ガシャポン戦士NEXT

登録日:2012/09/04(火) 02:49:51
更新日:2023/12/18 Mon 02:09:45
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そのすべてがNEXT



ガシャポン戦士はバンダイより発売されているSDガンダムのガシャポン商品である。一回200円。



SDガンダムのガシャポンは歴史が長く、特にSDガンダムフルカラー(SDFC)全盛期はそのクオリティの高さと改造の手軽さが多くの支持を集めコンペが開催されたほどである。

しかし段々と質の低下や使い回しの多発によって衰退し10年に差し掛かろうというところで終了。
続くフルカラーカスタムもラインナップの偏りや誰得クリアver(通称寒天)の乱発で不評を買い続かず、後続のインパクト、バインド、三国伝も次々と打ち切られた。


そんな中登場したのが、価格が倍になった代わりに高い質を武器にしたガシャポン戦士NEXTである。


第1弾は2010年12月に発売され、ラインナップはユニコーンクシャトリヤガンダムシャア専用ザクEx-Sガンダムであった。
今まで出来なかった肩や足の前後可動・ザクのモノアイの可動・クシャトリヤの出来の良さ・Ex-sというコアな人選は受けたものの、大型化によって前のシリーズと絡ませ難い・全体のバランスが悪い・初代ガンダムの出来が絶望的に悪いなどから敬遠する人も多かった。



しかしクオリティが改善されラインナップも充実してきた現在では人気も出てきて、プレミアムバンダイ限定商品が出るほどのシリーズになっている。ちなみに、当シリーズで2.5頭身程にデフォルメされたMS達のデザインはまさにSDガンダムのそれだが、シリーズタイトルや公式の商品説明に「SDガンダム」の表記はない。

リアルカラーバージョン3弾でシリーズは終了。300円でスケールアップしたDASHに引き継がれることとなった。


当初ラインナップは1stZなどの大御所シリーズから2体の対決枠、UCAGEなど最近のシリーズから2体の対決枠、後述するマニアックな機体が1体という形式が多かったが、9弾以降ではこのような形式は無くなっている。




<謎のシークレット枠>
このシリーズを語る上で欠かせないのが、やたらとマニアックなシークレット枠である。(シークレット枠は通称であり、マイナー枠、趣味枠、レア枠、待望枠などとも言われる)

実際にはシークレットでも何でもないが、この一体だけバレが少し遅れる。ラインナップ公開からシークレット判明までの間、ファンは予想や期待を膨らませるのである。



1弾のEx-s、2弾のウーンドウォートの時点では「マニアックな機体が出る」程度の認識だったが、3弾でガンドランダーという、もはや「誰だお前」な機体(?)が登場しファンは祭り状態に。
「おれの好きなあの機体もチャンスが…」といった妄想を広げることを強いられたのである。



その後もEx-sのライバルガンダムMk-Ⅴ騎士ガンダムとボスキャラのブラックドラゴン、さらに今まで立体化されなかったシスクードまでもが登場し、この枠は「何でもアリ」だと認識されているが、
今のところはガンダム系の機体のみ(分類上はそうでなくても、とにかく顔を含む全体的なシルエットがガンダムのような機体)であるという法則があった。が、23弾のアッグガイでその法則が破られた。


ちなみにこの枠の機体は制作者の愛なのか、出来が良いものが多い。



<問題点>
だがSDFCの全盛期と暗黒期を体験した人はもはやバンダイ不信に陥っており、安心できる人はそういないのである。

特に
  • 機体造形の出来の差が激しい
  • 塗装が雑(最近は特に粗く、完全な状態が欲しいなら2、3個当ててのパーツ厳選は必須)
  • 使い回しやアソート機体の増加
などはかつてのSDFC落ち目を想起させるに十分なものであり、油断できない状態である。


しかし前述の通り全体のクオリティは安定してきており、また3弾以降は首がボールジョイント化、8弾以降は目がメタリック塗装(しかし次弾はインフィニットジャスティスのみ)、9弾以降はスタンドに対応、15弾以降はDXスタンドに対応(通常のスタンドより大型で可動箇所も多く、より空間戦闘等の演出に適している)と新しい試みもされており、スタッフの意気込みが伝わるようである。



よくガンダムコンバージとクオリティを比較されるが、あちらは値段も高く可動もほぼ無し、そもそもデフォルメ比率が違うので全く別物である。

ガチャポンの宿命だが、小さなカプセルに多くのパーツを詰め込むため武器が曲がっていることが多々ある。お湯やドライヤーを使うと真っ直ぐになって組みやすくなる。



<余談>
  • 当初は3ヶ月置きの発売だったが、現在は2ヶ月置きである。ちなみにラインナップのバレは発売月のおよそ3ヶ月前なので、気になる人はこまめにチェックしよう。また、2014年はガンダムUCが完結することもあり、ラインナップにガンダムUCのMSを多く含む19弾、20弾が2ヶ月連続で発売という異例のリリースとなっている。




  • 武器がサーベル系のみの機体も多く、専用のライフルが無いという不満点も挙げられる。どうしても武器が欲しいならガンダムコンバージのライフルを改造移植するのも手。サザビーのライフルなんかは大きくてとても様になる。コンバージのサザビー高いけど。


  • 1st→Zと来た次の弾がいきなりCCAだった為に、ZZファンは絶望したがZZは無事に次の弾に登場。出来が良く武器がサーベルとライフル両方付いたのでファンは満足したとか。


  • クシャトリヤとシャンブロは他の機体と違って大型カプセルに入っている。またバンダイプレミアム限定でデンドロビウム(3号機分離可)、ノイエ・ジールが登場する。大型MAも問題無く立体化のチャンスがある。


  • アムロの愛機、ガンダムとνガンダムは両方とも出来がかなり悪い(特にマスク部が出っ張ってて不細工)。が、ガンダムは新規造形が11弾に登場予定、そちらはかなりのイケメンになっている。


  • 肩と足のジョイントは共通のため別の機体と差し替えが可能。これを利用すれば自分だけのオリジナル機体や新しいガンダムAGEのウェアとかを作って遊べる。
肩を逆方向にもつけれるので手首を改造すればルナマリア専用ガナーザクファントムとかも作れる。


  • 一方で頭や武器の接続穴の口径は統一されていない。中には自分の武器しか持てない可哀想な機体もいるため、注意が必要である。


  • 14弾ではダブルオーライザー、19弾ではフルアーマーユニコーン等、二つ以上の商品を組み合わせることで強化形態やフル装備状態を再現できる往年のガシャポン戦士を思い起こさせるギミックも取り入れられている。


  • 購入者を度々悩ませるのがハーフアソートであり、特に19弾のユニコーンの赤・緑、20弾のジェガン・エコーズジェガンは映画で活躍したこともあり需要が高く、後者は集めてこそ遊びがいのあるラインナップのため看板商品のバンシィ・ノルンを差し置いて値段が高騰している。

  • ガンセイヴァー・ΖプラスΖガンダムには変形ギミックが搭載された。ガンセイヴァーの変形は簡素であるが、ΖプラスとΖガンダムは変形方法がブックに記載されるほど複雑化している。




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最終更新:2023年12月18日 02:09