オリビエ・レンハイム

登録日:2011/05/15(日) 02:18:13
更新日:2022/10/03 Mon 11:36:15
所要時間:約 3 分で読めます




『英雄伝説 軌跡シリーズ』の登場人物。


年齢:25歳(FC/SC)→26歳(3rd)→27歳(碧・閃)→29歳(閃Ⅳ)
CV:子安武人


空の軌跡FC第1章から登場。
リベール王国の隣に位置するエレボニア帝国から仕事半分、道楽半分で訪れたと名乗る青年。
その二国の国境に位置するハーケン門にて偶然エステル達と知り合うこととなり、以降は節々で共に行動する。
リュートの弾き語りをしながら旅をしている自由人。(自称)愛と美の探求者。

軽妙かつ飄々とした態度に肩までかかる金髪と端正な顔立ちをしたイケメンだが、変態

女の子達を(時には男も)子猫ちゃんと呼んだり、美少年であるヨシュアに顔を赤らめてつきまとったり、無銭飲食をして牢屋にブチ込まれたりしている。

後述の立場や本来の目的を考えていないようなそれらの行動に対しては、
親友のミュラーに引きずられていったり、シェラザードと飲んで酔い潰されてしまったり、と制裁が加わることもある。


●戦闘における性能
武器は導力銃。
射程が長く相手に近寄ること無く攻撃出来るので自爆する敵に対して有効となる。

クラフトはHP回復やアーツ駆動解除など扱いやすいものが多い。

オーブメントには『幻』属性の固定スロットを一つ持つだけで、且つラインが一本線なのでアーツの組みやすさが作中トップレベル。強力なアーツを組みやすく、支援から攻撃までこなせる。

上記の特徴に併せて、HP・STR・DEFが低く、EPとATSが高い典型的な後衛タイプの能力をしている。





以下ネタバレ









本名はオリヴァルト・ライゼ・アルノール。通称《放蕩皇子
エレボニア帝国の皇子である。普段名乗っていたレンハイムは母方の姓。
庶子であるために皇位継承権からは遠いらしく、それまでは知名度もほとんど無かったので、
親友のミュラーの姓が皇族の守護を代々務めるヴァンダールである事から察したヨシュア以外は誰も気づいていなかった。




●SC終盤
エレボニア帝国の皇子としてエステル達の前に姿を現し、ほぼ全員を驚愕させた。
この時は髪を後ろで束ねたビジュアルに変化している。

進軍していたエレボニア軍隊を撤退させ、《輝く環》に同行するための茶番を演じた。


SC中盤でパーティーを離脱してからは『身喰らう蛇』と通じていた自国の《鉄血宰相》ギリアス・オズボーンの企みを阻止すべく、カシウスと共に暗躍していた様子。


正体を隠して遊んでいた……だけではなかったらしい。



●3rd
ビジュアルが皇子姿の時のように変化。
エレボニアの現状を打破するため、そして打倒鉄血宰相のために精力的に頑張っているらしい。


シリーズ通してのシェラ姉とのやりとりや、ライバルであるブルブランや相棒であるミュラーとの会話はなかなか面白い。

本作でも仲間になるが、同じくラインが一本線の上にスロットの制限が無いレンも仲間になるので、アーツ使いとしての活躍の場は減少してしまった。
とはいえ通常攻撃のリーチは相変わらず長いので差別化はされている。

この時エンディングでシェラザードに向けて意味深な言葉を伝えていた。

碧の軌跡
皇帝の名代として、オズボーン宰相と共にクロスベルで開かれる西ゼムリア通商会議に帝国代表として参加。

……の前に、旅の天才音楽家オリビエ・レンハイムとしてクロスベル観光を満喫。担当のSP…もといマネージャーのミュラーからの捜索依頼という形で支援要請にも登場する。
みっしぃショーに乱入するなど相変わらずのフリーダムっぷりを発揮。ミュラーさんとの漫才もやっぱり健在だった。

会議に先立ち、オリヴァルト皇子としてクローディア姫らと共に支援課の面々と会談。帝国皇子として、そしてエステル・ヨシュアの友人として、会議の裏の“何か”に警戒するよう支援課に警告した。

ちなみに本国では(名目だけだが)士官学校の理事を務めているらしい。今後の展開の伏線ではないかと予想されたりされなかったり。




と思っていましたらやっぱり伏線でした。
主人公達が通う「トールズ士官学院」の理事長として登場。身分を問わず構成された「特科クラスⅦ組」の発起人でもあるそうだ。

今作は帝国編なので真面目に働いている彼の姿を見ることができ、新聞とかでもちょいちょい彼の名前が登場してる。皇族で風流人でお茶目な性格が功をなして国民からの人気は高い。

なお今作までは皇位継承権から遠いと設定されていたが、今作からは皇位継承権を放棄していると改められている。ゲーム内で何かあったのか、それとも単なる表現の違いなのかは不明。

流石に自国民の前では自重しているのか変態成分は少なめ。でもミュラーとの夫婦漫才は健在なのでご心配なく。

今作ではオズボーン宰相に対抗するため、そして「革新派」と「貴族派」の全面対決を防ぐため「第三の風」となるべく精力的に活動する。真面目に働いてるオリビエが見れるぞ!

極めつけはZCFと皇帝からの援助も有り完成した、アルセイユⅡ番艦《カレイジャス》の存在であろう。帝国最強の剣士として名高いヴィクター・S・アルゼイド子爵を艦長とし、「革新派」でも「貴族派」でもない「皇族の船」として帝国内の動乱を鎮める役割と、そしてオズボーン宰相の野望を打ち砕くため奔走する。



帝国の内戦が始まり、リィンを逃した後決死の覚悟で《蒼の騎神》オルディーネに立ち向かおうとするⅦ組の面々の前に援軍として現れた以降、カレイジャス及びその搭乗員と共に行方不明となっている。

「貴族連合」からしたら出来れば協力を、それが叶わぬならばせめて他の皇族方と同じく「保護」するべく探しているみたいだが見つからなかったようだ。

リィンが「貴族連合」に監禁された時とほぼ同時期に他の面々と合流を果たしたようで、「カレイジャス」を使って颯爽と助けに参上する。

その後はリィン達士官学院生に「カレイジャス」の運用を任せ、自身は激戦区である帝国西部に向かい「第三の風」として難民などの保護を行った。

終章ではブルブラン&デュバリィに苦戦するⅦ組の前にトヴァルと共に援軍として現れ、息のあったアーツ攻撃の連打で執行者級の相手の相手を見事引き受けた。

帝国編における重要人物の彼。もう少し帝国編は続くようなので活躍に期待したい。


また帝国編では彼の家族である皇族一家も登場する。
腹違いの弟・妹であるセドリック皇太子にアルフィン皇女。父親のユーゲント三世に義母のプリシラ皇妃も登場する。
社長曰く、セドリックとアルフィンは兄のオリビエを尊敬しており、プリシラ皇妃はその様子を微笑ましく思っている。皇帝はオリビエがオズボーンを敵視していることを理解していながらも、彼の力を見込んでいる、と言った具合に家族仲は良好の模様。



エレボニア帝国の属領となったクロスベルに新旧Ⅶ組が訪れた際、時を同じくして訪問に現れる。
後にⅦ組に協力する形でスポット参戦。数年ぶりに銃使いのオリビエとして活躍してくれる。

相も変わらず軽妙な態度をしているが、かなり苦しい立場に置かれており守護役のミュラーとも別行動にされてしまっている。
トールズ士官学院の完全な軍事学校化を知ったオリヴァルトは、最後の悪あがきとして第Ⅱ分校の設立を提唱。更に鉄血宰相に対抗すべく、帝国内外で培った人脈に働きかけ、自らも帝国内部での行動を開始していた。


そして、今作でついにその出生についての事情が語られた。

父ユーゲント三世が皇子としてトールズ本校に在籍していた頃、平民の才媛だった母アリエル・レンハイムと恋仲になり、彼女が退学した後に生まれた。
ユーゲント三世はアリエルを妃として迎えようとしたが固辞されてしまい、ミュラーを護衛につけるに留め、気が変わるのを待ち続けた。
しかしオリビエの祖父である先帝の病状が悪化したのを機に、四大名門に取り入ろうとした貴族がアリエルに刺客を差し向け、ミュラーによってオリビエの命は守られたが、アリエルは命を落とした。
そして正式に皇帝に即位したと同時にオリヴァルトを息子として公表し、これ以上の暴挙を起こさないように、小貴族出身の娘で小間使いであったプリシラを妃に迎えた。
当初オリヴァルトは周囲に壁を作っていたがプリシラの気立ての良さに打ち解け、ユーゲント三世を父として認め、セドリックとアルフィンが生まれた時も喜んだという。

この事情は閃の軌跡Ⅲ終盤まで明かされなかったが、大貴族なら誰でも知っていることらしい。



終盤カレイジャスでリィン達を援護しにヴィクター・トヴァルと共に駆けつける。
だが、それを見越していた黒のアルベリヒの策略にはまり、カレイジャスと共に爆散。
恋人関係に至っていたシェラザードに詫びながら、その生涯を終えた……。


































   *   *
 *   + うそです
  n ∧_∧ n
+ (ヨ(*´∀`)E)
  Y   Y  *


●閃の軌跡Ⅳ

ヴィクター、トヴァル共々命を落としたと思われていたが、爆破の実行犯である銅のゲオルグが密かに手心を加えていたことと、美のライバルとして認め合っているブルブランの救援によって、左目を失うものの、一命を取り留めていた
そして、パンタグリュエル防衛戦にて、窮地に陥ったリィンたちを救援するために表舞台に復帰。爆散したカレイジャスに代わる新たなる翼《カレイジャスⅡ》を駆ってさっそうと現れ、トヴァルやシェラザード、パトリック、ブルブラン、クロチルダ等と共にその危機を救う。
そこで、「大地の竜」とも「千の陽炎」とも異なる第3の勢力である「光まとう翼」の立ち上げを表明。リベール遊撃士協会、クロスベル特務支援課、トールズ士官学院を一つにまとめ上げ、世界大戦を回避させるための活動に身を投じていく。
さすがに片目を失っており医者から戦闘への参加を認められていないため、戦闘にはオーダー要員でしか参加できなくなっている。
















物語終盤にてついにシェラザードにプロポーズし、見事ゴールイン。
本作のエンディングでは彼とシェラザードの結婚式が描かれた。

追記修正お願いするよ、子猫ちゃんたち。

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最終更新:2022年10月03日 11:36