とがめ(刀語)

登録日:2010/12/30(木) 10:14:08
更新日:2023/04/17 Mon 18:25:28
所要時間:約 5 分で読めます






「ちぇりおーっっっ!」




とがめ




テーマ曲『愛と誠』

刀語の登場人物でありメインヒロイン。

小柄で腰までかかる長い髪を持つ女性。
挿絵・映像にはまったく反映されていないが、服は十二単を三重にしたようなものを着用している(もし薄着だったら宇練銀閣に斬られていた、かもしれない)。
正体を隠す為、服と呼べないような荒い布を着ていた母親を反転していたのかもしれない。

元は黒髪だったが、とある出来事がきっかけで若くして白い髪になってしまった。

かなり若い段階から尾張幕府家鳴将軍家に仕えている。
順調に出世を果たし、重要な役所に就任した。

その肩書きの名は

尾張幕府直轄預奉所軍所総監督
(おわりばくふちょっかつあずかりたてまつるところいくさどころそうかんとく)

というものである。
……よくわからない上に長過ぎです。

主に頭脳労働を専門としており、肉体的労働は全くできない。
本人曰く『障子紙よりも弱い』とのこと。
実際三途神社の階段を昇る時にせよ、蝦夷の踊山を登山する時にしても七花に任せていた。

本名不詳、年齢不詳(自称七花より上、校倉必の部下の証言を参考にすると三十…)、身長四尺八寸、体重八貫三斤、趣味悪巧み。

とがめが不承島に渡るところから物語は始まる。



【本編以前のとがめ】
とがめは奥州を所領として治めていた飛騨鷹比等の末子として誕生した。
天才と呼ばれる父親の頭脳を受け継いではいないものの、その影響でそこそこは優秀。
父親が少し苦手で反抗期を迎えていたものの本心では好いていた。

飛騨鷹比等が反乱を起こした際に、誘拐されてきた鑢みぎりと出会う。
みぎりの語る「幸せと成功は別のもの」という話に大きな影響を受け、
「成功をしたいなら誰かと幸せな絆を結ぼうなんて思わないこと」という言葉を呪いのように刻みつけられた。
みぎり本人は囚人の戯言なんてすぐに忘れるだろうと思っていたが、鷹比等は天才である自分の娘だから心に刻み込み今際の際に思い出すだろうと危惧していた。

大乱の最終日、鷹比等によって隠れているように言われた容赦姫は、
襖の隙間から、鷹比等が七花の父、六枝に殺される瞬間を目撃してしまう。
これを目の当たりにしたとがめの髪は瞬く間に白くなったのである。

この日からとがめは苦手だった父や家族の復讐をしようと敵である幕府に取り入るようになった。

幕府に仕えたとがめはあらゆる手段を用いて現在の地位にまで登りつめる。
時に真庭忍軍の力を借りて政敵否定姫の地位を失墜させたりした。

そんなある日、とがめは家鳴匡綱との謁見の機会を獲得するため『刀集め』を幕府の上層部に提案した。
この申し出が通ってとがめはまにわにや錆白兵の力を借りて刀を収集していくが、悉く裏切られてしまう。

そこで頼ったのが虚刀流だったわけである。



【本編におけるとがめ】
睦月某日。
とがめは不承島にて鑢七実の許可を得て七花を連れ出すことに成功した。

校倉必戦の前までは刀の所有者を殺して刀を回収していった。

必戦での愛の叫びが、後の七花が変化するきっかけを与える。
必戦後、蝦夷へ向かう中(アニメではこなゆきに会った後)七花が自分の出自がわかっていて尚協力してくれているのを知る。

対七実戦では、七実により長かった髪が綺麗に切り落とされてしまう。


小柄なためより一層幼く見える。

長月某日。
汽口慚愧と絡んでいた七花に嫉妬したとがめは変体刀亜種・嫉刀『咎』となった。
七花とキスすることにより七花の興味を取り戻した。

神無月某日。
とがめは彼我木輪廻によって父親の言葉を思い出した。輪廻の誠刀防衛から戦わないで勝つ方法を学ぶ。
20年前鷹比等は娘の将来を案じ、輪廻にある頼みごとをしていた。

霜月某日。
真庭鳳凰を倒すことによりまにわにと決着をつけた。

変体刀十一本集めたとがめ達は尾張へと戻ろうとする。
その先では左右田右衛門左衛門が待ち構えていたが……。



【奇策士】
とがめは自らを奇策士と名乗っている。
奇策しか練らないから奇策士であるとのこと。
策士を名乗っていた父親を反面教師にした面もあると思われる。

本編では奇策を練って七花をサポートしていく。

……はずだったが、実際は七花の活躍で刀を回収することの方が多かった。

以下で数少ない奇策が決まった例を挙げていく

▼錆白兵戦
決まったはずだが……
残念ながら詳細不明。

▼鑢七実戦
天才七実の視覚を封じるため、勝負を始める前に一週間かけて蝋燭を回収し、細工を施す。
勝負と同時に火が消えて成功。

▼日和号戦
日和号の順路や構造(太陽光が必要)を把握。
持久戦に持ち込ませて稼動停止に成功。

▼汽口慚愧戦
七花と再試合をする前に将棋で戦う。
わざと互角な勝負に持ち込み、慚愧が将棋しか考えられなくした。
七花と勝負する際に手をそらんじたところ、結果として慚愧は七花の存在を忘れさせた。


【ちぇりお】
とがめと言ったらこの口癖であろう。

本人は気合いを入れる言葉である薩摩の示現流の掛け声「ちぇすと」と勘違いし、幾度も、

「ちぇりお!」
と叫んで七花を叩いていた。

「ちぇりお」は異国の言葉であり、本来の意味は『さよなら』。

当然このことが指摘されない訳がなかった。


皐月某日。
鳳凰と会い、同盟を結んだとがめたち。

否定姫始動の知らせを告げ、いざ別れようとした時、鳳凰が、

「時に奇策士殿」

「主が気合いを入れる時に『ちぇりお』と叫ぶのを我はどうもおかしいと思って調べてみたのだが、あれは『ちぇすと』というのが正しい」

と、ついに真実を告げられてしまう。
『わたしの個性がよく出てる』と発言していたとがめは
「わたしの個性っていったいなんじゃあああああああっ!」
と叫び号泣。


以降は開き直って「ちぇりお」で押し通した。





【使用技】
以下に挙げる技にはほとんど効果はない。

  • ちぇりお(一)

  • ちぇりお(二)

  • ちぇりお(三)

  • ちぇりお(四)

  • ちぇりお(五)

  • ちぇりお(六)

  • ちぇりお(七)

  • ちぇりお(八)


アリーデヴェルチとか言う人とは関係ない

尾張幕府直轄預奉所軍所総監督───とがめ

尊大な態度をしたり、時には子供のように言動をしたりした。

アニメでは田村ゆかりが担当。
ゆかりさん曰く、「ぎゃふんっという台詞を言うのは初めてでした」とのこと。
というか恐らく「ぎゃふん」とか言ってしまうヒロインは今後も現れないだろう。



以下台詞
「薮から棒略して野暮だ」

「帯刀していない者を相手に刀を帯びて話をするのは、わたしの主義とするところではない」

「違うもん!違うんだもん!」

「力ずくでわたしを守ってみせろ!」

「わたしが死んだら、そなたひとりで『ちぇりお』を気合を入れるための掛け声として、日本中にはやらせてくれ……」

「ふん。わたし達の前に道はなく、わたし達の後には道は残らず、か───まあ、そこまで無残なものでもないがな」

「わたしにはそなたがいるし」
「そなたには、わたしがいるであろう」

※以下ネタバレ注意












左右田と相対したとがめだったが、左右田がとがめの本名「容赦姫」と明かした後に炎刀・銃で撃たれ倒れてしまう。

復讐心から刀集めを始め、犠牲をやむを得ないと考えていたとがめ。

その野望は旅の終わりに潰えてしまう。

七花を殺そうとしたかその後腹心として召し仕えようとしたのかは定かではない。

この後、とがめの所有刀『虚刀・鑢』は自らの意志で尾張へと赴く。





「アニヲタの集いの住人───Wiki篭り。最後の命令だ」


「わたしのことは忘れて───これまでの何もかも忘れて、好きなように追記修正しろ」

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最終更新:2023年04月17日 18:25