料理人(トリコ)

登録日:2012/06/03 Sun 01:31:48
更新日:2024/03/14 Thu 23:30:22
所要時間:約 4 分で読めます




トリコ』世界において主に美食屋の捕獲・調達した食材を調理する職人を指す。
グルメ時代が栄えているトリコの世界観にとってはなくてはならない存在。
美食屋のフルコースも、料理人が食材を調理することで初めて完成するものであり、美食屋と料理人が互いに専属のパートナー関係になる事も珍しくない。

美食屋とは別に料理人ランキングというものも存在し、100位圏内の料理人には超絶の技巧に加え、高い戦闘スキルを併せ持つ猛者も多い。
上位クラスにもなれば美食會の幹部とも渡り合え、高レベルの猛獣を1人で捕獲することも可能。


主な料理人

小松

トリコとコンビを組む料理人で、本作のもう一人の主人公といえる人物。
ホテルグルメの料理長で、飽くなき向上心と素直な吸収力から料理人としての技量・伸び代は非常に高い。
また、食材をまるで磁石のように引き寄せる程の食運の持ち主。


◆大竹

料理人ランキング99位の料理人、小松の修行時代の友人。
腕は確かだが功名心が強く、金で名声を買うような工作をしたり、客を軽視した発言が目立つ。
その後美食會に誘拐され、恐るべき豹変を遂げて小松の前に敵として現れる。
…と思ったが、実は「より高みを目指すため」あえて美食會の誘拐に応じたらしい。
実際、美食會で数々の「暗技」を身につけるなどして実力を上げており、また自身の料理でボスを「うまい」と言わせたいがために離反を拒むなど、料理人としてのプライドも捨てきったわけではない。
その向上心の根源は、かつて自分が卒業し恥とすら思っていた孤児院において自分が応援されていたこと、そしてその孤児院がろくな調理技術も金銭もないことで大規模な食中毒を起こし壊滅してしまったことにある。
最終的には小松、仲梅とともに「GOD」を捌き、夢だった「GODが食べられる孤児院」を実現したらしい。


◆フローゼ

かつて美食神アカシアのパートナーだった料理人。
「神の料理人」と呼ばれた。
言及はされていないが彼女も「グルメ細胞の悪魔」持ちであったような描写が散見される。
おそらく色は小松のものと同じ「白」。
アカシアの三弟子からは母親同然に慕われていた、特に三虎。
紆余曲折を経て、誰もが怒りを催すような邪悪な人格に変貌し果てたアカシアでさえも、なお彼女には思うところがあった模様。


◆ジョア

ジダル王国の国王専属の料理人。節乃でもまだ調理に成功したことのないポイズンポテトの解毒方法を知っている。
道化師のような格好をしており、素顔は不明。
美食會とは別の巨大な勢力に属しているらしい。
戦闘面での実力も凄まじく、かつて「神の料理人」フローゼが持っていた包丁を自在に使いこなしながら「これは私のもの」と自称する。

その正体は「NEO」の首魁の片割れ。
フローゼの墓に三虎が療水を注ぎ続けたことで肉体が蘇生したもの。
しかし魂自体は蘇生せず、適当な別の料理人が入っている。
そもそもアカシア的にはジョア自体あくまで「利用価値の高い料理人」程度の存在だったようで、割と雑に扱われた挙げ句捨てられている。
本人的には「三虎よりは格下、スタージュンよりは格上」くらいの認識らしい。


世界料理人ランキング100位圏内

◆1位:「調理王」ザウス

料理人ランキングで常に1位の座にいる料理人。
しかしクッキングフェスにおいては、美食會の奇襲であっさり殺られて退場……したかと思われたが、実はジョアに洗脳されており、NEOの一員となっていた。
奇襲に乗じてやられたフリをし、密かにNEOのメンバーと合流する。


◆2位:節乃

『節乃食堂』の経営者にして世界にたった4人しかいない『美食人間国宝』の1人。
伝説の料理人。
その実力は凄まじく、フグ鯨を初めとした調理の難しい食材の調理法や捕獲方法を発見した。
実際の調理においても、一流の料理人数人分の作業を同時並行でなんなくこなす。後の「食義」とかを見るに、これはまだまだ相当な舐めプっぽいけれど
かつてはノッキングマスター次郎のパートナーを勤めており、戦闘能力も作中最強格。
今なおその実力は健在で、美食會の重鎮であるアルファロを殺気だけで牽制・退散させたり、ただ突っ立ってるだけで周りの魔獣を爆散させたりできる。
気圧を操る能力を持ち、調理のみならず戦闘にも役立てている。
前述したように爆発させるだけでなく、敵の周りの気圧を下げることで酸欠を起こさせたり自分の周りの気圧を下げることで空気抵抗を減らして動きやすくするなど器用な使い方をしている。
なお、彼女の人生のフルコースは次郎の人生のフルコースを調理したものである。


◆3位:ブランチ

通称「天狗のブランチ」。
自儘な性格のためフェスへの招待も大概無視していた男、しかし1度だけ参加した回では圧倒的な実力を見せつけ優勝。
恐ろしい速さで移動できる、異名通り天狗のような鼻を持ち肌が赤い、首に電池を入れる穴があるなど色モノ要素が目立つが、その実態はグルメ界の一部「妖食界」から来た男。
妖食界の住人たちはかつてグルメ細胞を注入されたが適合せずバケモノに成り果てた者たちの末裔。
その名の通り妖怪のような見た目をしたものも多いが、一方でいちおうはグルメ細胞持ちということで身体能力も高い。
ブランチ自身について言えば、首の穴から「充電」した上でその電気を敵に叩きつける攻撃を得意とする。


◆5位:「膳王」ユダ

通称「1ミリのユダ」。
節乃とザウスが圧倒的すぎるせいで目立たないが、実はこの男も「クッキングフェス」優勝経験者のスーパーコックであり、超実力者かつ超権力者。
一ミリの狂いもなく調理をする男で、言動の中にもよく「一ミリ」という言葉が出てくる。
この「一ミリ」へのこだわりは、かつてその才を鼻にかけ傍若無人に振る舞っていた頃に由来する。
たった1ミリの切り方の違いが致命傷につながる特殊調理食材に気づかず、自身を慕っていた子供を救うつもりで死なせてしまった過去から。
また、実はユダのフルコースも、この子供が考えていたさいきょうのフルコースを実際に食える料理にしたもの。


◆14位:「油使い」わぶとら

血の代わりに油が流れている人。
小松の発見した「モルス油」を愛用する料理人の一人でもある。


◆15位:千流(ちる)

「繊細料理の千流」、当代の「雲隠れ割烹」料理長。
千乳(ちち)ではない。
超特殊調理食材を自在に裁きこなし、「蘇生包丁」も実用レベルと高い「食義」の実力を持つ。
しかし本人的には「まだまだ千代さんの域には届いていない」とのこと。


◆17位:ライブベアラー

犯罪組織「地下料理界」のボスであり料理人を務める大男。
実力は30位圏内クラスの料理人だが、人格的には最低。
イカサマ込みのギャンブルで料理人の『記憶』を奪い取っていた。



◆19位:「毒料理」タイラン

ライブベアラーと並び、IGO加盟国外から世界料理人ランキングにランクインする数少ない料理人の一人。
「四獣」が降らせた毒の雨「グリーンレイン」の毒の回りを遅らせるマッサージ法を首都の人々に教授、小松が人民を救うための猶予を作っった男。
フルコースの「毒林檎アイスⅢ」が気になる。


◆24位:「ゲテモノ女王」コプリ子

局所を隠すように骨をまとっただけでほぼ全裸、という衝撃的なファッションの褐色お姉さん。
実はエヴァのサキエルにそっくりなファッション。
トリコキャラとしては珍しく、全国の少年がお世話になった
その魅惑的な見た目と裏腹に、料理は「うごめくメガボウフラのスープ」とか「斑タランチュラのドロドロサラダ」とか食欲を全くそそらなさそうなものばかり。
しかしゲテモノ料理でありながらその味は一流である。


◆25位:「巨人料理」ダリン

デカァァァァァいッ説明不要!!
クッキングフェスの料理人紹介が刃牙パロだということを体現するお方。


◆31位:つららママ

和服を着た女性で「スナックつらら」の大ママ。
驚かせてレベルを上げるほど美味く・高価になるリンゴ「ビックリアップル」を捕獲する回では、他の美食屋が物理的脅迫を駆使する中で「残虐な未来を示唆する」という独創的な手段をとり、高レベルを叩き出した。
美食屋としてもやっていけるかもしれない。


その他

千代

「包丁一振り一億円」と呼ばれ、在りし日には節乃と並び称された伝説の料理人。
かつては食義の総本山「食林寺」の師範で、「雲隠れ割烹」の料理長としても腕を振るっていたが、ある時失踪。
実は息子を亡くしており、息子を蘇生できる食材「C(センター)」の可能性を示唆されることで美食會に移籍していた。
ちなみに夫かつ「コンビ」は「食林寺」師範の猥褻物珍鎮々。




追記修正は世界料理人ランキング100位圏内に入り、クッキングフェスに出場した方にお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • トリコ
  • 料理人
  • 超人
  • 食材と引き合う者達
  • パートナー
  • 一覧項目

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年03月14日 23:30