アレッシー(ジョジョの奇妙な冒険)

登録日:2010/01/11 (月) 14:30:08
更新日:2024/02/15 Thu 17:49:14
所要時間:約 5 分で読めます





おれは弱い者をイジめるとスカッとする性格なんだ…

フヘヘヘヘ自分でも変態な性格かなァと思うんだがね…

でもよく言うだろ? 自分で変と思う人は変じゃあないってな…だからおれは変じゃあないよな…


ジョジョの奇妙な冒険第3部【スターダストクルセイダース】に登場する人物。
CV:垂木勉(カプコン版ジョジョ)、小野坂昌也(三部TVアニメ)

【概要】

エジプト9栄神のひとつ『セト神』の暗示をもつスタンド使い。38歳独身。

DIO様に金で雇われたスタンド使い。
口癖は『えらいネェ~』
しかし大柄な体躯に反して身体能力は特別高いわけでもなく、普通の人間程度。
どんな卑怯な手を使ってでも勝てばよかろうなのだ、という実に卑屈な性格で、更に弱いものイジメが大好きという、筋金入りのサディスト。
幼児化したポルナレフに対する躊躇いのなさから言っても、実際に子供ばかりを殺してるシリアルキラーである可能性も…。

何故か髪に鈴をいっぱいつけているが、戦闘を楽しみたいだとか相手に自分の位置を知らせるためだとかそんなチャチなもんじゃあないはず。


【作品での活躍】

ジョセフ、アヴドゥルがマライアと交戦中にポルナレフを襲った。
ポルナレフを不意打ちし、自身のスタンド能力によって幼児退行させ承太郎から引き離し優位に立つ。

そのまま銃で始末しようとするが、ポルナレフが生まれついてのスタンド使いだったために『銀の戦車』が(弱体化したものの)発動し防がれてしまう。
ならばとスタンド像に自身の持つ斧を反映させて直接攻撃するが、今度は折れたレイピアがアレッシーに刺さってしまいのたうち回る羽目に。

一度身を引き、その間にポルナレフは通りかかった女性に匿われるが、卑怯にも今度はその女性を襲い、胎児にまで戻してしまう。
女性を守るために奮闘したポルナレフは、鏡を利用したトリックによってアレッシーを撃退。
この時見せた2歳児とは思えない心理トリックは、必見である。
顔をズタズタにされたアレッシーは二階の窓から路上へと逃げる。

落ちたところで運悪く承太郎と遭遇するが、アドリブを利かせてわずかな隙をつきスタンド能力で承太郎をも幼児退行させることに成功した。

これで勝ったも同然……と思いきや、承太郎は子供の頃からやる時はやる人だったためにボコられ気絶。


…やれやれ。
子供だからって、ナメんなよ!

(3部冒頭の回想シーンで線の細い美少年だったのは気にしてはいけない。「普段は温厚だがキレると怖い」「ホリィさんからは承太郎があぁ見えている」ということなのだろう、たぶん)

気絶したことでスタンドが解除され、二人と女性は元に戻ってしまう。
しばらくして目が覚めたものの、ダメ押しで承太郎とポルナレフ二人のダブルオラオラッシュを受け、完全敗北した。


ニヒヒ。
生ぬるいぜ。行くぜ、ダメ押し!

ひぃえぇぇぇえぇええ〜〜〜!!


『オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオオォーッ!!』


えらーいねェェェェェ〜…


『破壊と嵐』のセト神のスタンド、
アレッシー
ー38歳独身!ー

はるか かなたに フッ飛ばされて、
再起不能(リタイア)ッ!


(キラ-ン)

【スタンド】

スタンド名:『セト神』
破壊力―D
スピード―D
射程距離―E
持続力―C
精密動作性―D
成長性―D

名前の由来は古代エジプトにおける嵐と暴力の神。

本体から伸びる影のようなスタンド。
正面からのビジョンは、影に目が2つ付いただけのようにも見えるが、横になると伝承のセト神によく似た凶悪なシルエットとなっている。
スタンドを立体化させることも可能で、この時アレッシーが持っている武器がスタンドにも装備される形で実体化する。
また、影といっても扉の下の隙間程度の狭い隙間なら伸ばして通過できたりする。

◆能力

スタンド能力は影に交わった者を若返らせる。
交わった時間によって若返り方が変わり、たった十数秒交わるだけで10代後半~20代ぐらいのお姉さんが胎児まで戻ってしまうほど若返りの速度も早い。

スタンドのパワーは精神力に左右され、弱い精神力の子供ではスタンドも当然弱体化する。
ポルナレフのように生まれつきスタンド使いならば幼児退行してもスタンドを使えるが、承太郎やジョセフなど最近になって発現した者はスタンドが使えなくなるようだ。
精神が若返る、ということは記憶が失われるという意味であり攻撃を受けた物は仲間に助けを求めることもできなくなる。
(ポルナレフが承太郎を「大事な人のような気がする」程度までしか思い出せなかったほど)
一度術中にハマればとことん無力化される恐ろしい能力である。

ただスタンド自体の能力はパラメータ表を見てもわかるようにかなり弱く、近距離パワー型と正面からやりあえる実力はとてもないのが、最大の弱点。(得物を実体化させられる程度)
本体が子供になったことで弱体化した『チャリオッツ』の剣を(直前に銃撃で曲がってしまっていたとはいえ)叩き折る程度の力はあるものの、折れた剣先が落ちてきてのたうち回ったりとどうにも締まらず、
最終的には弱体化した『チャリオッツ』に正面から切り刻まれてしまうほど。
なのでいかに最初にこちらの能力で先制し弱体化させるかが問われるスタンドである。

そして劇中では先述の通り、ポルナレフにも承太郎にも先制攻撃を成功させているあたり言動がアレな割にはかなり上手くやっている
……はずなのだが、『チャリオッツ』ごと幼児化しても銃弾を捌けるほどのスピードを発揮できたポルナレフ幼少期から並の大人を打ちのめせるほど腕っぷしがあった承太郎と、言ってしまえば相手が悪かったのも運のツキであった。
特にポルナレフの『チャリオッツ』は、あんなちっこくても物凄い戦闘力を発揮できており、いかに「敵に回せば恐ろしいスタンド」であるか、ということを逆説的に教えてくれている。

老化させる『ザ・グレイトフル・デッド』と対決したらどうなるか?という疑問はファンの間でもよく上がる話であるが、若返らせるスピードに関しては『セト神』の方が圧倒的に勝っており、基本的には防御不可能で影を踏まない以外の対策が無いという点も長所と言え、相手を弱体化ないしは無力化する性能だけで見るならなら『セト神』に軍配が上がる。
対して『ザ・グレイトフル・デッド』は射程距離が長く広範囲の不特定多数の人間を巻き込める上、スタンド自体の格闘能力も十分に高く、さらに本体の年齢を変化させることもできるという点で勝る。
そして何より使用者の精神力があらゆる部分でダンチである。
なお、実際のところ『セト神』は「年齢を若返らせる」能力で、『ザ・グレイトフル・デッド』は「肉体を老化させる」能力なので方向性はかなり異なる。
仮に両者の能力が同時発動したら、実際に『ザ・グレイトフル・デッド』の回に登場した「老化した赤ん坊」と同じような状態になると思われる。

能力の都合上、後述の格闘ゲーム等に代表される「もしも三部に二部ジョセフがいたら?」という二次創作ネタは鉄板。


【格闘ゲームにおけるアレッシー】

小柄な為やられ判定が小さく、ダッシュ攻撃の使い勝手が良い。
本体モードではリーチが短いものの、スタンドモードは遠距離の牽制が強いので上手い使い分けが必要。
相手を幼児化させないと決め手に欠けるが、たとえ幼児化させてもホル・ホース&ボインゴやペット・ショップ等それ程弱体化しないキャラもいるので注意。
エンディングではDIOを倒し(!)、スタンドを悪用して巨万の富を築いたアレッシーの姿を見れる。
能力食らった相手が若返った場合の特殊グラフィックが全員分作ってあるというこだわりがある
例えばジョセフを若返らせると誇り高き血統ジョセフ、誇り高き血統ジョセフを若返らせると初めて飛行機ジャックされた時のマンガ本を持ったジョセフになる。
しかし何故かチャカやアヌビスポルに当てると最後にアヌビス神を拾った少年になったり、影DIOだと死んでるはずのワンチェンが出てきたり、マライアならば逆に足がグンバツなババアになるというカオスな選出もある。 
またDC版限定オマケ要素として互いにずっとこの子供(や別人状態)で戦う「アレッシーモード」が存在する。

【余談】

名前の由来はアメリカの双子デュオ「アレッシー・ブラザーズ」。日本ではAORグループ扱い。
映画『ゴーストバスターズ』に曲が使われているとはいえ日本では中ヒットの一発屋扱いなので、洋楽好きからは「えっアレッシー!なんで?」という扱いをされた。
また、エジプト9栄神の元ネタのミュージシャンはアフリカ系が多いが、アレッシー・ブラザーズは明らかに白人である。

「わ……若返っていたのは………
おれだったんだァーーー今違う場所にいたのにィ~~~」

超スピードとか! 催眠術じゃあだんじてねー

SFC版では、オインゴの本屋内に登場(組んでいるわけではない)原作とは逆で、承太郎とポルナレフ以外の全員を子供にする。
しかもジョセフも、のちの格ゲーのように若返る程度では済まず、他の2人同様小さな子供になっている。
しかし異常に弱く、精神攻撃数回で倒れる。


追記・修正……大ィィィー好きッ(はぁと

オレってえらいネェーーー

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最終更新:2024年02月15日 17:49