遊戯王デュエルモンスターズ

登録日:2011/01/28 Fri 00:55:30
更新日:2024/04/08 Mon 11:31:28
所要時間:約 11 分で読めます






ゲームの歴史……

それは遥か五千年の昔、古代エジプトにまでさかのぼるという


古代におけるゲームは人間や王の未来を予言し運命を決める 魔術的な儀式であった
それらは、「闇のゲーム」と呼ばれた


今 千年パズルを解き、闇のゲームを受け継いだ少年がいた

 二つの心を持つ少年


人は彼を 「遊戯王」 と呼ぶ

※呼びません


☆概要

週刊少年ジャンプにて連載されていた高橋和希先生の漫画「遊☆戯☆王」を原作とするアニメーション。
正式なタイトルは『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』。2000年からテレビ東京系で放送された。
略称は「遊戯王DM」。「DM」だけとデュエル・マスターズの略称だと勘違いされる事があるので注意。
なお、デュエルモンスターズと略されることもある。

遊戯王のアニメ化としては2回目。
前作と言うべき遊☆戯☆王は様々な事情があり、半年の放送で打ち切られてしまった。

この時のスポンサーのバンダイは遊戯王トレーディングカードゲームから撤退してしまったが、
コナミが権利を取得して規格を一新し、遊☆戯☆王 オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズとして販売を開始。

販促アニメも制作会社と放送局を変えて再度開始される運びとなった。

20周年記念として「遊戯王デュエルモンスターズ 20thリマスター」として2015年から再放送。
単にリマスター化しただけではなく、OPとEDの映像が一部差し替えられている。
今までの再放送とは異なりリマスター化した新番組という形態だからかGX以来久々に再放送枠でありながら次回予告は健在だった。
DMファンからは杏子の暴走が久々に見れると期待されたりした。が、バトルシティ編からは次回予告はカットされた。


☆特徴

ストーリーは基本的に原作をなぞっているため、遊戯王の項目をご一読いただきたい。
ただし、タイトルに「デュエルモンスターズ」の名が入っている事からも分かる通り、ほとんどTCGのみの(OCGの販促をメインとした)内容となっている。

このため、カードゲームが少なくジャンプでの人気も低かった学園編は丸々カットされており、
DEATH-T編のダイジェストから始まりそのまま王国編に突入する。

それ以前の原作における重要な話は、後に回想の形で説明が行われている…が、
正直おざなりな説明なので原作か東映版を知らないとさっぱりである。

より細かく説明すると、牛尾さんでお馴染みの原作第1話や遊戯が杏子のアルバイトと夢を知るきっかけとなったバーガーワールド回は過去にあった事として回想での描写、その他の話は王国編の合間に改変して挟むという強引な形で展開されている。その結果、杏子もう一人の遊戯を初めて認識したのも、バクラの「モンスター・ワールド」及び獏良に闇の人格があると判明するのも、遊戯とシャーディーの初対面描写と「迷宮宝さがし」も似たような出来事として王国編の途中で描かれた。よって、本作における原作初期及び東映版の話はJC版第1巻の一部話数だけがDM第1話の前に起こったものと思われる。
例外的になぜかDDM編は設定を変えて行われ(原作に追い付かないための一環とのこと)、商品化もしていた。

原作連載中に長期のアニメ化を行ったため、原作に追いつかないように展開はやたらと遅く、
それでも追いついてしまったために原作に居ない敵と戦うという典型的なジャンプアニメである。
また、原作からして毎話なにかしらがおかしい漫画であり、本作も突っ込みどころ満載。
またこれらのアニメオリジナル要素の結果、原作とはいくつかの顛末が異なるパラレルワールド的な世界観となっている*2

劇中で使用されるカードは遊戯王オフィシャルカードゲーム(以下OCG)と同様の物を使用している。
一方で、展開の辻褄が合わなくなったときは、「辻褄を強引に合わせる都合のいいオリジナルカード」を使わせるという手法も取られたため、
「遊戯王OCG」の販促であるハズだが、遊戯王OCGに存在しないカードが大量に登場するアニメとなった。
これは後の作品にも受け継がれており、現在に至るまでOCG化されていないカードも多々ある。

とにもかくにも本作は小学生男子を中心に大きな支持を受け、
本作の成功により遊戯王オフィシャルカードゲームは大ヒットとなった。

原作終了後も遊戯王デュエルモンスターズGX遊戯王5D's遊戯王ZEXAL遊戯王ARC-V遊戯王VRAINS遊戯王SEVENS遊戯王ゴーラッシュ!!
と続編が作られ続け、現在に至るまで新作アニメが続いている。

ニコニコ動画の最初期に狂戦士の魂が投稿されたことで再注目される存在となり、
エネコン顔芸作画崩壊空耳、初期遊戯の棒読みっぷりなどが有名となった。
現在では続編も含めて、もっぱらカオスアニメの一角として認識されている。


☆あらすじ

【決闘者の王国(デュエリストキングダム)編】

ペガサスにさらわれたじーちゃんをカードゲームで助けに行くぜ!というお話。
いくらかアニメで追加されたデュエルはあるものの、基本的に原作をなぞっている。
この時期の原作はカードゲームとTRPGの中間のようなゲームだったため、
かなり意味不明な俺ルールが多く、アニメスタッフも戸惑っている様子がうかがえる。

原作でのモンスターワールド編をアレンジしたデュエルでは、
遊戯、城之内、本田、杏子、獏良、バクラのデュエルモンスターズコスプレが見れる。

【レベッカ編】(アニメオリジナル)

双六が青眼の白龍を譲り受けた友人の孫レベッカとデュエルする話。
闇遊戯ではなく、表遊戯だけのデュエルという貴重な回であり、レベッカは後のドーマ編以降のシリーズでも再登場する。

また、このシリーズで語られた「墓地に送るカードにも愛情を忘れてはならない」はドーマ編の闇遊戯にも繋がる。

【デュエルモンスターズクエスト編】(アニメオリジナル)

BIG5の罠でデュエルモンスターズクエストのバーチャル世界に閉じ込められた海馬を救うべく、
モクバの頼みで遊戯たちもバーチャル世界に向かう話。
原作ではほとんど空気だったBIG5の掘り下げや、その後顛末の補完も兼ねている。

王国でのデュエルが再現されており、RPGの要素も描かれている。

後に、この話が乃亜編に繋がろうとは、当時は誰が予想しただろうか?

【ダンジョンダイスモンスターズ編】

原作でのドラゴン・ダイス&ダンジョンズ編をアレンジしたもので、御伽が背景化する前の話。
御伽が自作のゲームで遊戯を負かそうとするのは、原作と同じだが、動機が大幅に変更された上、御伽と戦うのも表遊戯から闇遊戯に変更。
後者はともかく前者はいろいろな意味で原作の内容がやばいので改変されたのも致し方無しか。

さらにデュエルも描かれ、御伽が城之内に勝利している。

なお、原作において、バクラが行った「千年パズルに自らの魂の一部を送り込む」は、
グールズにされたキースが遊戯にデュエルを挑むアニオリ回で行われることになった。

【バトルシティ編】

概ねは原作と同じ。
かなりスタッフがカードバトルの描き方に慣れてきた感じであり、ようやく安定して見られるクオリティに。
ただ、決勝トーナメントに入った辺りで原作に追いつきそうになってしまい、某ドラゴンボールを思わせるダラダラしたデュエルが目立つようになる。

ほとんどのデュエルで脚色が加えられて展開が長引いていたり足りない部分が補完されている他、完全オリジナルのデュエルもいくつか描かれており原作に追いつかないような様々な工夫が見て取れる。
それでもとうとう原作ストックが底をついてしまった(闇マリクvsバクラ戦の前篇は原作の該当話が掲載された単行本発売より先に放送されている)ため、トーナメントやってる途中で突然別のストーリーに入るという、
ジャンプアニメでもなかなかないであろう強引な手法をとることになる。
また原作のカードが先にOCG化しているという例があり、さらにそれによって原作再現が不可能になったため、
OCGカードの効果に合わせつつデュエル展開を原作に近づけるためにアニメスタッフが四苦八苦することになっている章でもある。

【乃亜編】(アニメオリジナル)

トーナメントの途中で海底要塞が浮上して電脳空間に閉じ込められたのでカードゲームで脱出するぜ!というお話。
実際の遊戯王OCGカードを数多く使ったデュエルが行われており、OCGプレイヤーにはかなり見応えがある。
敵の首魁は謎の少年、乃亜。実は海馬とは浅からぬ因縁が……
アニメ放送当時は、まだほとんど描かれていなかった海馬と養父の剛三郎関連の掘り下げも兼ねられたエピソード。

乃亜編終了後には良い感じに原作ストックが溜まったためバトルシティ編に戻り、トーナメントの残りを原作通り行った。
これだけの事があってもすぐに元の生活を取り戻す彼らの適応力には脱帽。

ちなみに、本田と静香のデュエルも見れるが、前者はビッグ5に身体を乗っ取られてのデュエルのほうが印象深いかもしれない。

「千年の記憶」によれば原作者のカズキングの評価も良かったとのこと。

ドーマ編】(アニメオリジナル)

乃亜編同様、原作のストックが尽きたために制作された。
アメリカを舞台に、遊戯達が謎の秘密結社ドーマに戦いを挑むというお話。

他のアニオリ回と異なり原作から出典となるものは一切存在しない完全オリジナルエピソード。
乃亜編、KCグランプリと違ってOCGは全く意識しておらず、「オレイカルコスの結界」を筆頭に敵味方ともに壊れ級のチートカードや俺ルールを乱用しまくる怒涛の超展開が特徴。

ファンからニコニコ動画などでネタにされる要素がたくさんあったりと見所はあるが、同時に原作の世界観から逸脱し過ぎたり登場人物や設定の改変・改悪があったりと賛否両論な負の要素も多いので視聴する際は注意。

原作者のカズキングからの評価は都市伝説的なものとなっており、実際にどう評価されたかは不明。

【KCグランプリ編】(アニメオリジナル)

アトランティス王を倒すためにアメリカに来たけど帰るカネがないからカードゲームの大会に出て賞金を稼ぐぜ!というお話。
ドーマ編も10ヶ月くらいやったのだが、まだ原作ストックが足りないのでやむなく(ry

乃亜編以上にOCGを意識しており、のちのシリーズならともかくこの作品にしては珍しくOCGルールの説明をしたり、
海馬や遊戯が『敵が使う(オリジナルの)チートカードにOCGにあるカードの範疇で勝利する』などの展開からOCGプレイヤーからの評価が高い。

しかしその代償とでも言うべきか、作画は歴代でも最低レベル。あとOPネタバレヤメロー
遊戯たちはアメリカに居るはずなのだが日本語が通じる。いちいち杏子が通訳するのも仕方ないとは思うが。
ちなみにアメリカ人のはずのペガサスはカタコトでしか話せまセーン。


【王(ファラオ)の記憶編】

王様の記憶と本名を取り戻しにいくというお話。
なんとなく辻褄があわない点もあるが、作者が病気でやむなく記憶編を当初の構想から短くしたためである。
アニメではそれを受けての大幅な設定・ストーリー変更もある。

カードは遊戯のデュエルくらいしか出てこない。


【闘いの儀編】

ラストデュエル。
原作では作者の体調が吐血するレベルでヤバかったためにやや短い戦いになっているが、
アニメでは最終回と言うこともありデュエル構成の彦久保氏を筆頭にスタッフ陣が改めて出したいと考えたことから、
初期から現在に至るまでのカードがかたっぱしから登場し、懐かしい面々の同窓会と化している。

原作ではついに拝めなかった神のカード3体の揃い踏みは圧巻。
相棒がデュエルではえげつないという評価はアニメDM時点ではここで徐々に広がっていた


☆主な登場人物

原作遊戯王や、前作遊戯王(東映版)との違いを中心に述べる。

遊戯と愉快な仲間のみなさん

ご存知ものすごい髪型の王様。もみじorヒトデ
東映版では超実力派の緒方恵美が声を務めていたが、どういう風の吹き回しか(当時)ジャニーズJr.の風間俊介が起用された。
放送開始前は演技力等が色々と心配されたが、いざ放送開始してみると案の定棒読みだった
ただ、4年半の放送を通じて演技力は大いに上昇し、今や遊戯といえばこの声しか想像できない人も多いだろう。
最終回は原作者と2人で寿司屋でちらし寿司食べながら観ていたらしい。

学園編が削られているので、原作初期の邪悪さはない。正統派ヒーローな性格である。
ただ、原作でもあった「心が折れそうになる王様を表遊戯が激励して立ち直らせる」という展開が
拡大解釈された結果妙にメンタル面が弱くなっており、豆腐メンタルと評される。

原作では一度も涙を見せなかったが、アニメの王様はドーマ編だけで4回も泣いた。『AIBOォォォォ!!!うああぁぁぁ!!!
王国編のアニオリ回では城之内とデュエルしながらお互い泣いている。
一応もう一度言っておくが、メンタル面の弱さ自体は、原作でも上記以外に舞戦や対オシリスで描写はされている。

もう一人の主人公。AIBO。
なぁにこれぇ』の一言が初期の演技力を物語っていたが、その後の演技力の上昇は上記の通り。
デュエル中は王様の方の人格が出ずっぱりなため、デュエル中心の本作では出番は少ない。むしろGXのほうが出番ある気が……
ただし異様にモテてる。どうした遊戯!? 学園編のころのお前は靴下で神経衰弱してたやつじゃないか!?

われらが海馬コーポレーション社長。
社員は「瀬人様」(光のピラミッドでは「海馬様」)、他のキャラは基本「海馬」と呼ぶため、
作中ではバクラ以外誰も「社長」と呼ばないが、なぜか社長という呼び方が定着している。
東映版では名前のアクセントが「いばと」だったが、本作では「かい せ」になっている。
前者で慣れ親しんでいた人は結構違和感を覚えて、いまだに前者の呼び方をしているとか。
もちろん後のGX以降も後者で一貫しているが、近年のゲーム作品だと「かい と」になっていることも。

初期の猫かぶりで陰湿陰険なエピソードがまるっとカットされたため、皆さんご存知の嫁LOVEモクバLOVEワハハハハ!な社長。
原作よりも美形に描かれており、現在の社長のイメージは主にアニメによって形作られた面が大きい。
社長の代名詞というべき「ふぅん」も津田氏の特徴的な演技によるものであり、原作では一貫して「フン!」である。

人気キャラだけあって扱いはかなり良く、
「乃亜編」は彼と義父との確執がテーマとなり、「KCグランプリ編」ではKCの失墜を狙うラスボスを見事倒した。

原作ではバトルシティ終了後アメリカへ青眼ジェットで向かって以降出番はない(厳密には最後の最後でエジプトに来ているシーンはある)が、
本作ではドーマ編→KCグランプリ編に加え原作では居なかったはずの記憶編まで出ずっぱりである。
そのまま闘いの儀にもついて来て観戦しており、原作では勝手に帰られてしまった闇遊戯のラストデュエルと帰還を見届けた。表のほうの遊戯に対してもここでその強さを認める。
いろいろな過去の違いはあれど、この闘いの儀への参加が原作とアニメで彼の未来を分けることになる……。

凡骨、馬の骨、でお馴染み城之内君。
遊戯の親友かつデュエリストなので出番は多い。
なぜか顔芸属性が追加されており、たまに猪木みたいな顔をする。大体、加々美高浩のせい。
学園編がカットされているのにもかかわらずリアルファイター。

背景。
原作では序盤はヒロイン→徐々に空気という流れだったが、序盤がなくなったことで本当の背景になってしまった。
ヒロインの座はじーちゃんとBMGに奪われた。

ただし、次回予告を務めているので毎回出番はある。
この次回予告、異常にネタバレが多いことで知られ、1話飛ばしで見ても問題なく話を追える。
お願い!死なないで城之内! 次回、「城之内死す」! デュエルスタンバイ!
の流れはもはや伝説。

背景。
序盤カットの被害者その2。
彼のセリフのかなりの割合が「この攻撃が通れば○○の勝ちだ!」だと思われる。
リアルファイトしたり、AGOになったり、死にかけたり、体を取られたり、いつのまにかいなくなってたりと散々な目にあってるが、存在感がない。
途中で声優が変わっていることにすら気づかれない高レベルな空気。

続編のGXでは彼に髪型が酷似した人物が多数登場しており「本田一族」と呼ばれている。

背景。
序盤カットの影響は受けていないはずなのに背景という凄いキャラ。
原作ではいなかったバトルシティ編に同行してみたのはいいが、やることは何もなかった。

遊戯のGちゃんで本作のヒロインの一人。
後に風間俊介氏にも言及されるほど、やたらと人質にされることに定評がある不憫な老人。
若い頃はヤンチャしていたようで御伽の父から恨まれているが、アニメでは無かったことにされた。

社長の実弟。よく社長をおびき出すために人質にされる。
原作では当初遊戯を毒殺しようとするクソガキだったが、DMでは例によって序盤がカットされたため毒気がスッカリ抜けており、
むしろ兄をコンピューターでサポートするスーパー小学生になっている。きれいなモクバ。ヒロイン度は高め。

ゲロマブでボインなお姉さん。得意技は体のシャッフルとアロマタクティクス。
登場当初は遊戯達の友情を馴れ合いと見下していたが、徐々に打ち解けて仲間兼ライバルに。
特に城之内に対しては異性として惹かれている素振りがあった。
「17歳に発情する24歳」などとネタにされることもあるがゲロマブなので問題ない。


うさんくさい敵のみなさん

M&Wの開発者にしてアニメと原作の分岐を司る特異点デース☆
原作では決闘者王国の後に死んでしまいましたが、アニメでは生きてマース☆
(コレは続編以降のストーリーで重要な要素となりマース)
その後もたまに登場しましたが弱体化が著しいデース…ノォー!

トムに負けた人。
原作ではペガサスのパニッシュメントゲームで廃人にされたが、アニメでは海に落とされただけで生きている。
グールズに洗脳されて1度だけ再登場した。

千年リングの持ち主。遊戯と同じようにもう一つの人格を持つ。
裏の人格は声優変更により闇サトシと呼ばれるようになった。
海馬が社長と呼ばれるのはこの人のインパクトがあってこそ。

全国大会優勝者。虫野郎。
息をするように遊戯達の妨害をする歴代シリーズでもトップクラスの小物キャラ。
まともに戦ってもそれなりに強いはずなのだが卑怯でなければそれはもう羽蛾ではないから仕方ない。

全国大会準優勝者。ダイノボーイ
原作ではただの噛ませ犬だったがアニメでは羽蛾の相棒と化したことで卑劣漢に。
羽蛾同様大層な肩書きのわりに負ける。というか負けしかない。


アニメのみの登場人物のみなさん

キースに代わって全米チャンプになった12歳。ぅゎょぅι゛ょっょぃ
王国とバトルシティの間で初登場し、ドーマ編で再登場した時には表遊戯にべた惚れになって帰ってきた。
遊戯を「ダーリン」と呼ぶ。AIBO爆発しろ。女といえばおっぱいの遊戯王では貴重なロリ。

海馬兄弟の養父海馬剛三郎の実の一人息子。
幼くして交通事故で死んでいるが、精神だけをコンピュータに移植されて電脳世界で生きながらえていた。
瀬人よりも自分のほうが優れていることを証明するため、なぜかトーナメントの途中の遊戯や海馬たちを電脳世界に閉じ込め、勝負を挑む。

外見は蛍光グリーンの頭に白ランの少年。
おそらくは東映版の海馬(通称キャベツ)がモデルである。
モクバは「昔の兄サマにそっくり」と評していた。

表の顔は大企業「パラディオス社」の総帥、裏の顔は秘密結社「ドーマ」のトップ。
果たしてその正体は古代アトランティス王であり、世界を滅ぼそうとするオレイカルコスの神に操られているという難儀な人。
一応男性だが、声は宝塚の男役が担当しており、性別不明の怪人という印象を与える。
敗者の魂を奪う魔法カード「オレイカルコスの結界」を部下たちに与え、オレイカルコスの神復活のための魂を集めていた。

デュエルで使用したカードが異常にチート揃いな事で有名であり、
最後には攻撃力∞という意味不明なモンスターまで召喚したが、
王様の「攻撃力∞の3乗」という俺ルールの前に敗れた。

  • ラフェール:CV川原慶久
ダーツの部下の1人。超使い勝手の悪いことで有名なガーディアンデッキの使い手。
なんとまともに王様と戦って撃破し、「オレイカルコスの結界」で表遊戯の魂を奪うという大活躍を見せた。
表遊戯を失った王様は豆腐メンタル化が加速度的に進行することになる。

「ジーク・ロイド」の名でKCグランプリに参加した経歴不明の男。
その正体は海馬コーポレーションのライバル企業・シュレイダー社の総帥。
例によって海馬を逆恨みしている。海馬は恨み買いすぎである。

海馬コーポレーションの威信を賭けた大会「KCグランプリ」に多数の妨害工作を仕掛けつつ、自身も選手として出場。
ワルキューレだらけの自称「華麗なる女神デッキ」(通称「エロゲデッキ*3)で決勝まで勝ち残るが、経歴偽装がバレて社長に失格にされてしまう。
ご都合主義オリジナルカード満載のエロゲデッキも社長に叩きのめされたヘタレ。
『最後のブルーアイズよ!哀れな没落貴族にレクイエムを聞かせてやれ!』
という社長のキメ台詞のおかげで「没落貴族」という通称がすっかり定着した。
後の5D'sに会社が残ってる描写があるので一応エピローグのペガサスとの商談は成功したのだろう。



☆続編

を参照。

【放映済みエピソード】




☆余談

●OP&ED
歴代のどのシリーズにおいても、オープニングとエンディングは東映版から良作が多い。
作品の雰囲気に合わせてDMはハードロック調が多く、GXは明るかったり切なかったりと青春っぽい感じの曲が多い。
5D'sはEDを含めヴィジュアル系を多く採用しており、疾走感のある曲が多い。ZEXALはさまざまな分野を取り入れている、

そしてGXは基本的に(1期後半~2期を除き)1期毎に変えているが、
遊戯王デュエルモンスターズはシリーズのなかで特にOP&EDの変化のタイミングがおかしいことで有名。

特にKCグランプリ編~記憶編の下りでは、全く関係のないKCグランプリ編の、
よりにもよって途中で記憶編のネタバレ満載な「OVER LAP」を流すという意味不明仕様。

ちなみに、女性ボーカルの曲はこの作品の2期OP『Shuffle』以降ZEXALの一期OP『マスターピース』まで10年近く起用されていなかった。


●作画
遊戯王シリーズ全般で言えることだが、このシリーズはアニメにしては珍しく作画監督が愛されているアニメ。

アニメは基本的にキャラデザに従って作画が行われるのだが、
とくに遊戯王デュエルモンスターズでは総勢35名の作画監督で作られているために
それぞれの作画監督が自分のロードを突っ走り(自重している人もいる)
良くも悪くも作画監督ごとの個性が大きく発揮されている。
ちなみに初期は比較的作画が安定しているので個々の作画監督が注目されることは少ない。

以下、よく話題にされる代表的な作画監督

  • 平山英嗣
最初に自重するのをやめた人。キャラが全員イケメンになる。彼の作画を見たものはキャラデザの存在を疑ってしまう。

  • 加々美高浩
記念すべき遊戯王デュエルモンスターズ第一話を担当した作画監督。
どんな構図・動きでも崩れないハイクオリティ美麗作画を見せてくれる。そして必ずと言ってよいほど顔芸が発動する。
特に指の描写には定評があり、多くの手フェチ指フェチを生み出した。またの名を『指芸』
所属していた会社がドーマ編で遊戯王から撤退したため、最後に作画したのは前述の「OVER LAP」となった。
その後、その作画の腕が買われたのか、10周年記念映画では作画監督を担当する。顔芸も健在。

  • 原憲一
遊戯王DMシリーズ皆勤の作画監督。伝説のあの回の作画担当にしてあの町やあのギアス北欧神話集団のキャラデザ担当。
初期は「もみじAIBO」「耳がでかい」など個性が強かったが、GX。そして劇場版を期に急成長し第二の加々美と評されるされるようになった。
続編でも概ね安定した作画を披露しており、重要な回の作画監督を任されている事が多い。

  • 高橋和徳
加々美氏にやや似た美麗作画を描く作画監督。動き・演出に定評がある。
加々美氏と同じ会社に所属しているため、タッグで作監を務めたりどちらかが作監の時はもう一人が原画にいることが多い。
彼とは耳の位置や主線の太さで見分けることができる。彼が原画にいないときはわりと独特な作画になるが良作画。
だがZEXALでは子供が苦手なのか、ZEXALキャラが苦手なのか、V以外がちょっとおかしなことになっていた。

  • 井上善勝
ニコニコ動画あたりを中心に皆から愛される作画監督。誰でも見分けられる超鋭角のAGOが特徴。
特に社長、バクラ、闇遊戯が相性が悪いらしく、定期的にあごがAGOになる。(でも予算と期間があればわりと特徴があるだけの普通の作画になる)
なのになぜかほぼ同一人物の神官セト、盗賊王バクラ、アテムは崩れるどころか、むしろかっこいい。どういうことなの……。
あと女の子・子供にはとっても優しく、とてもかわいい。そして彼を代表する『横顔』は他の作画監督に引けを取らないほどのかっこよさと美しさ。
ちなみに動きも良い。しかし回によってギャップが大きい。予算か…

以下、続編以降から参加し、話題に上がる作画監督

  • 波風立流
デュエルモンスターズには参加していないが、わりと話題にされるのでついでに紹介。
5D'sとZEXALを担当した作画監督。本名は曽我部孝。
他の作品では超速作画のベテランアニメーターとして有名だが、5D'sではその特徴的な作画…というか遊星の作画がつかめなかったのか、
非常に崩れた遊星や別人の遊星さんを量産していたが、後半は慣れて来たのか超進化を果たした。

  • Noh Gil-bo
GX以降参加している韓国出身のアニメーターで、漢字表記の「盧佶甫」などでクレジットされている事も。ちなみにハングル表記は「노길보」
上述の原氏に影響を受けた美麗な作画で知られ、アニメグッズの作画も担当しているなど重要なポジションを任されている。



レガシーデュエリストのストーリーでは一部除き再現されている
次回、『追記・修正人死す!』デュエルスタンバイ!


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最終更新:2024年04月08日 11:31

*1 厳密には別シリーズ扱いであるが、便宜上記しておく。

*2 大きな違いはペガサスの生死、海馬の義父との因縁の決着、及び戦いの儀の立ち会いによる闇遊戯(アテム)への執着の精算、等が挙げられる。

*3 一部カードが本当にエロゲのようなイラストで描かれていた。