電光超人グリッドマン

登録日:2010/01/06 Wed 21:09:42
更新日:2024/04/22 Mon 02:45:32
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『GRIDMAN』!!
画像出展:電光超人グリッドマン1話「新世紀ヒーロー誕生!」より
1993年4月3日~1994年1月8日までTBS系列にて放送(全39話)
©円谷プロ


君の熱い思いが、ヒーローを呼んだ。


【概要】

円谷プロが1993年に制作した特撮ドラマ。
円谷プロといえばウルトラシリーズでお馴染みだが、本作はウルトラシリーズとの直接的な関わりは無い。

本作は円谷プロダクション創立30周年記念作品として位置づけられており、
かつてウルトラシリーズを放送していたTBSはウルトラマン80を制作していた際にいざこざを起こして以降、
ウルトラマンフェスティバル等のイベントを共催するような機会がありながらも一定の距離を保つ冷戦状態が永らく続いていたが、そこに富士通が介入し、両者を仲裁することによって放送が決定した*1

そんな経緯もあってか当時はビデオや海外ウルトラシリーズ制作が主だった円谷プロにとって本当に久々のテレビ作品であった。
特撮や怪獣のデザイン、独特な雰囲気のミニチュアなど、強い熱気と意気込みを感じ取ることの出来る作品に仕上がっている。

当時のスポンサーは、円谷プロ作品としては珍しくバンダイではなくタカラ(現タカラトミー)であった。
というのも、このグリッドマン自体がタカラからの持ち込み企画であり、味方メカが「トランスフォーマー」のコンボイに似たデザインになってるのはそのためである*2


【解説】

グリッドマンと怪獣の戦いを描く王道ヒーロー物であるが、戦いの舞台は市街地ではなく「コンピュータ・ワールド」と呼ばれるサイバー空間であり、
ミニチュアセットはPCの基板や配線などをモチーフにした無機質でメカニカルなものが中心。

怪獣がネットワーク内部で破壊活動をする事により、現実世界ではコンピューターで制御されている様々な機器が暴走。トラブルが起こるのだ。
本作における怪獣は生物ではなく、「コンピューター内で暴れ、プログラムを破壊するコンピューターウイルス」に近い存在となっている*3

実はかなりの低予算作品でもあり、登場人物の平均年齢が低く、
ほとんど子役といっても差し支えないような俳優が主役を務めていることもあってか演技力の平均レベルに難があったり、
当時はまだフィルム撮影が主流であったにも関わらず、本編・特撮共にビデオ撮影が採用されている*4

ビデオ撮影特有の淡白な質感の映像と、当時まだ発展途上であったCG合成の都合により、
特撮や演出は今見ると(というか当時から見ても)チープに見えてしまう箇所が多々あるが、
ここで培われたノウハウは、後に平成ウルトラシリーズ等で活かされる事となる。

限られた予算のために制作されたスーツは13体と非常に少ない。
前半で登場した怪獣を再生&メカ化させて再登場させることが多く、それ以外の怪獣も全て最初の13体の改造である。
ラスボスの巨大カーンデジファーすらもアトラクションショー用のマグマ星人の改造である。
全て流用前提でデザインされているため改造前との印象の差がはっきりしており、なおかつ格好いいため評価は高い。
中の人的には臭くて大変だったらしいが。

なお、今では割と有名な話だが、OPはCGではなく殆ど実写で製作されており、
トンネルのようなものを潜り抜けていく場面や、「電光超人グリッドマン」というタイトルロゴが表示される場面すら実写。
色んな基板を寄せ集めて背景部分を作り、黄色いアクリル板を切り抜いてタイトルロゴを作ったという。

コンピューターワールドを再現した特撮のミニチュアセットも使いまわしが出来て予算が浮くとスタッフは考えていたが、
結局その話に合ったセットを作って派手に破壊するといういつもパターンになってしまいガッカリしたそうな…。

今でこそコンピューター世界を舞台にした作品は数多いが(.hack、コレクターユイ、電脳冒険記ウェブダイバーロックマンエグゼなど)、本作が制作されたのは1993年である。
インターネットどころかパソコンそのものが普及していない上、一般向けOSであるWindows95もまだ出ていない時期*5で、
すなわち、本当の意味でパソコン自体が業務用な時代であった。
しかも主人公たちはパソコンをパーツ屋を巡り自作する(制作協力に富士通が関わっているためか、主人公たちが使うツールは富士通製が多かったりする)という、00年代初頭を先取りする描写も。

ただし、設定などは時代を先取りした感じはあるものの、
話の内容は「お前らパソコン(もしくはネットワーク)を何だと思ってるんだよ」と言いたくなるほど荒唐無稽な超展開も少なくないが*6、それを補って余りあるほどの魅力によって今なお根強いファンを多く持つ作品である。

[例]
  • 第1話時点で病院のコンピューターをハッキングしたらメスや鉗子が空中に浮くというありえない描写。
  • 毎度毎度、怪獣が暴れている時にドアノブや窓に触ると感電する。
  • ちょっとハッキングしただけでレジが時限爆弾化する。
  • あまりにも簡単に洗脳され過ぎな桜が丘の住人達。
  • グリニッジ天文台をハッキング(!!)して、世界中の時計がめちゃくちゃな動きになる。ショッカーの作戦かよ。
  • ミイラの保存に使用される機材のコンピューターを弄って復活させる
  • 安眠装置を弄って好き放題にを見せる。ドラえ○んかお前は。
  • ビデオカメラを改造して人間をビデオの世界に閉じ込める
  • 大学のコンピューターを改造してタイムマシンに変え、平安時代から武蔵坊弁慶を召喚する。

早すぎた名作ではあるが、監督の言った通り当時だからこそできた作品であることは間違いなく、そこが根強いファンを生んだ要因とも言えるだろう。

放送権販売形式でのネット局放送で、元々の放送期間は2クールの予定であったが、
玩具売上が好調で視聴率も後半になるにつれて躍進。最終的には1クール延長されることとなった。
その経緯から、ウルトラシリーズほどまではいかなかったものの、当時の人気も決して低くなかったことが伺える。

…というのことがファンの間で長く語られていたが、DVDの解説書や復刻された超全集の記述によると制作予算の都合で39話で終了のことが判明している。
キャストやスタッフインタビューでも「一年作品だった」という話も多く、
玩具売上と後半の視聴率が高かったのは確かだったものの、初代ウルトラマンのように「これ以上の製作ができなかった」というのが正しいようだ。
本編が39話で終了した後の1クールは玩具販促回を中心にセレクトされた「グリッドマン傑作選」を穴埋めとして放送している。

タカラも続編も検討していたものの、その他スポンサーが難色を示し、
円谷プロも本作のスタッフの多くは1994年に平成ウルトラセブンシリーズ二作を製作し、
その後1995年のパイロット版『ウルトラマンネオス』の下準備や1996年放送開始の『ウルトラマンティガ』に全力を向けていたので実現には至らなかったようである。

ロケ地は円谷プロの所在地から近い多摩ニュータウンがよく使われた。神奈川県民なら見て損はない。

なお、シリーズ構成は勇者シリーズ谷田部三部作を手がけた平野靖士氏。
合体シークエンスの絵コンテもタカラ側の伝手で勇者シリーズのスタッフに依頼して作られており、そのため「実写版勇者シリーズ」とも取れる作品だったりする。*7


●ストーリー

ハイパーワールドと呼ばれる異世界から、現実世界の支配を企む魔王カーンデジファーが、根暗な天才中学生ハッカー・藤堂武史のコンピューターに現れた。

一方、主人公・翔 直人たちの自作コンピューター「ジャンク」にはカーンデジファーを追うハイパーエージェントが出現。
実体を持たないエージェントは、CGと合体し「グリッドマン」となる。

カーンデジファーの野望を阻止するため、直人、一平、ゆかの3人はグリッドマンと共に、
武史とカーンデジファーが送り込む怪獣と戦っていく。


●登場キャラクター

  • 翔 直人
主人公。
「アクセプター」と呼ばれるアイテムでグリッドマンと合体し戦う。
若干オンドゥルってる……というか演技力は割と残念な部類に入り、最初っから最後まで棒読みを貫き通した。
全国模試の「悪い例」として全国に晒されるほど成績が悪い。一平とはツートップバカとして君臨している。
しかし、勉強すれば全国模試での順位はかなり向上し、没になった続編ではゆかと一緒に桜が丘高校へと進学するなど「やればできる子」な模様。

  • 馬場 一平
恋多き少年で直人の親友兼悪友。
商売人の両親の子供であり、明るくて人懐っこく中古のPCパーツショップ等の値下げ交渉など彼が担当している。
棒読みが目立つ主要人物達の中では演技力は比較的マシな部類。まぁあくまで比較的マシなだけで上手い訳ではないが
ボケ役だが発想には天才的なものがあり、グリッドマン用の武装「アシストウェポン」のアイデアは全て一平によるもの。
発想は天才的なのだが、頭は良いとは言えずことわざや四字熟語をよく間違えて使う(「武士は食わねど高笑い」、「危機一杯」など)。
間違いをよく直人にツッコまれているので、直人より更にアホな模様。
没となった続編では一人だけ受験失敗して、違う高校に通う予定だった。一平ェ…

源義経と間違われ、弁慶に追い掛け回されたこともある。
…え?まるで意味がわからない?
大丈夫、よく訓練されたファンなら「まぁ円谷だし」*8と納得できるはず。

  • 井上 ゆか
メインヒロイン
あらゆるプログラミングからアシストウェポンの操縦までこなすチート。ツートップバカより遥かに頭がいい。
土壇場でグリッドマンを巨大化させるプログラムを作り、窮地を脱した。ゆかがいなければグリッドマンは確実に1話で負けていたといえる。
劇中では非常にモテており、あらゆる男性キャラから好意を寄せられることが多かった。
けど本人は直人一筋。直人もゆかが好きなので相思相愛。そのため、直人は一平と武史からの嫉妬の対象されることも多かった。
作中ではウェディングドレス、競泳水着、ヘソ出し、ハワイアン、バスタオル一枚、果てはセミヌードまで披露した。
ちなみに演じた人は放送終了から数か月後に芸能界を引退し、現在の消息は不明となっている。
父親役を演じていたのはキカイダーやイナズマンでおなじみ伴大介さん。

  • 翔 大地
直人の弟で、カナ命のヘタレ小学生。カナの奴隷
いつかカナを自分の方に振り向かせたいと思っているが、肝心の彼女は直人に夢中。
それでも度々プレゼントやデートで気を惹こうとするも、ことごとく失敗している。
数少ない、序盤からグリッドマンの存在を知っていた人物。
時折、お前何歳だよと突っ込みたくなるほどの語彙力を発揮する、視聴者の腹筋に悪い生意気小僧。

  • 馬場 カナ
一平の妹で、直人命のワガママ小学生。
自分に好意を持っている大地を奴隷のようにこき使う。
直人への愛のためにゆかに金属バットで襲い掛かったこともある。
緊張感があるシーンのはずなのだが、二人の演技のたどたどしさからイマイチ伝わらない。
「ナオトクンノタメニー」
「ヤメテカナチャーン」

CV:緑川光
メインヒーロー。
直人が融合する事で肉体を獲得し、コンピューターワールドを舞台に武史とカーンデジファーが作り出した怪獣と戦う。
当初は巨大化能力を持っていなかったが、ゆかのプログラミングで巨大化が可能になった。
手作りパソコン「ジャンク」と連動しているため、パソコンが落ちると死ぬ。
もっぱら処理落ち気味なため常にピンチ。

必殺技は左腕のアクセプターから放たれる「グリッドビーム」。
他に光弾を連射して敵を牽制する「スパークビーム」、エネルギーを集約した刃を投げる切断技、「グリッドライトセイバー」、
飛び蹴り「超電導キック」とその強化版「ネオ超電導キック」等が戦力。

第5話からは土壇場のひらめきで一平が独自に組み上げた「アシストウェポン」という武器やサポートメカを駆使し怪獣に立ち向かう。
サポートメカと武装合体し強化することも可能。

勝利すると「フィクサービーム」でコンピューターワールドを修復する。
カーンデジファーに操られた際にゴッドゼノンと対峙するも、
技の威力が軽いグリッドマンではかなり分が悪かったようであり、死にかけたこともある。

グリッドマンおよびアシストウェポンに関する詳細は該当項目にて。

  • 自作パソコン「ジャンク」
主人公三人組が小遣いをはたいて中古パーツを買ったり、拾ってきたジャンク品のパーツで作り上げた自作パソコン。
一般的な自作パソコンと違い、いろんな基板やパーツが組み合わさった構造むき出し・手作り感満載のパソコンである。

見た目はポンコツそうに見えるが、ネットワーク通信からプログラミング、CG作成、水質調査などもあらゆることが出来て、
さらに直結していて並行して別作業が行えるデュアルディスプレイのミニパソコンもついているという、手作りとは思えない性能を有しているのが特徴。
しかも、初期の方では直人たちと喋って会話することが出来たすごいパソコンである。???「昔のパソコンってすげぇな!」
だが会話するシステムはグリッドマンと音声会話できるようになった回から使われなくなった…。

グリッドマンは普段このジャンク内部で待機しており、
基本的に直人はここで「アクセス・フラッシュ」してコンピューターワールドでグリッドマンと融合してから出撃することとなる。
一平とゆかはこのジャンクを介して、怪獣と戦うグリッドマンの戦いを援護プログラムやアシストウェポンを使ってサポートすることとなる。
しかし、戦闘中はジャンクに凄まじい負荷がかかり、内部から火花が散ることがお約束。
更にグリッドマンの存在自体がこのジャンクと直結しており、ジャンクがパワーダウンするとグリッドマンも消滅してしまうので毎回ピンチになるのもお約束。

なおこのジャンクが制作・設置されたのは、一平の家の使われていない倉庫。
ここは三人の秘密基地であり、三人はここを拠点に活動しており、周囲の本棚にはプログラミングの本や電話などが置かれている充実した空間となっている。

(なおここに電話回線が通じているということはジャンクが使用している通信回線は一平の実家のものであり、当時非常に高かった通信費は一平の実家が支払っているということになる)

  • 井上 ゆか造
30話のゲストキャラでオカマ
金髪ヘビメタで決めた武史に一目ぼれした。通称「ゆか」。
武史はこいつにセクハラされてジュバゴンを送り込んだので、実は世界が滅亡しかけた原因の一端と言っても過言ではない。
言うまでもないが、現実でこんなことやったら警察のお世話になりかねない行いであり、武史のご怒りもごもっともなところもあるのだが。
ちなみにしっかりと第30話のOPクレジットに名前が載っているのだが、演じているのはお笑い芸人の島田洋八氏だったりする。

その他にも、ゲストキャラにはウルトラマンハヤタ役で有名な黒部進氏や柴田理恵が出演している。


●敵キャラクター

  • 藤堂 武史
根暗で陰鬱で卑屈で性悪で虚弱で嫉妬深く運動神経0でぼっち厨二。まさにお前ら。
上記の性格から馬場一平からは「じめじめしたナメクジ野郎」、ナレーションにさえ「歪んでいる」と言わている。
井上ゆかに異常なほどの執着心を抱き、何とか自分だけのものにしたいと思っているが、まともに会話をすることすらできない。まさにお前ら。
武史の歪んだ愛情のため、ゆかは何度も命の危険に晒されている。
誰が呼んだか「邪悪なのび太

警察・電話・水道水・リア充・時計・ゲーセン等の、世の中全てに憎悪する。
自分の気に入らないものは怪獣を送り込み破壊する(または都合のいいように作り変える)という、非常にタチが悪い性格。
だが例えば32話の「公序良俗を守れない奴が許せない」など、極稀に正しいことを言うこともあるため武史なりに良心や正義感も持っている事を伺わせる発言もある*9
……もちろん、そこからの行動の起こし方は大いに間違っているのだが(この時は掃除機を魔改造してポイ捨てする人を掃除機で吸い込んだ)。

怪獣デザインや強化プランの企画担当。絵心はともかく、デザインセンスはカーンデジファー様もお墨付き。
因みに怪獣の作画方法はキーボードのみ。

後半はギャグ要員としてのキャラ付けが強くなったと共に作戦の残酷さもエスカレートしていき、
ある時は爆弾で殺し(最初は反対したが洗脳されてしまった)、
ある時は直人のパパを殺しかけ、またある時は電車の運転手を消し、大事故を引き起こそうとした(未遂)。
その時の武史の「ちっ! これからが面白くなるのに!」というセリフと顔を見ると、後半は陰鬱さが増していることがよくわかる。

しかし、昔から陰鬱な性格というわけではなく、幼少期は「ばあや」に大切に育てられていた優しい少年であった。
両親から「ばあや」と無理やり引き離されて、さらに放任同然で育てられ広い屋敷で一人暮らしをしているうちに現在のような性格になっていったのである。
今だったら完全にネグレクト&児童虐待で警察案件待ったなしだろう。

最終戦ではカーンデジファーの支配に溺れていた弱い自分から完全に離別し、直人たちの仲間に。晴れてリア充となった。
そのため、グリッドマンは彼の成長物語であり、この作品の主題歌「夢のヒーロー」は彼の歌ともいえる…かもしれない。

初期案では、グリッドマンのデータを主人公たちから盗み出しそれを元に悪の戦士「カーンナイト」に変身。
グリッドマンと戦うライバルとなり、物語の途中で改心し「グリッドナイト」としてグリッドマンと一緒に戦う…
という『ウルトラマンガイア』を先取りするような構想があったが、実現はしなかった。
これらの要素は下記の「魔王の逆襲」や日本アニメーター見本市の短編、キャラクターの名称とだいたいの流れだけであればアニメ版でも日の目を見る事になる。

CV:佐藤正治
ハイパーワールドから現れた魔王
自宅警備員にして万能セキュリティ。コソ泥にも容赦しない。
武史を操って世界征服を狙う。潰れた空き缶。

あまり上手でない武史の絵を上手く手直しして本物にして送り込む。「なかなかいい出来だ」と、フォローも忘れない。
怪獣や武史への司令も担う。ぶっちゃけ武史あんまり仕事してない。
作戦はほぼ武史の逆恨みからの立案だが、カーンデジファーが提案することもある。
だが考える作戦は過激な物ばかりのため、武史もさすがに反抗することがあるが、そんなときは当然お仕置き。
37回目の敗北でさすがにキレ、武史を追放。
一人でコンピュータを動かして世界中のコンピュータをハッキングし、人類を恐怖に陥れた。じゃあ最初から武史いらないじゃん!
後半は武史同様にギャグテイストが少し強くなった。第30話の「武史の醜態に爆笑するカーンデジファー様」は必見。

武史「オカマ野郎にセクハラされたんだ!」
デジ様「ぶふっ、ふっはっはっは! ……んっ、ゴホンっ! それは惨い……」

最後の大ボスではあり、今まで大活躍したアシストウェポンも出撃前に一気に破壊して視聴者の危機感を煽ったが、
逆に言えば最強形態のグリッドマンとは戦ってないので、それまでの怪物達とどの程度実力差があるのか良く分からないおっさん。
ジュバゴンを倒したネオ超電導キックがおっさんには通じなかったので、ジュバゴンより強いことは確定と言える。

データサイズはフロッピーディスクに収まる、驚異の省エネ魔王。
もっともカーンデジファーは変化自在で、自ら次元が移動できるのであんまり意味がなかったりする。
誰が呼んだか一部ファンから「邪悪なドラえもんと例えられる。

CV:風間信彦/江川央生(再生、カンフーシノビラー)
「悪こそ最高の美学!」
忍者怪獣。
怪獣のくせにペラペラ喋り、さまざまな忍術を駆使してグリッドマンを追い詰める。汚いなさすが忍者汚い。
なぜか武史に愛されており、登場回数は最多の三回。最後は忍術を捨てカンフーを覚え、キンググリッドマンを圧倒した。
サンダーアックス、サンダーグリッドビーム、キンググリッドビームにそれぞれ倒された功労者。


【エピソード】

話数 タイトル 脚本 監督 登場怪獣 登場アシストウェポン 備考・余談
1 新世紀ヒーロー誕生! 平野靖士 曽我仁彦 ギラルス
2 アクセプターの秘密 平野美枝 バモラ
3 電話パニック危機一髪 平野美枝 神澤信一 ボルカドン
4 暴走自動車 平野靖士 ステルガン
5 男の意地の必殺剣! 平野美枝 村石宏實 バギラ バリアシールド アシストウェポン初登場
6 恐怖のメロディ 川崎ヒロユキ アノシラス
バギラ
バリアシールド
7 電子レンジ爆発0秒前 静谷伊佐夫 川崎郷太 フレムラー バリアシールド
グリッドマンソード
8 兄弟の絆 神戸一彦 ブリザラー
フレムラー
バリアシールド
グリッドマンソード
作中唯一の2大怪獣同時対決
9 悪魔の洗脳作戦 新藤義親 村石宏實 シノビラー バリアシールド
グリッドマンソード
10 危険な贈り物 平野靖士 テラガイヤー ツインドリラー
サンダージェット
11 おこづかいは10万円? 川崎ヒロユキ 小中和哉 メタラス ゴッドタンク
12 怪盗マティに御用心! 右田昌万 マグネガウス バリアシールド
ゴッドゼノン
13 スポーツなんか大嫌い 平野美枝 北村義樹 ジェネレドン サンダーグリッドマン サンダーグリッドマン初登場
14 あやつられた時間 静谷伊佐夫 メカギラルス サンダーグリッドマン 一平の初失恋回
15 歪んだターゲット 平野靖士 村石宏實 シノビラー(再生) サンダーグリッドマン
16 一平、チビる!? 神戸一彦 メカバモラ サンダーグリッドマン
17 孤独なハッカー 平野靖士 石井てるよし ニセアノシラス バリアシールド
グリッドマンソード
ゴッドゼノン
ゴッドゼノン一時退場
18 竜の伝説 神戸一彦 メカバギラ ドラゴニックキャノン
19 セクシー婦警SOS! 大川俊道 北村義樹 メカフレムラー
フレムラー
ダイナファイター
20 地球から色が消える?! 新藤義親 メカステルガン ダイナファイター
キングジェット
21 処刑!!夢のヒーロー 川崎ヒロユキ 村石宏實 ダズルバ ダイナファイター
キングジェット
22 復活!恐竜帝王 平野美枝 ネオメタラス ダイナドラゴン
23 暗殺!地獄の雷鳴 神戸一彦 石井てるよし メカジェネレドン ダイナドラゴン 最後のメカ怪獣戦
24 恋!バイオフラワー 静谷伊佐夫 プランドン ダイナドラゴン
25 決戦!ヒーローの最期 平野靖士 北村義樹 ベノラ ダイナドラゴン グリッドマン初敗北
26 キンググリッドマン キンググリッドマン初登場
27 驚天!オモチャの反乱 大川俊道 村石宏實 ボランガ キンググリッドマン
28 神かくし!ゆかが消えた!! 平野美枝 アイガンガー ゴッドゼノン ゴッドゼノン復活
29 愛犬爆弾計画 新藤義親 石井てるよし カンフーシノビラー キンググリッドマン
30 世界滅亡の日 右田昌万 ジュバゴン ゴッドゼノン グリッドマン洗脳
31 怪獣ママは女子大生 神戸一彦 北村義樹 テレボーズ キンググリッドマン
32 人間掃除機の襲撃! 静谷伊佐夫 ギュルンバ サンダーグリッドマン
33 もうひとりの武史 右田昌万 高野敏幸 チドゲラー サンダーグリッドマン
34 ボディガード弁慶参上! 神戸一彦 村石宏實 亜武丸 キンググリッドマン
35 ぎくっ!スケバンゆか!? 静谷伊佐夫 ゴロマキング サンダーグリッドマン
36 やったぜ!ベイビィ 新藤義親 北村義樹 デビルフェイザー ゴッドゼノン
37 えっ!パパが死刑? 右田昌万 カーンジョルジョ ダイナドラゴン
キンググリッドマン
38 危うし地球! 平野美枝 村石宏實 スカボーン
巨大カーンデジファー
キンググリッドマン
39 さらばグリッドマン 平野靖士 巨大カーンデジファー バリアシールド


【玩具・映像ソフト】

タカラから発売された放送当時のDXトイたちは本編と同様の変形ギミックを完全再現し、
更にプロポーションも破綻がないというオーパーツ的代物。今現在でも高い評価を受けている。
ただし、ゴッドゼノン以外は高いプレミアが付いてしまい、サンダーグリッドマンやダイナドラゴンは3~4万がザラになっているが……。

そして放送から約20年が経った2012年。
バンダイの円谷ヒーローのアクションフィギュアブランドULTRA-ACTでグリッドマンがまさかのリリース。
サンダーグリッドマンのアシストパーツも予告されたが、残念ながら完全変形は出来ない。
プレミアムバンダイ限定ではキンググリッドマンとゴッドゼノンも販売されている。

2018年にはバンダイからグリッドマンとゴッドゼノンのミニプラが発売決定。
こちらのほうは良好なプロポーションながらもゴッドゼノン合体変形からサンダーグリッドマンとの合体できるプレイバリュー溢れた逸品となっている。
プレミアムバンダイ限定では、グリッドマンの弟とグリッドマンシグマと完全合体変形のダイナドラゴンのセットが発注が開始。
ダイナドラゴンはグリッドマンかグリッドマンシグマと合体してキンググリッドマンになることが可能。
後述の大魔王の逆襲で見せた、サンダーグリッドマンとキンググリッドマンシグマが並び立つ姿が再現できる。

ちなみになぜタカラがスポンサーだったはずのグリッドマンの玩具をバンダイが販売したかというと、
2008年にバンダイナムコグループが色々やりすぎて倒産しかけた円谷プロに出資した関係で、同社の関連作品の商品化権利をバンダイが独占しているためである。
それに加えて2006年にタカラはトミーと合併する際にタカラがスポンサーだった勇者シリーズなどの権利をバンダイ側に譲ったりしており、本作も同じような流れだったのかもしれない。
近年でも動画配信サービス「バンダイチャンネル」でタカラのトランスフォーマーが配信されてたり、バンダイのスーパーロボット大戦シリーズにタカラトミーの「シンカリオン」が参戦したり、タカラトミーのダイアクロンシリーズでグリッドマンが発売されたりと競合会社なれど協力体制が取れる姿勢に変わってきているようだ

映像ソフトでは2005年にエイベックスから突如DVD-BOXが発売されるも、今現在では10万を超えるプレミアが付いて入手困難となっていた。
……が、後に東映ビデオからDVDが単品で再発決定となった!
2017年には後述の新アニメの発表と同時にポニーキャニオンからBlu-rayBOXが発売された。
長らく絶版状態だったサウンドトラックも、2019年に全曲リマスタリングに加えて未公開だった音源を含めた完全版でリリースされた

最近ではコンピューターのネットワーク内で活躍するヒーローなのに遅れながらもネット時代に対応して動画配信サービスでの配信が増えており、以前と比べだいぶ気軽に視聴する機会が増えてきている。


【続編・派生作品など】

  • 電光超人グリッドマン 魔王の逆襲
テレビシリーズ終了後、雑誌「てれびくん」に連載されたフォトストーリー。
大魔王カーンデジファーの弟「ネオカーンデジファー」が現れ、直人が再びグリッドマンと融合して現実世界で戦うが、善戦虚しく倒されてしまう。
そこへ改心した武史がグリッドマンの弟である「グリッドマンシグマ」と融合して一緒に戦うというストーリー。
何故2大ヒーロー物になったかというと、 タカラのグリットマン担当が「サンダーグリットマンとキンググリッドマンが一緒に並び立つ姿が見たかった」という中々ロマン溢れる考えの持ち主だったことが起因して企画が持ち上がった…らしい。

長らく幻の作品だったが、2019年4月に刊行された『SSSS.GRIDMAN超全集』に付属の『電光超人グリッドマン超全集』増補改訂版にて当時の誌面が完全再録された。

  • スーパー・ヒューマン・サムライ・サイバー・スクワッド
日本で放送された翌年、アメリカで人物パートのみを新規撮影し、
物語を再編集したパワーレンジャーのようなアメリカ版グリッドマンが放映されていた。
アメリカの高校が舞台となっており、人物パートは“アマチュアバンドを組んでいる高校生3人組(主人公サム・コリンズは彼女持ちのリア充)”というように完全に一新され、
主要キャラがコンピューターワールドに乗り込んでアシストパーツを操縦する他、かなり説明不足で唐突な展開が多いのも特徴である。
最終話も緊張感が無く、数少ない共通点はキロカーン(カーンデジファー)と武史ポジションのマルコム・フリンクぐらいなものだったりする。
ただし、本編は53話と本家よりも長く続いてたりする。

  • 電光超人グリッドマン boys invent great hero
2015年1月に「日本アニメ(ーター)見本市」の第9話として配信された短編アニメーション。
アニメーション制作はTRIGGER、監督はグリッドマンの本放送から再放送まで欠かさず見たという雨宮哲、キャラクターデザインは芳垣祐介。

上述の「電光超人グリッドマン 魔王の逆襲」を下地に、本編から22年後の世界で大人に成長した藤堂武史(CV:山寺宏一)が、
ガラクタの山に放棄されたジャンクから映し出されるかつての激闘を映像と共に振り返るというストーリーとなっている。

短いながらも見どころが多く、TVシリーズのEDの「もっと君を知れば」をBGMに…
  • 当時の雰囲気を再現したグリッドマンのぐんぐんカット
  • ロボットアニメの如く合体変形、ガオガイガーのブロウクンマグナムのごとくゴッドパンチをダイナミックに放つゴッドゼノン
  • ゴッドゼノンがグレートダッシュを彷彿させる分離から非常に格好いい合体シーンを見せてから*10シノビラーを撃破するサンダーグリッドマン
  • ドラゴンフォートレスから変形し、最後にTV版で見せた薄っぺらい感じの巨大演出を見せるダイナドラゴン
  • キングエクスカイザーが如く合体してキンググリッドビームでベノラを撃破するキンググリッドマン
  • TV版では実現出来なかったキンググリッドマンがドラゴニックキャノンを装備して巨大カーンデジファーに向かって格好良く発射。*11
  • それが弾かれてしまい逆にキンググリッドマンのパーツを壊されてしまうも、その後もハイスピードアクションで戦うグリッドマン
  • 映像終了後、武史の右腕に光が集まり、アクセプターが装着された時に流れる、ばあやと飛ばした紙飛行機の回想シーン
  • そして最後にTV版のOPである「夢のヒーロー」をバックに武史がグリッドマンシグマに変身、ウルトラマンガイアばりの着地を披露してスタッフロール
等、この企画の都合上、本家の声優が出演できなかったものの*12アニメという媒体を最大限に利用して勇者シリーズをリスペクトしつつ、本家特撮版の小ネタ満載の内容で評判は上々である。
これを機にファンの間では本格的なアニメ化という期待されており、

そして…!

ファンの期待に答えるように2017年に発表され、2018年の秋に放送開始した新作アニメ。
アニメーション制作は上述の短編アニメーションと同じくTRIGGER。監督は引き続き雨宮哲、デザインは後藤正行。
シリーズ構成はギンガ以来久々となる長谷川圭一。また、グリッドマン役は『電光超人』と同様に緑川光氏が担当している。
アニメ作品ながらも本家特撮版をリスペクトしつつアニメで見る特撮ヒーローを意識した作品になることがインタビューで語られている。

新作アニメの主要キャラに響裕太新条アカネという名前のキャラクターがいるが、これは没企画『電撃超人グリッドマンF(ファイター)』の主役の名前である。
『電撃超人グリッドマンF』とは魔界の帝王『アレクシス・ケリヴ』が新条アカネを傀儡にして侵略を開始し、
響裕太がグリッドマンと一体化して戦うというストーリーだった。
ちなみにそのアレクシス・ケリヴも『SSSS.GRIDMAN』に新規デザイン(CV:稲田徹)で登場している…と、大いに『グリッドマンF』の影響を感じることができる。

なお、発表イベントでは翔直人役の小尾昌也も参加。
現在は餃子屋「ギョウザモータース」を経営しており、上記のアニメに言及したり、
グリッドマンのTシャツをきて仕事をしたりするなど、作品のことは今でも大切にしているそうである*13

そしてこのアニメ新作の宣伝を兼ねて、ウルトラマンフェスティバルのライブステージにグリッドマンとカーンデジファーがゲスト出演したりも。

また『働くお兄さん!の2!』第10話「ヒーローショーのお兄さん!」にて『電光超人グリッドマン』がコラボ。
今回の話はサブタイトル通りヒーローショーをモチーフにした物語であり、
ゲストキャラクターのデジ浜先輩を佐藤正治氏、クリ戸先輩を緑川光氏といった感じでオリジナルキャラクターの声優が演じている。
SEやシノビラーのセリフ等、細かい部分でオリジナルの要素があるので、ファン必見とも言える。
あとゼロの中からギンガが出てくる。極端なは言っていない

ウルトラ怪獣擬人化計画』では、BD-BOX発売との連動企画としてシノビラーバギラ
さらに先述のアニメ『SSSS』版の宣伝として第1話登場のグールギラスが擬人化された。
とくに後者は放送前の発表であった他、ウルトラシリーズの『ザ☆ウルトラマン』『ウルトラマンUSA』を差し置いて初のアニメ作品からの登場でもある。


【余談】

円谷プロが2006年に制作した『ウルトラマンメビウス』の27話にて、
メビウスが自らをデータ化してコンピューター世界で戦うというオマージュが行われている(その時の監督はグリッドマンの監督)。

大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIEに登場したジャンボットの外見はグリッドマンに似ているがアベユーイチ監督は「グリッドマンではない」と否定しており、
グリッドマンの声を演じた緑川光も、同作でミラーナイトという別のキャラを演じている。

し か し

ジャンボットの操縦者の名前は「ナオ」。
電光超人グリッドマン』主人公の名前も「」。
本当に無関係なのかコイツは……。

ナイスの部屋」でもジャンボットがグリッドマンに似てることを散々突っ込まれているなど公式でもネタにされている。



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最終更新:2024年04月22日 02:45

*1 余談だが、現在のウルトラシリーズはテレビ東京に移ったものの、ウルフェスに関しては俄然TBSが主催だったりする

*2 ただし、コンボイの没デザインを流用したという話もあればコンボイに似せて新規にデザインしたという話もありはっきりしていない

*3 怪獣が部位破壊された際の断面が基板的な意匠なのはその為

*4 が、全ての部分がビデオのみで構成されているというワケではなく、グリッドマンが光線技を放つ時などのエフェクトは、エフェクト部分を35mmフィルムで製作し、それをビデオ撮影した本編に被せるという方法によって合成されている。

*5 とはいえ少し前にコミックボンボンで『超戦士ガンダム野郎』『ロックンゲームボーイ』、同時期にコロコロコミックで『魔神開発大作戦』、NHKで『バーチャル三部作』など子供向け作品でもサイバースペースが舞台となる機会も増え始めてきていた

*6 実際、本作の監督も、「当時はパソコンやインターネットといったものが浸透しておらず、そんな時代に制作したからこそ出来たことも多く、今やると制約が多かったかもしれない(発言大意)」と述懐している

*7 その勇者シリーズもウルトラシリーズのオマージュが多かったりする

*8 円谷プロ製の特撮ドラマは、必ずしも風刺色が強かったり重厚な人間ドラマが繰り広げられるような作品ばかりとは限らず、70年代~80年代初頭の頃の、特に非ウルトラシリーズの作品ではブッ飛んだ内容のものも多かった

*9 ある意味善行とも取れるこの動機に対してカーンデジファーは「クズ人間が多い方が統治に都合が良いのではないか」と難色を示したが、武史は「クズは役に立たないからのさばらせておく理由はない」とカーンデジファーを逆に丸め込んだ

*10 よく見るとゴッドゼノンの頭部が回転する際、TFトイでおなじみの後頭部の集光パーツもしっかり描かれている

*11 TV版の最終決戦ではカーンデジファーにアシストウェポンで援護する前にデータを破壊されてしまいキンググリッドマンになることができなかった

*12 「日本アニメ(ーター)見本市のキャストは全部、山寺宏一氏と林原めぐみが担当することとなっているため

*13 ちなみに『SSSS.』でもちょっとだけ出演している。