ヴェイグ・リュングベル

登録日:2010/12/09(木) 01:36:34
更新日:2023/04/04 Tue 10:38:38
所要時間:約 5 分で読めます





種族:ヒューマ
年齢 18歳
身長 183cm
体重 71kg
cv:檜山修之
好物はピーチパイ

テイルズ オブ リバースの主人公
カレギア北西部の山村スールズに住む青年。
大剣を携え、三つ編みされた薄空色の長髪が特徴。

ちなみに身長は歴代主人公の中で一番高い。

幼少時に両親を失い、育ての親であった祖父とも死別して以来、クレアの両親に引き取られて家族同然に育てられた。
その時からクレアに対しては元々実の妹の様に思っていたことに加え、「ラドラスの落日」の一件で強い贖罪の念を感じており、彼女のこととなると取り乱したり暴走してしまう事もある。



性格は今までの熱血主人公とうって代わりクールで無口。
特に最初期は後述の事件もあり根暗で周りから冷たい男と思われがちだが、心の奥底には誰よりも熱いものを持ち、困っている人を放っておくことができず差別や迫害を嫌うなど、根は従来の主人公の如く熱血。

ぶっちゃけクールと言うよりは根暗な性分で自分の感情を表に出すのが苦手…というか下手糞な感じである。
この辺りは上記の早くして肉親と死別しクレアの家に引き取られた事も関係してるのかもしれない。
ただクレア家の教育の賜物で非常に思いやりのある青年であり仲間が苦難に立ってる時は率先して行動していく。
また序盤はクレアを助け出すために手を尽くすが彼女を覆う氷は溶けることも砕けることもなく*1、1年後にユージーンとマオがスールズを訪れるまで自分を責め続けていた事も根暗な要因である。


反面、一つの物事にとらわれすぎて周りが見えなくなる欠点もある。
思い悩む性分でありながら自己の感情の処理がかなり下手という負のスパイラルを持っており、かつ他人と打ち解けにくい性分から悩みを必要以上に抱え込んでしまう。
結果、これにより再びフォルスを暴走させるまで情緒不安定に陥ってしまった。
終盤はティトレイとの熱き漢のイベント~直後のスールズのポプラおばさんのピーチパイの件で一回り成長した。

特にクレアに異変が起きるとなると一人で暴走してしまう。
ただこれはラドラスの落日の影響でヴェイグがクレアを氷結させてしまい1年間クレアの両親やクレア本人への呵責があった事、
更によりにもよってクレアを氷壁から助け出した日に目の前で誘拐され、助ける事が出来なかった事も大きく関係している。
妹同然と思っていた女の子に降りかかる災難続き…これで終始冷静で居られる方が問題である。

それ故か作中に何度も(256回)クレアの名前を言う。言わない時を探す方が難しい。

「クレア……」

「クレア!クレアはどこだ!」

「…クレア…」

「クレアだ!アガーテの姿をしたクレアだ!!」

「クレア…」

「儀式とクレアに何の関係があるんだ!」

「クレアアアアアアア!」

余りに叫ぶから敵にもツッコまれる。
クレアクレアクレアクレア…!馬鹿みたい。

この事から後にスタッフが悪乗りしたとしか思えない程、特典DVDでやたらクレアと叫ぶ事をネタにされた。
これには担当声優さんにまで「キャラがおかしくなってる」とツッコミを入れられる始末。しかしスタッフはそれすら弄くりネタにした。
…今後の仕事の依頼拒否られても知らんぞ。
しかし全く言わないのもそれはそれでだったらしく、2016年のTOFのスキットではクレアのクの字も出なかった(檜山氏本人も驚いていた)が挨拶の時に思いっきり叫んでいた。要は時と場合ということだろう。

ただ、クレアはシナリオの根本にある存在で、彼も彼で種族の姿のあり方について現実と理想の間で葛藤しつつ成長してゆく、立派に主人公らしい振る舞いをしている。
クレアを優先するあまり身勝手な行動ばかりする…というイメージも抱かれがちだが、ユージーンの的確な指摘で割りとすぐに軌道修正したり、冒頭でもあるように
同じ境遇に苦しんでる者、種族対立の現場などには序盤からクレア救出を差し置いてでも積極的に関わるなど、主人公らしさはおさえている。

上記のネタを嫌う人もいる(今となってはかなり否寄り)ため、叫ぶときは空気を読んで天高らかに叫ぶべし。


ちなみに好物はピーチパイ。
特にポプラおばさんのピーチパイは絶品。

【戦闘】
パーティキャラクターの中では最もバランスの取れた能力値を持ち、通常攻撃や術技、奥義のバリエーションに富む。
リーチは長めで、移動速度もパーティキャラクターの中では速い部類に入る。
攻守に優れた万能キャラクターだが、彼の術技は自身のチカラでもある氷を利用した水属性のものが多く、水属性に強い敵は苦手。


攻撃の出は大剣のせいか遅いがそこまで気にならないレベル。マオとティトレイが異常なんだ…

因みにリバースはシナリオ中に主人公と戦う(というかパーティーメンバー全員と戦う)という、テイルズオブシリーズに於いても数少ないイベントがあるが、フォルスの暴走によってパーティーにいた時と比べ、段違いに攻撃の出が速く、移動速度も向上している。
その状態で使わせろよ…つかずっと暴走しててくれ…と誰もが思った事だろう。

マイソロシリーズでは秘技がない上に、大剣士達がヴェイグと同じ技を使うが全体的にヴェイグの方が硬直が短い。氷の技が強力など差別化が図られている
まずぃんけん!


【秘奥義】
本編中では二人で協力して出すシステムのため、単独技は存在しない。

  • インブレイスエンド
マオと発動、炎と氷を交えた連撃。
「燃えさかれ、紅蓮の炎!」
「今、楽にしてやる」
「奥義! インブレイスエンド!」

  • 龍虎滅牙斬
アニーと発動。魔法陣で拘束した後、上空からの斬り下ろし。
「浄化の扉、開かれん」
「見切った!」
「必殺!」
「龍虎滅牙斬!」

  • セルシウス・キャリバー
ヒルダと発動。
敵を凍らせ、雷の剣を落とした後に斬り裂く。

「一気に決めるしかないようね」
「絶氷の剣!」
「断罪の剣!」
「その身に刻め」
「奥義! セルシウス・キャリバー!」

テイルズオブグレイセスにゲスト出演した際には一人で使用。
ただし単独発動の為、台詞と動作は一人用にアレンジされている。

「絶氷の剣!その身に刻め」
「奥義! セルシウス・キャリバー!」

動作に関して端的に言えば、崩龍無影剣(切り抜け)⇒龍虎滅牙斬(トドメ)⇒インブレイスエンド(トドメ)

RM3では操作キャラとして原作に近い形のこの技を使う事が出来る。

つまりヴェイグが雷を落とす。
どうやって雷を発生させるか気になった方は雷の発生についてネットで検索してみよう。雷の発生には氷(冷気)が関係があるので…

台詞は何と原作の没ボイスから抜粋。

「絶対なる終焉…それが貴様の運命だ! 奥義!セルシウス・キャリバー!!」

珍しい物理攻撃と術攻撃の両方が要求される秘奥義
原作で言う断罪の剣の部分が術攻撃依存

最後にヴェイグが召喚する武器のソウルキャリバーがWのデザイン(リバースではUのデザイン)

何故ソウルキャリバーになるのかは、恐らく中の人ネタ。


【余談】
上記でヴェイグがクレアと言ったのは256回と書いたがこれは公式調査による物で、有志によるカウントによると316回くらいは言っている。
これは、ストーリー中のイベントの台詞やスキットやボイスなどカウントする基準の違いによる物かもしれない。


RM3では空気王ことウッドロウと容姿が似ている事についてのスキットがある。どのくらい似ているかというと、あのチェルシーが間違えるくらいである

川´_ゝ`)「なに、気にすることはない」

だが幼少期はジーニアスである。


外伝やイベントでの絶叫キャラはリバースをプレイした人やヴェイグファンはおろか、担当声優からも疑問の声が上がっていたがようやくTOGとマイソロ3からマシになった。
最近はセリフをネタにされ、毎回似たようなキャラ崩壊を起こしている後輩が現れた。
ギャップで笑いを取るなら別なキャラでもいい気もするが…


意外かもしれないが、彼はテイルズの主人公の中でもかなりの一般人主人公である。何か特別な血筋という訳でも、彼にしか扱えない絶対的な能力を秘めている訳でもない。
氷のフォルスがあるのは特別なのではないかと思うだろうが、別にこのフォルス能力が「月」のフォルスのように特別なものと本編中などで言及されたことは一度もないため、
本編に出ていないだけでこの能力を持ってる人がいてもおかしくはない。そもそも彼はラドラスの落日にフォルスを覚醒させたその他大勢の1人であり、落日以前からヒューマでありながらフォルスを操れたサレのような天才的な素養を秘めていたりという訳ではない。
少なくとも作中世界では「王の盾でさえ把握しきれないほどにあふれている能力者の1人」に過ぎないのだ。
実はシリーズでは基本的に生まれる前から家系的な因縁があったり、世界でも有数の特殊な力を持っていたりするのが殆どである中、一応は特殊能力を持っていながらそれ含めてその他大勢なキャラ付けがされている主人公というのは意外とレアである。


グレイセスでは、ライオットピークの番人の一人として登場。
クレアがいないせいか絶叫するシーンは無く、ネタキャラよりもクールな性格が強調されている。
アスベル達を会う前から知っていたが、フェンデルの部隊と揉めているのを見ていたため。
だが、見ていた場所が塔の最上階であり、曰く「山育ちで目はいいんだ」。
……塔の頂上は30階の上である。

ある物を探すべく番人をしており、それを聞いたシェリアは「大切な家族か恋人かしら…。まさか妹のような幼馴染とか?」と、
プレイヤーの心境を代弁したかのようなコメントを残す。
だが実際は、自分が扱える最強の剣を探していた。それを聞いたシェリアは露骨にがっかりした。









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最終更新:2023年04月04日 10:38

*1 フォルス暴走で生まれた氷の為、普通に生み出した氷と違いヴェイグ本人の意思でも制御できない。