ロボロボ団

登録日:2011/06/03(金) 02:18:51
更新日:2023/03/09 Thu 19:53:43
所要時間:約 3 分で読めます



メダロットシリーズに登場する悪の組織。
世界征服を目論む悪の秘密結社? である。

メダロット5、メダロットG、メダロットnaviでは登場しないが、メダロットnaviでは姉妹組織である「スペースロボロボ団(略してスペロボ団)」が登場。
メダロットGでは名前だけまねた「レボレボ団」が登場する。

一般のロボロボ団員(と、彼らのメダロットたち)は話すとき語尾に「~ロボ」を付ける。
幹部以上のメンバーは普通に話すことが多い。

悪の組織の割に、ポップなBGMで登場したり、作戦内容が子供っぽいイタズラだったりとギャグ要素の強い面々。
倒すとエンカウントを回避できるロボロボメダルが貰える。


メダロット

全員が黒の全身タイツで顔だけを出し、サングラスをかけている。頭には角状の飾りがあり、戦闘員は一本、幹部は二本。自称宇宙人の手下として悪事を働く。
幹部も含めた戦闘員達は街を守る存在であるはずのセレクト隊として活動しており*1、とある事件がキッカケでそれが明るみに出る事となった。
セレクト隊として安全性を謳った「セレクトメダル」を世間にばらまき、それを操って暴走させるというなかなか手の込んだことをする。
後の作品と違って結構ガチな悪事を働いているため、初代ではあるがある意味最も異端なロボロボ団だったりする。
また、後の作品とは異なり下っ端の名称は「ロボロボだんいん」ではなく「ロボロボザコ」。

●主要メンバー
  • タイフーン(リーダー)
  • スズメ
  • レイカ
  • イナゴ


メダロット2

セレクト隊は完全にロボロボ団とは別の集団になった。
幹部のスーツは無印と同じ。戦闘員は黄緑に近い全身タイツに金魚鉢のようなヘルメットを被っている。
このスーツは高性能で、水中であろうと宇宙であろうと活動できる。
ロボロボ団としては特に何か目的があるわけではなく、スポンサーのヘベレケ博士に協力するかたちで悪事を働く。
世間にはドジで間抜けだが愛嬌のある集団と認識されている模様。
こんな奴らでもいちおうは幹部で中ボスポジションなので、戦闘BGMはボス戦仕様となり、非常にカッコよくて人気がある。
リメイクにあたる弐COREではしたっぱも黒スーツになった。
メダロットSで配信された「新装版メダロット2」では再び金魚鉢スーツに戻った。

●主要メンバー
  • サケカース(リーダー)
  • シオカラ
  • サラミ
  • スルメ

【メダロットR】

したっぱは相変わらず金魚鉢だが幹部の格好は各自バラバラ。

●主要メンバー
  • メダルゴッド(ボス)
  • シルバーバット
  • ピンクダック
  • グリーンポーク
  • レッドマッコウ
  • にせレトルト
  • にせレトルトレディ

【メダロット3】

宇宙人のテクノロジーを利用したミニミニマシーンで脱獄。
2の4人が引き続き幹部を務めるが、正直言ってかなり地味。
したっぱは序盤から頻繁に登場するが、幹部は各1回の戦闘があるだけ、しかもシオカラ以外の3人は最終話まで出番なし。

メダロット4

引き続きおなじみの4人。
セレクト隊につかまっていたが、黒幕がメダロット社の回線をハッキングして釈放させた。(2以降のセレクト隊はメダロット社の下部組織)
釈放後は各地の四天王に協力している。
したっぱは完全にギャグキャラ、あるいはゴキブリ扱いになり、もはや人間としては扱われていない。
そしてついにゴキブリ型メダロットを使用し始めた。
アニメから幹部(サケカース以外)の人間時の姿が逆輸入されている。

アニメ版

幹部はゲーム版2~4のメンツ。
幹部たちも「~ロボ」をつけて話す。
幹部、団員とも全身タイツスタイルで登場。最初は自分達を宇宙人と称して新聞やテレビに出ようとするが失敗。
というかサラミ以外の幹部は『似たような格好をしたロボロボ団とは全く関係のない集団』の可能性がある
これはアニメ版に限ったことでは無いが、ビーストマスターやゴッドエンペラーを開発したり、レアメダル、リミッター解除の研究をする辺り普段の団員連中と裏腹に技術力はかなり高い。

ただ、最終回直前にロボロボ団首領にそもそも世界征服する気が無いことが判明、「何故、世界征服を目指さないのか?」に対する首領の切り返しは正に正論。

ちなみに幹部でも時給640円で、『安すぎるだろ!』というツッコミも少なくない……が、こんなイタズラ集団に給料が出ていることに驚きである。
まぁ、戦闘員一人一人にコフィンバットを支給し、その後、後継機も支給した辺り意外と資金面は潤沢なのかもしれない。

メダロットNAVI

ロボロボ団は登場しないがスペースロボロボ団(スペロボ団)が登場。
地上のロボロボ団とは協力関係にあるらしい。
BGMも変更されたが、どこか間抜けな旋律なのは変わらず。
したっぱ、幹部ともに惑星のような形の金魚鉢を装着している。
幹部は終盤で素顔を拝むことができる。
宇宙征服を目標としているが、幹部の名前は雲からとっており、宇宙に達していないのは何かの皮肉だろうか。
主に12星座をモチーフにした機体を使用する。
NAVIのゲームシステム上、複数回戦えるのはほとんどスペロボ団だけなのでレベルや熟練度を上げていると自然と彼らのパーツが揃うだろう。

●主要メンバー
カザンバイ(首領)
ライウン
スモッグ
キリカ
セキラン
ニュウドウ

【メダロット5】

「4」で幹部たちが解散したためかメダロット5ではミニゲームに顔を出す程度。

メダロットDS

2~4のメンバーが再登場。ただし性格はかなり変わっており、今までと同じ感覚で見ると戸惑うかもしれない。
アニメ版に合わせたのか戦闘員のスーツが無印と同じく、全身タイツとなっている。
2から11年経過しているにも関わらずサラミの容姿が成長しておらず、おまけに肩書きも幼稚園幹部のままであることがネタにされるが、こう見えても15歳になっている。つまり成長していないだけでサザエさん時空の類ではない。

メダロット7

幹部は相変わらずサケカースたちが務めている。

メダロット8

メンバーが大幅に変更された。したっぱ、幹部ともに黒タイツ。
リーダーは「タイサン」。シオカラから筋肉を取り除いて贅肉を加えてオタクにしたようなキャラ。
参謀の女幹部「クレソン」が実質的にリーダーを務めている。
登場BGMは相変わらずコミカルで、世間の評判も「よく知らないけど黒スーツのいたずら集団」程度だが、ヒロインを人質にとる、かつて暴走した危険なメダルを狙うなど、割とガチな悪事を働く。でもやっぱりどこか間抜け。
軍事用メダロットの開発にも熱心で、シナリオを通してどんどん改良されていくWEA型や、巨大メダロットと何度も戦うことになる。

「とりあえず頑丈にして大型径砲をたくさんつければ強いだろう」
「でかけりゃいいってもんなんだな」
…単純な思想だと言いたくもなるが、あながち間違ってもなかったりする

なお、コンビニで雑誌を読むと「ロボロボ団元幹部のS氏、S氏、S氏、S氏にインタビュー」という記事があるが、8は過去作とのつながりが全くないため、ファンサービス的なものだろう。

【メダロット9】

リーダーは巨大なリーゼントが特徴のなんちゃってロッカー「ハタ ダイジロウ」。
加えて女幹部の「ココノエ サイカ」が暗躍している。
ちなみに、本作は過去シリーズとはパラレルな世界観になっており、ロボロボ団の存在が一般人にはあまり知られていない。
そのため主人公は彼らの悪事を目撃するまで「黒ずくめの変な格好をした連中」くらいにしか認識しておらず、さほど警戒もしていなかった。


【余談】

ロボロボ団がコミカルな悪役になった経緯について原作者のほるまりんは

「悪の組織って描くのが難しんです。原動力や目的が腑に落ちない。」
「だから「楽しいからやってる」って人たちにしました。ある意味一番恐ろしいタイプの集団かもしれません。」

と、雑誌*2のインタビューで語っている。
世界征服を標榜してこそいるが、基本的には愉快犯の集団であるらしい。



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最終更新:2023年03月09日 19:53

*1 ただし、完全にセレクト隊=ロボロボ団というわけではなく、あくまでも一部の部隊がロボロボ団として活動していた模様

*2 ロールプレイングゲームサイド VOL.02