一行がノモセの大湿原で捕獲に挑む前、ダイヤが見ていた双眼鏡の先にいた。
その後、湿原でぬかるみにはまって動けない一行に襲いかかったが、撃退された。


◆ポケモンレンジャーにて


普段は植物に擬態しており、近くを通りかかると突撃してくる。
フヨフヨ浮いている姿はどことなく宇宙人っぽくて不思議。


ポケモン+ノブナガの野望にて


強い。なかなか強い

特性「ふゆう」により、地形による縛りがほとんど無い縦横無尽の機動力、
前方横3マスという広範囲をカバーできるつるのムチ、
無進化なのでステータスもそこそこ高く、非常に使いやすい。
下手な炎ポケは普通に殴り殺す事すらある。

マゴイチのイメージが強いが、残念ながらベストリンクではない(マゴイチのベストはジュプトルとジュカイン)。


Pokémon LEGENDS アルセウスにて


紅蓮の湿地に生息。林や沼地など、広域に渡ってみかけることができる。
主人公をみつけると好戦的になることもあるが、かなり近づいてもこちらに気が付かないことが多いため、背後を取るなり遠くからボールを投げることで簡単にゲットできる。
序盤に出てくる草タイプの中では火力を出せるほう。戦う際には、一撃で倒せないとすいとるで執拗に粘ってくる嫌な敵。
単体ならばともかく、他のポケモンに便乗して参戦してきた場合、早めに倒しておかないとこちらの体力を一気に削られる恐れがある。

紅蓮の湿地ではじめん・ノーマルタイプのガチグマとのイベント戦闘があるため、即戦力になるかもしれない。
なお、本タイトルにもやっぱりモジャンボも参戦している。



追記・修正はマスキッパの気球に乗ったことのある人にお願いします。

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最終更新:2024年04月07日 21:35