セフィロス

登録日:2010/02/03 Wed 19:52:35
更新日:2024/04/26 Fri 23:59:49NEW!
所要時間:約 39 分で読めます


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200m DDFF DFF FF FF7 FINAL_FANTASY_Ⅶ au いただきストリート さわら イカ イケメン エアガイツ スタッフのお気に入り ストーカー スマブラ参戦キャラ セフィロス セフィロス2:50 ダークヒーロー チート トラウマ バカ一閃 ヒロインを殺したキャラ ピサロ ファイターパス ファイターパスVol.2 マザコン ライバル ラスボス ラスボス(笑) 一人で10体どころか全部倒した男 三木眞一郎 加害者にして被害者 厨二病 哀しき悪役 堕ちた英雄 塩酸しめじ平目出目金 太陽系終了のお知らせ 実は…何も考えてない、とか? 実はいい人←だった 復讐鬼 所要時間30分以上の項目 最強 梅原裕一郎 森川智之 正宗 残念なイケメン 毒親育ち 片翼の天使 約束の地へ→デジョントラップ 色んな意味で長い 英雄 英雄←ひでお 闇堕ち



注意! この項目にはFF7におけるネタバレがこれでもかと含まれています!】
今となってはほぼ公然の事実だということは密に、密に。










私は…思い出にはならないさ。



FINAL FANTASY Ⅶ(FF7)の登場人物。


プロフィール

年齢:不明*1
職業:ソルジャー・クラス1st
身長:不明(約200cm200mという説も)*2
体重:不明(どこが発祥か、「85kgほど」とファンの間では言われている。スマブラで吹っ飛びやすいから6kgくらいしかないとかいう珍説も)
生年月日:不明
血液型:不明
出身:不明*3
担当声優森川智之(AC以降)/梅原裕一郎(EC・少年)/三木眞一郎(エアガイツ)


人物

FF7の登場人物の中でも最重要人物であり、主人公クラウド・ストライフライバル的なポジション。

癖っ毛で金髪のクラウドとは対照的に、長い銀髪と冷たい緑の瞳を持ち、自身の身長すら上回る長刀・正宗を操る戦士。前髪は触覚のようにも見えるが左側だけやや上の方にある。ソルジャーは目が青くなる筈だが、これはエアリスと兄妹だったという没設定の名残。エアリスの前髪の形状にも名残がある。
左利きであり*4、推定でも3mを超そうかという正宗を片手で軽々と扱う実力者。

巨大企業『神羅カンパニー』に所属する強化兵士”ソルジャー”の一人であり、最高位となるクラス・1stに属する。
しかしその強さは同じクラス1stソルジャーであるジェネシスアンジールさえも寄せ付けない程であり、圧倒的な実力ゆえに「伝説のソルジャー」「英雄」と呼ばれるほどの存在だった。
また、その戦いぶりを目にした人物からは「世間でのどんな話よりも凄かった」と語られており、決して誇張された実力ではない。

本人としては名声に興味はないらしく、「英雄」という名にも神羅カンパニーの成功にも特に関心がない。
むしろ神羅の広告にされていることを嫌っているフシさえある。

髪が長すぎて1回髪を洗うのにシャンプーを1本使い切ってしまうらしい。セフィロスの財布が心配…かと思ったら神羅がシャンプー代を出している様子。広告塔のケアの為にわざわざシャンプーに経費を割いているところを想像するとシュールである。

両親のことは知らず、幼少期から神羅の中で育った。唯一、母の名が「ジェノバ」だったらしいということだけは知っている。
10歳頃には既に戦場に出ており、ウータイ戦争を始めとする数々の戦いで武勲を挙げた。彼の「英雄」という呼び名はその功績と、神羅側にとってのプロパガンダ的な意味で大々的に喧伝されている。

同じソルジャー内であっても最早別格の存在として特別視されており、格下のソルジャーからは「誰も何も言えない存在」とすら語られていた。
こうした幼少期からの経験やカンパニー内での立場も、彼の孤独さに拍車をかけたのかもしれない。

性格も基本的に冷淡であり、あまり人と触れ合おうとはしない。
かといって人嫌いというわけではないらしく、初任務に沸き立つ後輩ソルジャーに「子供か、お前は」と苦い顔をしたり、
任務で故郷に戻ってきた一般兵に「知り合いや家族に会ってきても構わない」と気を遣うなど、決して実力をカサに着たイヤなヤツではない。
単に自分の実力が他者と比べて圧倒的すぎる為に、凡人の目線で接することが苦手なだけといえるか。
セフィロスと面識のあるクラウドも「年も離れていたし、セフィロスは自分のことをほとんど話さなかった」と語っていることから、口数が多くなかったことは窺い知れる。

一応、同じクラス1stであるジェネシスやアンジールに対してはそれなりに打ち解けており、他人の目がないトレーニング中などではふざけあっていた様子*5


そんな輝かしい功績を持つセフィロスではあるが、その出自は尋常なものではなかった。

セフィロスは元々、神羅カンパニー科学部門の責任者であるガスト博士の助手であったルクレツィア・クレシェント博士の息子として生を授かる。
そしてかつて神羅カンパニーが行った古代種再生プロジェクト、通称ジェノバ・プロジェクトによって、母体であるルクレツィアの胎内で古代の地層から発見された生物であるジェノバの細胞を埋め込まれている。
この実験の副産物としてソルジャーという存在が誕生したため、セフィロスは実質的にすべてのソルジャーのオリジナルであるとも言える。

セフィロスはソルジャーのことを「魔晄*6を浴びたことで超人的な力を得た人間」とは認識しており、自身を完全な自然の人間とは思っていなかった。
しかし魔晄を浴びて力を得たとしても、それはあくまで「一般人とは少し違う人間」である。
対して、セフィロスは胎児の段階で多量のジェノバ細胞と魔晄を浴びて生み出された。それはくくりこそ「人造人間」だが、もはや「人間とは違う何か」とも言える。

セフィロスはそのことを知らずに育ったが、本編より五年前に赴いたニブルヘイムの魔晄炉調査で見た光景により己の出生に疑問を抱き始める。
そこにあったのは、多量の魔晄に曝され続けられたことでモンスターと化した……人間の姿だった。



「……子供の頃から 俺は感じていた」
「俺は他のやつらとは違う。俺は特別な存在だと思っていた」
「しかし、それは……それは、こんな意味じゃない」


「俺は……人間なのか?」




その任務以降、かつてニブルヘイムで神羅の実験施設として使われていた神羅屋敷に籠もりきり、狂ったように資料を読み漁った。

そこでセフィロスはジェノバ・プロジェクトの資料を発見。2000年前の地層から見つかったジェノバという生物や、自身がその生物を使った古代種再生計画によって生み出されたことを知る。
それにより、セフィロスは自身を古代種———セトラだと語り、豹変。
「簒奪者、すなわちヒトから星を奪い返す」とニブルヘイムの村人達を惨殺。村を丸ごと焼き払うという蛮行に出た



「俺は選ばれし者。この星の支配者として選ばれし存在だ」
「この星を、愚かなお前たちからセトラの手にとりもどすために生をうけた」



そう語ったセフィロスはその後、人々の前から姿を消す。公式記録では死亡したことになっており、その場にいたクラウドの記憶からも……


セフィロスの正体

ニブルヘイムでの一件でセフィロスは自身を古代種だと語ったが、実はこれは間違い。
神羅屋敷に存在した資料はジェノバ・プロジェクト当時のもの……つまり、ジェノバを古代種だと勘違いしていた時期のものであった。
当然その資料はガスト博士によるもの。このせいでニブルヘイムは滅びたわけで死んでからもとことん迷惑かけるヤツである。*7


実際にはジェノバは遥か古代に外宇宙より飛来した異種生命体であり、古代種を滅ぼした生物。
星のエネルギーを喰らい尽くし、また別の星に取り付くという性質を持った攻撃的な知生体だった。

そしてジェノバの細胞を植え付けられたものは飛躍的にその能力が向上する。セフィロスの圧倒的な能力によってそのことが実証され、その副産物としてソルジャーが生まれた。

セフィロスはその細胞を誰よりも強く受け継いでいるため、実質的なジェノバの後継者、星に仇なす者と言える。


五年前、ニブルヘイムを焼き討ちしたセフィロスは同行していたソルジャー、ザックス・フェア、そして当時一般兵となっていたクラウドの手によって魔晄炉最下層に転落。
本来魔晄炉内は、魔晄……本来はライフストリームと呼ばれる星のエネルギーの奔流に満たされており、通常の人間ならば溶けてエネルギーの一部となるか、或いは生き残ったとしてもライフストリーム内に満ちる星の記憶や知識によって思考がオーバーフローしてしまい、まともな人格は喪われてしまう。

しかしセフィロスは違った。
ライフストリームに落ちても彼の強靭な精神力によって人格は消えず、逆に星の記憶を垣間見た事で自身やジェノバの正体、古代種が隠し通した禁断の魔法であるメテオなどについての知識を得ることに成功する。


そしてセフィロスは新生した。偽りの古代種などではなく、真に星の命を喰らう生物にして『星』という最大級の生物をも上回る生命体。今は失われ、かつて人の心を支配した存在……『』として生まれ変わるために。


尚、さすがに人格への影響が全くなかった訳ではないらしく、ライフストリームに落下した後のセフィロスは一人称が「」から「私」に変わり、口数も増えて芝居がかった意味の分かりにくいものになっている。
要するに厨二病である…とよくネタにされるが、これに関しては既にかつての人格がジェノバの物に上書きされているのでは?とする説もある。
しかし実際の所は設定ミスに近かったようで、リメイクではセフィロス・コピーやジェノバの擬態、クラウドの幻覚におけるセフィロスの一人称は「私」になっているが、終盤現れる本物と思われるセフィロスの一人称は「俺」で統一され明確に別人格である事がわかりやすくなっている。*8



ちなみに神羅カンパニーの現化学部門責任者である宝条を「コンプレックスの塊のような男」と称して見下しているが、実は宝条こそがセフィロスの実の父親。
母親に似て美しくて良かったと思った人は多い。
彼がこれを知ったかは定かではないが、神羅屋敷での資料漁りの際に知った可能性は十分考えられる。
さらにルクレツィアは罪悪感を抱きつつもヴィンセントの事を気にかけており、父もあの宝条のことなので母子共々実験体としか見ておらず、(かなり歪んだ形で)望まれて生まれてきたが愛の下で生まれた訳ではなかった。とんでもない修羅場である。


戦闘能力

戦闘面においては、敵として出てきた時はさして苦労しない。
ラストにおいて三連戦を行う羽目になるのだが、そもそもFF7は当時のRPGでは破格のHPであるHP100万だろうが、最終的には叩き潰せるほど味方の戦闘力のインフレが物凄いゲームなのでサクッと倒せてしまう。
最後のセフィロスに至ってはイベントバトル扱いで、特殊エフェクトの超究武神覇斬を見る為にあるようなもの。何せHPが1/1である。誤ってカウンターで倒さないように注意しよう。


……こう書くと「英雄(笑)」という感じになりそうだが、過去の回想で共に戦うセフィロスは無敵クリティカルチート野郎である。
ガ系の魔法を使いこなした上に敵からの攻撃を一切受けず、あげく全状態異常無効。
エンカウント毎に横で這いつくばるクラウドを横目にモンスター共を瞬殺していく雄姿はまさに「伝説のソルジャー」そのものと言えるだろう。


またBCでは神羅ビルのポートから飛んでいるヘリを斬り落としたりどでかいドラゴンを一刀の元に斬り伏せたりした上、旧アバランチのリーダーであるエルフェを容易く追い詰めた。
CCではトレーニングのシミュレーション上とはいえ、ジュノンの魔晄キャノン(後のシスター・レイ)を輪切りにし、本気でセフィロスに挑んだジェネシスを遊び半分で叩きのめしている。

ACでもクラウドと共に神羅ビル跡をほぼ全壊まで追い込んでいる。もう神羅の復興無理じゃねえかな……


特筆すべきは何度でも、何度でも、な・ん・ど・で・も!蘇るという迷惑極まりない点。シグマか。
ACの最後でも「私は思い出にはならない」という言葉を残しており、復活する気満々である。
どうも死亡してライフストリームに還っても自我が残っているらしく、まず消え去る気配がない。


主な武器

正宗

FFシリーズでは度々登場する最強クラスの刀だが、今作ではセフィロスの専用武器。メテオ共々、最強の肩書きに不足はない。
前述した通り長身のセフィロスを悠々上回る長さの大太刀であり、彼以外ではまともに扱えないとされる。

割と参戦作品によって長さがちょくちょく変わる。KHシリーズでの長さはギャグの域。
実は鍔のデザインもちょいちょい変わっているが、全体としては意外に飾り気のない日本刀である。

セフィロスは「左足を後ろに引き、両手で正宗を持つ。顔の左横に正宗、刃を上に、先端を敵に向ける」という独特の構え方で持つ。字でみても分からんと思うのでGoogle先生に「セフィロス 構え」とかで聞くと分かるだろう。
サブカル関係で良く見る構えかつメリットがあんまりなさそうに見えるので架空の構えだと思ってる方もいるが、この構えは俗に「霞の構え」と言って様々な流派で使われる(名前や詳細な構え方は流派毎に異なるが)実在する構えである
特に示現流だと顔の横で構えるためセフィロスの構え方とはほぼ同じ構図になる。
とはいえこの構えは攻めよりも防御に向いた構えと言われる事が多いのでクソ長い正宗の扱いには向いてなさそうな気もするが……まぁ、それを言い出したらキリがないのでセフィロス的には扱いやすい構えなのだろう。

なお、実はスクエニ作品ではセフィロスより前に同様の構えを使っていた人物がいる。
近年は左手で正宗を持って峰に右腕を添えるという派生した構えも披露している。

ソルジャー時代から使っている彼の代名詞的な武器だが、実は鞘がない*9
人間をやめた後は明らかに何もない場所から取り出している……というか創り出しているのだが、人間時代は一体どうやって持ち歩いていたのか謎である。明らかに背負える長さでもないのだが、まさか抜き身のままぶら下げていたのだろうか……
大剣と日本刀という違いこそあるもののアンジールもクラウドもあのバスターソードを抜き身で持ち歩いていたから不思議ではないか…
あんな馬鹿みたいな長さでは鞘があっても辛いだけだが。

ちなみに、ニブルヘイムの回想では彼の装備やマテリアを外そうとすると「………」と無言の圧力をかけられる為、今作では正規の手段で正宗を入手する事ができない。
チョコボの不思議なデータディスクなどでこの正宗を入手できる(装備はできない)が、その際の武器種別は
何でかというと、英雄時代のセフィロスのデータがヴィンセントの物に書き換えられる事が原因である*10。本当の母であるルクレツィアのかつて愛した男はヴィンセントだったが、これは偶然なのだろうか…?


主な技

八刀一閃


裏切り者め……滅却してやる

DFF以降、彼の得意技として用いられる事が多くなった剣技。名前の通り、素早く八回切りつけるというシンプルな技。
……が、実はDFFやCCFF7では5回しか剣を振っていない。これはDFFでは2回攻撃判定のある1振りが3回あるからという理由。

DFFではHP攻撃だが、近接HP攻撃の癖に判定・旋回性能・吹き飛ばしのいずれも中程度という悲しい性能だった。
UT版以降はその全てが強化され、セフィロスのHP技では使いやすい部類という事もあって主力を張れる性能に。
アーケード及びNTではちゃんと8回攻撃する。今までの物よりも動きが素早く、乱舞系らしいモーションになった。ただし乱舞系攻撃の宿命としてカットされやすい。

CCFFではD.M.W*11でセフィロスの絵柄が揃う事でザックスも使用可能。ちなみにザックスはちゃんと8回斬る。
ニブルヘイムでのセフィロス戦でも本人が使用するが、こちらは特殊なモーションとなっており、ザックスが何とか斬撃を捌くも捌ききれずに最後の1撃を受ける……というもの。

REMAKEでも使用。連戦な上、終盤フェーズにおいてガード不能の高威力攻撃として使用してくる為、直前の魔法攻撃をしっかりと捌いておかないと戦闘不能に陥りやすい。
特に今作はある程度慣れてくるとクラウドのガードやカウンターに頼りがちになる為、物理攻撃だと油断しているとあっさり食らうハメになる。
専用のカットが挿入される為に非常にカッコいいのだが、何故か7回しか攻撃していない


獄門


約束の地へ……

一言で言えばエアリスを殺した技
上空から正宗を下に向け、落下しながら突き刺す。当時の多くのプレイヤーのトラウマとなった技である。
……のだが、DFFに登場した際には「技の落下を途中でキャンセルできない」という仕様のせいで一気にネタ技と化した。

何でかと言うと、DFFには「デジョントラップ」という、ステージから落下した際にブレイブを奪われるペナルティエリアがある。
特にFF7の最終決戦をモチーフにしたステージ『星の体内』は高低差がかなりあり、しかも足場が少ない為……後はお分かりであろう。
下にいる相手を攻撃しようとしてそのまま落下するという情けないセフィロスの姿が非常に多く見られた。前述の「約束の地=デジョントラップ」というネタもここから生まれた。
これはDFFにおいて、セフィロスが横の相手には強いが縦の相手に攻撃する手段が乏しいという性能のせいでもある。
ただし獄門の攻撃判定はかなり強く、DFF無印において八刀一閃が微妙だったことも相まって接近戦で立ち回るにはそれなりに有用だった。落下速度と発生自体もかなり早い為、位置の調整にも役立つ。
北米版以降では落下キャンセルが可能になった為更に使い勝手が増したのだが、一方で他の技も強化された為に使用率は下がった。

スマブラの参戦トレーラーでは前述した通りエアリスの代わりにゼルダ姫*12に仕掛けている……のだが、しっかりと外している。
そのせいでファンからは「神羅の社員時代の経験が生きた」「さすが社会人経験のあるセフィロスは分かっている」などという謎の評価を産んだ。おいおい。
ちなみにそのスマブラSPでも空中下攻撃で獄門を披露し、出がかりできれいに当てると相手を下に叩き落とすメテオスマッシュワザのひとつになっている。しかし落下キャンセルもデジョントラップも基本ないため、下に床がなければ当然落下死するのでくれぐれも注意。
あと、技としての初出となるエアガイツでは地上でも出せるが、その場合その場で地面に突き刺す最高にカッコ悪い技となる。トラウマを返せ。

ちなみにECでの少年セフィロスは「星門」という、この技の原型ととれるリミット技を使う。


心無い天使


舞い降りろ、心無い天使よ

FF6においてはラスボスであるケフカが使用した技だが、最近ではもっぱらセフィロスの技として認知されている技。……まあ、「片翼の天使」であるセフィロスの方が連想しやすいからだろう。
本編ではリバース・セフィロス戦で使用。コアが倒されている場合のみ使用し、PT全員のHPを1にする。

……そう聞くと強力そうなのだが、実際は条件付の固定ダメージで「現在のHP-1」ダメージをPT全員に与えるというものである。ので、今作においてはむしろ味方のリミットゲージを増やすだけという結果に終わる。
そもそも回避可能だし、ダメージインフレの激しいFF7では下手をすると見る事もなく終わる……という事すらある。
インターナショナル版ではセーファ・セフィロスも使用してくるのだが、こちらはマジで見ない事の方が多い。何故かというと使用条件が「特定のタイミングでHPが2万を切った時のみ使用」という、FF7においては紙同然の条件だから。

一応KHシリーズやCCFF7などでは多少の警戒が必要になる技となっている、が、特殊なタイミングで使用する技という関係上対策も取りやすい。初見殺しの技に近い。

DFFではEXアクションとして使用でき、相手のブレイブを1にする効果を持つ。……のだが、正直使い勝手が悪すぎる上にセフィロスはブレイブ攻撃がかなり優秀なためにまず使われない。
アーケード版ではケフカのものはEXスキル「こころないてんし」、セフィロスのものはHP攻撃「心無い天使」として区別された。
実装当初こそ微妙な浪漫技だったが、アプデを経て十分実用可能なレベルになっている。


スーパーノヴァ


全てに滅びを……

本編におけるセフィロスの必殺技……のようなもの。
オリジナル版では名前通りに超新星爆発によってダメージを与える(!?)もので、沈黙・混乱の状態異常を付加してくる。

……ぶっちゃけオリジナル版ではそれくらいで特に強くもなく語るべきところもない技なのだが、インターナショナル版においてデモがアホみたいにスケールアップしてクソ長くなった事で有名。
FF7の舞台が地球なのかは不明だが、彗星が太陽系の星々(ご丁寧に名前まで出てくる)を粉砕しながら太陽まで突撃し、その太陽が膨張・爆発する。意味が分からん。
インターナショナル版では効果も変わっており、15/16の割合ダメージと沈黙・スロウ・混乱を与える。
そこそこ強力な効果なのだが、これは現在HPに対する割合ダメージ=この技で死ぬことは絶対にない。つまり、事前にリジェネを使っておくなりで普通に対策できるため別に強くはない
ただし適正レベル+なんの対策もしていない状態だとパーティが壊滅状態になってしまうので最低1人は防具にたいせい+ハーデスのマテリアを装備して状態異常を対策しておくといい。
攻撃自体は苛烈ではないので普通に態勢を立て直せる。

インター版での演出は2分近い長さ。3分カップ麺が作れるレベルに長い。

人をやめた事で使えるようになったのかと思いきや、CCFF7内のクイズによれば、ソルジャー時代から使っていたらしい……明らかにメテオよかよっぽどヤバい技なのだが。演出とはいえ。

DFFではEXバーストとして登場。クラウドにも言えるがボタン連打で最高威力を狙える為に扱いやすい。
アーケード版ではリストラされてしまった。無念。

スマブラSPでは最後の切り札で使用。演出のベースはインター版の物だが、試合時間が限られている状態で太陽系破壊ツアーなんぞやってたら試合の方が先に終わるのでかなり大急ぎで太陽爆破まで行く。名前表示はなかったが冥王星を壊した後は太陽に直行している。哀れ冥王星。
原作において状態異常の追加効果があったため、当てた相手にランダムでピヨりや操作反転といった状態異常を与える…が、実はふっとばし自体は切り札の中では弱い方になってしまっている。まあギガフレアが切り札並の威力だし…
横槍が入らない状況なら、これで動けなくなった敵はギガフレアが十分間に合ってそれでトドメになる。


尚、ほぼ全ての作品で共通しているのだが、演出時には謎の数式が大量に出現する。

本編での行動

本編開始時には魔晄炉に落ちたことで肉体の大半を失い瀕死となっており、北の大空洞において復活する為にエネルギーを蓄えている。
星のエネルギーを全て奪う為、星に巨大隕石を呼び寄せる禁断の黒魔法『メテオ』の発動を画策し、その実現に黒マテリアを必要としていた。

ジェノバ細胞は分かたれると本能的に本体を目指すリユニオン(再統合)能力を持っており、例えばジェノバ細胞を植え込まれた上で魔晄によって人格を破壊された生物ならば、本体であるジェノバ、或いはセフィロスの意志である程度操ることが出来る。
神羅カンパニーの宝条はこの理論を元に、焼き討ちから生き残ったニブルヘイムの人間やセフィロスを退けたクラウドに対して『セフィロス・コピー』実験を実行*13。主にソルジャー達の中にセフィロスの操り人形を作り上げていた。
クラウドがセフィロスの生存を知った途端に妙にセフィロスに拘り、彼の元に行こうとするのはこの実験が原因。
とはいえクラウドは疑似的に自我を形成していたため、セフィロス・コピーとしては失敗作と見なされていた。

本編では数々の場所で彼を見る事が出来るが、彼本人は竜巻の迷宮の奥で眠っている為、その他の場所で現れたセフィロスはジェノバの擬態能力を利用した紛い物である。
序盤に神羅カンパニー内でプレジデント神羅を殺害したセフィロスやエアリスを殺害したセフィロスなどは、全てこの「ジェノバが擬態したセフィロスもどき」。

セフィロスコピーの失敗作であったはずのクラウドの手によって復活を遂げた彼は黒マテリアを使ってメテオを発動。
星にメテオをぶつけ、その際に星が発するエネルギーを全て己の物とする事で「」になろうとした。


世界中を混沌に陥れた彼だが、最終的にはエアリスが死に際に発動したメテオと対になる白魔法『ホーリー』によって野望は阻まれることとなる。
本体である思念もクラウドとの一騎打ちに敗れ、遂にはライフストリームの輝きに消えた。


と、思いきや……





FF7本編外のセフィロス

FINAL FANTASY Ⅶ ADVENT CHILDREN


久しぶりだな、クラウド…
"星痕"をなくしたか?残念だ…

本編の二年後を描いた作品。今作より森川氏が声を演じる。

ライフストリームに消えた後も彼の思念は完全には消えず、その黒い思念は『星痕症候群』という死病となって再び星を蝕んでいた。
星痕を宿した死者の思念でライフストリームを満たすことで星の乗っ取りを画策しており、同時に自らの思念体であるカダージュ達とジェノバ細胞によって肉体の復活を目論む。

その目論見は半ば成功して再び受肉。自身に二度の敗北を経験させたクラウドと再び死闘を演じる。
ジェノバの生態は星の内部エネルギーを喰ってその星を捨てて単身で宇宙に飛んでいくような物ではなく、乗っ取った星そのものを動かして別の星に向かうという物だったらしく、彼も同じことをやろうとしていたらしい。
裏設定によりLV100のクラウドと互角以上に戦い圧倒するが、クラウドの超究武神覇斬ver.5の前に敗北。

「私は…思い出にはならないさ」という言葉を残し、再びクラウドの前から姿を消した。


コンプリート版であるACCでは追加シーンとして片翼を生やして戦うシーンや、過去のニブル魔晄炉の再現の如くクラウドを貫くシーンが追加されている。


BEFORE CRISIS FINAL FANTASY Ⅶ(BCFF7) / CRISIS CORE FINAL FANTASY Ⅶ(CCFF7)

どちらも本編の前日譚となる作品。
本編では回想でしか見ることのできないソルジャー時代のセフィロスが多く描かれている。
本編ではティファに「なんて冷たい人だろう」とか言われていた彼だが、描かれた前日譚では前述した通り「単に口下手な実力者」という面が強調されており、人格としては言うほどおかしかった訳でもない。

特に『CC』では後の狂気へ至る説得力を増す為か、セフィロスと同じ運命を背負ったジェネシスやアンジールとの関係に苦悩する様が描かれている。
彼らの語った「モンスターの夢など復讐か世界征服くらいしか思いつかん」というセリフは、後のセフィロスの狂気に通じるものがある。


キングダムハーツシリーズ

ファイナルミックスおよび2隠しボスとして登場。エグいほど長い正宗の長さは今も語り草。
1FMでは圧倒的な強さを誇り、多くのソラを亡きものにした。
2では1FMほど理不尽な強さではなくなっているものの、裏ボスとしての強さは健在でラスボスを倒した直後のレベルでは数秒で切り刻まれるのがオチ。ただしFMではシリーズ最強クラスの裏ボスが追加されたことや、アビリティなどの追加の影響で相対的に弱くなっている。(それでも十分強いのだが…)
HPを1、MPを0の極限状態に陥らせる「心無い天使」が彼の代名詞となったのはこの作品での影響が強い。
「舞い降りろ、心無い天使よ」

bbsでは登場しないが、ザックスの憧れている英雄として語られる。
つまりテラはセフィロス似らしい。言われてみれば色々と似ている気もする。

ところでKH2ではクラウドの闇の部分が具現化した存在という扱いだったが、その辺の扱いがどうなっているのかは語られておらず謎に満ちている。


DISSIDIA FINAL FANTASY(DFF)

高速での斬撃を得意とするコンセプト『ブレイドマスター』として登場。武蔵伝かな?

濃いシリーズ先輩方との競演ではあるが、相変わらずどっか浮いている。というかズレている。
つーか他の面々が色々な思惑はあれどカオスの戦士としての役目をこなしているのに対し、そんなの興味ないといわんばかりにコスモス勢に無意味にちょっかいを出してフラフラしてる。
挙句の果てに、この世界の死とは一体どういうものなのかという興味本位で自殺までする始末。

ちなみに13回目の戦いでは「前回」の記憶を僅かながら保有しており、それを確かめるために色々動いていた模様。
……しかし結末を見るに、やはりというかあまり今回の戦いに興味はなかったようだ。


改めて見るとありえないリーチの正宗で相手を切り刻む。しかしオリジナル版では微妙な使い勝手だった。
というのも優秀なブレイブ攻撃の数々に対して、実質的な勝利に繋げるHP攻撃があまりに微妙な性能だった為。
FF7ステージである『星の体内』での戦いになるとエアリスを殺した技「獄門」でデジョントラップへ落下するのは最早お約束。
どうやら約束の地とはデジョントラップの事らしい……
UTで落下キャンセル出来るようになったけどね!

北米・UT版で超強化され、以降はそれなりに強キャラポジションに落ち着く。
特に続編であるデュオデシムではアシスト性能が非常に高く、多くの人がセフィロスを闘いの供とした。


他キャラとの絡みでは「かつての英雄」という扱いが多く見られる。とはいえFF7本編ならともかくお祭りゲーで英雄英雄言われるのもどうなんだ……と思わざるを得ない。前述した通り本人もあんまよく思ってないし。
一方オニオン先輩には「実は……何も考えてない、とか?」とか言われたりした。先輩、それ多分合ってます。
ある意味で似た者同士と言えるケフカには「……で、結局何がしたい?」と聞かれたりする。

アナザーコスチュームは半裸
ヴァイスといいこいつといいなぜ脱ぐ。
よほど自分の体に自信があるのか……
まぁ、エアガイツからの伝統といえば伝統である。特に一部の技名はエアガイツから引っ張ってきている為、あちらを意識した可能性は高い。


尚EXモードに関してはセーファ・セフィロスになるという案もあったらしいのだが、あまりに形態が変化すること、及びそれによってゲームのロードに遅延が生じる可能性を危惧された為に取りやめになったとのこと。

なお、素材アクセサリである「星の生命」のテキストはかつてニブルヘイムで自らの出自を知ったセフィロスの心境を思わせるものとなっている。

DFF:たとえ真実でなくとも信じることを選んだ……それだけのことだ

DDFF:真実は時に残酷である だが、その真実を受け入れるかは本人が選ぶことだ


アーケード版DFF/NT

HEAVYタイプのキャラクターとして実装。
ジャストキャンセルダッシュという特性を持っており、攻撃の特定タイミングをダッシュでキャンセルする事が出来る。
セフィロス自身のダッシュ速度はHEAVYキャラクターの中でも遅い方なのだが、この特性によって高い機動力を発揮する事が可能。

同じHEAVYタイプのクラウドと比較すると、タイマンに特化したクラウドに対して乱戦・闇討ちで真価を発揮する。
とくにHEAVYとしては特性も相まって射程がかなり長い上に発生も早く、不意打ちから一方的にブレイブを奪う事ができる。
一方でPSP版から続く「横に強く縦に弱い」という弱点も持っており、割と長所と短所がはっきりしたキャラ。
実装時はかなりの強キャラだったのだが、アプデを重ねる度に割と中堅どこに落ち着いた。

なおスタッフが「セフィロスはやられない」というイメージを持っていた為、敗北時に膝をつかない。クールに去っていくだけである。
本編では割とやられてるのだが……
まあ確かにAC版の印象が強いせいか、彼は敗北したらそのまま消え去っていくイメージがあるのかもしれない。


NT版にて追加されたストーリーはPSP版よりも後の時間軸であり、今作では策謀よりも普通に戦いを楽しんでいる趣がある。
前述したケフカに対しては、「こういう状況ではああいうタイプが一番強い」と割と高評価。

ムービーでは女騎士に華麗に転身を遂げたライトニングさんやノクト王子と戦っていたりした。


セーファ・セフィロスもコスチュームとして存在する。原作と違い人間の脚が生えてこれまでの下半身がスカートのようになるというデザインになっている。またセフィロスの変態伝説に新たな1ページが刻まれた


FINAL FANTASY Ⅶ REMAKE

+ 新作ネタバレにつき格納
終末の7秒前

原作におけるミッドガルでは登場せず、登場人物のセリフの端々に上るだけだったが、リメイクに際し序盤から登場。また前髪が進化した。
ただし本人が登場する訳ではなく、主にクラウドの中の幻覚やジェノバの擬態で登場する。

……のだが、最後の最後、原作でのミッドガル・ハイウェイでラスボスとして登場するという大どんでん返しを飾る。
どうもエアリス以外では唯一、「この世界」の仕組みに気付いているらしく、運命の番人『フィーラー』のことについても知識がある模様。

そして、バトル後の最後のクラウドとの一騎打ちイベント*14においては一人称が「俺」になっているなど、明確に今までのセフィロスとは違う「本人」の可能性がある。
アルティマニアすら「原作となるFF7作品群の知識があってもこのセフィロスの存在は不可解」とまで書いており、またクラウドに対しては本編のようなコピーとしてではなく、あくまでもクラウド本人を導いているような言動を取る。

クラウドに対して「共に運命に抗ってみないか」と協力を求めるような言動すらあるが、その真意は不明である。
続編ー! 早く来てくれーー!!




大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL


この時を待ちわびたぞ。さぁ、乱闘に絶望を贈ってやろう

2020年12月『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』へまさかの参戦が決定。
公開されたPV「片翼の天使」において本作のストーリーモード「灯火の星」のラスボスの1体であり、他のファイターを苦戦させていた光の化身・キーラを正宗で一刀両断し、ヴィランとしての格の違いを見せつけるド派手な登場を果たした。

使用する技はDFFやKHで使用したものが主で、泉で横たわるゼルダに獄門を仕掛けるといったシャレにならない原作再現を行った。
ムービー後半ではファイターたちと戦いを繰り広げるが、全ファイターが総出でかかっても倒せなかったキーラを不意打ちとはいえ一刀両断しただけあり、ここでもゲッコウガベヨネッタの死角からの攻撃を軽々といなし、マリオを正宗で吊り上げるなど大暴れ。

…と思いきや、正宗はマリオのオーバーオールの肩紐に引っ掛けていただけというスゴ技であり、先のゼルダにも当ててはいなかった。
さしものセフィロスもゲーム業界の大先輩方に狼藉は働けなかったからだとか、ここでマリオを貫いたらまたスクエニが任天堂出禁になるから等と言われているとか……。
他社の死神に魂抜かれてたルイージとか、リドリーの尻尾に串刺しにされたロックマンは忘れよう。
そして飛び込んできたクラウドを相手に鍔迫り合いになり、そのまま斬り合いに。この際引っ掛けられていたマリオが遠心力で投げ飛ばされるのが見える
最後は空中での激闘から「超究武神覇斬ver.5」を受けて……。

クラウド「思い出の中に、じっとしていてくれ…」
セフィロス「私は、思い出にはならないさ…」




「ディシディアでやれ」は禁句。

なお、冒頭のキーラは不自然に点滅しており(OPムービーでは点滅していない)、この事から残りHP30%を切って本気モードに移行したキーラを斬り伏せたのでは?という考察がある。
そうだとしたらとんでもない漁夫の利である。

この参戦ムービーは終始「FF7 Advent Children Complete」を(BGM・展開含め)意識したものとなっており、
  • セフィロス参戦のカットイン前後のカメラワーク&逆光
  • 闇の雲を作り出すセフィロス
  • 片翼展開
  • マリオの串刺し
    • ただし串刺し&片翼はACと順序が逆になっている
  • クラウドとの接戦
    • 主体がセフィロスのためか、鍔迫り合いの際に、ACではセフィロスがアップだったシーンに近い構図でクラウドがアップになっている
  • 超究武神覇斬ver.5の一連の演出
  • セフィロスとクラウドのやりとりと、直後の翼に包まれるセフィロス
これら全てAC版と構図がほぼ同じ。プレイ映像にてミッドガルの足場をぶった斬る(ように見せている)シーンも存在する。
どちらを先に見ても楽しめるだろう。
また、参戦ムービーのメンバーにもこだわりが見え、
と、FF7のパーティメンバーを意識している。


クッパリドリーなど任天堂産のヴィランは多数参戦していたり、スティーブのカラーバリエーションにも敵モブのゾンビやエンダーマンが参戦しているが、他社作品のヴィラン、それもラスボス級のキャラが参戦するのは何気にセフィロスが初である*15
ついでに7P・8Pカラーでは勿論脱いで上半身裸になる*16
そして参戦前から既に頭に花を咲かせたりうさぎのヘアバンドをつけたり激辛カレーを食べて火を吹いたり吹っ飛ばされて画面に張り付いたりピンクのぽよぽよ食われてどうなるのかを期待する声があがっている。
そして、「クラウドがいる限りどんなコラボ作品にも参戦するストーカー」とまた言われたとか…
まぁforでクラウドが来た時点で参戦予想は多かったのだが…

正式な参戦日は12月23日だったのだが、同月18日から購入者のみ、体力制でセフィロスと戦える「セフィロスチャレンジ」が開催され、勝利すれば先行してセフィロスを使えるようになった。
ちなみに同チャレンジは3つの難易度から選べるが、VERY HARD2秒攻略のツイートが続々と上がっている。絶望を贈り返されてるセフィロスさん…

発売時点でクラウド関連人物のスピリッツがなかったため、追加スピリッツはクラウド一行が中心となり、セフィロス関連の父親思念体、かつての友人ジェネシスアンジールなどは追加されず。
あと他シリーズのキャラも追加されなかった。

キャラ性能は長大な正宗を使用した遠距離からの差し合いを得意とする、FE系(特に間合いの鬼たる先生)やクラウドとはまた一味違う立ち回りを求められる重火力系剣士キャラ。
正宗による通常攻撃はもちろん、必殺ワザはクセがありつつも中〜遠距離での牽制手段には優秀。
いずれの技も隙が大きく懐に潜り込まれると弱いが、発生が早く自身の周囲をカバーする空N、クラウドと同様に優秀な性能のスライディングがあるため最低限の暴れ性能は確保されている。

ピンチになる*17と背中に片翼が生える。移動速度と攻撃力の上昇、ジャンプが1段階増加、スマッシュにアーマーが付与される強化がつき、土壇場の勝負にも強い。
最大の弱点は身長が重量級のガノンドロフ等にも匹敵するほどの長身でありながら、カービィピカチュウと同等という ワースト10クラスの軽量級 であること。
つまり当たり判定が大きい癖に吹っ飛ばされやすいため防御面に関しては劣悪の一言。
強烈なふっとばし攻撃をステージ端で叩き込まれたら%が溜まっていなくても一瞬でお陀仏になるので、
片翼モード発動と同時にバーストされるという失笑ものな展開もしばしば起こる。セフィロス「身の程を知れ…」(撃墜されながら)

総じて、とにかく丁寧かつ繊細な立ち回りを要求されるキャラ。
その超パワーを発揮するには剣士キャラの基本である間合い管理の徹底が不可欠。動かすだけなら簡単な部類だが、上を目指そうとすると非常に難しい玄人向けのキャラ。
一方で、ピカチュウと体重が同じなのでサトシの肩に乗るセフィロスのイラストやコラ画像が多数出回った。
また、カービィとジェノバは「敵を吸収して自身を強化」「ジェノバ・SYNTHESISの色・形状」「星と星とを渡り歩く」「を船にする」など、色々共通点がある。


いただきストリート』シリーズ


にも隠しキャラとして登場。COMとして登場した際のランクは最高レベルの『S』で5倍買い・株持ち増資・相乗りをバランス良くこなし、10株売りまで仕掛けてくる強敵。さらに空き地を所持している場合木の店インサイダーも仕掛けてくる。同じ悪役同士という位置づけなのかりゅうおうが同席していると特殊会話が発生する。


主なセリフ

「アンジールも裏切り者になった。そういう意味だ」

「ああ、まじ、だ」

「2ndたちの留守に忍び込んではよくふざけていた。ジェネシス、アンジール、俺」

「俺は選ばれし者。この星をお前たちからセトラの手に取り戻す為に生を受けた」

「星と交わり……私は……今は失われ、かつて人の心を支配した存在……『神』として生まれ変わるのだ」

「悲しむふりはよせ。怒りに震える演技も必要ない。何故なら、クラウド、お前は――人形だ」

「見てみるか?中々良く撮れている」

「お前への贈り物を考えていた。絶望を贈ろうか?」

「跪き、許しを請う姿を見せてくれ」

「お前のもっとも大切なものは?それを奪う喜びをくれないか?」

ク「思い出の中でじっとしていてくれ」(もう出てくんな)
セ「私は…思い出にはならないさ……」(嫌です)

「約束の地へ……」→デジョントラップ


余談

  • 彼の戦闘曲である片翼の天使はあまりにも有名。
    田代ネタはさておき、一度聴いたらやたら耳に残る曲調をしており人気も高い。
    アレンジされた数も多く、セフィロスの人気の一端を担っていると言っても過言ではない。
    何気に、FFで初めて実装されたコーラス付きの曲だったりする。

  • 人気と知名度の高さが災いしてか、好きな人間と嫌いな人間が極端に分かれる。
    しかし様々な作品に登場しても、クラウドと違ってキャラ崩壊を感じない! ふしぎ!
    ……というのも、本編からしてイマイチやりたいことや言ってることがよく分からん上に派生作品で色んなキャラ付けがされているので、もはやファンですら彼のことをよく分かってない状態なのである。
    ただの不思議ちゃんとか言ってはいけない。

  • ギネス記録の「ビデオゲーム史に名を残す悪役トップ50」ではなんと6位にランクイン。
    神羅だけでなくスクウェアの宣伝にも大いに活躍した英雄であった。

  • よく「中二病の代表例」みたいに言われる彼だが、実際のとこ銀髪で黒ずくめというのは割と日本のステレオタイプな悪役の姿である。おかげで特徴の同じデスピサロが劣化セフィロスとか言われるようになったのだが。
    単に彼の場合、知名度が高い上に当時の少年達をその道に誘ってしまった功績がデカいのが原因だろう。

  • 名前の由来は生命の樹セフィロト。ちなみにこの名前は前作『FF6』における魔神の名前(ゲーム中では語られず、設定のみの話だが)である。

  • キャラクター自体のモチーフはかの剣豪・佐々木小次郎。真ん中分けの長髪、美形の長刀使い……といった点からモチーフ元が分かりやすい。ちなみにクラウドのモチーフは宮本武蔵であり、二人のライバル関係自体も武蔵・小次郎がモデルとなっている。
    クラウドの場合、本編では武蔵の代名詞たる二刀流はしていないのだが、ACで二刀流クラウドvsセフィロスが実現した。

  • 実は「少年時代、周囲と打ち解けられずに自分を特別な存在だと思っていた」というドンピシャな中二病はクラウドとの共通点である。
    何が悲しいってセフィロスの場合は本当に特別な存在(悪い意味で)だったという話。

  • 原作FFⅦにおいてはどちらかとクラウド一行がセフィロスを追う立場だったが、ディシディアなどのお祭り作品やKHといった客演ではセフィロスの方がクラウドに執着しており、どんな垣根を超えてでもクラウドを追って現れるその姿から「世界一カッコいい(マザコンの)ストーカー」「イケメンヤンデレマザコンサイコホモストーカー」等と揶揄されることがある。
    リメイク版でもエアリスやティファが来た途端不機嫌になっていたりする。
    因みにスマブラ参戦ムービーにおいても、セフィロスは招待状を受け取っている様子がない。これについてはファンの間では「クラウド(という生きた招待状)がいるから」など考察…いやネタにされている。逆によく5年も隔離出来たよな任天堂は…

  • それ故FFⅦACにおけるクラウドの名セリフ「思い出の中でじっとしていてくれ」*18が段々切実なものに聞こえてきたり、DDFFのクラウドvsセフィロスのエンカウントボイスでは「もういいだろ」とまで言われるようになった。スタッフもセフィロスの執着ぶりはわかっているようである。

  • といってもCCからわかると思うがニブルヘイム事件で同格の1stと戦って疲弊・撃退して油断していたとはいえ、特別な存在である自身が、ただの一般兵一人に手痛い一撃もらったうえ愛刀で反撃したらそれを逆手にとられバカ力でその場から退場させられたわけだから、着目したくなる気持ちもわからなくはない。果てにパワーアップして自身を撃ち取ったわけだから、なおのこと執着したくもなるだろう。



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最終更新:2024年04月26日 23:59

*1 公式設定で25歳前後とされている。ただしこれは後のコンピレーション作品や年表と矛盾する為、これはニブルヘイム事件当時の年齢で本編中では30歳程だと思われる。

*2 こちらも公式では不明。ただし作中での登場人物との身長比較によりざっくり200cmほどじゃね?と言われている。もう少し細かく比較すると197cmくらいになる。

*3 「恐らく」ニブルヘイムだろう、とファンからは推測されている。ただし後述する彼の出生の特異性から、あまり出身地という概念は相応しくないとも言える。

*4 ただしスマブラの最後の切りふだ使用時のみ右手で刀を振っている

*5 ただし、ふざけていたのはセフィロスだけ、とする見方もある。少なくとも、セフィロスの実力に圧倒されていたジェネシスの方にそんな余裕が無かったのは確かだろう。

*6 FF7における主要エネルギー。星から生み出されるエネルギーとされる。

*7 無論、正しい資料があったとしても、結局は自身の体内のジェノバ細胞の本能に従って同じ結論に辿り着いた可能性は高い。

*8 そもそも原作FF7で会話するセフィロスの殆どがジェノバの擬態であり、本物のセフィロスと会話するシーン自体ほぼない。

*9 本編での勝利ポーズでは鞘に納めるようなモーションがある。キングダムハーツでも居合のようなポーズを取っており、エアガイツではまんま居合モードがあった。なお、セフィロスはエアガイツに限らず色んな作品で鞘がないのに「居合斬り」を使う。

*10 当時はデータ容量の節約の為、こういったデータアドレスの流用がよく見られた。因みにこれを逆利用してヴィンセントを更にセフィロスに上書きしてプレイするバグ技があったりする。

*11 CCFFにおいてリミット技・召喚獣などを使用するのに必要なシステム。スロットで特定の絵柄が揃うとその絵柄に因んだ技が使える

*12 特典スピリッツボードのエアリスでもメインファイターはゼルダになっている

*13 これらの人々はソルジャー適正がなかった人間…つまりソルジャー化の処置を施すと人格が破壊されてしまう人間であることを意味する。いくら非人道的な神羅でもコストに見合わない計画に金を出す訳がない為、当然無断での決行であり、妙なところで人望のある宝条だから出来た実験といえる。ニブルヘイムの人間達は表向きには「既に死んだ人たち」として処理されている為、実験には好都合だった。この中にはクラウドやザックスも含まれており、他のセフィロス・コピーと違い宝条が直々に経過観察を続けていた。

*14 原作ラストを意識した構図となっているがクラウドの攻撃が全て弾かれている。原作もそうだが絶対釘バット持ってやるなよ。

*15 一応、他社ヴィランでは『悪魔城ドラキュラ』のドラキュラや『モンスターハンター』のリオレウスなども参戦しているが、彼らは非プレイアブルのボスキャラクター枠である。また、アシストフィギュアではリオレウスの他Dr.ワイリーも登場する。

*16 上半身裸になるのはシュルクに次いで二人目

*17 蓄積ダメージが80%になることで発動するが、ストック差によって必要%が変わる

*18 スマブラSPのセフィロス参戦ムービーでは何故か「思い出の中にじっとしていてくれ」と微妙に変わっている