ジオング(MS)

登録日:2010/05/15 Sat 21:05:10
更新日:2024/04/23 Tue 12:44:55
所要時間:約 12 分で読めます







「80パーセント? 冗談じゃありません。現状でジオングの性能は100パーセント出せます」

「足は付いていない」

「あんなの飾りです。偉い人にはそれがわからんのですよ」


ジオングとは、テレビアニメ『機動戦士ガンダム』に登場するモビルスーツ(MS)。
ジオン公国軍初の実戦型ニュータイプ用モビルスーツであり、主役機ガンダムが最後に戦った事実上同作のラスボス機。


【緒元】

型式番号:MSN-02
所属:ジオン公国軍
建造:ジオン公国軍
生産形態:試作機
全高:23m
頭頂高:17.3m
本体重量:151.2t
全備重量:231.9t
出力:9,400kw
推力:187,000kg
センサー有効:半径81,000m
装甲材質:超硬スチール合金
武装
有線制御式5連装メガ粒子砲×2
頭部メガ粒子砲×1
腰部メガ粒子砲×2
搭乗者:シャア・アズナブル


【機体概要】

ジオン公国軍はニュータイプ能力の戦闘利用の可能性に着目し、かねてから開発を続けその結実として生まれたサイコミュ兵器は、一年戦争末期にブラウ・ブロエルメスの完成でようやく実用化に漕ぎ着けた。
だが肝心のサイコミュの関連装置が大型だったため、一般の18m級MSサイズの機体では容積が足りず、モビルアーマーサイズの大型機体にしか搭載できなかった。
それを次代の主力MSに搭載すべく、MS-16Xの型式番号と共に「ジオン」の名を冠したジオングとして開発が進められた。

開発にあたりザクⅡをベースとしたテスト計画「ビショップ計画」によってサイコミュ試験用ザクが試作され、貴重なデータを収集した。
だがシステムの小型化が不十分で一般的なMSの2倍近い全高となり、MAに近いサイズのMSとして設計が進められた。
実戦機と試作機を含む3機製造され、同時に脚部も開発されたが最終決戦には間に合わなかった。
よって、TV及び劇場版のジオングは正確にはモビルスーツではないという見方も出来る。


【性能】


見えるぞ、私にも敵が見える!


最大の特徴はサイコミュを用いた前腕部の5連装メガ粒子砲で前腕ごと機体から切り離し、敵の予想外の方向から攻撃を行うオールレンジ攻撃が可能となる。
しかし、サイコミュの技術自体が開発途上段階だったことやニュータイプだけでなく一般兵士の操縦する可能性も考慮されたことなどから、後に主流となる無線誘導式ではなく有線誘導式として設計された。


5本指のマニピュレータを持つが、多くの水陸両用MSと同様に携帯火器は一切なく、ミサイルや機銃等の砲熕兵器やバルカンやマシンガンのような実弾武装も無い。
対ビーム攪乱幕に突っ込んだらおじゃんである。*1

完成状態では歩行装置として、ドムのものとよく似た脚が装備され*2、宇宙空間の無重力下でも地上の有重力下でも使用できる予定ではあった。
その場合はスカート後端の補助バーニアがメインスラスターとして機能するが、足にも多数のスラスターがつけられる予定だった模様。

合計13門ものメガ粒子砲や大型の大出力バーニアを稼働するため、ジェネレータ出力はガンダムの数倍を誇る9,400kwに達する。*3

しかしこうした機体コンセプトは「人型汎用兵器」というMSの定義とはほど遠い。
辛うじて「完成していれば人型」という理由でMSに分類されているが、
機体サイズの大型化に比例して指も他のMSよりも太くなっているため、携行武器*4を握って運用することも出来ず、武器は本体に備え付けられたものだけと、脚部の有無にかかわらず汎用性は極めて低い。
サイズや重量と相まって、実質はサイコガンダムのような「MSの機能を取り込んだMA」と言って差し支えない。
(実際サイコガンダムはジオングにインスピレーションを受けて開発された機体である。またサイコガンダムは正式にMAに分類されている)
本来は一般MSのサイズに収まるべく開発されていながら、技術力不足故にこのサイズになったため、確かにギレン総帥の言う通り「未完成品」ではある。

コクピットは頭部と胸部の二つあり、どちらからでも操作可能。

また、計画の中には頭、胴体、両腕、腰、両足と機体を七つのパーツに分離しての攻撃も考えられていたらしい。
実際には使われなかったプランだが、このプランは遥か遠い未来とあるMSとして結実する。


【武装】

  • 有線制御式5連装メガ粒子砲
ジオングが誇る最大にして主力のメイン武装。
肘から先の両腕を丸ごと分離させ、有線誘導式のサイコミュシステムによりコントロール。指先にそれぞれ内蔵されたメガ粒子砲によりオールレンジ攻撃を行う。
本体と腕を繋ぐケーブルは全長数㎞とされ、オールレンジ攻撃兵器としては十分過ぎる射程距離を持つ。
指先に搭載されているため指の角度を変えてやるだけで射線を自在に変えられる小器用な仕組みになっており、見かけ以上に攻撃範囲は広い。
大型ジェネレーターの恩恵もあってその火力は小型の戦艦に等しく、両手での一斉射は巡洋艦を容易に撃沈させ、片腕の斉射でもガンダムの腕をシールドごと吹き飛ばすほどの火力を持つ。
しかし、げに恐ろしきはこの5連装メガ粒子砲で撃たれたビームの間を通って避けてみせるアムロだろう。一体当たり判定どうなってんの

  • 頭部メガ粒子砲
頭部の口に搭載された1門のメガ粒子砲。
サブ兵装であるがこれだけでも当時のMSであれば撃破可能と火力は充分。
頭部が分離した際には主兵装になるが、あくまで自衛の意味合いが大きい。

  • 腰部メガ粒子砲
腰の前部に搭載された1対2門のメガ粒子砲。
頭部と同様に射角が限られているため、こちらも頭部のメガ粒子砲と同じ補助火器扱い。それでも火力としては十分な性能を持つ。
ゲーム作品によっては拡散メガ粒子砲としても描写される。


【劇中での活躍】

機動戦士ガンダム』第42話、第43話に登場。
一年戦争最後の決戦、ア・バオア・クー戦において登場したジオン公国軍の最終モビルスーツ。
出撃までには完成が間に合わず、上腕の装甲と脚部の無い、全体としては80%の状態だったが、宇宙空間なので運用には支障はほぼない。
まあまったく問題がないわけではなく、キックなどの近接時の体術が使えない、小回りが利かない、などの問題はあるが。

劇場版で、コンスコンのチベ級重巡洋艦を沈めるシーンがわかりやすいが、メインバーニアと別に足回りのバーニアを効果的に使うことで、MSは急停止・急反転など柔軟な機動が可能になる。しかし足のないジオングはこれができない。
また、バーニアが胸部・スカート部ともに一方向に集中しているため、推力はあってもなおさら細かい機動が難しい*5


ア・バオア・クーの実質的な司令官であるギレン・ザビ「未完成品」とみなして格納庫に放置していたが、先の戦闘でガンダムに乗機のゲルググを中破させられ使用できなくなったシャア・アズナブルに対し、キシリア・ザビからパイロットの決まっていなかったこの機体を渡された。

テスト無しでいきなりガンダムと戦い、激闘の末胴体を失うも、ガンダムの左腕と頭部を破壊し、最終的には相討ちとなって撃破された。
初見殺しに近い形での相討ちではあったものの、ジャブロー以後、ガンダムと互角の性能を持つゲルググを使っても、ガンダムに押されっ放しのシャアがついにガンダムとまともにやりあえ、そして撃破できた機体である。


ただし、これほどの出力や戦闘能力を持ちながらも、作中でシャアはその性能をフルに発揮できたとは言い難い。
そもそもジオングはガンダムの数倍のパワーを誇り、メガ粒子砲の威力も砲数も、機動力においても完全に上位にある。
にもかかわらずシャアは「私もニュータイプのはずだ……!」「ララァ教えてくれ……どうしたらいいんだ!!」と苦悶するなど、ガンダムに対して圧倒されていた。

更に連邦軍の群れに呑まれてガンダムを見失ったり、追いかけるあまり連邦軍主力艦隊を無視してしまう*6など、
シャアの焦りや技量の限界がジオングの性能を生かし切れていなかった原因の一つであることは事実であり、
胴体の撃墜時にはキシリアも「赤い彗星も地に落ちたものだな……」と発言するに至っていた。


一応、エルメスやフラウ・ブロはテスト機とは言え完成した状態かつ量産されており、動作チェックやテストもある程度は出来ており、パイロット向けに調整されていたりもした。
これに対して、そもそもシャアはジオングに乗るまで、サイコミュを動かした経験はゼロ。*7
ジオング自体もマトモな動作テスト*8どころか未完成品を格納庫から引っ張り出された代物であり、オマケに整備兵から「大佐のニュータイプ能力は未知数だから保障出来ません」と投げやりな対応促される形での初乗りなのだから「無理難題をおっしゃる…!!」という声もある。
そもそも胸部コクピットに乗り込んだと思ったら、いつの間にか頭部コクピットに移っており、この設計と機転がアムロに相打ちに持ち込めた最大の要因となっている。
……というか胸部への狙撃を受けているので、通常のMSの様なコクピット設計だったならばガンダムの頭部を壊す前にシャアは死んでいた可能性が割とある。

シャアがガンダムに固執していた点に関してもこれまでガンダムがもたらしたジオンへの被害*9、ア・バオア・クー戦時は要塞への突入部隊として先陣を切って援護を行っていた事を試みると、放置しておけば、貴重な防衛戦力を次々に失うのは明らかで、戦略としても妥当な判断であり決して間違った判断ではない。

キシリアも、当時の状況を把握していたので上記の言葉の後に「いきなりジオングだからな、ガンダムのパイロットがニュータイプとして異常発達したものならばやむをえぬというところか…!」と言葉を残していることから、シャアを軽く見てはいない。

このことから当時未完成だったにもかかわらず、搭乗者が熟練パイロットとは言えニュータイプ能力があるかどうかも分からないレベルのサイコミュ未経験者が、慣らしはおろか口頭説明を受けただけの出撃で、アムロレベルのニュータイプが乗った、チューン済みのガンダムを追い詰めるポテンシャルがあったという事でもある。
火力も凄まじく、ア・バオア・クー防衛戦において、マゼラン級を一撃で沈める高火力のビーム砲を放って撃墜して見せた。

ガンダムに遭遇するまでの戦いの描写は短いものの、後年のゲームムービー等で描かれるジオングは短時間で凄まじい勢いで戦艦やMS等を駆逐して
連邦の戦力を削って行く描写が多い。場違いとも映るほどの無双っぷり*10を見せている。
連邦からしてもアムロの乗ったガンダムでないと対処できない超兵器っぷりであり、戦闘力では連邦のジム・スナイパーⅡ等を超える一年戦争中最強クラスのマシンであったと言える。
ただし撃墜記録は公式でMS18機と戦艦4隻


逆に言えばアムロに動きをほとんど読まれていたために*11、性能が数段劣るガンダムにもタイマンで対処されてしまったとも言える。

また、この時点でのガンダムは(マグネットコーティングによる強化を加味しても)、すでに兵器としては型落ちとなりつつあったことも考慮したい。
大戦初期にザクを仮想敵として開発されたガンダムと、大戦末期にサイコミュ兵器のために開発されたジオングでは、技術力の土台が根本的に異なるのだ。

むしろ、開発時期や技術アプローチ的な観点からすれば、ジオングの「対抗馬」というべきはガンダムNT-1であろう。
そして、もしNT-1がア・バオア・クー戦までにアムロのもとに間に合っていれば、シャアとジオングの組み合わせでも瞬殺されていたとさえ言われている。
シャアがジオングに不慣れという事情を抜きにしても、出力はともかく機体推力でジオングとNT-1にほぼ差が無いこと*12、そのうえで小回りなどの機動力ではNT-1のほうが明らかに上回ること*13から、ジオングがNT-1に勝る点は実質サイコミュ兵装の搭載とビーム砲の同時運用数のみとなる。
更に、ジオングには後年のサイコガンダムMkⅡと異なり、接近戦用の武装が無く、ビームサーベルの間合いに踏みこまれては全速力で逃げる以外の対処手段が無い。
比較的離れた間合いでの先制攻撃で全火力を猛射して仕留められれば、ジオングでもNT-1に勝ち目はあるが、中近距離の間合いに入られればNT-1が圧倒的有利で、尚且つ質量の割に推力が大きいNT-1は加速の切れが良く、得意とする間合いに他のMSと比べると遥かに容易に切り込む事が出来る。
ジオングの機体特性ではNT-1への相性が悪過ぎるのだ。

そしてアムロは、ア・バオア・クー戦開始までに、サイコミュ兵器と数回交戦して経験を積んでいる。
仮にシャアが事前調整の上ジオングに乗り込んでも、アムロが同じく事前調整の上NT-1に乗っていたとすれば、アムロにはやはり対抗しきれなかっただろう。
擁護しておくと、「対MS戦」ではNT-1に劣るジオングであるが、サイコミュ兵装による攻撃範囲の広さと大出力ジェネレーターに支えられた多数のメガ粒子砲は対艦戦闘では有効に働く事は間違い無い。
ジオングは対艦隊相手に能力を割り振り過ぎていたとも見做せる。


【名前について】

ご存知の通り、シャアの正体はジオン・ズム・ダイクンの長男キャスバルである。
つまり、シャアにとって本機は「国の名を冠した機体」である以前に「父の名を冠した機体」だということになる。
父の名を冠した機体に乗り、父の名を冠した国の危機に立ち向かう息子……何と因果な話であろうか。
このように物語として見栄えのいい名前を与えられたジオングであるが、現実問題として兵器に国の名を冠するのはあまり褒められたことではない。
理由は単純明快、撃破されたら縁起が悪い上に士気がダダ下がりしてしまうためである。
有名な事例として、建造されたはいいが出し惜しみを強いられた日本の戦艦大和や、運用性向上のためにヒトラーの命令で改名させられたドイツのポケット戦艦ドイッチュラント改めリュッツォウが挙げられる。
また、海外の軍艦に人名由来の艦名が多いのに対し、大日本帝国海軍の軍艦にそうしたネーミングがなかった*14のは、「轟沈したら由来になった人やその子孫に悪いから」という理由であったが、ジオングの場合は人名と国名、両方にかかっているがゆえに、縁起の悪さも倍増である。
そのため、「なぜMSに国の名を冠そうと思ったのか?」という点はしばしば議論となる。
ギレンいわく「未完成品」とのことなので、完成していたらまた改名されたのかもしれない。


【ゲームなどでの活躍】


  • VSシリーズ
『連邦VSジオン(DX)』『エゥーゴVSティターンズ(DX。家庭用ではガンダムVSZガンダム)』では、宇宙専用の高コスト機。
原作同様格闘攻撃ができないという大きな弱点を持つが、サブ射撃として腕を二本まで飛ばして攻撃でき、レバーの入れ方によってどの方向から撃つか指定できる。また、ブースト形式がやや独特。
この攻撃がロックオン警告を無視できるのが大きな強みであり、サイコミュ系MSが他に存在しなかった連ジでは単体で十字射撃ができる唯一の機体でもある。
連ジ無印では逃げを主体としたオールレンジ攻撃が基本戦法であるため、一部のプレイヤーからは忌み嫌われており、連ジDXでは大幅弱化されてしまい、エゥティタではなんとガンダムやシャゲ(コスト310)より低コスト(コスト300)にされてしまった。

『ガンダムVSガンダムNEXT』ではPSP版『PLUS』にのみ登場。コストは2000。
格闘にロケットパンチが追加され、特殊格闘でホバーモードへ移行するとビーム類の連射が可能といった形で、完全な中距離戦特化機体となっている。アシストは量産型ゲルググ。
百式のように残コスト2000で撃墜されると復活が発動するが、ジオングヘッド状態でロクに戦えず、悪あがきにしかならない。

EXVS』では無印家庭用から参戦。ホバーモードやアシストは廃止されたが、射撃CSの頭部メガ粒子砲が他のアクションと同時に撃てるなどの変更点がある。
強みとしては、飛び上がって斜め下に落下する前格闘の存在と近距離での変則的な射撃手段の豊富さが挙げられる。前格闘は着地直後にステップを踏むとブーストゲージを回復するため別行動に即時移れる他、敵機の視点を強制的に上に向けさせるので分離射出したメガ粒子砲が回避しにくくなる。
近距離での射撃も、発生が早いサブ射撃や吹っ飛び性能の高い格闘のロケットパンチ、左右を包囲するように展開する特殊格闘の有線式メガ粒子砲展開と起き上がり時にも即時対応しやすい選択肢が揃っているため、上手を取れれば一方的な攻撃も可能。
ただし有線式メガ粒子砲のヒット判定は細く水平なのでよろけ取りが難しく、活躍しやすい接近戦では大きな図体による被ダメージリスクが高いため無条件に強いというわけではない。
それでも「当たらなければどうという事は無い!」と読み合いに打ち勝ち、「当てさえすればどうという事は無い!」と有利な射撃を押しつけるムーブは容易だったので、多くのユーザーからは強機体として認識されていた。

本実装されたFULL BOOST稼働初期では大暴れしており、使い手を選ぶとはいえ強プレイヤーが使えば最上位コストの3000すら狩り殺せる化け物っぷりであった。度重なる下方修正を受け続けたが、それでも(使えれば)2000最上位の立場を保っていた。
その暴れっぷりが問題視されたのか、『MAXI BOOST』以降はコスト2500に引き上げられ、以前ほどまでの安定性からはやや外れている。
EXVSMBONでは近距離での強みを強化されたが、後にメイン射撃の弾数減などの下方調整を受ける。
EXVS2では下サブ射撃に覚醒技時の両手放射部分が単独武装として追加。性能自体も全体的に強化された。
EXVS2XBでは格闘CSにリック・ドム呼出が追加。これにより中距離でのよろけ取り手段が増えた。射撃も一部強化されたが、前格闘は補正値などを弱体化されている。


また、CPU専用機としてパーフェクトジオング(ゲーム中ではジオング(完成機)名義)も登場。足が付いただけなのに異常なスピードでキックしてきたり、ローリングしながらメガ粒子砲を撃ったりするようになった。


ブラウ・ブロなどから開発可能。
宇宙専用かつ格闘武器を持たないが一年戦争時代の機体としては最高クラスの基本性能を誇り、威力と射程に優れた射撃武器を数多く備える。
サイズの問題で部隊編成に支障が出ることも多かったが、最近の作品では解消されつつある。
…が、宇宙世紀中盤以降やアナザーに目を向ければサイコミュ抜きでもジオングより火力と射程に優れ、近接武器を持ち、大気圏内でも運用可能な機体が幾らでもある。
初代の機体だが序盤に入手しやすいケースは少なく、わざわざ手間をかけてジオングを入手し、かつ多大な制約を負ってまで主力として使い続けるプレイヤーは少ない。
赤くないのでアビリティ「レッド」なども適用されない。
効率を求めるならハンマ・ハンマや下記のパーフェクト・ジオングなどに開発してしまった方が良いだろう。

アムロ編では最終ミッションを締めくくるラスボスで、シャア編では終盤の3ミッションで使用可能。残念ながら「あんなの飾りです」のやりとりは収録されていないが、キシリアとの「ジオングはどうか?」「行けます」のくだりはある。
メインウェポンとして両手の指先から計10門、格闘の代わりに腹部から2門のメガ粒子砲が装備されており、原作通り非常に高い攻撃力を持つ。
サブウェポンとして口にも1門搭載され、両手や腹部との同時発射でさらなる攻撃力の増加が見込める。

また、ロックオン中にコマンド入力を行うことで、両手を離脱させてオールレンジ攻撃を行う「腕部切り離し」が使用可能。エルメスさながらの立体攻撃が可能で、見ているだけで自動的に攻撃してくれる。撃墜するか解除することで腕は戻ってくる*15
宇宙戦でしか使えない上に汎用性もなく、原作通り格闘武器もないことからクセが強いが、慣れれば高耐久・高火力・補給不要の強機体と化す。

ララァ編の特別ミッション「ハードコア」をクリアすることで他のミッションでも使用することができ、さらにキャンペーン限定で生産された特別版『角川書店連合企画 特別編』ではコマンド入力で味方キャラにジオングを乗せるプレイや、機体変更でもSランクを狙える補助も可能。

  • ギレンの野望シリーズ
原作で登場した足無しタイプと完成した足つきタイプ、そして破壊されたり脱出したら登場するジオングヘッドがある。いずれもサイコミュがあるため、NTが乗れば限界が跳ね上がり高い性能を発揮できる。但し試作型も完成型もビームサーベルを持っていない為接近戦はできない。

足無しは宇宙でしか動けないが、有線ビーム砲やHメガ粒子砲など直間両方で使える武装がそろっており火力は充実している。とはいえジオンの最終ステージはジャブローなので、一年戦争だけのナンバリングだと作ったころには出番が終了してしまっているのもしばしば。一方でそれ以降も取り扱う作品だと第二部開始直後の宇宙船で活躍でき強力なNT用MSであるキュベレイの開発にエルメスとともに必要なので、開発はしておきたい。

足つきは別途開発が必要で地上にも降りられるようになる・・・が、耐久力は上がるものの運動性がやや落ちており、ジャブローのメインである森との相性がよろしくないので、活躍はやや厳しいかもしれない。

ジオングヘッドは系譜までなら本体が破壊されたとき自動的に登場するが、以降は脱出コマンドを使用しないと出てこなくなった。耐久が雑魚並みしかなく火器も一種類しかないので、この形態で戦闘をするのはお勧めできない。アブなくなったら脱出なんかせずに足の速さを活かして拠点や戦艦にとんずらしたほうがいいだろう。

初期の作品を除けば初代ガンダムの機体にスポットが当たることが少ないため出番は少なめだが、まれに自軍でも使える。
シャアが百式サザビーといった次世代機に乗り換えるため、モブ兵士が乗ってくることがよくある。
OE』ではシャアが頭部がコクピットであるこの機体でガンダムファイトに参加し、
乱入者に対して共闘する流れになると機体の不調を訴えて1人だけ撤退し、直後に百式に乗ったクワトロ大尉が援軍にやってきた。ジオングはどこへいったのやら。

  • ガンダム・ザ・バトルマスターシリーズ
足はついていないが地上で他のモビルスーツと格闘戦を繰り広げる。キックの代わりにアフターバーナーを浴びせかけ、ビームサーベルの代わりに大上段から空手チョップを繰り出す。

  • 機動戦士ガンダムバトルオペレーション2
地上戦限定だった前作と異なり宇宙戦も行われるようになった本作より登場。
宇宙専用のコスト550汎用機。ガンダムがコスト400なので原作再現しようとすると大変。
宇宙戦闘に必要なスキルを軒並み揃え、5種類の射撃兵装を使い分けるバリバリの射撃汎用。
ただし5種類中3種類は全て腕部メガ粒子砲に依存するため、時間のかかるオールレンジ攻撃中は同時に使用できない。
欠点はその図体の大きさと、射撃位置が独特なため慣れが必要なことか。特に狭いマップでは厳しい戦いを強いられる。
逆に広いマップでは図体の大きさのデメリットも豊富なスキルによる縦横無尽な機動でカバーでき、
以前は同コストのガンダム試作1号機Fbと合わせて高コスト戦場まで席巻していた。
流石に現在では550~600の宇宙適正持ち機体が増えたことで選択肢の一つとして落ち着いている。
新規追加されたカスタムパーツ「サイコフレーム」対応武装が2つあることは追い風。

  • GUNDAM THE RIDE ‐宇宙要塞A BAOA QU‐
2000年から2007年にかけて富士急ハイランドで稼働していたアトラクションである同作にも登場。
ア・バオア・クー戦を再現しているとあって、逃げ惑う脱出艇の前にガンダムと対峙するシーンが10秒弱だけ映る。
その10秒弱という時間の間、かなりリアル調なビーム演出や宇宙機動を再現している作風なので、本体や有線アームが一瞬映ったと思えば四方からビームが襲い掛かるという初見殺しもいいところの演出が映された。
更に脱出艇を庇いながら四方のビームを避けまくるアムロのチート性能っぷりも発揮された。


  • SDバトル大相撲
地に足ついてないのに相撲に参戦。

  • その他SDガンダム系
SDガンダムにおいてガンダムを仲間に誘った際、ガンダムが
「嫌だ!スカートなんて気色悪い」
の発言に激怒している。…変態さん?

ガチャポン戦士ではオールレンジ攻撃として間接射撃を持つ事がある。
それはいいのだがこの時、仕様の(4本のビームが飛ぶ)関係で腕が4本出現する。オイオイ…。

また、ゲーム「SDザ・グレイトバトル」や「SDヒーロー総決戦」ではボスをはっている。
大体の作品ではシャアっぽい性格になっているが「グレイトバトルフルブラスト」ではジオン・ザフト連合総帥ということで
ギレン・ザビそのものの性格になっている。



【バリエーション】

シリーズ一作目のラスボス機ということもあり多くの作品でバリエーション機が登場する。
また、直接の繋がりが無いアナザーガンダム系作品においてもジオングのイメージを継いだフォロワーともいえる機体がいくつか登場している。

宇宙世紀系

パーフェクト・ジオング(サンダーボルト版)

機動戦士ガンダム サンダーボルト』に登場。一年戦争後に連邦軍が接収した量産中のジオングの1機を改修した機体。
パーフェクトの名前だが、スカート部分は足ではなく大型のプロペラントタンク兼ブースターが接続、前部スカート部にはミサイルランチャーや隠し腕+ビームサーベルを収納しており火力と汎用性が増している。
コックピットも全天周囲モニターに改修され、ニュータイプとの連携を前提とした複座型の独特なカプセル状のシートとなった。姿勢が割と辛そうだが、戦闘中のGに耐え切れるジェルを搭載している。
デザインも細部が従来のジオングと異なるが、最大の特徴はガンダムと同じトリコロールカラーに塗装され、胸部に大きな連邦マークがデザインされている点
ジオンの名前を冠した機体に反したカラーリングとマークは最大の皮肉である…。


ネオ・ジオング

機動戦士ガンダムUC』に登場。
ジオングの名を冠しシルエットも似ているが直接的な繋がりは無い。
詳細は該当項目へ。


グラン=ジオング

機動戦士ガンダム ムーンクライシス』に登場。
肩アーマーに巨大な腕がついているが、ネオジオン系のデザインでジオングらしさはない。
というか、ジオングというのは名前だけで実際にはクイン・マンサの発展機。
フィールド効果を妨害するアンチファンネルシステムを搭載している。


ジョング

『Vガンダム外伝』に登場。
ザンスカール製の足の無いMS。全身金色で更に悪役顔。全体のデザインもジオングそっくり。
こちらも両手、脚部、頭部など七カ所にわたり分裂しそれぞれがビーム攻撃可能という、本来のコンセプトが発揮された機体。
両手の五連ビーム砲もビームサーベル兼用で刺突可能。
ウッソですらまるで歯が立たない圧倒的な力を見せつけたものの、機体の性能よりは乗っているパイロットによるものが大きかった。
事実『クロスボーン・ガンダムゴースト』に登場した際は、サイコウェーブが読めるサーカス部隊のかませ犬にしかなっていない。


その他の作品

パーフェクトジオング(足つきジオング)

漫画『プラモ狂四郎』に登場した元祖パーフェクトジオング。及び、企画「MSV」にも登場したMS。
サッキー竹田が主人公の四郎に対抗して作った、1/144ジオングに1/100ドムの足をつけて喜んでいる機体。

厳密には、このガンプラのジオングにドムの足をつけるという改造は「足つきジオング」としてサッキー竹田以前から存在していた。
具体的には、模型雑誌「月刊ホビージャパン」の読者投稿ページで紹介されたのが初出とされている。(1981年6月号であり、『プラモ狂四郎』連載開始よりも前の話である)。
インターネットが発達していない時代のことなので、実際にジオングのガンプラに他のガンプラの足をつけるというアイディアを思いついた人物はこのホビージャパンでの紹介以前にも複数存在したと思われる。
その後『プラモ狂四郎』において、天満太郎というキャラが1/144ジオングに1/100ドムの足をつけた改造プラモで四郎と戦うエピソードが登場。このときはこの改造ガンプラを単に「足つきジオング」と呼んでいた。
ちなみにだが、プラモのジオングには当然足がないため、ドムの足をそのままつけることはできない。漫画と同様にドムの足を動かせるように装着するには、ドムの股関節部分を切り取って移植するか関節を自作しないといけないので、小学生が気軽にマネをするには技術が必要である。(それでもプラモ狂四郎の他の改造例に比べれば難易度は低い方である)
さらに余談だが、令和の時代になっても1/144パーフェクトジオングはプラモ化されていないため、1/144パーフェクトジオングを作る場合、令和5年時点でも1/144ジオングに1/100のガンプラの足をつけるという改造法は現役で使われるアイディアとなっている。

そしてその後、『プラモ狂四郎』の四郎の最大のライバルであるサッキー竹田が四郎との対戦で使用したのがサッキー竹田版「足つきジオング」であり、この戦いがパーフェクトジオングという名前の初出となる。

ふはははは おどろいたか狂四郎 きさまがパーフェクトガンダムならぼくはパーフェクトジオングだ

このサッキー竹田のセリフを見る限り、その場のノリで「パーフェクトジオング」と名づけたようである(もちろん『プラモ狂四郎』内のエピソードとしては、の話である)

サッキー竹田版のパーフェクトジオングは雑誌作例として紹介されており、それまでの「足つきジオング」とは異なる改造が施されている。具体的には
  • ドムの足の膝部分がオリジナルの形状に改造されている
  • ジオングの上腕部分はもともとはフレームがむき出しだったが、装甲カバーで覆われている
  • 胸にサッキー竹田オリジナルのエンブレムがマーキングされている
  • モノアイが点灯する
  • 巨大な剣を武器として装備している。
といった違いがある。
さらにマンガ内に登場したパーフェクトジオングは
  • プラモデルにはサイコミュなんて搭載されていないので、両手は鎖分銅の様に打撃武器として使用(ジオングは肘から先を有線式サイコミュとして動かすが、このパーフェクトジオングは手首のみを有線で伸ばしていた)
  • 傷つけられると内部の接着剤を飛散させ相手を固めようとする
  • 光ファイバーによる各部の電飾
等々、作例以上に色々改造してある…うん、「プラモデルの機能をしっかり反映しながら操縦して戦う」この作品ならではのギミックだね!!(白目)
ちなみに外部出演の際にその「色々」が再現されることは稀。されても世界観的に困る武器ばっかりだが。

さらにその後、企画「MSV」で新規機体のネタ切れのためライバルのパーフェクトガンダム共々逆輸入され、パーフェクトジオングとしてプラモ化された。
この時あらためて設定とデザインが固められ、「MSV」のパーフェクトジオングは、アニメに登場したジオングに歩行用の脚部ユニットが追加された状態とされた。(上腕部の装甲も追加されている。サッキー竹田版の持っていた剣はこちらの設定では存在しない)
この追加された脚部はもちろんそれまでの「足つきジオング」やサッキー版パーフェクトジオングで使われていたドムの足とは異なるものとして、新しくデザインされている。
設定を見てわかるとおり、追加された脚は地上用の装備であり、足がついてもジオング本体が強化されたわけではない。これはアニメでの現状でジオングの性能は100パーセント出せますというセリフとも矛盾しない設定である。
ただ、見た目のインパクトの割にたいして強化されていないというのもさみしいのか、ゲームや漫画などでこの機体が登場するときは元のジオングより強化されているパターンが度々見られる。

これらの経緯から、
①漫画「プラモ狂四郎」内でサッキー竹田の製作したパーフェクトジオング
②企画「MSV」に登場したパーフェクトジオング
という2種類のパーフェクトジオングが存在し、これらは別物である。
本来のパーフェクトジオングは①をさすが、②のほうがサンライズ公式の宇宙世紀内での設定であり、どちらかというと②のほうが知名度は高い。
ただ②の意味でも、MS大全集などの資料では『俗に「パーフェクトジオング」と呼ばれる』と表記されている。ジオングは足がついてもジオングという名称(形式番号もMSN-02のまま変わらない)であるというのが公式設定で、アニメ版のジオングと区別する場合は「ジオング(完成機)」と表記される。
そのため②のパーフェクトジオングがゲーム等に出演するときは「ジオング(完成機)」と表記されることが多いが、「パーフェクトジオング」「Pジオング」の名前が使われる作品もある。「MSV」のガンプラとしての商品名は「パーフェクトジオング」になっており、公式設定でも表記が統一されていない部分がある。

Gジェネなどにも参戦。
足のおかげで地上適性がついたものの宇宙適性は下がってしまった。
またキック(作品によってはビームサーベル)が使えるようになり、接近戦もこなせるようになった。
なお、あろう事があのぼくのかんがえたさいきょうのガンダムことパーフェクトガンダムよりもスペックだけなら上。
……つまり、こいつもネオ・ジオン以降の主役ガンダム、またはアナザー系の主役機に匹敵する。
試しにここでシャア最後の搭乗機、サザビーとスペックを比較してみると…

サザビー…攻撃:31 防御:31 機動:28
パーフェクト・ジオング…攻撃:32 防御:31 機動:21

……機動だけは低いとは言え、ちょっとおかしい値が見えたが気のせいではない。
パーフェクトガンダムも相当おかしいが、こいつはジオングに足を付けただけである
まさにジオン驚異のメカニズム。一体どうなってるんだ…
まぁ、ここまでベタ褒めしたが、実際の所、適性は微妙(地上適性が付いたとはいえ、所詮Cである)だし、
武器もキックが付いた程度で他はジオングから据え置きだし、アビリティが優れてるわけでもないしで、
総合的にはパーフェクトガンダムほどぶっ飛んではいない。何かがおかしいのは間違いないが。

ギレンの野望シリーズにも登場する。
エルメスやフラウ・ブロと比べるとややスペック面で見劣りするが地上で運用できるしMS扱いなのでスタックが組めると言う長所がある。
最終決選地が地上戦になりがちなジオンシナリオでは見逃せない長所となる。

ジオング(完成機)

↑の所謂パーフェクトジオングが1stMSV枠として『EXVSFB』に参戦した形。↑に肖って通称はパオング。
パイロットは勿論シャアで、ボス機体としての参戦である。
ジオングに足が付いただけと侮ることなかれ、通常のジオングとは似ても似つかぬ高機動に高威力のキック、
高火力のメガ粒子砲を全方位にぶっ放し不用意に近づこうものなら有線式サイコミュを鞭のように振り回して迎撃してくる。
流石にビームサーベルは使わないがコイツにそんなものは必要ないくらいに強い。


パーフェクトジオングmk-Ⅱ

サッキー竹田が作った二号機。全体にまがまがしい衣装でトライデントを持っている。
やっぱり色々仕込んでいる。


高機動型ジオング

『ギレンの野望シリーズ』に登場した大出力ブースターを装備しZ並の機動性を実現したジオング。
ヴァル・ヴァロと同じ、プラズマ・リーダーを搭載している。
やはり足は飾りだった様だ…と言うより未完成とかの言い訳無しで足が無いのが通常状態の兵器をモビルスーツと呼んでいいのであろうか*16


黄虎璽(オウコジオング)

『武者頑駄無』でのジオング。影舞乱夢(エイブラム)を荒らし回る黄虎賊の首領。
下半身が虎。


ジャイアントジオング

『騎士ガンダム』に登場する、騎士ジオングが変身した姿。パーフェクトの方
怪力自慢。
ほしの漫画版では二章で脚なしで蘇生しノーマルの方になった。腕も飛ぶようになった


デュラハンジオング

『騎士ガンダム』の『円卓の騎士編』で登場するモンスター。やはりパーフェクトが元。
首なし騎士としてのデュラハンをモチーフにしており、自分の首を掲げている。


地獄(ヘル)ジオング

え、何これって?
『超戦士ガンダム野郎』に登場した、魔改造ジオング。同じく魔改造の悪魔(デビル)ケンプファーとタッグを組んでいる。
スカートのところに製作者の顔がついているのが特徴
しかもこいつは分離して人面犬になる。犬の武器は噛みつき。
ギミックとして接着剤を指先から噴射。シンナーで相手を溶かした。

実力や接着剤と人面犬の力もあって主人公達を圧倒するも、ガレキの中から出てきた大農丸によって倒された。

一番の問題はこれを作った製作者が『プラモ京四郎』の弟子を名乗っていた事だろう。
狂四郎もそういう技術を持ってはいるがそれはどっちかというとサッキー竹田の好む作風である。


グレート・ジオング

Gジェネオリジナル機体。
上で述べた頭、胴体、両腕、腰、両足、と七つのパーツに分裂するというコンセプトが実現した姿。
ジオング以上に様々な方向からのサイコミュ攻撃を可能とする。
技名は“ズィーベン・アングリフ”
胴体はアプサラス、腰はビグ・ザムの意匠がされている。
詳細は項目参照。


ハイドラガンダム

トレーズとの決着はあの世でつけろ!
A.Cの外伝作『G-UNIT』のジオング相当機体。


フェブラル

機動新世紀ガンダムX』のジオング相当機体。
ただし回想シーンにしか出ていない。


ヘルジオング ギャラクシー/ヘルジオング マリーン

ガンダムビルドファイターズ』に登場。
上記の地獄ジオングと読みこそ同じだが別物の「ガンプラ」。
詳細はCの項目にて。



ガンプラ


1981年に1/144で発売。
腕の伸縮機構を再現したため肘が曲がらない。
何気に史上初のディスプレイベースが付いたモビルスーツのガンプラである(MS以外ならホワイトベースが初)。
これ以降もジオング単体で発売される場合何らかのディスプレイベースやアクションスタンドが付属するのが通例となった。

1/250でパーフェクトジオングも発売されているが、ほとんど立っているだけの人形に近い。

2001年にはHGUCで発売。
1/144ながら指が可動し、有線式サイコミュも再現できる。

2002年にはMGでも発売。
MGガンダム発売から7年。ようやくラストバトルを再現できるようになった。

また、パーフェクトジオングもまさかの発売。
その巨体のためお値段10500円である。
デザインはMSV版だが、サッキー竹田が使用した剣が付属している。

2021年にはRGでも発売、ガンプラ40周年とRG10周年を記念した商品として設計されている。
1/144スケールとしてはHGUCから20年越しで発売された。
RGらしく細かいパーツ分けとハイディテールなスタイルが特徴。
一番目を引くのが腰部のスカートパーツで従来のジオングとは異なり複数に分割、独立して動く形になったため表情が付けられるようになっている。
RGシリーズは初期に制作された物と後に制作されたものではディテールの方向性に結構違いがあるが、今回のジオングはRGガンダムに合わせるためかデザインラインが初期のRGに近いデザインになっているのもポイント。
また、記念品らしくラストシューティングジオングエフェクトセットも発売。
ジオング本体に大量のエフェクトパーツ、およびラストシューティングを再現する為のジオラマスタンド、そしてRGガンダム用の破損した頭部と左腕換装パーツと右手用のビームライフル専用持ち手が付属する。
ジオング自体がバーニア、ビーム砲だらけなのですべて装着すると迫力がすごいことになる、またRGガンダムで不満の多かった可動指をフォローするパーツが付いているのも嬉しいところ。





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項目名の編集ができない

あんなの飾りです。偉い人にはそれがわからんのですよ

使い方はさっきの説明でわかるが…追記・修正な、私にできるか?

大佐の項目編集の能力は未知数です。保証できるわけありません!

はっきり言う。気に入らんな

どうも。気休めかもしれませんが、大佐ならうまくやれますよ!

ありがとう。信じよう



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最終更新:2024年04月23日 12:44

*1 ビーム攪乱幕は何らかの粒子もしくはガスを撒く形式なので、ジオングがもし突っ込んでしまうとビーム攪乱粒子がビーム砲口に張り付き、一切の攻撃ができなくなる(あるいは撃った瞬間暴発する)と思われる。

*2 全然サイズが違うのでドムの足をそのままジオングにつけてもダメである。

*3 これは80年後の各陣営の主力量産機のジャベリンやゾロアットやガンイージ、果てはリグ・コンティオやV2ガンダムすら大幅に上回る。

*4 ザクマシンガンやジャイアントバズ、ザクバズーカ、シュツルムファウスト、ビームライフルなど。

*5 逆に言うと、そんな運動性でアムロのガンダムと渡り合うほど「動けた」シャアの技量は超人的である。

*6 シャア本来の任務は突撃する連邦艦隊の迎撃でもあった。

*7 ザクやズゴック、ゲルググはカラーリングを変えただけの指揮官機である

*8 少し前にゲルググに初めて搭乗したシャアは、アムロに敗北したとき「慣らし運転もしないで使うと…!」と呻いている。また、シャアの他にも多くの熟練パイロットは「こんな操縦の慣れないMSを使うより乗り慣れた機体の方が良い」とア・バオア・クーの決戦でもゲルググより性能は低いが、乗り慣れた旧ザク、ザクⅡやドムを乗ることを選んでいてゲルググの多くは学生兵が使っている。テストや完熟運転は必要不可欠なのだ。

*9 オデッサでは水爆を止める、ソロモンではビグザムを撃破する等大規模の戦場でも戦果を挙げていた。更に言えば、ガンダム1機でジオンは多くの一般兵の他に、ランバ・ラルや黒い三連星等のエースパイロットやコンスコン等の優秀な指揮官を失っている。

*10 PS3版「ガンダム戦記」アバンタイトルのアニメでは、ゲームオリジナルキャラは自分の身を守るだけで精一杯なのに、一方ガンダムとジオングはお互いが遭遇するまでに邪魔な敵を物のついでのように次々に撃墜していく、という、次元の違う戦いをしているのが描写される

*11 ラストシューティングが最も分かりやすく、シャアの行動を完全に読んでいた

*12 ジオング:187,000kg、NT-1:174,000kg。ジオングがわずかに上回るが大差ではない。

*13 ジオングはほぼすべての推進力が下を向き、足がなく大柄なため小回りが利かない。その機動特性は宇宙戦闘機やMAそのものである。対してNT-1はヒト型ゆえの柔軟な機動力を持ち、そのうえ推力がジオングの93%とくれば、ザクがセイバーフィッシュに見せたような圧倒的な機動力の格差が出てしまう。

*14 間宮林蔵→間宮海峡→給糧艦間宮など、間接的に由来となった人名はある。

*15 切り離し状態で戦闘が終了した場合、腕を欠損した状態で帰艦することになるのでややシュールである。

*16 一応、当機体が登場したギレンの野望シリーズではジオングシリーズ及びサイコミュ試験用ザクシリーズはMSとして分類されているのだが…