ディアボロ(ジョジョの奇妙な冒険)

登録日:2009/05/28 Thu 23:45:55
更新日:2024/04/16 Tue 19:47:13
所要時間:約 16 分で読めます




ギャキィィーン

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨


スタンド使いではないようだが…
この記事を見たのは…おまえ自身の最大の不幸だ

このわたしの本質を!ほんのちょっぴりでもわかるものが…
この世に存在してはならないのだ…わかるな?わたしの言ってる事が…
君はもう!この世にいてはならない
それはもうくだされたわたしの決定だ…

だがアニヲタとしてはおまえは「超一流」である事がよくわかった…
それに敬意を表して一瞬たりとも苦しまないよう殺してやる



あれ? …なんだ?おかしいぞ…
「文字数」のところがおかしいぞ… 急におかしくなった
この項目文字数が…

ぜんぜんないッ!

はっ!!!!

なるほどうわははははははは
これはオレの項目でしたァぁぁぁいつの間にかぁぁぁー



「キング・クリムゾン」!
















どんな人間だろうと…一生のうちには「浮き沈み」があるものだ 『成功したり』『失敗したり』……

だが…未来という目の前に……ポッカリ開いた「落とし穴」を見つけ!

それに落ちる事がなければ人生は決して『沈む』事がない『絶頂』のままでいられる(・・・・・・) わたしは!




ジョジョの奇妙な冒険 Part5 黄金の風』に登場する人物。
同作のラスボス

CV.宮本充(黄金の旋風、ドッピオと兼任)/森川智之(ASB・EoH)/小西克幸(アニメ版黄金の風以降)


【概要】

イタリアを中心に活動するギャング組織「パッショーネ」ボス。1967年(アニメでは1965年)生まれ。
組織の名「パッショーネ」はイタリア語で「情熱」を意味する。

深紅(ややピンク)のロングヘアーの男性。
瞳には三角形の模様があり、彼のスタンドであるキング・クリムゾンにも同じ模様が確認できる。
これはディアボロ独自のものらしく、ディアボロの身体にブチャラティの精神が入っていた時には模様がなかったが、
逆にディアボロが取り憑いていたミスタの体からスタンド出したその瞳に模様が現れている。


作中での登場シーンの大部分では、緑のヒョウ柄、上半身に纏った網シャツ、腰には悪魔のような羽の服で登場している*1
5部のギャングの方々は服装が色々とキチガ(ry…前衛芸術の賜物みたいな服装なので恐らくこれらが組織の正装なのだろう。作者的にはおしゃれらしい。

生い立ちや過去、性格等に作中でも明かされていない部分*2が多く、ミステリアスな面を第5部終了から長く保っているキャラクターである。

当時の作者の人気投票キャラクターベスト10では、ブチャラティ(3位)に続く4位にランクインしており、これは主人公であるジョルノ(5位)より上。
荒木先生にとってディアボロは、結構なお気に入りキャラクターであった模様。


パッショーネ

ディアボロがボスとして組織するイタリアギャング。
正式な発足の年代や組織としての発展などは不明だが、作中時点でボス、そしてその「参謀」、その下に何人もの「幹部」、そして幹部が統率する6~10名の団員から構成される「チーム」が存在する。構成員は756人。

本編の数年前時点でイタリアの電話、郵便、交通、マスコミ、警察、政治など社会の全てを牛耳っており、ヨーロッパ中に影響を与えている。
カジノの仕切り、商店などを守る介護料など、さまざま事業に手を出し、本編の約5年ほど前からは麻薬も流通させており*3、それらの利権から発生する「あがり」は凄まじい額であるが、*4
支配地域の犯罪発生件数や死者数の統計に大きな影響を与え、「矢」を追っていたポルナレフが関連を調べ始め、ジョルノが「夢」を実行に移すきっかけになったのもこの問題が関係している。

どんな組織であれ「集団」として出来上がると必ずその「指導する者」に対して内部から反旗を翻すものが出てくる。
ディアボロは結成以前からそれを見越しており、例え幹部クラスであっても自身の素性は名前すらも徹底的に秘匿している他、
ボス(ディアボロ)の正体を探ること自体が組織への挑戦(敵対)行為を意味すると配下にも叩き込み、そういう素振りを見せた者は時に手ずから粛清している。
これにより、組織の内に彼の正体を知るものは誰一人としていない*5
後に暗殺チームが実際に反旗を翻している辺り、その見通しと対処は正しかったと言えるだろう。

自分に繋がる唯一にして最大の手掛かりとなる娘・トリッシュを護衛していたブチャラティチームが彼女を確保した上で離反したことに際し、親衛隊を刺客として送りつつ、
彼らが娘を通して自分の過去を探ることを恐れ、部下任せにはできないと判断。
唯一信頼出来る部下であるドッピオと共に痕跡の抹消、更に彼らが自分を打倒するための動きを潰すべく動き出す。


【人格】

簡単に言えば冷酷非情かつ自分本位のエゴイスト。
何人たりとも自分の過去や情報を探ることを許さず、組織にも一切顔を出さないという臆病ともとれてしまうほどの用心深さから、その正体を知る者は最高幹部も含めて全くいない。
拠点も定期的に移しているらしく、作中では滞在していたホテルの部屋に清掃員が(不在と勘違いして)不意に入室してきた際には、スタンドを使ってまで自らがいたという痕跡を一切残さずに撤収している。
上述の通り自身の正体を探ろうとする者は容赦なく排除しており、ブチャラティ曰く「正体を探ろうとしてバラされた奴を何人も見た」とのことで、その一端は「輪切りのソルベ」の件からも垣間見れる。

慎重さから正体が露見するような行動を徹底的に避けようとするが、抜き差しならない状況では自分の身を危険に晒して相手を排除しようとすることも厭わない度胸も併せ持つ。
娘であるトリッシュから自身の過去を探り当てる可能性が高いと踏んだブチャラティたちの始末に自ら向かったのもその一例。
他人を信頼しないからこそ自分の身を守れたが、ドッピオ以外に信頼できる他者がいないので正体や能力を明かさないために、いざという時は一人で戦うしかないという表裏一体の業を背負った男である。

組織の裏切り者を輪切りのホルマリン漬けにして所属していたチームに送りつけたり*6
自らの娘が自身に繋がるかもしれないという理由だけで自らの手で殺害しようとしたりと、直接・間接両方で非道な行為を幾度も実行に移している。
とは言っても残虐な仕打ちを楽しむような趣味は無く、全てはそれが必要だからという強い確信と決断、
そして自分の手を煩わせた人や物事に対する苛烈な怒りに裏打ちされている。
そのため、必要以上に甚振るようなことを(少なくとも彼自らの手では)することはない。
とは言えその自分のエゴのために何も知らない他者を平然と巻き込み、死に追いやり続ける姿勢は、ブチャラティ吐き気を催す邪悪と罵倒されている。

「自分が絶頂でいられるかどうか」に何よりも重きを置き、同じ身体を共有しているドッピオ以外には部下にも物にも執着を見せない。
一方、幹部への昇進条件が数億円を献上することによる『頭脳』と『信頼』であること、幹部のポルポも「最も大事なのは信頼」と述べていたことから、それらを重要視するギャングの首領らしさが垣間見える。

スタンド能力を持たないペリーコロを幹部にして重宝する、過去をリプレイするという敵に回れば危険極まりないムーディーブルースの能力を知りながらアバッキオを始末しない、性格が極悪で危険だがその凶悪なまでの強さからチョコラータをもしもの時のために生かしておくなど、信頼と実力の両面で評価する。ブチャラティが仲間を一人も死なせずにトリッシュ護衛を成し遂げた時も、その仕事振りを高く評価し、尊敬の念すら抱いていた。
このため、いくら実力があろうとボスにすらスタンド能力を秘密にしていた暗殺チームが冷遇されていたのは当然と言える。

裏取引で助命された罪人や、ペリーコロのように「実り豊かな人生を与えてもらった」と忠誠や恩義を感じている部下は多く、5部の副主人公たるブチャラティも前者である。

また自分の認めた相手には尊敬の念を抱いたり、死に際には敬意を表して賛辞の言葉を送ったり、
吹き飛ばした時間の中で自分の能力を(読者への説明を兼ねて)解説したりと悪の美学も弁えている。


【能力】

基本逃げ隠れが主体の行動を選択しているが、ディアボロ本人の戦闘能力は至って高く、
それはスタンド能力を操るセンスのみならず生命力や精神力、観察力といった地力においても同様である。
敵対するブチャラティたちすら「無敵」と称するスタンド「キング・クリムゾン」を活かし
ブチャラティ、アバッキオナランチャリゾットポルナレフと主要人物の多くを殺害している。
自らのスタンドの細かい欠点を当人が熟知した上で、慎重さと洞察力、そして二重人格を利用した擬態で補い「完璧な犯罪組織」を作り上げることが出来たのも、
スタンド能力の強さのみならず、それを遺憾なく活かし切る当人の素養故である。

レクイエムの秘密をその場の誰よりも早く看破する等、ギャングの首領らしく状況判断能力も高い。
体力も血液が黄色味を帯びる程に体内の鉄分を抜かれていながらも、蛙と近くにいた少年の血を飲むことで血液量を回復させ、
そんな病み上がりもいいとこな状態でドッピオの姿でサッカーをしている少年を装いアバッキオを殺害するなど、シリーズ初期のような人外が出てこない5部の中ではかなりの超人っぷり。

臆病にすら思える行動をとる彼だが、一方で自身の実力には絶対的な自負と誇りを持っており、
例えばリゾットとドッピオの戦闘の際に彼が最も危惧していたのは「自分がリゾットに負けるかもしれない」という点ではなく、
「ここで正体を明かしてもし逃げられたら」という事であった。

その病的なまでの秘匿性ゆえにディアボロへ辿り着く事は不可能に等しく、パッショーネの革命を目論んでいたジョルノ達も当初は「幹部になって少しずつボスからの信頼を得ていく」という、何年もかかる計画を立てていた。


二重人格

キング・クリムゾンと並びディアボロを厄介たらしめる重要要素。
普段はもう1人の人格である「ヴィネガー・ドッピオ」を隠れ蓑にし、ドッピオの精神内に潜伏することで正体を隠している。
加えて人格を入れ替える事により「体格」も「年齢」も「声」も何もかもが完全に「別人」へと変化する特異体質の持ち主でもあり、
ディアボロが正体を隠し続けられたのには、当人の情報統制と共にこの特異体質の功績も大きいと考えられる。

ドッピオ本人には自分がディアボロのもう一つの人格であるという自覚はなく、二重人格モノに定番の「別人格同士の心の中での意思疎通」は不可能であるため、
意思疎通は「電話」を用いて行われ、ディアボロ側から「呼び出し」をされたドッピオは周囲のそれらしきモノを「電話」と認識するようになり、
生きているカエルであろうと冷たいアイスクリームであろうと耳にあてて会話する。その様は非常にシュールで、読者にシリアスな笑いを提供した*7

また、片方が肉体の主導権を握っている状態ではもう片方の人格は行動に干渉できない*8ようで、ドッピオが(ディアボロ視点で)無謀な戦いを挑もうとした時には、ディアボロが制止していた。

よく「ディアボロとドッピオのどちらが本来の人格なのか」ということが話題に上がるが、詳しくは不明。
肉親レーダーが反応するのでトリッシュと親子なのはディアボロで、ドッピオは赤の他人というのは確定している。


何故か路傍で商売していた能力-A:超スゴイの占い師によれば、
「『光と影』…! 『表と裏』…! 『二重の人格』 この秘密がある限り…人の死がどんどんあなたを幸福にし……その栄華はすたれることがない…」
という超運勢の持ち主で、また非常に美しい手をしているという。
この占い師はこの後ボスにドグシャアッされました


キング・クリムゾン


『読める』………動きの『軌跡』が読める……
『未来への動きの軌跡が』…
『キング・クリムゾン』の能力の中ではこの世の時間は消し飛び………そして全ての人間はこの時間の中で動いた足跡を覚えていないッ!
『空の雲はちぎれ飛んだ事に気付かず!』………
『消えた炎は消えた瞬間を炎自身さえ認識しない!』
『結果』だけだ!!この世には『結果』だけが残る!!
時間の消し飛んだ世界では動きは全ての無意味となるのだッ!
そしてわたしだけがこの『動き』に対応できる!!
お前がどう『動く』か全て見えるッ!
これが『キング・クリムゾン』の能力だッ!

』によって発現したスタンド。
シリーズのラスボスに共通する「時間に干渉」する能力であり、
一対一の状況ではまず無敵といっていい圧倒的なアドバンテージを齎してくれるが、
一方で「正体を隠しながら戦う」「一度に複数の敵を相手にする」といった前提の下では、明確な弱点が存在し、念入りに使い際を見極めねばならないデリケートさも孕んでいる。

あまりの強さ故に、能力を見知ったブチャラティ達は「真正面から戦えば絶対に負けるので本体の正体を掴んで暗殺するしかない」と正攻法での攻略を放棄。ポルナレフからも「弓と矢によって進化したスタンドしか奴を倒す手段はない」と言わしめており、ジョジョを代表する強大な敵スタンドのひとつに数えられる「王の能力」だといえる。

【その奇妙な生い立ち】


【劇中での動向】


最初の登場は部下へトリッシュを保護させた際のシルエット。以後はこのスーツ姿がデフォになる。
ブチャラティがポルポの後を継いて幹部になった折に、スタンド使い案件としてペリーコロを介して娘を護衛させた。

その後、護衛チームと暗殺チームの交戦が始まると護衛チームへメールを送り、便利な乗り物を手配させながら自分の元へ誘導していく。
ギアッチョ戦前後で布にくるまった姿*9を見せたが、アニメ版ではこの時能力の片鱗をお披露目した。

暗殺チームを殆ど倒してヴェネツィアへ辿り着いた護衛チームへサン・ジョルジョ・マジョーレ島の教会で落ち合う命令を下すも、トリッシュをエレベーター内で強襲して拐い、同乗していたブチャラティに真意を感付かれる。

なお「トリッシュを引き取ってブチャラティが去った後に事を起こせばよかったのでは?」とよく話題に挙がるが、この時のブチャラティは既に裏切る気満々だったので、姿を見せずにトリッシュだけを連れ去る行動自体は結果的には間違ってはいない。

激怒したブチャラティの猛追を受けるも無敵のキング・クリムゾンで苦もなく打ちのめすが、ブチャラティは背骨粉砕貫通パンチや心臓にまで到達する手刀を受けてもなぜか絶命せず、遂にはトリッシュ共々射程距離外にまで逃げられてジョルノと合流し生還されてしまった。

ディアボロはを差し向けるもジョルノ達は次々に撃破してヴェネツィアを離脱。過去を再生できるアバッキオのムーディ・ブルースを始末する為、部下には任せられないとドッピオ状態で故郷サルディニアへ向かう事に。
サルディニアにトリッシュとムーディ・ブルースが到達すれば自らの正体が判明するのは確定的であった為、宿泊しているホテルのルームキーパーが自身の部屋をノックする音すら聞こえない程の焦りを見せながらも行動を開始。なおこの時部屋に入ってきたルームキーパーに姿を見られる寸前で時を飛ばして部屋から出ているのだが、飛ばした僅かな時間の間に部屋にある諸々を片付けて部屋から出る様を考えると中々にシュール。
そこで同じくジョルノ達を追ってきた暗殺チームのリーダーリゾットとジョジョ史に残る名バトルを繰り広げて何とか辛勝し、メタリカによるダメージでほぼ瀕死の状態に成り果てながらもアバッキオの殺害に成功。

しかしジョルノ達の迷いのない動きを察して己の知らない脅威を掴んだ事を危惧し、封印していた最低のゲスコンビを追っ手として解き放った。
その後は二人を止める為にドッピオ状態でローマに降り立った所で、丁度セッコを倒したブチャラティと遭遇。
彼等の目的が何者かに会う事、そしてブチャラティの肉体は既に死んでいて魂でしか認識できていない事を察知すると、ドッピオにトリッシュに似た匂いだけを放出させる芸当を披露し、まんまとブチャラティにトリッシュと錯覚させる事に成功し、そのまま目的地コロッセオまで案内させた。


【末路】


コロッセオにて殺した筈のポルナレフと再会、彼が持つスタンドの可能性を引き出す矢を手に入れようとする。
そして未熟な過去を乗り越えたディアボロはついに矢を入手する。

…しかしこのとき、矢により変異したポルナレフの「チャリオッツ・レクイエム」(鎮魂歌)が発現・暴走。ディアボロやブチャラティチーム、ローマ周辺の全ての人々や生物は眠ってしまい、魂が入れ替わってしまう。

この時ドッピオの人格と離れ離れとなり、上述の秘密が途切れて運勢が変わってしまった。


アニメ版2期オープニング『裏切り者のレクイエム』ではサビ前にキング・クリムゾンの時飛ばし、サビではシルエット状態でキング・クリムゾンを繰り出している。
後期バージョンではドッピオからディアボロへの変身、そしてお馴染みとなったラスボス特殊演出においてサビ前のキンクリ中の描写が追加。

「選ばれた運命からは誰も逃れることはできない」

「お前たちが滅びるという結果だけが残るのだ」

「永遠の絶頂は我にのみ存在する」

「時の消し飛んだ世界で哀しみの歌を歌うがいい」

イタリア語によるセリフやエピタフを発動して未来を先読み、ジョルノへ襲い掛かった。



そして深紅の王は帰還する。
矢を求め繰り広げられる熾烈な心理、攻防戦。
やがてブチャラティチームを出し抜いたディアボロは再びつかんだ………『矢』を!

…が、ジョルノの策謀により阻止。その後色々あって四度矢をその手に。

貫いたぞッ!『矢』のパワーはッ!
この運命からの『贈り物』はッ!
これで我が『キング・クリムゾン』をこの世の頂点に連れて行ってくれr(ry

しかし、ブチャラティがレクイエムの「光」を完全に破壊したことで魂が本来の肉体に戻ってしまう。
矢を手にしたジョルノを前に逃げる事も出来たが「ここで逃げたら誇りが失われる」として対峙。
だが矢に射抜かれたことで進化したジョルノのスタンド「ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム」の「全てをゼロへと戻す」能力によりスタンド能力共々無力化され、無駄無駄ラッシュを叩き込まれた。

永遠の絶頂を求め「過程」を飛ばして「結果」を残し続けたディアボロは、
死んだことすらゼロにされて永遠に「いつどのように来るか分からない」「死」を迎え続ける地獄を味わい続ける事となった。



オ、オレは、何回死ぬんだ!? 次はど……どこから…… い…いつ「襲って」くるんだ!? オレは! オレはッ!

オレのそばに近寄るなああーーーーーーーーッ!!!!!!
*10


絶頂を失うことを恐れ他人を踏み躙り続けたディアボロだったが、見知らぬ自分を心配する少女にすら恐怖することとなってしまった。
ディアボロが築き上げた地位と絶頂を一週間程度で瓦解させたジョルノやブチャラティ達は、まさに、イタリアに吹いた「黄金の風」そのものだったであろう。

極悪人ではあったが流石に無限に死に続けるという末路には同情する読者も多い。
もし仮に将来ジョルノが死んでGERの能力が解除されたら、地獄から逃れられるかもしれないが…いつになるやら。



ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』では当然ながらディアボロとして参戦したが研究により永パが可能な事が判明。
これでジョルノをはじめとするカス共に復讐できるよ!
…しかし見栄えが悪い上にネット対戦でのラグで実用性があまりよろしくない。
ゲージ消費でのコンボ抜けが簡単にできるため「対戦したくないキャラ」の上位には君臨していた。
その後の調整で永久は修正されたが、無敵や当身で懐に潜り込み、ダウンや叩きつけによるパワフルなコンボを得意とするキャラに落ち着いた。
HHAが強化技でGHAは当身技。
コスチュームには
「登場初期の正体不明状態のボス」
「サッカー少年たちに紛れていたときの服」
がチョイス。
前者はさながらコナンの犯人のような風貌、後者はボスの顔でそれを着こなしているというシュールさ。
どうでもいいが、当時の大会では第4回戦でミスタと激突した。結果?お察しください。

EoHでは、ストーリーモード終盤で登場。
並行世界でのとある人物の影響でレクイエムから解放され、帝王の威厳を取り戻す為にジョルノの前に再度立ちはだかる。
当身技エピタフ、時飛ばしを用いて相手を翻弄して強烈なラッシュを叩き込む防御寄りの性能。
強力なスキルだがクールタイムが長め、リーチの短さという弱点があるので慎重な立ち回りが求められる。

ラストサバイバーでは稼働から実に2年という時を経て遂に参戦。
「時の消失」で成功するとダメージを無効化と精神力が約30%回復した上でスティック倒した一定方向でワープする技。
「エピタフ」は生存エリア縮小時に次のエリアの範囲をミニマップに表示してくれる。
アルティメットスキル「クリムゾン・ディメンション」は原作さながらの有利ポジションどりや相手の距離詰めや逃走ができる。
ガンガン立ち回らず、エピタフによる安置の確保や相手の動向をしっかりと把握したうえで迎撃や奇襲をしかけるか求められる上級者向けな性能。




半公式二次小説『恥知らずのパープルヘイズ』では、
『ボスの名を騙りイタリアへ麻薬を蔓延させ、粛清された元幹部の裏切り者』
と組織内で流布されている。
自らの負の遺産全てを押し付けられた形であるものの、
  • 下手にディアボロ関連の情報が流出すれば「元からボスだった」というジョルノの立ち位置が揺らいで信頼を損ない、パッショーネ自体が瓦解する危険性がある
  • ペリーコロは大病を患った息子を組織への忠誠と引き換えに助けられていた
  • 老獪で凶悪なスタンドを持つコカキを懐柔して麻薬ルートのホストに就かせることで行動を抑制。間接的に殺害するしかなく、死去の報せに残念がるジョルノとの年季の違いを発揮
などにより株が上がった箇所もちらほら。


【名言】*11

  • おまえがたった今目撃し そして触れたものは・・・「未来」のおまえ自身だ
  • 誰だろうとわたしの永遠の絶頂をおびやかす者は許さない 決して 確実に消え去ってもらう
  • 「空の雲はちぎれ飛んだ事に気づかず!」・・・「消えた炎は消えた瞬間を炎自身さえ認識しない!」 「結果」だけだ!!この世には「結果」だけが残る!!
  • 未来という目の前に・・・ポッカリ開いた「落とし穴」を見つけ!それに落ちる事がなければ人生は決して「沈む」事がない 「絶頂」のままでいられる わたしは!
  • 消したつもりでも・・・「過去」というものは人間の真の平和をがんじがらめにする
  • 恐怖というものは打ち砕かなくてはならないのだ!それは今なのだ・・・今!絶対に乗り越えなくてはならない!それが「生きる」という事なのだッ!
  • これは「試練」だ 過去に打ち勝てという「試練」とオレは受けとった 人の成長は・・・未熟な過去に打ち勝つことだとな・・・え?お前もそうだろう?J・P・ポルナレフ
  • 過去は………バラバラにしてやっても石の下から…………………ミミズのようにはい出てくる……
  • 誰が言った言葉‥‥‥‥だったか‥‥‥‥
    『我々はみな運命に選ばれた兵士』・・・運命はこのオレに‥‥‥‥
    「時を飛ばし」‥‥‥‥‥「予知」ができる能力を・・・授けてくれた…
    この世の運命は我が『キング・クリムゾン』を無敵の頂点に選んだはずなのだ‥‥‥‥オレは『兵士』ではない
  • 何かわからんがくらえッ!
  • 下っぱのカス能力が・・・!!おまえごときの浅知恵で「キング・クリムゾン」の予測の上を行くことは絶対にない・・・くぐり抜けることもないッ!いくらカスみたいでもな…
  • おまえはッ わたしを本気で怒らせたッ!!
  • この便器に吐き出されたタンカスどもが!!この私に対して………!!
  • 「帝王」はこのディアボロだッ!!依然変わりなくッ!
≪以下スピンオフのゲームの台詞≫
  • あきれたものだ・・・また裏切るというのか?この『恥知らず』が!*12




フフフフフフ……

フフハ

ハハハ……ハハ

フハハハハハハ

フハ…

フフフ

フハ




フハハハハハハハハハハハハハハハーーーーッ



逃げなくて本当に良かった……
いや正直言って「絶望」がオレの心を包んだよ……


アニヲタwiki復興に盛況する住民がなかったら復旧する決断はつかなった…

おかげで「項目」がガオンする予知を見ることができたよ

どっかに飛んでっちまった項目立て主が言ってたろう………!!

「追記・修正お願いします」とな…
しつこいが本当に逃げなくて良かったよ………

ジョルノ「G・E・レクイエム!お前は『記事の完成』に到達することは決して無い…」

全消しッ!俺のそばに近寄るなああーーーーッ

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最終更新:2024年04月16日 19:47

*1 ブチャラティとの待ち合わせの時はスーツを着ており、上述の服装もドッピオのセーターを脱いだ時の姿である。人格交代により体型も大人に変わるため、セーターがきつくて脱いだのだろう。だからといって肌着があのデザインの網シャツなのはパッショーネらしいセンスとしか言いようがない。

*2 出生やギャングを組織するに至った理由、二重人格を発症した原因など

*3 当初から麻薬売買に力を入れていたわけではなく、現在20歳のブチャラティが12歳で入団して数年がたった頃から麻薬の売買を開拓していったとされ、その前は「禁じ手」としていた。『恥知らずのパープル・ヘイズ』では、当初『パッショーネ』は義賊的な振る舞いを見せて民衆の信頼を得て競合ギャング組織を駆逐し、その後悠々と麻薬取引を行っていった、という事にされた

*4 ジョルノが初めて遭遇したパッショーネのギャングである涙目のルカも麻薬の売人であり、子供に売っていた。ただしナランチャはルカのことを「子供に薬を売るから嫌い」と言及しており、すべての売人が子供に売っていたわけではなく売人の裁量に任されていた模様

*5 当然本名もわからないため、作中の大部分でディアボロは「ボス」とだけ呼ばれており、本名が明らかにされた後もジョルノ達はボスと呼び続けていた。このため、ジョジョのコミュニティで「ボス」と呼ばわれるのは大抵ディアボロの事を指す

*6 アニメでは直接の犯行はチョコラータとセッコになっている。もっとも、二人はディアボロからも最低のゲスと嫌悪される外道なので、そんな二人に裏切者の処遇を任せればああなることは確定的に明らかであり、ディアボロが非情なのは変わらないだろう。とはいえ二人の異常性が明らかになったのは組織に入団してからとディアボロ本人が語っているため、新人に仕事を与えたところ輪切りのソルベで異常性が発覚した、という説もあるが

*7 一応ディアボロもその辺りを危惧してか携帯電話を支給していたが、サルディニアに着くなり事故で壊れてしまっていた

*8 ドッピオの場合はディアボロが表層化するとそもそも彼の人格自体が休止状態になる

*9 アニメ一期OPではトリッシュも同じポーズを取っている

*10 アニメ版では、近寄ってくる少女に「く、来るなッ!」っと叫ぶシーンが追加。

*11 名言ではないが「なにィ~~~!?」という台詞がやたら多い。

*12 『オールスターバトルR』にてフーゴに対して言ったセリフ。