カテジナ・ルース

登録日:2009/06/11(木) 23:47:29
更新日:2018/09/27 Thu 02:26:59
所要時間:約 6 分で読めます




恐い人だけにはならないでね…、ウッソ



機動戦士Vガンダム』において、作品の象徴とも言える程のキャラクター。
CV:渡辺久美子

最近の流行りであるツンデレヤンデレの属性を持つキャラクターが束になっても勝てない性能を持ち、禿の考える女性の暗黒面を凝縮したキャラクターと言っても過言ではない。
愛称は、カテジナさん、カテ公など。


カサレリア近くの街ウーイッグで商店を営んでいる家の17歳の娘。
家庭を顧みない父、それにかこつけて愛人を作っていた母に幻滅していた。
主人公 ウッソ・エヴィンの初恋の人であり、ウッソの方から一方的にメールを送りつけられていて疎ましく感じていた。
性格は理想主義者で強気。

ベスパがウーイッグを空襲した際、暫くリガ・ミリティアに身を置く。
しかし、年少のウッソをパイロットとして扱うリガ・ミリティアには嫌悪感を抱くような、むしろ良識的な人だった。
この時、ウッソに「恐い人にはならないでね」と言っているが、後に自分が『恐い人』になっているのはご愛嬌。

その後クロノクルにリガ・ミリティアの偉い人であるオイ・ニュング伯爵と共に捕われ、人質となるも彼女は助かった。
その後は家庭環境や理想主義的な所からかマリア主義に賛同するようになる。
当初はクロノクルの秘書官として働いていたが、戦争中盤から自らも一兵士として戦いに赴くようになる。ここまではそんなにおかしくない。
(視聴者からはここで既に「!?」ではあるけど)

新米の頃はルペ・シノ隊に配属されていたが、水を得た魚のようにその才能を開花させルペ・シノをも配下に置くようになる。
この頃からクロノクルに惹かれていく反面、ウッソに対して憎しみを抱いてゆく。
物語終盤、エンジェル・ハイロゥ攻防戦時に女王の近衛兵に命令している事からかなり階級が上がっていると考えられる。
またエンジェル・ハイロゥ攻防戦時に初めて実質、自分専用機であるゴトラタンを与えられシュラク隊を単機で殲滅し、オデロ機を撃墜するなどまさしく鬼神の如き働きをした。

後半に入るとウッソへの憎しみは頂点に達し、V2ガンダムを駆るウッソのお人好しの部分を利用するため、女だけの近衛部隊『ネネカ隊』を 水着姿 *1でV2に挑ませている。
ネネカ隊はウッソが攻撃を躊躇ったことで生身でありながらV2のアサルトパーツを破壊する戦果を挙げたが、直後にタックルなどで撲殺、一人はビームサーベルで焼却され、全滅した。

さらにこの後、空のガンイージを使いウッソに不意打ち、殺して欲しいと嘆願し抱きついたところで騙し討ち、
シャクティを追ってエンジェルハイロゥに突入したV2を討つために待ち伏せなどウッソを殺すためにありとあらゆる手段を講じるようになる。

最後にはクロノクルはウッソに敗れ、カテジナはウッソを手に掛けようとしたものの彼に敗れる。
この時、V2ガンダムを守るかのように現れた死んでいった者達の魂を見て発狂した。
最終回で描かれた戦後では記憶と視力をほとんど失い、ウーイッグに戻ろうとする中途、シャクティに再会するが、気付かず去っていく場面が描かれている。
ここはお互い正体に気づいていたが、お互い触れづらい存在なのであえてスルーしたという説もある。
なおシャクティもその余りある行動力によって数が知れぬ犠牲者を出しているため視聴者から希代の死神やら悪女呼ばわりされることが多く、別の意味でも感慨深い(?)シーンである。
カルルの名前を聞いて涙を流したが……なお、そのシーンの辺りから「いくつもの愛を重ねて」が流れ出す。

なお、富野由悠季監督としては彼女を殺すつもりは無かったが、今までの所業からタダで生き残らせる訳にもいかず上記のようなペナルティを背負わせたという。*2
その処置に関しては『死よりも重い罰を与えたかった』とも『(盛り上げる為に)頑張って狂ってくれたカテジナを救うにはこうするしかなかった』とも言われた
また、監督が『最後はカテジナで締める』と言った時にはスタッフの誰からも反対意見は出なかったという。

アニメ版でアムロがよくやる額からでる雷の様な物を何度も出しているが、NTかどうかは不明である。

小説版では戦闘に巻き込まれて全身火傷を負い、クロノクルに拾われて治療を受ける。
その後スーパーサイコ研究所で強化人間化し、ザンスカール帝国の一兵士として戦うが、セカンドVガンダムとの戦闘で死亡する。



【カテジナさんの名言】

  • 「恐い人だけにはならないでね…、ウッソ」
(のちにアナタが恐い人になります)

  • 「あなたは、思いこみだけで走りすぎて、回りを何も見ていない!」
(アナタもクロノクル関連は思い込み多いです)

  • 「貴様たち!その態度、覚えておけ!!」
(直後に轢き殺したら覚えるも何もありません。「死ぬまで」が抜けていたのかもしれないけど)

  • 「たとえ人質が死んでも、渡すわけにはいかない!」
(この直後に、人質になっていたウッソの母親が首だけになった)

  • 「腐らすものは腐らせ、焼くものは焼く、地球クリーン作戦の意味もわからずに!!」
(アナタも作戦の意味を理解していません。)

  • 「とうにおかしくなっている!」
(ですよねー)

  • 「トチ狂ってお友達にでもなりに来たのかいっ!?アハッ!」
(錯乱したゴトラタンを見て勘違いしてしまったシュラク隊のフラニーに対して)

  • 「ネネカ達のその美しい姿は、白いやつのパイロットを幻惑させる効果があるんだよ。ことに、あの坊やにはね。」

  • 「あたしはね、クロノクルという巣を見つけたんだ。なのにお前とシャクティは、それを笑った!チビのくせに!」
(笑ってないしチビは関係ありません)

  • 「クロノクル…来い!」
(皮肉にもこの呼びつけでクロノクルはリーンホースを墜とし損ねた)

  • 「戦え、クロノクル、ウッソ…。あたしの手の中で戦いなさい…。勝った者は、あたしが全身全霊を賭けて愛してあげるよ…」
(ただし勝ったウッソにブチ切れる。全身全霊で愛したとある意味言えなくもないが。)

  • 「取り合うんなら全力を尽くしてやっておくれよ」
(最終話の初っ端これ。取り合ってはいないんですが…)

  • 「あたしが好きなんだろう、ウッソ…。ずっと愛していたんだよね…」
(作中だけで言えばむしろシャクティです。ただウッソに辟易としていたことから長期間手紙を送られてきていた可能性も高かったりする。)

  • 「甘いよねぇ、坊や!」
(脇腹刺し&クリグリ、さすがカテジナさん汚い)

  • 「来ると思ったよ。甘ちゃん坊やは、この船が沈めば、この船もろともみんなが幸せになるんだろう!?」
(富野節の真骨頂、文法滅茶苦茶です)

  • 「まやかすなァッ!」
(この時、カテジナさんの目が…)

  • 「い、いえね……冬が来ると、訳もなく悲しくなりません?」
(全てが終わった後の彼女の空虚な哀愁を感じさせる発言)



主な搭乗機




ここで、一つ疑問を投げかけたい。
ゲームやスパロボでしかカテジナさんの事を知らない人は、カテジナさんを「トチ狂った女」にしか見えないだろう。
だから、アニメを人物の背景等を加味しつつじっくりを見て欲しい。
気づくはずだ。
本当におかしいのはあの狂気の戦争で狂わなかった主人公側じゃないか、と。


ある意味ガンダム史上最も戦争の被害を被った人間ともいえなくない。犯した所業の強烈さからそう見られることはまず無いけど。
最初は普通のヒロインだったのに…



今ではガンダム三大悪女のキチガイポジションで確定してしまっている。
残る二人のうち一人はガンダム命で人命軽視したことがあったり、アレなことをしている元カレを庇うために今の彼氏(※主人公)を躊躇なく撃ったニナ・パープルトン(紫豚)。
最後の一人は諸説ある。
ちなみに、スパロボDでは条件次第で綺麗なカテジナさんに戻して仲間にする事が出来る。




なお、原作アニメでは前述通り、盲人になりながらさまよい続けるが、
MSSAGAで連載されたことぶきつかさの漫画『いけ!いけ!ぼくらのVガンダム』では、
めっちゃゲスい笑顔を浮かべたシャクティに 爆 殺 さ れ る という結末を迎える。

シャクティからはカテ公と呼ばれており、この呼び名はおそらくここが初出。
曰く、
(カ…カテ公!! この野郎、あんだけ悪事働いといてまだ生きてたか!)
(そんな事はスタッフが許してもこの私と視聴者が許すもんですか)
言いたいことはわかるけどヒッデェ……



「トチ狂って追記・修正でもしに来たのかいっ!?アハッ!」


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