ダブルヒロイン

登録日:2010/06/01(火) 23:14:41
更新日:2023/09/21 Thu 13:39:05
所要時間:約 13 分で読めます




漫画やアニメ、ゲームなどで、男主人公一人に対しメイン格のヒロインが二人いる作品。
主人公が女性な場合ではダブルヒロインとはあまり言われない。

●目次

【概要】

ファンの間では大半が○○派と××派に分かれて争い、とにかく荒うことになりがち。
その血なまぐさい争いはさながらきのこたけのこ戦争、ルパンのジャケットの色論争のごとく。 


長期に渡って続くラブコメ漫画・ラノベ等では、当初のダブルヒロインで話が膨らませられなくなり、3人目以上のヒロインが登場することもしばしばある。
その場合ハーレムものとの区別は曖昧になるが、3人目以降のヒロインはサブヒロイン扱いとして、メインはダブルヒロインのままとすることが多い。


公式でどちらがヒロインか答えを出してみても争いは終結しないことが多いため、決着をつけない「お前たちが俺の翼だ!」エンド≒ハーレムエンドになることもある。
ゲーム作品においては、どのヒロインを選ぶかで分岐するマルチエンディング方式も。


ただし、ダブルヒロインとはいってもヒロイン2人の間で物語上の重要さや扱いに差があり、対等ではなく実の所メインヒロインと副ヒロインであることも少なくない。




【主なダブルヒロインの作品】


ゲーム原作

有名な派閥争いその1。
この争いは仲間になるベビーパンサーの名前争いの比ではない。
DS版ではなんと第3の嫁が追加され、三つ巴の争いに発展した。

????「なんと この私が 好きと申すか!? そ、それはいかん! もう1度考えてみなさい」


有名な派閥争いその2。
最も、忍者娘や唇を奪われた少女(※救助活動による人工呼吸)や仲間の男もいるので単なる2極とは言い難い。
おまけに主人公の女装シーンもあるので、界隈によってはヒロインの座も射止めているだろう。
果ては派生作品や別作品などでどこまでも追っかけてくるストーカーもいる始末……

クラウド「思い出の中でじっとしていてくれ…(切実)」
?????「私は思い出にはならないさ(現在進行形)」


後述のマクロスFの中の人が二名程被っている。
牛乳好きななぼいーんのリエラかキノコ嫌いのぺたーんなイムカか……。
最近はカリサ派もいる。


毎回、二人のヒロインを軸に物語が進んでいき、主人公はどちらか一方と絆を深めていくことになる。
……が、このゲーム最大のウリは後半に登場する第3ヒロインだったりする。


大人気アイドルにして主人公星河スバルと共に戦う健気な(アニメだとお転婆な)正統派ヒロイン響ミソラか、
普段はお節介な委員長ながらスバルを心配し、ロックマンに守られるツンデレヒロイン白金ルナか。
あまり数の多くない流星のロックマンファンは、そのことで論争になるという……。


リューネか、ウェンディか。
そもそも義妹という強大な属性を持つプレシアがいる時点でダブルヒロインではないんじゃ…?
なお、公式で「主人公が重婚可なので無問題」という前代未聞の展開で解決した。
……が、そのせいか続編で全く進展がない。


確かにヒロインが二人いるけど、ゲームの評判的にはどうでもいいんだ。重要なことじゃない。


優しいお姉さんタイプの秋か、ツンデレお嬢様の夏未か。
後に夏未と入れ替わる形で、大人しい再会系幼馴染の冬花が登場。
続編の円堂が既婚者設定だと発表され、ついに決着かに思われたが
まさかのゲームのバージョンにより嫁が違う仕様で夏未と冬花との選択制だった。
さらに法律が変わったパラレルワールドでは重婚しており円堂・秋・夏未・冬花の四人で暮らしていた。
本編では最終的に嫁はうやむや、既婚者設定も空気に……さすがに超次元サッカーの世界、結婚も超次元だった。


  • With you~みつめていたい~
おとなしめなメガネっ子と世話焼き巫女さんの幼馴染2人が攻略ヒロイン。
……が、ファンの人気は主人公の実妹(攻略不可能キャラ)がかっさらっていった。


元がゲームなので多数ヒロインがいるが、メインは桂言葉西園寺世界の2人である。
ぶっちゃけ作中やアニメでリアル血みどろの争いに……。
少なくとも、ファンの間での争いは節度をもってな。


恋人と浮気相手。
あなたはどちらの『キャサリン』を選ぶ?

美雪とアオイ、『君』はどちらを選ぶのか。要は壮大なビアンカフローラ論争だが、まさかそっちでもメタ発言をやらかすとは誰が予想しただろうか

アニメ

有名な派閥争いその3。
クーデレの綾波レイかツンデレの惣流・アスカ・ラングレーか。
なお新劇で登場した真希波・マリ・イラストリアスの派閥も加わって、こちらも三つ巴の争いになった。そしてついにストーリー上でも決着が着いた。
カヲル派?知らん。そしてあまりにも重い女が居たせいで新しい派閥も発生した。


  • いなかっぺ大将
一般人向けのアニメ特集で高確率でピックアップされる日本の誇るハーレム作品。
メインヒロイン2人と挙式を上げるという快挙(暴挙?)を成し遂げた。
ダブルヒロインのルーツと言えなくともないのかも知れない。


三角関係が売りの元祖マクロス。
しかし決着がはっきりしているので、よっぽどの筋金入りの人でない限り
「やっぱおばさんよりミンメイだな」→「柿崎かわいいよ柿崎」→「早瀬大尉以外ありえない」になる。


三角関係がウリのマクロスシリーズ。
シェリルランカか。
「お前たちが俺の翼だ!」はダブルヒロイン史に残る迷言だと思う。
ただし、劇場版にて三角関係に決着。

カーヤとファティナ。
主人公ジル自身はカーヤの事を思っておりその思いは成就したようだが、2期ではファティナが同行しているためそちらの出番が多く、OPなどでも出番が多い。


色々名前が知られたガンダム。
ステラルナマリアかで割れている。
桑島ボイスで甘えてくる若奥様か、真綾ボイスで世話を焼いてくる(後に中の人同士で実現した)姉さん女房か。
というかそもそも主人公が……。


こちらも色々と話題に上がりやすいガンダム。
小柄だが家庭的で、主人公・三日月の幼馴染という王道のヒロイン像であるアトラと、
箱入りお嬢様だが自らの信念をもって火星のために奔走する、こちらもある意味王道のヒロイン像であるクーデリアのWヒロインだが、
当人同士も仲が良く、アトラは三人で付き合う三日月ハーレム状態に前向きで、それが明かされた回は色んな意味で話題となった。
最終的に三日月が戦死したために彼がどちらか、あるいは二人を選ぶ展開はなかったが、アトラは最終戦直前に三日月の子を授かっており、
ED後には二人を保護・援助する目的も込みでクーデリアがアトラと同性婚しているという衝撃の事実が、スタッフの発言で明らかになっている。


C.C.の尻か、カレンの乳か。

ぺたんこなレ・ミィと、グラマラスお姉さんコトナ・エレガンス


様々な面で対照的な宝多六花新条アカネが公式でダブルヒロインとして扱われている。
身体的にも見事に対照的であり、どちらかを指して「グリッドマンの上半身/下半身担当」とあだ名されるほど。
ファンの間のみならず、出演した声優陣の間でも「どっち派?」という話題が上がっていたとか。


漫画

「さやかかマリアか」と答えた貴方、残念ながらマリアは『UFOロボ グレンダイザー』のヒロインだ。
漫画ではボスの従兄妹、みさとが途中から出て来た為三角関係になる事もしばしば。
『スーパーロボット大戦』シリーズではみさとの出演こそないものの、前述のマリアやミネルバX、
一話限りのゲストキャラ・エリカが出る作品もあるため、さやか派はその都度ヤキモキしなくてはならない。


小説・ライトノベル

  • 宇宙一の無責任男シリーズ
主人公タイラーからの熱烈な求愛の末彼と結婚したキャリアウーマン軍人ユリコ・スターか、ひょんなことから捕虜にされたタイラーを「バコバコ」と名付け洗脳状態でペットにし、洗脳が解け彼が自国に帰った後も愛し続けたのじゃロリ皇帝アザリンか。
タイラー自身は「妻」ユリコへの愛情と「ご主人様」アザリンへの主従としての親愛を両立させており、アザリンの方はタイラーを独占出来ない事に切なさを感じつつも後にタイラーの部下の一人と結ばれたのだが
遠未来編の『無責任ギャラクシー☆タイラー』のエピローグでは原作版タイラーに似たタイラーの末裔がユリコ似の人造人間、アニメ版タイラー&原作版での彼のクローン「ベルファルド」に似たタイラーの子孫(同作主人公)がアザリンのクローンと結ばれていた。
ちなみに原作版や作者公認のミュージカル版ではロリ体形なのにエロい衣装でかつご主人様なアザリンの出番が多く、構成が違うアニメ版ではタイラーの同僚なユリコの方がフィーチャーされていたり。

戦闘面以外では未熟で世間知らずなフレイムヘイズのシャナか、家庭的だけどここぞという時には押しの強い一般人の吉田一美か。
ただ主人公の坂井悠二が理屈屋だったのとある事情や彼自身の夢のせいで、吉田さんは彼からの生存報告と同時にフラれ、悠二に選ばれたシャナも見解の相違や愛ゆえに彼と死闘を繰り広げることになる。


主人公いつきの幼馴染(但しいつき自身はある事情でその事を忘れていた)な世話焼き関西系魔女穂波か、穂波のライバルで家や魔術の重さを背負うお嬢様悪魔召喚師アディリシアか。
2人とも後半では諸事情でいつきと距離を置かざるを得なくなってしまうが、最終巻では魔術的に一線を越えてしまったアディリシアを生かすため穂波がいつきとアディリシアをリンクさせ、穂波は親友として2人の幸せを見守ることを選ぶ…。


  • 銃姫
主人公セドリックの旅の伴である亡国の王女アンブローシアか、血塗られた過去と重大な秘密を抱えつつセドリックの「姉」として共にいるエルウィングか。
ストーリー的にはアンブローシアがメインで終盤でセドリックと結ばれているが、
最終的にセドリックが自分の子を妊娠したアンブローシアを救うため、身体に身体を喪ったエルウィングの核を埋め込むことで失った力を補い最終決戦に挑むという斜め上の展開となり、
最終巻後書きで「最終的に寿命面でエル姉の勝ち」と綴られたせいか、未来を描いた漫画版ではアンブローシアに先立たれ長い月日が経ったセドリックの傍に、幼女身体を得たエルウィングがいた。


その他

肉体派で人情に厚い亀山か、知性派でタラシの神戸か。
この二大派閥の他にアホの子で関わった女性は大体犯人という夜明さんな陣川や、
ツンデレイタミンラムネ大好き官房長鑑識の米沢さんなど多数のカップリングがある。
全員男だけど。
最近は酷い目に遭いまくる甲斐が第三勢力として出てきた。


一方がかわいい系、もう一方が強気系になるケースが多い。
対象年齢を考慮してか、恋愛を描くことは少なく、描いたとしても一部を除き流石に男性メンバーと三角関係に発展することはない。



きーみは誰とキスをするー
わーたしそれともあたしに


追記・修正はどのヒロインが好きか決断してからお願いします。

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最終更新:2023年09月21日 13:39