カスミ(ポケモン)

登録日:2011/02/23 Wed 11:25:00
更新日:2023/12/31 Sun 10:00:57
所要時間:約 9 分で読めます




あなたはポケモン捕まえて育てる時、何を考えてる?

私のポリシーはね……水タイプポケモンで攻めて攻めて……攻めまくることよ!




出典:ポケットモンスター めざせポケモンマスター、7話『ラプラスにのって♪』、
2023年1月13日~2023年3月24日まで放送。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon



ポケットモンスターの登場人物。

CV:飯塚雅弓(アニポケ)、佐倉綾音(ポケマス)

カントー地方・ハナダシティのジムリーダー
通り名は「おてんば にんぎょ」
まさに我らがマーメイド。
使うポケモンのタイプはみずタイプ

名前の由来はおそらくカスミソウ。
花言葉は「清らかな心」「無邪気」「親切」「幸福」



◆ゲームでのカスミ

初登場はポケットモンスター 赤・緑。プレイヤーにとって初めての女性ジムリーダーとなる。
シリーズを通しての切り札はスターミー。高い素早さと特攻を活かしガンガン攻めてくる屈指の強敵。

赤・緑で使用してくる「バブルこうせん」は序盤としては破格の威力65。追加効果で素早さも下げてくる。
最初にフシギダネを選んでいるか緑版でマダツボミを捕まえたなら優秀な戦力になってくれるが、ナゾノクサピカチュウ程度ではよほどレベルを上げないと厳しい。
特にヒトカゲを選んでいた場合はタケシに続いて2連続で苦手なタイプであり、さらに技や種族値の関係で以前よりも苦戦……どころか絶望したトレーナーも多い筈。
FRLGでは「みずのはどう」に変更。威力はバブルこうせんに劣るが時折こんらん状態にさせるため厄介さに拍車がかかった。HGSSでもメンバー全員が「みずのはどう」を習得している。
ピカブイの場合は二転し「ねっとう」になっており、こちらが物理アタッカーだった場合はやけどさせられると苦しい戦いになる。
スターミーの強さも相変わらずで、相性の良く相棒として強化されたピカチュウであっても耐久力の関係上、全く油断ができない。

ジム内はプールになっていて、ジムトレーナーが何人か泳いでいる。
そのためかカスミ本人の衣装も水着。
初代がビキニ、FRLGがスポーツタイプのセパレート、金銀HGSSは競泳水着となっている。
ただし、ピカブイでは服をきており、ポケマスでの登場もピカブイの格好である。
なお、初代・FRLGと金銀・HGSSでは髪型が大きく変わっており、HGSSではその点がより鮮明になった。

貰えるわざマシンに収録されているのは初代では「バブルこうせん」、FRLG・HGSSでは「みずのはどう」、ピカブイでは「ねっとう」で、金銀ではわざマシン自体が貰えない。
ちなみにこの「バブルこうせん」、初代でしかわざマシンに収録されていない上、フリーザーにとっては教え技等で覚える「みずのはどう」より高威力のみず技である。
第一世代の対戦環境においてはペルシアン等のノーマルタイプいわタイプ対策として利用できた。
普通は「なみのり」や「ハイドロポンプ」までの繋ぎ扱いされるだろうが、対戦環境によっては意外な活用法もあったのである。
ポケスタシリーズではレンタルポケモンの内、強力な水ポケモンは「なみのり」や「ハイドロポンプ」を使えず水技を「バブルこうせん」しか使えないことが多い。
しかし水タイプが攻撃だけでなく防御面でも優秀なタイプであることや、一致補正込みで威力97・3割の確率で素早さダウンというそこそこの性能から意外と活躍できる。

岬でデートしていた奴は誰だぁー!?

ふたごじまにいるキャンプボーイによると、ふたごじま周辺には強いトレーナーやみずタイプがいるため、修業をするためによく訪れているらしい。
また、四天王の一人であるカンナにあこがれている(アニメからの逆輸入設定)。
いつか強いトレーナーを求め旅に出るのが夢で、BW2イッシュ地方にやって来た際には夢が叶った、と喜んでいた。


手持ちポケモン

  • 赤・緑・青・ピカチュウ・FRLG
ヒトデマン Lv.18
スターミー Lv.21

  • 金・銀・クリスタル
ゴルダック♀ Lv.42
ヌオー♀   Lv.42
ラプラス♀  Lv.44
スターミー  Lv.47

  • HGSS
ゴルダック♀ Lv.49
ヌオー♀   Lv.49
ラプラス♀  Lv.52
スターミー  Lv.54

ゴルダック、ラプラス、ヌオー参戦。
でんきタイプだけだとヌオーのじしんに、くさタイプだけだとラプラスのふぶき(HGSSではれいとうビーム)に苦戦を強いられるため、両方手持ちに加えておこう。
HGSSでは全体的にレベルが7(ラプラスのみ8)アップ。

  • HGSS(強化後)
スターミー  Lv.60
ランターン♀ Lv.54
フローゼル♀ Lv.54
ヌオー♀   Lv.56
ラプラス♀  Lv.56
ミロカロス♀ Lv.60

ゴルダックが抜け、フローゼル、ミロカロス、ランターンが追加。
スターミーの技構成は【なみのり、サイコキネシス、10まんボルト、れいとうビーム】とテンプレフルアタ。
ランターンは「でんじは」や「あやしいひかり」でこちらを牽制、フローゼルは高速バトン、ミロカロスはねむねごを使用してくる。

  • BW2(PWT カントーリーダーズ)
スターミー Lv.50
カメックス Lv.50
ゴルダック Lv.50
ヤドラン  Lv.50
アズマオウ Lv.50
ラプラス  Lv.50

  • BW2(PWT ワールドリーダーズ・タイプエキスパート)
ゴルダック⇒ランターン
アズマオウ⇒ブルンゲル

  • BW2(PWT ダウンロード)
スターミー Lv.50
アバゴーラ Lv.50
スワンナ  Lv.50
ブルンゲル Lv.50

  • ピカブイ
コダック♂  Lv.18
スターミー  Lv.19

  • ピカブイ(強化後)
ゴルダック♂ Lv.56
ジュゴン♀  Lv.56
スターミー  Lv.56
シャワーズ♀ Lv.56
ギャラドス♂ Lv.57


◆アニメでのカスミ



初代ヒロイン。
自称「世界の美少女」「おてんば人魚」。『水ポケモンマスター』を目指している。
ピカチュウによる自転車破壊やタケシへのツッコミ等、後の伝統を作った。
水族館を兼ねたハナダジムの四姉妹の末っ子で、よく姉達の出涸らし扱いされており非常にコンプレックスを感じている。
しかし、実際には無責任な姉達の尻ぬぐいをさせられてきたので割としっかり者。
もっとも、他のヒロインと比較すると、大人びて見えていてもやはり10歳なのか、
自分勝手でだらしなくトンチンカンな所も全くないわけではない。
(EX.後述の自分の虫ポケモン嫌いは棚に上げて、水ポケモン嫌いなジョーイさんを批判する等)


性格はプライドが高く勝ち気、そして短気で男勝り。

ポケモンを戦わせる以上、トレーナーには重い責任が伴うと捉えており、怪我や無茶をさせたサトシを二度もぶった
まだ規制が緩かったアニメ序盤では乱暴な一面(無印11話、無印21話など)が強調されており、ゲストキャラクターにも鉄拳制裁を喰らわせる事も多い。
暴走するタケシを黙らせるのも彼女。
その一方で、怖がりで繊細な女の子らしい一面も覗かせる。
料理の腕はからっきしで、体調不良のためタケシ不在の折り食事の用意をした際は何か紫色の液体を作り出した。
これは作った本人すら顔をしかめる不味さだったが、凄まじい味音痴なムサシは喜んで食べていた。

ポケモン全体が大好きだが、中でも水ポケモンをこよなく愛しており、絶対の自信を持っている。
ドククラゲを美しいと感じる等、水ポケモンに関しては少々美的センスがマニアック。
幼少時のトラウマからギャラドスは例外的に苦手だったが、サイドストーリーで克服して彼女の新たな主力へ。

例外的にポケモンだけは大の苦手で、悲鳴を上げたり過剰な拒否反応を示したりもする。
見た目(モチーフ)が万人受けするものはセーフらしく、レディバヘラクロスハハコモリ等には最初から嫌悪感を持っていない。
懐いてくるキャタピーにも暴言を吐いた事があるが、それ以外は決して無意味に傷つける事はしておらず、助けてくれた虫ポケモンには自分の非を詫びる事も。
サン&ムーンで再登場した際も虫ポケモン嫌いは治っていなかった。そしてめざポケ編でもそのままだった。
彼女曰く『虫はずっと無視なの!』

水・虫の複合タイプには劇中遭遇していないが、めざポケ編でデントに突っ込まれた際は「悩ましいところ」と非常に渋い顔で答えている。
(引き合いに出されたのが、いかにも虫っぽい見た目なシズクモだったのもあるだろう)。


当時子供っぽかったサトシとはわざと挑発や憎まれ口を叩く等売り言葉に買い言葉で口喧嘩やいがみ合いが絶えず、やがては一種の風物詩としてタケシも微笑ましく見守るように。
歴代ヒロインの中でも、これだけサトシと自然体で喧嘩したのは彼女だけである。

一方で時にはトレーナーの先輩として調子に乗りがちな彼を諭したり、無茶をする彼を心配したりと姉的な存在でもあった。
アニメも当初は恋愛も視野に入れた構成であり、サトシも今ほど鈍感ではなかった為、互いに異性として意識する場面も多かった。
ケンジやフルーラ、果てはコダックにまでその点を示唆されている。
特に第83話とルギア爆誕、そして離脱後のサイドストーリーはファンの間では伝説。

ただし、無印のシリーズ構成でカスミの事実上の生みの親の一人でもある首藤剛志は、カスミとサトシの恋愛的な関係を一切否定している。
ファンの間でも語り草となったルギア爆誕における数々の描写も「ブラフ」と言い切り*1、ファンの間で大きな賛否を巻き起こした。
ちなみに、首藤氏自身は主人公(サトシ)とヒロインが恋愛関係を築くこと自体に否定的な姿勢を見せている(「ポケモン」のテーマがぶれるからとのこと)。

無印終盤で姉達の我儘でハナダジムに戻る事になったが、長い旅を共にしたサトシとの絆は健在。
ミラージュ王国編で再登場した時も彼を(軽口を叩きつつ)深く信頼していた。
バトルフロンティア編クライマックスでもサトシの窮状を知り、激励としてお手製のルアーを送る。

トゲキッスの存在によりDP編での登場がほぼ確信されたが……そんな事はなかった(OPにはいる)。
ただし、ルアーや旅の別れに彼女から貰ったハンカチはサトシが今も大切にしている事が明かされており、DPでブイゼルを釣る際に使用した。

ポケットモンスターベストウイッシュシーズン2エピソードN』ではサトシのリザードンを振り返る回想シーン(新規作画)で登場した。
デコロラアドベンチャー最終回でもサトシのイメージで登場した他、オーキド博士によりケンジがカスミに呼ばれてハナダジムに行ったことが語られている。

無印のリブート作品となる劇場版20作目『キミにきめた!』では再登場が予想されていたが、新キャラのマコトに立ち位置を取られる形となった。
無印のパラレル世界である本作では、サトシの旅ルートに近づかなかった可能性が高い。
また、エリカ戦時点でのサトシのジムバッジ所持数からニビジムとハナダジムにサトシは寄っていないのではないかという推測もある。
しかし、EDに歴代レギュラーの一人として一瞬登場(自転車に乗っている)。

キミにきめた本編には出演できなかったが、同時期のTVシリーズSM編においてタケシと共に42・43話にゲスト出演…(回想出演を除くと)何と12年ぶりの再登場である。
デザインはタケシと共にSM編のサトシの雰囲気に合わせる形の物へと変化している。
服装は無印時代に戻っているが水着のインナーが見える仕様となっており、スイレンと共に水着姿を見せるファンサービスも。
メガシンカを取得したようで、メガギャラドスとカスミ独特のメガシンカ時の詠唱を披露した。

新無印編マスターズトーナメントファイナルはリモート観戦。会場入りしたヒカリ・コハルをはじめ、他の人々が複数人で集まって観戦する中、彼女だけは一人で観戦していた。ちなみにいた場所はハナダジム。
その後の136話のエンディングでハナダジムを訪れたゴウと遭遇。彼のインテレオンに惚れ込んだのか抱き着いていた。

ラプラスにのって』で6代目EDを飾っている。

因みに、彼女は旅の間ずっと靴下を履かずに素足でスニーカーを直に履いていたことから、その手のファンから非常に人気がある。

又、無印の途中からトゲピーを抱くことになったがこれはアメリカからの苦情で「常時サスペンダーにへそ出しファッションが娼婦らしい」と言われておりお腹を隠すためにしたとのこと。みずポケモンを持つカスミにとっては唯一のノーマルタイプのポケモンである。
トゲピーがトゲチックに進化し手持ちを離れた現在ではルリリを抱いている。
以後のハルカのDPコンテスト衣装やセレナのフォッコ衣装など普通の女の子なら問題ないらしい。
そもそもこの二人の衣装は単発の描写に近いので、その辺りの違いの可能性も高いが。


歴代ヒロインでハルカとSM編の女性レギュラー陣とは面識があるが、その他のヒロインとは面識がない(ヒカリはタケシからの説明だけ)。


『THE ORIGIN』では声も付かず出番はダイジェストで流されるという、近年では珍しいほど地味な扱いであった。タケシとの格差がすごい。

だが…、

サトシの物語最終章を謳った『めざせポケモンマスター』にてタケシ共々再登場
しかもサトシの旅に同行。彼のWCS決勝戦に触発されて旅に出たところ、再会を果たすこととなった。
公式ページから推測するに、ヒロイン枠としての登場になると思われる。

2話にてサトシと合流。
世界チャンピオンにまでなったサトシのヘイガニをニョロトノで倒すなど、カスミの成長が分かる。
またタケシのナンパをグレッグルと共に制裁を下すなど、ファンが見たかった光景が披露された。

○アニメ版手持ち

コダック
トゲピー→トゲチック
ヒトデマン
スターミー
トサキント
タッツー
ニョロモ→ニョロゾ→ニョロトノ
サニーゴ
ラブカス(NN:カスリン)
ルリリ
ギャラドス→メガギャラドス
ウデッポウ


因みに無印の時に海の家の主人リュウから「8年後が楽しみじゃわい」と言われるほどの逸材。
また浴衣姿のカスミにサトシが見とれるシーンもある。

恐らく8年後には美人4姉妹と呼ばれているのだろう。
まあサザエさん時空だから見られる日が来るかは大いに疑問だが。
ポケスペに期待しよう。

ポケットモンスター(穴久保版)でのカスミ

第4話「月の石を手に入れろ!」が初登場。
服装はゲーム版の水着ではなく、袖なしトップスに半ズボン・ルーズソックス(もしくはレッグウォーマー)という恰好。
アニメ版カスミと逆にへそが出ておらず肩の方が露出している。あと、なんかガタイがよい。
なぜかジムバッジではなく月の石をかけた戦いとなり、カメックスを繰り出してくるが負けを認めた後は普通に月の石をくれた。

ポケスペでのカスミ

第1章にて初登場。

正義のジムリーダーの一角で、水タイプのエキスパート。
家は大金持ちでドレス姿も披露した。

レッドのクラブとギャラちゃんを交換し、イエローにもオムナイトを譲っている。
2匹はそれぞれ図鑑所有者のチームとして強力な要となった。

このように自分のポケモンが他人の元で力になれる事を誇りに思っているが、同時に「最後に側にいるのが自分ではない」というジレンマも抱えている。

第3章ではスイクンに選ばれたパートナーとして共に仮面の男へと立ち向かったが、やはり別の人間に託す事になった。

レッドに好意を寄せているものの、イエローの存在や自分の宿命的な役割により諦めがちだった。
それでもエリカに応援されて想いを伝えようとしたが、ゴールドの横槍もあり決着は付かずじまいな模様。

登場初期の台詞からするとレッドより年上らしい。
公式人気投票では全ジムリーダー中1位に輝いた(全体では15位)。


電撃!ピカチュウでのカスミ

設定は12歳。
一応アニメ版準拠だが、他の媒体とは異なり髪が黒く巨乳であった。
かなり際どい水着を披露したり、温泉に入ったりと、多くの青少年の精通のきっかけになったことは今でも語り草である。
ちなみに海外版では水着の露出度に問題があったのか、ウェットスーツ風に描き替えられたというエピソードもある。

話の途中で髪が他の媒体と同じ色になり胸のボリュームも下げられた。サトシとの恋愛描写は少しある模様。
「あたしの胸も進化しないかな~」



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最終更新:2023年12月31日 10:00

*1 ルギア爆誕などにおける描写は実は恋愛的な意味ではなく別の意味合いが隠されたシーンであり、その隠された意図は首藤氏のWEBアニメスタイルのコラムで語られている