敵(ドラッグオンドラグーン)

登録日:2012/07/20(金) 17:54:34
更新日:2024/04/15 Mon 03:34:15
所要時間:約 6 分で読めます




『敵』とは、ドラッグオンドラグーンに登場する文字通り敵のことである



以下、ネタバレ注意











D、Eルートの終盤、マナの死を皮切りに、天空から無数に出現した異形の存在。

ドラゴンに匹敵するほどの巨体であり、帝都の上空を埋め尽くした。

非常に高い戦闘能力を持ち、背中から翼のような光を放ちながら宙を舞い、口からは光弾を放つ。

また、口の中の歯はドラゴンの皮膚すら噛みちぎる程の威力がある。


――――が、彼らの最大の特徴はそんなことではない。

最大の特徴、それは



とてもキモい



非常にキモい




尋常ではないほどにキモい


大事なことなので(ry


能力は上記の説明通りなのだが、彼らの姿は


見たまんま赤ん坊

なのである。


想像してほしい。


宙を埋め尽くす、
巨大な、
光弾を放ち、
歯が生え揃っている、

赤ん坊達の姿を。


……もはや不気味を通り越して生理的な嫌悪感すら催すほどの光景である。


さすがのアニヲタ達にも彼らにときめくことができる猛者はいないだろう。


レオナール曰く、「忌まわしき臭い」をしているらしい。

……いくらオナ兄さんでも守備範囲外だったか。



ちなみに何故『敵』のデザインがこんなことになったか、その理由を要約すると、

「一番怖い敵ってどんな見た目なんだろ?」


「でっかい赤ん坊ってなんか怖くね?」


スタッフェ……orz



  • 『母体』

『敵』のなかでも一際巨大な存在。

他の個体とは異なり、乳房を持った成人、つまり女性の姿をしている。


喜べ貴様らの大好きなおっぱいだ。


――しかし、彫像のような飾り気のない灰色で構成されており、大きさも相まって、『敵』以上に不気味な存在と化している。


ヴェルドレやレッドドラゴンが言うことには、『母体』は『おおいなる時間』を歪める能力を持っているらしい。



――ストーリー的にもゲーム的にも、カイムが挑む最期の敵として立ちはだかる。





  • 『おおいなる時間』とは――?

『母体』の説明で書いた『おおいなる時間』。


未プレイの人はもちろん、プレイ済みの人でさえ「……何この単語、聞いた覚えがないんだけど」と言うかもしれない。


それもそのはず、この言葉、劇中ではほとんど出てこない

にもかかわらず、超重要な用語である。


『おおいなる時間』とは、時間、空間、次元という世界を運行させている3つのことを表す概念のこと。

つまり、

『母体』の『おおいなる時間』を歪める能力世界を滅ぼす能力

である。


DODの世界では封印によって、まるで箱庭のように安定していた。


帝国軍の侵略の理由、最終目的はこれであり、封印の破壊は手段に過ぎない。



また、『おおいなる時間』のうち時間と空間はそれぞれの世界に個別に存在しているが、次元は平行して存在する別の世界も共有している。


そのため、『おおいなる時間』が歪めば同じ次元にある別世界にも影響を及ぼす


この設定が、物語の最終局面で大きく関わってくる。


ぶっちゃけ、意味を知っているかいないかで物語を見る目が大きく変わるレベルの用語。


……なのだが、ゲーム中ではほとんど説明されない


スタッフェ……orz

要するに、こいつが動くとパラレルワールドが破壊されるということである。おのれ(ry



  • 劇中での『敵』

上に書いたように、神の使いであるマナの死の直後、上空より無数に出現。


その戦闘能力と尋常ではない数、――そして『母体』の『おおいなる時間』を歪める能力によって、人類と世界を滅ぼそうとする。


カイム達はそれを阻むため、『敵』に挑んでいくのだが……



「ごちそう、いっぱい」

「……希望の最期は死にあらず!」



……次々に倒れる仲間達。

残されたのは、カイムとレッドドラゴン、そしてセエレ。


『母体』と『敵』を止めるために、カイムが選んだ選択は――――



以下、エンディングのネタバレ注意










【Dルート】
『時』を歪める『母体』に対抗できるのは、契約によって「時間」を失ったセエレしかいなかった。


カイムとレッドドラゴンは、セエレを『母体』の元に送るため、奮戦する。


無数の攻撃を潜り抜け、セエレを『母体』へたどり着かせた直後。


『敵』の牙がカイムとレッドドラゴンを襲う。


飛び散るドラゴンの血、主を失い落下する剣。


――直後、セエレの力によって、周囲もろとも『敵』や『母体』の「時間」が封じられる。



全てが終わった時、そこには、時を停められた黒い山だけが残っていた。









【Eルート】

カイムとレッドドラゴンは『母体』への突撃を決意する。

セエレの悲痛な叫びを残して、『母体』目掛けて彼らは飛び立つ。


ドラゴンと『母体』が光に包まれ、消える。



そして――――











「 新 宿 」



佇む摩天楼。

その上空に現れた「円」から『母体』が出現、大地に降り立つ。


それを追うかのように「円」の向こうから放たれた火炎が都市ごと『母体』を襲い、直後、カイムを乗せたレッドドラゴンが現れた。


「ここは……神の国なのか?」



――息をつく暇もなく、『母体』は滅びの『歌』を歌い始めた。


カイムとレッドドラゴンは最後の戦いに挑む!!





『母』は歌い始めた……


陰と陽、正と邪…



摂理を見出し母天使の声の波紋を押さえつけろ!



――上での説明の通り、『おおいなる時間』のうち、次元は別世界と共有されている。



故に、『母体』によって『おおいなる時間』が歪められたことにより、カイムたちの世界と次元を共有し、(巻き込まれて)ともに崩壊しようとしていた別世界――現実世界の新宿――が決戦の舞台となった。



ぶつかりあう『母体』とレッドドラゴンの『歌』。



常軌を逸した戦いの末、ついに『母体』は灰になって滅びる。


「やったぞ!ついに……」




直後―――――――







ドラッグオンドラグーン2
ゲーム本編では直接戦うことはないが、Bエンディングで神の打倒を目指すノウェ達の前に神の尖兵として登場する。



Nierにおいて】

直接は登場しないが、物語の重要な用語である「白塩化症候群」に深く関係している。



以下、Nierについてのネタバレ注意













この母体を倒さなければ、カイム達の世界どころか、他の世界にも影響が出るのだが…

後に新宿で発生し、世界に蔓延する白塩化症候群の原因は「本当に、本当にありがとうございましたされたアンヘルが撒き散らした魔素」。

母体はアンヘルとの交戦後に崩壊したが、どういうわけか質量が観測されず、地上への被害は軽く済んだ。

魔素を吸い込んだ者は、異世界の神の呪いにより「世界を無に帰せ」という命令を受ける。
これを受け入れた者は凶暴性と残虐性が肥大し、白塩化症候群に感染していない人間を襲うようになる。最終的には人の姿ではなくなる。
逆に命令に背いた者は、白塩化して死亡する。



――この呪いがもたらした悲劇の結末は、Nierの物語で知ることが出来る。

が、ある意味それ以上の悲劇がDOD3 ストーリーサイドという小説で語られた。
それは、「おおいなる時間なんてものはなかった」ということ。正気か、スタッフ。というか横尾氏。
初代教祖様曰く、かつて森の国や教会都市で発生した正体不明の現象を、なんやかんやで何となく封じることに成功した偉業を大々的に宣伝したい天使の教会がでっち上げたらしい。
合わせて女神の封印も、たまたま偶然よく分からないけど生まれた方法をそれっぽくでっち上げたもの。一応開発者の初代教祖様すらよく分かってない。
正体不明の現象を正体不明の方法で正体不明のまま封印しているので、正直解除されたらどうなるか把握しているかすら怪しい。
結果、こんなよく分からないもののために数多の人間の人生が台無しにされたことになる上、Dエンド後に世界が助かったかも胡乱になってしまっている。




「wikiはどうなってしまうのだ?誰か!誰か追記・修正してくれっ!」


「もはや冥殿の管理を越えたwiki。どうなっているのかアニヲタにもわからぬ」



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最終更新:2024年04月15日 03:34