京都・心の都へ

登録日:2011/06/26(日) 05:50:02
更新日:2021/11/10 Wed 23:36:48
所要時間:約 2 分で読めます




「京都・心の都へ」とは、日本テレビ系列で放送されていた番組。

毎週京都の様々な寺社仏閣・古い建築物、そして庭等を紹介していく。四季折々の風景が楽しめる時期は、そのスポットを紹介したり、近くの美味しい和菓子屋や食事処も教えてくれる。

基本的に風景のみを映すため、ガイドなどの人物は出てこない(たまにナレーター本人が出てくる)。そしてその場所にあった静かで情緒あふれる音楽を背景に、ただひたすらに紹介していくのである。


ある時は満開の桜に心ときめかせ



ある時は木漏れ日で涼をとり



ある時は溢れんばかりの紅葉に目をやり



ある時は雪の寒さに、心と体を震わせるのである



その放送時間はわずか6分。

しかし大半はCMのため、せいぜい2分ぐらいが実質的な放送時間である。

なんてことのない紀行番組かもしれないが、視聴者は確実に京都へ行きたくなるだろう。

そう、この番組の提供はJR東海なのである。


この番組の特筆すべき点はもう一つ。



長寿番組なのである。




放送開始が1993年。




放送終了が2009年。


なんと16年も放送していたのである。

お茶の間で揃って見るような番組でもなく、同じ紀行番組である「世界の車窓から」ほど有名でもない。

16年間もの間ひっそりと、毎週毎週ただひたすらに一つの府を紹介し続けたのである。

京都を紹介する番組にも、奥ゆかしい歴史があるのだ。


番組終了後も、「心の都へ−プレミアム−美しき古都…千年の旅人」として不定期放送をしている。放送時間はなんと一時間!その有り余るほどの時間内で繰り広げられる京都紀行。もう見たほうの負けである。


ちなみに京都を含む関西では放送されていなかった。まあわからないでもないが、地元民だからこそ見たいものだってあったのに……


しかしそんな人や非視聴者を見捨てる京都ではない。






真ん中に寄せて色付け
ブルーレイ&DVDが発売されている。




鮮やかな映像で紡がれる古都。日本人にとって至福という世界を味わえる、一つの手段なのかもしれない。


ぜひ手にとって、そして目に焼き付けて頂きたい。




※余談

ちなみにこのCMのキャッチコピーといえば



「そうだ、京都へ行こう。」

であるが、本当は


「そうだ、京都、行こう。」


なのである。

言葉と言葉の間に余韻を感じられる辺りが京都らしい。




そうだ、追記・修正、しよう。


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最終更新:2021年11月10日 23:36