リンゴォ・ロードアゲイン

登録日:2009/06/17 Wed 12:39:56
更新日:2024/04/10 Wed 18:45:05
所要時間:約 3 分で読めます




改めて・・・よろしくお願い申し上げます




CV:安元洋貴オールスターバトル、アイズオブヘブン)

概要

本レースには参加しておらず、大統領の刺客としてジョニィジャイロホットパンツと相対した。

髑髏を象った顎髭に短髪、開拓者の格好をしたダンディズム溢れるナイスミドル。
武装として腰にコルトを携えている。


人物

『刺客』という言葉にはあまり似つかわしくない物静かな性格の持ち主だが、独自の信念をもって『決闘』を行っており、
公正な闘いとなるよう、相手とは一対一の状況を作り、自分の名前やスタンド能力などを明かした上で決闘に挑む、漢らしい人物。
ガンマンとしての実力も折り紙つきで、作中でのジョニィとホット・パンツとの対決では、「相手に先に攻撃させている」にも関わらず圧勝している。


本レースでは大統領に協力しているものの、主な目的は自身の修業であり、前述の『公正な闘い』に拘るのも、その修業が要因。

彼は、世間が甘ったれた方向へ向かう事を極度に嫌い、『正当なる防衛』だけしか行使出来ない人間を『対応者』として蔑み、
目的のためであれば時に『人間性さえも切り離せる』人間を『漆黒の意志が瞳に有る人間』として敬意を払い、『光輝く道』を歩む者、『男の世界』にいる人間を探している。

彼の修業とは『公正な闘い』を繰り返して『男の世界』を生きる自分を更に磨き上げることであるが、同時に、
もし自分を負かす者が現れても、それは相手が自分と同じ『男の世界』に足を踏み入れた、もしくは既に『男の世界』にいたことを意味し、
相手を殺しても殺されても、彼の目的は果たされることになる。
それゆえか、決闘の後には必ず相手に感謝の言葉を投げかける。たとえ自分が生き残っていても、相手に致命傷を与えられても。

リンゴォがこの考えを持つに至ったのは、かつて臆病で皮膚が弱く、原因不明の出血もあって身体が弱かった少年時代、兵士に家に強盗に入られた事件が原因。
兵士はリンゴォの母親と二人の姉を殺害した上、目を覚ましたリンゴォに欲情し、彼を強姦しようとした。
リンゴォは身を守るために兵士の銃を掠め取り、咳き込んで鼻血を流しながらも兵士を殺害。
その時、リンゴォは自分が進むべき『光輝く道』を見出した。同時に、彼の心に巣食っていた不安や原因不明の出血なども治まった。
リンゴォはこの経験から、『公正な闘い』は人間を成長させると信じ、『男の世界』に生きることを決めた。

補足しておくと、リンゴォは『公正な闘い』をもって相手の命を奪うことを是としているだけであり、人殺しそのものを是としているわけではない。
そのため、リンゴォは『公正な闘い』を行うにふさわしい、上述の『漆黒の意思』を持つ人間とだけ戦うことを目的としており、
彼がその資格なしと考えた者は殺さず見逃そうとする他、決闘によって殺した相手の遺体は野晒しにすることなく、きちんと埋葬している。


スタンド:マンダム


君はオレが攻撃したらそれに『対応』しようとしている

それが心体にこびりついている

『才能』ではすぐれたものがあるのかもしれないが
こびりついた『正統なる防衛』ではオレを殺す事は決して出来ない

受け身の『対応者』はここでは必要なし

破壊力-なし
スピード-A
射程距離-なし
持続力-E
精密動作性-なし
成長性-C

背中に取り付くような形状のタコのようなスタンド。

自分の右腕に着けている腕時計のツマミを回して秒針を6秒戻すことで、現実の時間もきっかり6秒だけ戻すことが出来る。
時間が戻っても戻す前に起こったことの記憶は(リンゴォだけでなくその他の人間も)残るため、相手の攻撃を(結果的に)先読みして回避することが可能。
その他、時間が戻された自覚がなく、記憶上では「やった」つもりのことがやれていない相手の動揺と困惑を誘うなどの妨害行動も出来る。
なお、能力の発動後は6秒経過するまで再発動はできないため、6秒以上過去に戻ることは不可能。また1〜5秒まで戻すといった器用な真似もできない。

効果範囲はそれなりに広く、ジャイロ・ジョニィを始め、作中では四人のレース参加者を自分がいる農園で彷徨わせ、
自分との決闘に応じなければ永遠にこの農園を歩き続けることになると脅し、決闘するように促した。

なお、腕時計のツマミを操作する行為は実のところリンゴォがスタンド能力を使う精神的なスイッチにしか過ぎないそうで、やろうと思えば腕時計がなくともスタンド能力を発現させられると思われる。
だが戦闘中に片腕が切断された際にはわざわざツマミを銃で撃って時間を撒き戻している為、リンゴォが能力を使用する際の条件として己に課している可能性がある。

また、ジョジョシリーズに登場する敵キャラでは、ラスボス以外で時間に関係するスタンド能力を持った唯一のキャラクターである。

スタンド名の元ネタはアメリカのカントリー歌手ジェリー・ウォレスの「Mandom-Lovers Of The World(邦題:マンダム~男の世界)」。
日本では同名の男性化粧品のCMでも使われており、「う~ん、マンダム」というフレーズには聞き覚えがある人も多いだろう。


本編における活躍

♯33『男の世界 その①』から登場。

スタンド能力で自身がいる農園内から出られなくしたガウチョを、同じく農園に足を踏み入れてしまったジョニィ達の前で決闘によって殺害。
『自分を倒さなければここを出られない』とリンゴォがガウチョに言うのを聞いたジョニィ・ジャイロ・ホットパンツの三名と対峙する。

リンゴォは名前・スタンド能力・目的をジョニィ達に明かした上で、自分を倒さなければ農園から出られないことを改めて告げ、
決闘を受けたジョニィおよび決闘の隙を突いて不意打ちしてきたホットパンツを撃退する。
この時、ジョニィの持ち物から「遺体」が隠された座標を掴み、大統領へ伝書鳩を飛ばした。

ジャイロに対しては自身が蔑む『対応者』に過ぎないと判断を下し、見逃してやるから農園から出て行くようにと通告するが、
ジャイロは未だ生きているジョニィを助けるために行動し、自分の中の父親像との対話で目的を再認識。
決意を固めたことで精神的に大きく成長したジャイロは策略でリンゴォとの一騎討ちに持ち込み、すんでの差でリンゴォは敗北する。

トドメを刺そうとしないジャイロを𠮟咤するリンゴォ。
彼はジャイロに自身の信念を伝えた後、強引に戦闘を再開し、ジャイロの反撃によって死亡した。


ようこそ…

『男の世界』へ…


独自の美学に殉じた彼の生き様は、死に際の台詞と共に読者に強い印象を残した。




ようこそ…「追記・修正の世界」へ…

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最終更新:2024年04月10日 18:45