スタンド能力(ジョジョの奇妙な冒険)

登録日:2012/09/09 Sun 20:44:26
更新日:2024/02/15 Thu 00:09:55
所要時間:約 7 分で読めます






この巻から『スタンド』と呼ばれる新しい能力が出てきますが、
それは超能力を絵でイメージ化したものです。

従来の超能力はビルを崩したり
光や電気のようなものでパワーの強さを表現していました。
それ自体を表現できないかと思って考え出したのが『スタンド』です。

さあ!承太郎たちといっしょに新しい冒険の旅にでかけましょう。





「承太郎!おまえが悪霊だと思っていたのは、生命エネルギーが作り出す、パワーあるヴィジョンなのじゃ!
そばに現れ立つというところから、そのヴィジョンを名付けて・・・『幽波紋(スタンド)』!!」


スタンド能力とは、『ジョジョの奇妙な冒険』に登場する能力。ここでは主に概念を記載する。

生命エネルギーを元とする能力で、発現するとその能力者の傍に(ビジョン)として現れる。
その像は一体一体が形が異なり、人と殆ど変わらないものから亜人型、動物、機械等、千差万別である。

その像は本体が念じればその手足、または像の持つ物理法則を越えた超能力によって能力者を守ったり敵を攻撃したりする。

そのため、そこから『守護霊』と言われることもあるが、
時と場合、能力によっては周囲はおろか能力者自身にも命に関わる危害を及ぼすので『悪霊』と言われることもある。

スタンド能力者である登場人物(メタ的な意味では読者にも)には自分や他者のスタンドが見え、
スタンドの素養がまるっきり無い人間には(一部例外を除いて)スタンドは見えない。そのため一般の人間には何もないのに奇怪な現象が起きているように見える。
通常スタンドはスタンドにしか干渉されず、スタンドは人体や物質をすり抜けて行動できる。そのためスタンドはスタンドでしか倒せないのが定石。
一方スタンドからは意思次第で物に触ることが可能。スタンド側から物に触れた場合は、場合によっては物質からの影響を受けることもある*1
この辺りはかなり曖昧である。「魔術師の赤」の炎が普通の水で消火出来る一方「ラット」の針が空気抵抗を無視した弾道を取るなど。
しかしこれらについては、スタンドを操る本人が無意識下ででも認識しているイメージという形で説明できなくもない。

原則、スタンドが負ったダメージは本体のスタンド能力者にも反映される。ただしこのフィードバックの有無や程度には個体差がある。
「スタンドの頭が敵スタンドに吸い込まれたことでスタンド能力者が息が出来なくなって昏倒し再起不能」などの展開を見るに、痛みだけでなく感覚もリンクしているらしい。
本体のダメージがスタンド像に反映されることは少ないが、四肢の喪失などの重傷はそのままスタンドにも現れたり、記憶を失うとスタンド能力の一部も併せて封印されたりする。
また、「幽波紋」とも呼ばれるようにスタンドは波紋を伝達する事ができ、歴代で唯一波紋とスタンド両方を体得しているジョセフはスタンドに波紋を纏わせた戦法を披露しているほか、
ジョセフがそれを利用して波紋の罠を仕掛けた事に気付いたDIOがわざわざスタンドによる攻撃を中断した事から、スタンド越しに相手に波紋を流す事も可能なようだ。*2

「スタンドの攻撃に対抗するには(基本的に)スタンドを用いるしかない」「スタンドを倒せばスタンド能力者も重大なダメージを負う(例外もあるが)」という点から、
『スタンド能力者しかスタンド能力者を倒せない』ということが、シリーズを通して敵味方双方の共通認識になっている*3

名前の由来は第3部では『傍に立つ (stand by me)』、第7部では『立ち向かう (stand up to)』の意味。

その名前に関しては同じ発想に至れるのか、どこかから仕入れて来たのか、
物語開始時点で命名者やその関係者と全く縁のないはずの人間(代表格が『パッショーネ』)も同じくずっと前からその呼称をこの能力に使っている。

この呼称の点に関しては、上記のメタ的な視点に通じるが、「スタンド」に当たる各種超能力を指す言葉が別個に存在し、多様に使用されてはいるが、
作者が我々読者のための共通言語として「スタンド(能力)」と統一して翻訳してくれていると解釈することもできるだろう。
漫画やアニメ作品において、外国人や宇宙人といったキャラクターであっても特段の理由なく日本語でコミュニケーションを取るのと同じようなことである。)
なお、実写ドラマ版『岸辺露伴は動かない』では、『ジョジョ』未読の視聴者に対する配慮もあってか「スタンド」の言葉は登場せず*4
露伴の「スタンド」である「ヘブンズ・ドアー」は「天から授かった能力」ということで「ギフト」と呼称され、スタンド像が登場しない他、
原作では「スタンド」の能力であったものの一部は「妖怪」や「怪異」の類であると設定が変更される等、総じて『ジョジョ』を知らなくとも問題なくドラマを楽しめる構成となっている。


この能力を扱うことが出来る者を、「スタンド使い」、または「スタンド能力者」と呼ぶ。
またそれぞれのスタンドの持ち主を、そのスタンドの「本体」と呼ぶ。


スタンド名は第3部は主にタロットカードの大アルカナ関係(最初は名前にがついていたが途中でなくなった)とエジプト神話のの名前、
第4部以降は洋楽のアーティスト名、バンド名、楽曲名、アルバム名から取られている。
他、第3部には一体だけ楽器名から、第7部では邦楽から取られているものもあるので、法則性は特に無い。
劇中では基本的に「本体」が名前を付けていると思われる。一部知人に付けてもらう、勝手に名付ける、スタンドが自分で名乗るといった例もある。
ちなみに、洋楽関係から取られたスタンド名に関しては、翻訳版やアニメの英語等の字幕といった海外向けのものでは商標上の問題等からか名前が変更されることが多く、
第5部の『スティッキィ・フィンガーズ』(『Zipper Man』に変更)等、一部スタンドに関してはもっと他になにかなかったのかと問いたくなるような名前に変更されている。

このスタンド能力は誰でも得られるという訳ではなく、獲得には素質が必要である。
この素質は遺伝するので、作中ではスタンド使いの血縁者がスタンド能力を得ている・覚醒した例も多々ある。
これは単にスタンド使いの親からスタンド使いの子が生まれるだけではなく、ある者が後天的にスタンド能力を得るとその血縁者にまでスタンド能力が突如発現するなど、超常的な縁である。
なお、素質は遺伝するが発現する能力が血縁者の間で類似するかはケースバイケース。
素質を持っていてもすぐにスタンド能力を得るとは限らず、何らかの精神を大きく揺さぶる体験を経て能力に目覚める例もある。
また「スタンドの矢」や「聖人の遺体」、「悪魔の手のひら」など、素質を引き出すアイテムや場所に「選ばれた」者は能力を得ることができる。
ただし、逆に素質の無い者は「選ばれ」なかった時点で死亡してしまう。*5

しかし、虹村形兆は『凶悪な犯罪者ほどスタンド能力が目覚める可能性が高い』という発言をしており、その素質は先天的なものだけとは限らないことがうかがえる。
犯罪者の発現率が高い理由は不明だが、『天国』に行くための手段の一つに罪人の魂が必要だったことから、それに関連している可能性もある。

第3部はスタンド能力の発現経緯は『強いスタンド能力を得た者の血縁的な影響』か『生まれついて』が明らかになっていたが、
後に後天的にスタンド能力を発現するアイテム『弓と矢』『聖人の遺体』や別人に能力を移植できるスタンド『ホワイトスネイク』、
スタンド能力を発現させる『悪魔の手のひら』や『壁の目』等が次々に明らかになっている。

人間以外の動物も持つことができ、作中ではオランウータンハヤブサドブネズミ
果てはプランクトンまで、スタンド能力を持った動物が登場している。
彼等は共通して知能は高く、人語を介し、話すものもいる。また、一部のものは身体的特徴の部分的な変化が確認された場合もある。

基本的にスタンドは『闘争心』や『自分や誰かの身を守る』という意志で操るため、
性格が穏やか過ぎる人間は、スタンド能力の素質があり覚醒したとしても能力が害になって、高熱・衰弱を引き起こし最終的に死んでしまう。
(上述の犯罪者の発現率が高い理由はこのことが関係しているのかもしれない)
作中では元凶=発現の原因となった血縁者 を取り除くことで健康体に戻っている*6
また戦う意志でなくても、匹敵する強い意志があれば戦いに向かない人間でもスタンド能力を扱うことが出来るようである。*7

スタンド使いとスタンド使いは引かれ合うという性質もあり、それがどのようなきっかけであれ、どんな間柄であれ、いずれスタンド使い同士は出会うらしい。
特定の範囲内でスタンド使いの密度が濃かったり、同じ組織・建物内にいるなどの共通点があれば、その確率はさらに上昇する。
また、自覚する前より後の方がその遭遇率は高いようだ(実際にジョルノはスタンドを自覚した後に次々にスタンド使いに出会っている)。


スタンドの種類は大きく分けて、
以上の3つが存在する。

使い手が死亡しても消滅しないタイプや使い手すら制御できない(ひどい場合は自身を殺しかねない)タイプも存在する。


以下はおおざっぱな判定チャートである(例外あり)
①スタンド像を本体の意思で操作できない→ 遠隔自動操縦型
②スタンド像(注:スタンドの固有能力ではない)を本体からおおむね数m以上離れて発現できない→近距離パワー型
③①②に該当しない→遠隔操作型


遠隔自動操縦型に該当しない場合は、スタンドは本体の意思によって操作可能である。スタンドを操作する際はどこぞのガンダムのように本体が動かしたい動作を実際の体の動きで表す必要はなく、心の中で思うままに操作が可能である…はずだが、5部あたりから本体とスタンドが動きを同調させているかのような描写がチラホラ出てくるようになった*8
しかしスタンドは(パラメーターにもよるが)人間よりも素早い動きが可能なことも多いため、これは実際のスタンド操作に必要な動きではなく本体の闘志が絵的な表現として表れているだけと受け止めるべきであろう。



能力の発動に条件が必要なものもいる。
傾向として割とみられるのが、「相手に何らかのルールを提示し、それを違反した場合に発動する」というもの。
この場合、相手はルールを違反してしまったという後ろめたさに付け入る形となっており、基本的に防御不可
倒すには、ルールの範囲内で相手を打ち負かす以外にない。

「特定の能力を持った生物を生み出す」という能力などもある。
ゴールド・エクスペリエンスが代表的だが、パープル・ヘイズグリーン・デイなども自然界にはいないであろう生物を生成している点では同じ。一応ベイビィ・フェイスもこれに当たる。
これらの生物はスタンドによって生み出されたが生物的・物質的な側面を有しており、実体がある関係上、スタンド使いでない者にも見ることができる。
また、生物である以上、本体であっても完全には制御できないタイプもおり、例えばゴールド・エクスペリエンスで生み出した生物の行動は本体であるジョルノも大まかにしかコントロールできないし、
ベイビィ・フェイスの本体であるメローネも、スタンド(が生み出した生物)が実質暴走状態に陥ってしまったことが遠因となって敗北している。


スタンドのステータスは単行本で「破壊力」「スピード」「射程距離」「持続力」「精密動作性」「成長性」の6系統についてA(超スゴイ)~E(超ニガテ)*9まで評価されたものが掲載されている。
スタンド能力チャート(ジョジョの奇妙な冒険)
読者間でのスタンドの強弱議論はこのステータスが元になることも多い。
だが、ハッキリ言って作中の表現と矛盾しているところも多いため、スタンドの強弱を語る上ではあまり当てにはならない
例を挙げると……

  • 破壊力Cのゴールド・エクスペリエンスが自動車を破壊できるのに、破壊力Aのストーン・フリーが鉄格子を壊せない。同じ破壊力Aでもスタープラチナは鉄格子をひん曲げていた。
    • この辺は経験の差や成長の影響と思われる。
      • ジョルノはチョコラータ戦では自分のスタンドを「近距離パワー型」と、Cにしては過大評価にも程がある自己評価を下していたことから、Bくらいには成長していてもおかしくはない。
        なにより本人が「ギャング・スター」に憧れていることから、「立派なギャング・スターになる」と意気込んで体を鍛えていた可能性は否定できない。
      • 承太郎は言わずもがな、そのガタイの良さなどもあって本体も腕っぷしが強く、子供の姿で大人の男を叩きのめしたことも。
      • 一方徐倫は、回想シーンだけ見てもそれほど不良だったという訳でもないため、殴り合いの喧嘩をするほど荒れた生活は送っていなかったものと思われる。
  • クリーム」や「ザ・ハンド」の防御無視系スタンドの破壊力が「B」と低すぎる。
    • これらは「スタンド像単体の破壊力で能力は加味されていない」という考察はあるが…
  • 射程距離が「何の射程」を表しているのか不明。
    • ザ・ワールドは射程距離Cだが、能力の時間停止の射程は 全宇宙が対象 であり、Cでは到底収まらない。これはスタンド像の射程と思われる。
    • 一方キッスの射程距離はAだが、キッス自体は完全な近距離パワー型であり、スタンド像の射程距離はザ・ワールド以下。こちらは能力の射程なのだろう。
    • エコーズACT3パープル・ヘイズは同じ射程5mだがパープル・ヘイズの方が評価では上(アニメ版ではパープル・ヘイズに合わせる形で修正)

「物語を通してスタンドも成長する」という描写もあるので、このパラメーターで固定というわけではないのだろう。
ホワイトスネイクとか登場(紹介)が早すぎたせいでほとんどのステータスが不明状態だし。
精神エネルギーによって発現すると言われている通り、本体の精神状態によって設定されているステータス以上の能力を発揮している場面もあるため、
あくまでおおよそのスペックであり、状況・成長次第ではそれ以上の能力を発揮できると考えるべきだろう。
例えば、「バーニング・ダウン・ザ・ハウス」は成長性なしのスタンドであるが、
初期設定では「拳銃には殺傷能力は無いため脅しにしかならない」と説明されていたが、物語後半では実体があって殺傷能力及び物理的な破壊力が備わっている。


スタンド能力は持ち主の精神と深い関わりがあり、本体の性格を反映していたり、本体の願望を叶えるような能力を持っていたりする。
例えば、ジョルノはグリーン・ディの引き起こした地獄を見て「心のブレーキが無いからここまで凶悪化した」と分析しており、実際にその推察は当たっていた。

また、明言こそされていないが、一部のスタンドはある程度の自立行動も可能なようで、
  • 第3部冒頭、承太郎がスタープラチナを使って、常人の眼では暗闇にしか見えない背景を分析し、捕捉したハエをスケッチさせるというシーンがあるが、
    本体の承太郎もスケッチを見るまで「何を捕捉したか」は分かっておらず、スタープラチナ自身が捕捉したものを見たままにスケッチさせている。
  • 明らかに人間の感覚では捌ききれないであろう、飛び散るガラスの破片やら拳での高速ラッシュ攻撃やらをスタンドを使って防御。
  • 人型でも、ましてや生物や機械ですらないホワイトアルバムに「一時冷却を解除しろ」と命令。
  • エコーズACT3やスパイスガールに至っては普通に喋る。
  • というかほとんどのスタンド使い達は叫んでスタンドに命令している。*10
この他、発現したばかりのスタンドが、危機に陥っている本体を独自に守ろうとしたり、自身の能力や使い方を本体に教えるようにふるまったりする場面もしばしば見受けられる。
スーツタイプ含むほぼ全てのスタンドにもれっきとした意思があり、必要性がないからラッシュくらいしか喋っていない・自分で勝手に行動していないだけ、という可能性がある*11
ただし基本的に出し入れは本体の意思でないと出来ない様子。

実際にスタンドの自我だけで自立行動する「一人歩き」型のスタンドも存在し*12
他にも特定の場所で起こる「自然現象」や「呪い」のような、本体も自我もないスタンドも確認されている。それが最早スタンドと言えるのかは謎だが、まぁ上に書いたように「漫画表現の都合でスタンドと表記しているだけ」の可能性もあるが。
またパープル・ヘイズも自我を持つことと能力の凶悪性から、「本体死亡後に一人歩きするのではないか?」と推測されたこともあるなど、一部のスタンドは自我だけで行動できるのは間違いないだろう。





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最終更新:2024年02月15日 00:09

*1 走行する車に立ちはだかって撥ね飛ばされるなど。

*2 一見不可解にも見えるが、波紋法はあくまでも特殊な呼吸によって血中に発生させた「太陽の光と同じ波長の波(=振動)」を対象に伝える事で起こる現象であり、その振動がダメージなどと同じようにスタンドから本体へフィードバックされれば直に波紋を流した場合と同じ現象が起こりうる……といった理屈と思われる。そうであれば、逆にフィードバックの無いタイプのスタンドには効果が無いかもしれない。

*3 6部や7部では舞台がアメリカということもあって警官や看守、敵に雇われた殺し屋などが銃で武装していることもあって非能力者が脅威となるシーンもあった

*4 原作漫画・小説では普通に登場する。

*5 しかし4部の序盤に形兆によって矢に貫かれた広瀬康一が、仗助の「クレイジー・ダイヤモンド」で治療された後、スタンド「エコーズ」を発現する現象が起きた。そのため、一部ファンでは「単純に死ななければ能力を身に付けるのではないか」という考察がなされている。

*6 具体例が空条ホリィしかないため、解決が能力の喪失、制御どちらによるものか等不明点が多い

*7 トニオの場合は「人々を自身の能力で健康にしたい」など。

*8 本体のパンチや手刀に合わせてスタンドもパンチや手刀を繰り出す、等

*9 成長性の場合は「完成」「成長の余地なし」

*10 一方で、毎回いちいち言葉に出して命令しているわけでもないので、単に目的や意志を口に出して気合いを入れているだけという可能性や、その時何をしたか分かりやすく演出するための漫画的表現の一環に過ぎない可能性も十分あるが。

*11 事実、支配下に置けていなかったり、能力の把握が出来ていない本体にスタンドが解説してくれている。パープル・ヘイズは明確な自我があることも明らかになっている。

*12 スーパーフライといった(仮の)本体を必要とするものや、ノトーリアス・B・I・Gのように本体が死亡(本体不在)してから活動したものなど、「本体」自体が必要なのかはスタンドそれぞれ