レッド・ホット・チリ・ペッパー

登録日:2010/01/16(土) 01:05:38
更新日:2023/08/22 Tue 08:55:17
所要時間:約 4 分で読めます





「ブチのめす?」

ンなカワイソーなことはしないなあ~

楽に「殺してやり」に来たのさ!



レッド・ホット・チリ・ペッパーは「ジョジョの奇妙な冒険」に登場する音石明スタンドである。
長ったらしい名前だからか、劇中では『チリ・ペッパー』と略される事も多い。

【ステータス】

破壊力:A
スピード:A
射程距離:A
持続力:A
精密動作性:C
成長性:A

【概要】


◆外見

容姿は黄色いボディにパキケファロサウルスを思わせる丸い頭と長い尻尾を持つ恐竜擬人化したようなもの。
音石の台詞によると発現当初は大して力の無いスタンドだったようだが、その後成長して変化したものと思われる。

◆能力

電気そのもののように自分や他の物質を変化させる能力を持つ。
電線やバッテリーや電化製品に入り込んで様々な場所に移動したり、逆に電気にして引きこむことで移動させる。この能力で窃盗を繰り返していた。

電気を動力にしているので供給量が多ければ多いほど強くなる。
バイクのバッテリー程度の電力でも、『ザ・ハンド』ではとてもとらえきれない速度になり、町中の電力を使えば『クレイジー・ダイヤモンド』でも一蹴できる実力となる。
(ただし町中の電力吸収は当然ながらやったら町全体がしばらく停電に陥るため、連続使用のできない切り札である)
おまけに精密動作性を除けばオールAというシリーズでも指折りの高いステータスを誇り*1、電気を媒介に変幻自在な戦法を使うなど戦闘能力はかなり高い。
最大限に充電した時は、同じスピードAのスタンドも軽く圧倒し、「(基礎スペックはスタンド最高峰の)『スタープラチナ』くらいしかついて行けない」とすら評される程。

本来、スタンドは「遠隔操作ができるスタンドは力が弱い」、「本体から離れたまま強い力を発揮するには、何だかの方法でパワーを補う*2か自動操縦しかない」ものだが、
このスタンドは電気を媒介することで、「強い力を持ちながら遠隔操作が可能」という反則じみた能力を獲得した。

能力『だけ』なら、軽くチートの領域である。


◆弱点

だが、絶対無敵のスタンドなど存在し得ないのが『ジョジョ』のスタンド。
弱点もチラホラある。

このスタンドの最大の弱点は、「現実の電気と同質の性質を持っている」こと。
このスタンドが発する電撃はアヴドゥルの『マジシャンズレッド』の炎と違って実際の電気であるため、絶縁体で防がれてしまう。
またスタンド本体自体も実際の電気と同じ性質を持ち、吸収した電気もスタンドパワーに変換するのではなくそのまま現実の電気の状態で蓄積される。
なので絶縁体でくるまれるとそれを破壊しない限りはどこにも移動できなくなるし、
逆に海水の真っただ中のような伝導率の極めて高い物体に放りこまれると、
蓄積した電力がスタンド本体ごと拡散しスタンド自体が消失、本体が死亡してしまう。

また、電源からあまり離れられないため、都市部では無類の強さを発揮するが、人里離れた場所(砂漠など)ではすぐにガス欠になってしまう。
そのまま電気を全く得られなければ錆びた鉄クズのような色になり、そのまま消滅してしまう。


本体の音石はギタリスト志望ではあるものの「受験だの就職だのといったまずらわしい人生はまっぴら」と言っており、逆に言えば両親からガチガチに束縛されてる内面が見て取れる。
スタンド発現のきっかけはそういった両親からのコンプレックスによる「両親から自由になりたい」「楽して稼ぎたい」などと言った願望から産まれたのかもしれない。


【主な活躍(本体の行った行動は別項参照)】

◆暗躍

初登場では虹村兄弟と和解した仗助康一の前にコンセントを介し現れ、
油断した隙をつき、形兆を襲って形兆ごと「弓と矢」を電気に変えて奪い電線を通じ逃亡した。
この後形兆は電線の上で感電死している。

後日、TVゲームをしている仗助の元へTVに電気として入り込みブラウン管を通じて宣戦布告した。
また承太郎に対しても、電話で警告及び受話器の破壊を行っている。

◆VS億泰

自分の正体を探るスタンド使い(ジョセフ)を暗殺しようと、情報収集のために郊外の広場にいる仗助達の前に姿を現した。
バイクで逃走しようとしたところ、億泰の『ザ・ハンド』との戦闘にてエネルギー切れ寸前まで追い込まれたが、億泰の復讐心を利用して逃げ延びる。

◆VS仗助

杜王港にて、初めて本体である音石明としての姿を見せた。
仗助との戦闘では、地下の隙間や配線を利用したり、街中の電気を使い『クレイジー・ダイヤモンド』以上のパワーとスピードを発揮するなど圧倒していたが、
タイヤに閉じこめられ、更にタイヤが破裂した空気圧でに落下しバラバラになってしまった。

その後、音石は辛くも一命を取り留め、海からジョセフの乗る船に潜入したが、SPW財団職員に変装したにも関わらず億泰にぶん殴られ*3、承太郎に警告…というか脅され? 再起不能になった。
この際、スタンドのビジョンはスクラップを繋ぎ合わせたガラクタロボのようなボロボロの外見となり、本体の音石もパワーを使いすぎた影響からか、髪が白髪になってしまっていた。

【余談】

元ネタはアメリカのロックバンド、レッド・ホット・チリペッパーズである。アニヲタ的には実写映画版『デスノート』前後編の主題歌アーティストと聞けばピンとくる方もいるのではないだろうか。

スタンドの方と混同しよく「バンド名の最後に複数形の『ズ』は付かない」と勘違いしている人がいるが、バンド名の方は「Red Hot Chili Peppers(レッド・ホット・チリペッパー)」だから間違えないように。
逆も然りで、スタンド名の方は「ズ」は付かないのに付けてしまっているミスも散見される。







「おれは…追記・修正すると強いぜ…」

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最終更新:2023年08月22日 08:55

*1 成長性が未だAであることからこのまま成長していれば更に強力なスタンドになっていた可能性すらある

*2 例として『エボニーデビル』など

*3 億泰曰く「両方ぶん殴るつもりだった」との事。