ハジ(終わりのクロニクル)

登録日:2011/09/11 Sun 22:30:59
更新日:2023/07/28 Fri 20:31:27
所要時間:約 3 分で読めます




叫べ皆よ創世を開くため、
七つの罪に対して判決の喇叭を鳴らせ!

Judgement!!


『ハジ』とは川上稔著〈AHEADシリーズ〉『終わりのクロニクル』の登場人物。
初登場は『1下』第十五章:多重の風声から。
全G中屈指の戦闘系G“9th-G"にて全軍を指揮した大将軍であり、本編時では各G残党を集めた反UCAT組織“軍"を指揮するアラブ系の男。


老兵ではあるものの、『5下』における日本UCAT襲撃の際には迎撃に出た“八大竜王"アブラム・メサムを激戦の末に撃破し、本部防衛に詰めていた守備隊及び“軍神"鹿島・昭緒をも打ち倒し(一般人である家族の安否をチラつかせて動揺させてだが)、さらには新庄・運切と『時間稼ぎ』として負傷したまま再出撃したアブラム、そして全竜交渉部隊“交渉役"佐山・御言の総掛かりでようやく止められた程の、“総大将"に恥じぬ実力を持つ。
(この事により『単体で戦闘した場合Top-Gで最も強力』と評されている)

またその内面もかなり読みづらく、誰と話すときも煙に巻くような口調で話し、また神出鬼没なため1st-Gのハーゲン翁からは『親しくするのは仕事上だけにしたい』、3rd-Gのギュエスからは『貴様に比べたらUCATの方がまだまとも』と評判はあまり良くない。

ただ、そんな彼も家庭に帰れば、養子として一緒に生活している戸田・命刻と田宮・詩乃からよく慕われる“いい養父さん"であり、ハジも彼女らを実の娘のように可愛がっている。
だがある意味仕事一辺倒な生き方をしてきただけに、家庭の事情には疎いとダメ出しされるダメ養父さんでもある。


※家庭内会話抜粋

「惚れた男でも出来たか!ん?そうだな?そうだな?相手の男は羨ましい男だ」
はははと笑い、
火刑にしてやる!
「日本じゃ違法行為だ養父さん。詩乃も困ってる」
(詩乃のお願いを当てようとして)

「やはりあれか、あれだな?第二次性徴。いいなあ。養父さんも遥か昔にホルモンの奨めに従っていろいろ悪さしたもんなんだが、お前もか。違うか?そうだな? んがっ!」
「あ、養父さんすまない、何か胡椒の小瓶も欲しかったようだったから」
(命刻の反抗期の理由推測にて)



○関連人物

9th-Gを滅ぼした『八大竜王』。
彼が“サルバ"ではなく“アブラム・メサム"を名乗ったことにより、彼の婚約者にしてハジの妹サハルナズが死ぬ原因となった。
だが“軍"決起の後は恨みながらも深く憎悪することはなくなった。


  • 新庄・由起緒
Top-Gに保護されている間に関わった、Low-Gの人間。
彼女の話を聞きによく教会へと赴いていたため、後にハジ自身はTop-G崩壊の真相に気づいていたのではないかと言われている。


Top-Gにて知り合った五人の子どもたち。後に戸田・命刻と田宮・詩乃は彼が引き取り、共に生活することになる。
ハジは彼女らに配慮し、自身が“勘違いで皆を強引に率いた愚か者"としてTop-G残党“軍"を指揮、敗北することでTop-Gの子どもが二度と盟主として担がれぬよう、Top-GとLow-Gを対等にするための行いと推測されている。


『6下』にて対決。
彼の未熟さを受け入れ、彼が自身を越えようとする姿に9th-Gでの訓練と戦いの日々や、もし全てが失われていなければ在ったかもしれない光景を重ねながら戦い、『英雄』になろうともがき抜いた飛場の“攻撃力最大"の拳を受け、彼の成長に静かな微笑みを浮かべながら敗北した。




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最終更新:2023年07月28日 20:31