古泉一樹

登録日:2009/10/10(土) 20:46:18
更新日:2023/09/24 Sun 17:02:04
所要時間:約 6 分で読めます






テレビの前にスプーンを用意してください。では、いきますよ。まっがーれ↓






古泉(こいずみ)一樹(いつき)とは、『涼宮ハルヒシリーズ』の登場人物である。


身長178cm
北高1年9組→2年
SOS団副団長。

『涼宮ハルヒの戸惑』では体重62㎏、B型、誕生日は5月4日とされている(誕生日は中の人ネタ)
『あてずっぽナンバーズ』では身長179cm、体重61kg、ウエスト71cm。体重とウエストは逆かもしれない。

出典:涼宮ハルヒの追想、ガイズウェア、バンダイナムコゲームス、2011年5月12日、
(C)2009 Nagaru Tanigawa・Noizi Ito/SOS団 (C)2011 NBGI

5月という半端な時期に転入してきたことから、ハルヒに「謎の転校生」としてSOS団に勧誘された。所属する9組は特進クラス。
いつも微笑を浮かべ穏和な物腰をしており、同級生に対しても常に敬語を使う。
頭も運動神経もよく美形でもあり、学校でも女子からの人気は高い様子。
『孤島症候群』でのゴージャスな夏休み合宿の企画立案の功績により、ハルヒから副団長に任命される。
戸惑で『古泉』をよく『小泉』と間違えられると嘆いていた。

その正体はお察しの通り超能力者であり、ハルヒを監視する為に超能力者達が創設した組織「機関」に所属している。本人曰く、機関の中では末端の方。が、「機関」のメンバーの一人からは「機関」の創設者でありトップと言われたり「機関」のメンバー同士に殆ど上下関係はないと語られるなど実際の立ち位置は不明。
元々は北高に潜入する予定はなかったが、キョンの助言でハルヒがSOS団を作り、
宇宙人の長門有希と未来人の朝比奈みくるが団員としてハルヒに急接近するという想定外の事態が起きた為、
追加要員として5月という中途半端な時期に北高に転校してきた。
北高には彼の他にも何名かの機関員がエージェントとして潜入しているらしい。

ただし超能力者と言っても、条件が揃わなければ能力を発揮できない。
その能力はハルヒの精神状態の不安定が原因で発生する「閉鎖空間」への侵入と、その中で破壊活動を行なう「神人」を倒す力。
閉鎖空間内では強い戦闘力を発揮でき、10分の1の力でも巨大な怪物カマドウマを難無く撃破したこともある。
職務に関連してハルヒの精神面に気を配っており、彼女の内心をそれとなくキョンに伝えることもある。

ハルヒを刺激することを避ける為基本的にイエスマンで、ハルヒには自分の意見をあまり言わずに曖昧な態度を取ることが多い。
ただし、現在の性格や表情等は「ハルヒの願望」に沿った演技であるらしく、そうした演技を強いられる不満をキョンに漏らしたことがある。
本来の性格は全く見せない為一切不明だが、少なくとも同年代に敬語を使うような性格ではないらしい。

表面上は完璧に優等生としての演技をこなしているが、唯一の欠点として相当な悪筆である。
あまりの字の汚さに解読に時間を要することもあるほど。
因みにハルヒは豪快な字、みくるは丸字、長門は見事な明朝体と、性格を反映した字になっている。

ボードゲームやカードゲーム等が好きだがその割に弱く、キョンにはいつも負けている。
そのあまりの弱さ故、キョンに「わざと負けてるんじゃないか?」などと疑惑を抱かれているが真偽は不明。

SOS団では「解説役」で、毎回キョンには自分の推論をもっともらしく話したり、煙に巻くような言動をとることが多い。
しかし何か問題が発生した時には、キョン、長門と共に解決策を講じる。

また長門の難解な言い回しが理解できる数少ない人物で、その辺りはキョンからも「解説役」として重宝されている。


当初は「機関」の方針である「現状維持」に従い、SOS団のメンバーに対して何事にもハルヒの機嫌を損ねないことが最優先といった態度を取り、
一歩引いたところからハルヒらを観察していることが多かった。
その為キョンとは険悪な雰囲気になることも少なくなかったが、現在では随分うち解けた。

ハルヒについては「魅力的に思う」等の好意的な発言を多々残しており、彼女に関してはそれなりに好意を抱いている節がある。
「消失」世界においてはより明確に好意を表明しているが、転校生属性以外あまり興味を持たれていないのかハルヒからの扱いは余りよくない。

SOS団についても、初対面時には想像もつかなかったほど好意的に思うようになったと語っており「驚愕」では「今の自分の所属は「機関」ではなくSOS団」とも言っている。
一方で事情があるとは言え隠し事が多すぎる朝比奈さん(大)の事はあまり快く思っていない。



また、死亡フラグをこれでもかというほど立てているお方でもある。

死亡フラグにまみれた、いっちゃんに明るい未来は訪れるのだろうか……。



★本編以外の話

■涼宮ハルヒの約束

僕に全面的に協力していただきたいのです。

それはつまり、僕の事を無条件に信頼していただきたいという事なのですが。

出典:涼宮ハルヒの約束、ガイズウェア、バンダイナムコゲームス、2007年12月27日、
(C)2006 谷川流・いとうのいぢ/SOS団(C)2007 NBGI
文化祭前日が閉鎖的閉鎖空間によってループしているので抜け出すために行動する。
古泉は閉鎖的閉鎖空間内ならハルヒの場所感知することが出来る。
キョンの脳内妄想に再現度の高い古泉が登場し、アドバイスをくれる。
ハルヒの無意識の具現化したリボンちゃんが現れてもそれを神人の一種と認識し警戒する。
古泉ルートではリボンちゃんが変身した神人とバトルする。

■涼宮ハルヒの戸惑

あ……そこです。そこのもうちょっと下でしょうか……。いいですね。気持ちいいですよ。

んっ……そんなに強く押さなくとも大丈夫です。もっと、ゆっくりで……。

出典:涼宮ハルヒの戸惑、アクリア、バンプレスト、2008年1月31日、
(C)2006 谷川流・いとうのいぢ/SOS団 (C)BANPRESTO 2008
どういう訳か今回の古泉は妙にキョンに顔が近い。
キョンとの相性を占った結果最高だったと喜んだり、キョンにマッサージしてもらい変な声を出したりイベントもなんとなく意味深な感じに……。
朝比奈さんが書いた告白シナリオをキョン相手に読んでいたら谷口がやって来て、誤解されたりもした。
そのせいかEDでは、キョンが古泉に愛を宣言したとき、棒読みなSOS団の中で一人だけノリノリだった。
一応真面目なイベントはあり、超能力と使命を授かり選ばれた者の万能感に浸れたのは最初だけで、直ぐに駒になったのだと気付いたと語ったり。

『SOS団QUEST』では吟遊詩人として登場。
戦闘は苦手だから自分を守れるだけの実力があるか試す、と言って戦闘になる不思議な吟遊詩人。
『スーパーSOS大戦』では必殺技が、朝倉涼子が作った侵入できないはずの空間に大量の超能力者を召喚する理不尽な技。

■涼宮ハルヒの直列


あなたが同意してくれて嬉しいですよ。

……なんでだよ。

あなたとの個人的な関係が、より深まったと実感出来るから……でしょうか?


ハルヒが怪奇現象に興味を持ち、実際に発生してしまったため後始末に翻弄する。
学校自体が閉鎖空間のようなものなので、超能力を僅かに使えるが空間にダメージを与えてしまうとのことで、
基本的にキョンの命を守ったりしている。

■涼宮ハルヒの並列


そうですね、あなたのことを信じたからこそ、僕はこうして受け入れた訳ですし。


今回もゲームお馴染みループ物だがエンドレスエイトや約束よりも前の時系列なので、古泉はループを信じない。
普段は頼りになる古泉らしい理論でキョンの話を否定してくるので、プレイヤーをイラつかせる。
ループが発生した直後はこの古泉を説得するのがキョンの仕事。
閉鎖空間は発生していないので長門に比べそこまで役に立たない。

■涼宮ハルヒの追想

ユキ。僕は不治の病で、もう死ぬ。君とはこれでお別れだ。

君の宇宙人パワーもこの病気には効かないんだ……うっ!

出典:涼宮ハルヒの追想、ガイズウェア、バンダイナムコゲームス、2011年5月12日、
(C)2009 Nagaru Tanigawa・Noizi Ito/SOS団 (C)2011 NBGI
消失と同じ世界なので光陽園学園に通っている。
一般人のはずだが元の世界と同じく謎の繋がりを持っており、作中ではいいように使われている。
キョンとのナンパ対決では5人の女性を攻略するというイケメンぶりを披露した。
しかしキョンはハルヒと証拠の写真撮影していたり、二人が仲良くなって古泉に気付かなかったり……、
古泉はハルヒに好意を抱いているようだが、その扱いは悪い。
ハルヒの古泉に対する扱いは雑だが劇中での扱いは悪くはなく、縁の下の力持ちといった感じで活躍する。


暗躍するとなると色々根回しからあるので、

この時期から動かないと間に合わないんですよねー。

公式パロディ作品であるハルヒちゃんではキョンの相棒的ポジションにおり、なんだかんだで仲が良い。
ただ、ハルヒ関係になるとSOS団の面子と共にキョンを振り回したりしている。
本作では、機関での仕事を楽にする為にハルヒとキョンをくっつけようと色々暗躍している。
また、ハルヒの暴走を促すかのように、彼女によく解らないが興味があるイベントについて聞かれた場合、知っていても知らない振りをする。
この際思いっ切り内心をぶっちゃける(知っていますが、展開的に知らない振りをした方が面白そうなので知りません、と言ったり等)が、
何故かハルヒはその言動に疑問を持たない。


あなたのおみくじの通りと言うなら、答えは出てるじゃないですか。

『前途多難二人で悩め』そう書いてあったと記憶してますが?

『涼宮ハルヒちゃんの憂鬱』の作者ぷよの手によるスピンオフ作品であるので、ハルヒの子分として登場。
設定のベースが消失世界なのではっきりとキョンに「ハルヒが好き」であることを告げている。






※以下「驚愕」最大のネタバレ。未読者未読破は注意。










































橘京子によれば、実は古泉が「機関」の創設者であり、3年以上「機関」を運営してきた首領。本人によると「機関」は同志の集まりで全員同格らしいが……。

キョンは真偽は確認しなかったものの、朝比奈さん(大)によれば未来人からはその聡明さ故に
過去の人間達の中で最高ランクの要注意人物として認識されているらしく、かなりの影響力があるのは間違いない模様。

朝比奈さん(大)が古泉の前にだけ出て来なかったのも、そうした事情があった為らしい。


これが事実だとすると、「ハルヒちゃんの憂鬱」で新川さんに轢き殺されかけてドン引きする古泉や、
新川さんに自分の立ち位置を乗っ取られてガチで凹む古泉はとんだ首領(笑)である。






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最終更新:2023年09月24日 17:02