マクシミリアン・ジーナス

登録日:2010/01/09(土) 22:55:10
更新日:2024/01/03 Wed 22:54:37
所要時間:約 7 分で読めます





結婚式の当日に華々しく散るのもいいだろう!


マクシミリアン・ジーナスは、超時空要塞マクロス』『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』『マクロス7』『劇場版マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!の登場人物。
数々の逸話からマクロスシリーズ通しての最重要人物の一人に数えられる。




プロフィール

名前:マクシミリアン・ジーナス(Maximilian Jenius)
愛称:マックス、天才
性別:男性(地球人、ヨーロッパ地区出身)
年齢:16歳(TV版)、18歳(劇場版)⇒ 50歳以上(7)⇒ 70歳間近(小説版『恋離飛翼』)⇒ 73歳(劇場版マクロスΔ)
身長:181cm
体重:61kg
所属勢力:地球統合軍 ⇒ 新統合軍 ⇒ ケイオス
所属部隊:バーミリオン小隊(TV版)、スカル小隊(劇場版)⇒ 特務部隊ダンシング・スカル(M3)⇒ マクロス7船団旗艦バトル7(7)⇒ マクロス・ギガシオン(劇場版マクロスΔ)
CV:速水奨

名前の由来は第一次世界大戦においてドイツ軍が自軍のエースパイロット達に授与した青の勲章「プール・ル・メリット勲章」の通称「ブルー・マックス」と天才(genius)から。
ブルー・マックスの「マックス」は受賞者の一人で、マニューバ「インメルマン・ターン」の開発で知られるエースパイロット「マックス・インメルマン」が由来。


概要

青い髪と大きな眼鏡が特徴の美青年。パーソナルカラーはシリーズ通して青。
凡そあらゆる分野において卓越した才覚を発揮し、特に可変戦闘機(バルキリー)パイロットとしての華々しい活躍から「天才」「天才マックス」と呼ばれる。

2009年に開戦した第一次星間大戦において、SDF-1 マクロスの防衛戦力・スカル隊のエースパイロットとして名を上げる。
凄腕揃いの部隊の中でもその実力は抜きん出ており、仲間達からの信頼も厚かった。
この時代に敵軍であるゼントラーディ軍のエースパイロット、「エースのミリア」ことミリア・ファリーナと邂逅。
一般兵では及びもつかない天才同士として激戦を繰り広げた末に恋に落ち、地球人類史上初の異星人同士のカップルとして星間結婚を果たす。
結婚式はマクロス艦内で盛大に催され、ゼントラーディ・ブリタイ艦隊との和平のきっかけの一つとなった。

戦後は銀河系各地で蜂起するはぐれゼントラーディの鎮圧のため、ミリアと共に特務部隊「ダンシング・スカル」を結成し星々を転戦して回る。

2038年、第37次超長距離移民船団の船団長に就任。
2045年に勃発したバロータ戦役では、未知の超時空生命体「プロトデビルン」から船団を死守した。
この時点ではパイロットとしては引退していたが、激化していく戦いの中でミリアと共に前線に復帰する。

2060年代に新統合軍を退役し、これまでの実績を買われ星間複合企業ケイオスに前線部隊指揮官として就職。
2068年にブリージンガル球状星団で勃発した第二次ウィンダミア独立戦争が停戦となった直後、突如現れた脅威にケイオスの前線部隊を指揮して事変の収拾に当った。


一介のパイロットから特務部隊を経て、移民船団長にまで上り詰める等、現場叩き上げの身ながら輝かしい出世を果たした。
仕事では栄光を掴んでいる半面、女性からモテる色男としてミリアから嫉妬されることが多く、私生活まで順風満帆とはいかなかった。
どうも夫婦円満の秘訣は「共に空を飛び、戦うこと」らしく、ダンシング・スカル時代で既にその兆候が見られる。
バロータ戦役中にミリアとの仲は一時改善したものの、その後も夫婦喧嘩と仲直りを繰り返している様子で、後に離婚しそうな有名人カップルランキング50年連続1位というとても不名誉な称号を獲得していたことが判明した。

「老けるというのは凡人の発想」という理由から、少なくとも2060年頃まではミリアと共に肉体年齢30歳代をキープしていた。
ただ感性自体は昔のままのようで、少々じじ臭い発言が増えている。
また、若干ミーハーなところもあるのか、孫のミラージュが護衛を担当している戦術音楽ユニット「ワルキューレ」が有名になった際、メンバーのサインをせがんだこともある。


シリーズ最強のエースパイロット

マクロスシリーズ総監督の河森正治が「(操縦センスに限定した上で)最強」と明言している*1ことから分かるように*2、シリーズに数多存在する怪物達の頂点に君臨する最強のエースパイロット
このためマクロスシリーズには、ガンダムシリーズなどにおける「最強パイロット議論」が存在しない。その席は既にマックスのもので確定しているのだ。
そのため代わりに2位争いが勃発しそうだが、これも概ね勲章を6回取って6回剥奪されるバカでほぼ決まっており、それにバサラが関わるかくらいなので平和である。

初陣で既にエース級の活躍をする等その天才ぶりを発揮しており、当時黎明期だった可変戦闘機のドッグファイト戦術の多くを編み出している。
ミサイルを囮にバトロイドのガンポッドで狙撃する「囮撃ち」等はその最たるもので、空戦におけるバトロイドやガウォークの有用性をロイ・フォッカーと共に実証した。

ダンシング・スカル時代は、通常では達成困難とされた任務をミリアと共に軽々とこなしていた。
テストパイロットとしての側面もあり、この時期に数々の試作機に搭乗し、VF-11 サンダーボルトの主力機採用に当たってはその意見が反映されている。

マクロス7時代になるとパイロットとして引退、艦隊指揮官の職務に専念していた一方、有事の際の切り札として最新鋭機を常に準備していた。
後にパイロットとして復帰した際は、殆ど回避行動が取れない洞窟内で弾幕を掻い潜るという離れ業を披露している。


階級が指揮官クラスになって以降、職権とコネを利用して新型機がロールアウトする度に専用機を必ず調達している。
そのためほぼ全VFへの搭乗経験を持つ。
図らずもVF-19にこだわるバカとの対比にもなっているが、2020年代になって「自分の実力を発揮できる機体を探していた」という考察も生まれている。

マックス本人としてもパイロットは天職であり、「生まれながらのパイロットである」という誇りと自負を老年になっても抱き続けている。
艦長や司令官といった後方指揮官職は人材不足故に担当せざるを得なかったという経緯もあってジレンマを抱えていた。

「ゴーストX-9をVF-1 バルキリーで撃墜できる」という話がネット等で挙がることがあるが、これは具体的なソースが存在しない出どころ不明の謎情報なので注意。
とは言え「できても不思議じゃない」と思わせる程にマックスの実力が常軌を逸しているのは確かである。


ジーナス家

ミリアとの間に7人姉妹をもうけている。
実際に劇中に登場した娘は少ないが、マクロス7 銀河がオレを呼んでいる!にてモアラミアを除く全員の姿を写真で確認できる。
各人とも両親譲りのパイロットとしての優れた才能を持ち、中にはアーティストとして大成した者も。
2060年代において、ジーナス家はエリート一族として周囲から認知されている。

  • 長女 コミリア・マリア・ジーナス
地球人類史上初の星間混血児。
まだ育児を理解していなかったミリアに放り投げられたりしていた。
ゼントラーディへのカルチャーショック狙いで両親と共に子連れ出撃したことも。
写真ではミリアそっくりに成長している。

超時空要塞マクロスⅡ-LOVERS AGAIN-に繋がる時系列では、2036年が舞台の『マクロス2036』で愛機VF-1SR アタックバルキリーを駆りカムジン一派が呼び寄せたヌェルド基幹艦隊を退け、翌年の『永遠のラブソング』ではVF-4を駆りプラド基幹艦隊や謎のメルトラン軍を迎撃し、父に負けず劣らずの功績を称えられている。

  • 次女 ミラクル・ジーナス
詳細不明。
写真では姉妹の中で唯一父譲りの青い髪。

  • 三女 ミューズ・ジーナス
テレーズの双子の姉。
テレーズとそっくりなので、写真では区別がつかない。

  • 四女 テレーズ・ジーナス(テレーズ・マリアフォキナ・フォミュラ・ジーナス)
ミューズの双子の妹。
地方分権主義組織「ビンディランス」の首魁マリアフォキナ・バンローズの正体……という噂がある。
なお、バンローズの髪色は緑だが、写真のテレーズ(orミューズ)と思われる娘の髪色は紫。

  • 五女 エミリア・ジーナス
リン・ミンメイに憧れて歌手を志し、2045年の時点では巨人化して辺境惑星の雪山で修行していた。
熱気バサラに匹敵するほどの強力な歌エネルギーの持ち主。
2050年代後半にはミンメイやバサラに並ぶビッグネームとなっている。
パイロットとしての愛機は「クァドラン・キルカ」

  • 六女 ミランダ・ジーナス
ミラージュの母。
ミレーヌが生まれた頃は茶髪のツインテールをしていた。

  • 七女 ミレーヌ・フレア・ジーナス
ロックバンド「FIRE BOMBER」のベース・ボーカル。
幼少の頃から自転車代わりにバルキリーを飛ばしており、ファイアーバルキリーのギター式操縦桿に直ぐに順応した程の才能の塊。
バロータ戦役では民間協力部隊「サウンドフォース」としてバンドメンバーと共に参戦し、歌の力でプロトデビルンと渡り合った。
バンド休止後はソロ歌手として活躍中。
愛機は「VF-11MAXL改 サンダーボルト(ミレーヌ・バルキリー)」

  • 養女 モアラミア・ファリーナ・ジーナス(モアラミア・ジフォン)
ダンシング・スカル時代に捕虜とした、はぐれゼントラーディの少女。
養女として引き取り、ダンシング・スカルの三人目のメンバーとして共に戦ったが後に軍を去った。

ミランダの娘。
民間企業ケイオス・ラグナ支部所属のバルキリーパイロット。
戦術音楽ユニットワルキューレ」を守るΔ小隊のメンバー。
元は新統合軍の軍人だったが敵を殺すことに慣れず、祖父母から聞いたミンメイの歌の力に興味を持ち、スカウトを受けてケイオスに入った。
力量自体はあるもののエースとしての才能がないこともあり、エース揃いの祖父母・伯母・叔母たちと比べられることも多かった様子。
愛機は「VF-31C ジークフリード」


劇中での活躍

『TV版』とそれ以外の作品では多少性格の違いが見受けられるが、天才であることに変わりはない。

TV版

主人公・一条輝の初めての部下として登場。
シミュレーションで好成績を出したことから柿崎速雄と共にバーミリオン小隊に配属された。シミュレーションとは言えマックスと同じ成績出した柿崎すげぇ
初陣で7機撃墜の戦果を挙げ、その後も主人公のはずの輝を食ってしまう程の活躍をする。

ミリアとのファーストエンゲージで彼女を圧倒し、更にマクロス艦内に忍び込んだ彼女をゲームでも圧倒、最後にはナイフでの白兵戦を挑まれこれも制圧。
この一連の出来事をきっかけに恋に落ち、人類史上初の星間結婚を果たしたことでリン・ミンメイと同じく地球人類とゼントラーディの融和の象徴となった。

輝が中隊長に昇進した後はマックスも小隊長となり、自分の小隊を持つようになる。

乗機は「VF-1A バルキリー」⇒「VF-1J バルキリー」


性格の傾向としては天然系で、「僕って天才なのかな?」という台詞が全てを物語っている。
バルキリーの操縦技術だけでなく料理、アーケードゲーム、白兵戦の能力も一級品の完璧超人
年相応にスケベでもあり、ゲーム対決中のミリアの肢体を見てバストサイズを予測したりしていた。
その上で上記のように当然の如く勝利している。

劇場版

輝、柿崎の同僚として登場。
物語開始前から既に軍人で、スカル小隊のメンバーだった。

輝達がゼントラーディに捕縛された後、行方不明のフォッカーに代わって隊長に就任。
地球帰還後のメルトランディとの攻防でミリアと激戦を繰り広げ、敵艦内での閉所白兵戦の末に勝利。
ミリアの素顔を見たことでその美しさに一目惚れしてそのまま残留、最終決戦では巨人化して青いクァドラン・ローを駆り参戦した。

乗機は「VF-1A バルキリー」⇒「VF-1S バルキリー」⇒「クァドラン・ロー」


こちらの性格の傾向は自信家。
輝から「メルトランディは下手するとゼントラーディより手強い」と聞いて「そいつは面白い」と不敵に微笑んでいる。
なお、この直後に柿崎がミリアの狙撃で爆死するのだが、よく見ると柿崎が死ぬ一瞬前にマックスが攻撃に気付いている様子が描かれている。

絵コンテ段階ではミリアとの結婚式の映像化が予定されていたが、尺の都合でカットされている。

マクロス7

第37次超長距離移民船団「マクロス7」の船団長、及び船団旗艦バトル7の艦長に就任。
参謀としてかつてのゼントラーディ・ブリタイ艦隊副官のエキセドル・フォルモを連れている。

ミリアからは女性に分け隔てなく優しいことを嫉妬され、更にお互いが提督と市長として職務優先となった結果別居状態に陥っている。
おまけにミリアの気性を受け継いだ末娘のミレーヌともすれ違いが生じ、私生活で非常に苦労していた。

バロータ戦役勃発後は後手に回ることが多いながらも船団を死守。
オペレーション・スターゲイザーでは前線復帰を果たし、色褪せない天才的操縦技術を見せた。
作戦が失敗し、部下達と共に捕らえられても諦めず作戦を練り続け無事に脱出している。

最終決戦では自ら危険に飛び込もうとするミレーヌの意志を尊重して送り出してやる度量を身に着けた他、ミリアと共に出撃して不仲も改善した。


劇場版マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!

新統合軍を退役後にケイオスのスカウトを受け、エキセドルを伴いマクロス・ギガシオンの艦長に就任。
反新統合政府組織「ヘイムダル」によるウィンダミア王国急襲にあたって出撃、ワルキューレやΔ小隊を救出した。
以後、司令としてヘイムダルの野望を阻止すべくケイオスの参加部隊を取りまとめる。

座乗艦であるギガシオンはTVシリーズで活躍したエリシオンの同型艦なのだが、要塞艦形態に可動翼が装着されているという差異がある。*3
これを活かしたのか、作中でもミラージュが動きから祖父だと気が付くほどの曲芸飛行を見せていた。※注:ギガシオンは800m級
……この天才、戦闘機感覚でマクロスを乗りこなしていたのではなかろうか。クォーター級でも重力圏&大気圏内でここまでやらねーぞ!

まあ、実際に動かしているのは操舵手だと思いたいが、ギガシオンの挙動を目の当たりにした孫娘から「あの挙動は…」という反応が出ているのが恐ろしいところである。
…マックスの挙動をマクロス級で再現できる操舵手なんているのだろうか?
と思っていたら、イベントにて「艦長席にも操縦桿があり、有事の際にはマックスも操縦する」と明言された。


顔には皺が現れ、髪も白みがかかるなど、70代半ばに差し掛かって流石に老け始めた。
どう見ても普通の70代より遥かに若々しいけど。
数々の死線を潜り抜けた老将ということもあってか、マクロスシリーズ最強の死亡フラグであるパインサラダとステーキのセットですら叩き折った。
なお、居合わせたアラド隊長は年季が足りなかったので死亡まではいかなかったものの無事では済まなかった模様。オズマのパインケーキ分だろうか

パイロットとしての腕前は健在であり、訓練ではヘイムダルが用いるゴーストに扮した仮想敵としてΔ小隊と対峙。
ワルキューレの歌によるブーストが掛かったΔ小隊を単機で苦も無く全滅させた。 BGMの「未来はオンナのためにある」の歌詞が妙にあう
特に対ハヤテに至っては、バトロイドに切り替えて相手の土俵に合わせて叩き潰すという完勝である。
インクレディブルダンスと言ったところかな

一方肉体的な衰えが少し出てきたのか、訓練終了後は胸を押さえてフラつきミラージュに心配される場面も。
この後は普通にピンピンしているので、「艦長やってたから」説とか「孫の前で張り切りすぎた」説とか「孫を揶揄った」説とか「奥さんに噂された」説などが出ることに。

孫のミラージュに対しては優しい声色で話す一方、上官・先達のパイロットとしては「エースの才能はない」と厳しい評価を伝えている。*4
もちろんパイロットとしての能力を全否定しているわけではなく、終盤でミラージュが指揮官としての才能を開花させた時は嬉しそうな表情を見せた。
なお、ミラージュからは「恋愛関係であの人たちを真似してはいけません!!!(意訳)」という評価を下されている。上記の不名誉なランキングトップの件もここで明かされた。

ヘイムダルとの最終決戦では、負傷のため作戦不参加のアラド・メルダースが的確な指揮を見せたことで艦長としての全権を委任。
長年コンビを組んできたエキセドルと言葉を交わした後、「ただの天才」としてバルキリーを駆り前線に復帰。*5*6
敵旗艦を目指すハヤテ・インメルマンの背中をゴーストの群れから守りきってみせた。初代から続く「囮撃ち」も行っている。

乗機はパーソナルカラーの青に染め上げた超可変戦闘機「YF-29 デュランダル*7
EX-ギアシステムとフォールドウェーブシステム搭載のYF-29を駆るようになってようやく操縦能力を最大限発揮できるようになったとのこと。
つまり、VF-19 エクスカリバーVF-22 シュトゥルムフォーゲルⅡといったAVFで言われていた「機体の性能にパイロットがついていけない」という問題とは真逆の、
「マックスの操縦能力に追いつく機体がこれまで存在していなかった」ことが明らかとなった。

パイロットスーツやその演出は『超時空要塞マクロス』のものが意識されており、もれなくワカメ影もついている。


マックス(と相棒のエキセドル参謀)の出演は、TV版及び前作『激情のワルキューレ』でマクロス・エリシオンの艦長アーネスト・ジョンソンを演じていた石塚運昇氏が亡くなったためのいわば(マクロス艦長枠としての)「代役」としてのものであるとパンフレットで語られている。

しかし、扱いとしては代役の枠を越えた本作のメインテーマを描写する上でもかなり重要な立ち位置におり、
サプライズ参戦だったイサムと異なり『絶対LIVE!!!!!!』のストーリー公開当初から出演が予告され、CMなどのナレーションも担当声優の速水奨氏が行っている。


『絶対LIVE!!!!!!』のでるた小劇場ではワルキューレのサインをもらっていたことが発覚。
タイミング的に模擬戦前で受け取っており、ミラージュにつっこまれた際には「近くにいたらもらうじゃないか!」と告げている。


歴代作品における扱い

シリーズの象徴であるミンメイほどではないが、マックスやジーナス家を彷彿させる要素が度々登場する。

アニメ

マックスポジションのキャラクターとしてミハエル・ブランが登場。
また、ミリアポジションのキャラクターとしてクラン・クランが登場する。
それぞれパーソナルカラーが青と赤、バルキリーとクァドランを駆り、お互いを意識している。
年齢を考えれば二人とも十分天才の部類。

小説版ではマクロス7船団がまだ航行中であることが語られている。
また、特殊部隊VF-Xの監査組織として娘の噂があるバンローズの名を冠した「バンローズ機関」が組織名のみ登場する。

ミシェルとクランがコンビネーション・マニューバ「フォーメーション・MMジーナス」を披露する。

小説版『恋離飛翼』ではマックス本人が修復したバトル7を率いて最終決戦に参戦。
70歳間近だが、やはり青年しか見えない容姿をしている。
指揮をエキセドルに任せ、自分は青に染め上げたVF-25 メサイアを駆り、ミリアと共に戦場デートを楽しんだ。
なお、同じく参戦したイサムからは「どちらが銀河最強のエースに相応しいか」と対抗意識を燃やされていた。

孫のミラージュがヒロインとして登場。
彼女の口から星間結婚の偉業が語られる。
この際『劇場版』を元にした「VF-1S vs. クァドラン・ロー」「ミリアに見惚れるマックス」、『TV版』を元にした「結婚式」の絵が登場した。
なお、上述の『絶対LIVE!!!!!!』放映前の資料ではTVシリーズでは引き続きマクロス7艦隊に所属していることが判明している。

主人公のハヤテ・インメルマンは姓やパーソナルカラー、バトロイドの扱いが上手い等マックスを彷彿させる要素を持つ。

ゲーム

  • マクロスM3
主人公として登場。
ダンシング・スカル時代の活躍が描かれる。

本作に登場するバンローズは娘のテレーズである、という噂がある。
新統合軍に内密で支援を行っていたとも言われている。

プロトカルチャー遺跡「ユルヴァ・アーガ」に歌姫の一人として選ばれたミレーヌに縁のある人物として、バロータ戦役後のマックス本人が召喚される。
当初はシャロン・アップル洗脳されていたが、ミレーヌの歌で正気に戻り、天才的な頭脳を以てシャロン攻略作戦を立案する。

生き別れになっていた輝と再会して「昔と全く変わっていないじゃないですか」と驚いていたが、「お前も変わっていない」と返された。
当時の戦友の殆どを失っているマックスにとって、輝との再会の衝撃はどれほどのものだったのだろうか……

なお、『7』からはミレーヌの他、ミリア、ガムリン木崎、バサラが一緒に召喚されている。

シリーズ外作品

初登場はα。当然能力は高く、作品によっては天才技能も相まってバトル7でスイスイ避ける。お陰でマックスが乗らないバトル7は戦闘面での使い勝手が悪い。
マクロス7の時系列で登場するとやはりその若さを突っ込まれる事が多い。
D』だとかつて部下だった設定になっている流竜馬(チェンゲ版)が時空を超えて20代のままで再会した際には「目の前に若い君がいてもまだ信じられない」と言っていたが、
即座に竜馬には「素でその若さのあんたにゃ負ける」と突っ込まれた。

αシリーズではα外伝第3次αの間でスカル小隊を離脱してミリアと共にマクロス7船団に参加。
その航海の最中、時空に歪みが生じてマクロス7船団だけ原作通りの年月が経過。結果、初代マクロスの時系列の輝達とマクロス7の時系列のマックス達が共演する事になった。
こちらでも30年以上振りにスカル小隊のバルキリーを見た際には「やっとまた会えましたね…」と感慨の言葉を漏らしている


余談

担当声優の速水氏にとっては初めてオーディションを受けて獲得した役がマックスだった。
結果当たり役となりその後の声優としてのキャリアを決定づけたことから、マックスを自身の名刺とまで言うほど気に入っている。
そのため『マクロス7』などで年を重ねたマックスを演じたときは自然と自分と重ねて演じていたという。
それだけ入れ込んでいたこともあり、速水氏は前々からマックスの再登場を河森氏に懇願しており、『絶対LIVE!!!!!!』での出演は悲願だったと語っている。
また、退役後の老後をパイロットとして悠々自適に生活しているマックスが羨ましい、自身もそんな生き方をしたいとも口にしている。
なお、同作のある場面で『超時空世紀オーガス』が初出の用語にマックスが言及する場面があるが、同作の主人公の声を当てたのも速水氏だった。



追記・修正は天才にのみ許されます



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最終更新:2024年01月03日 22:54

*1 『週刊ファミ通 No.1233』でのマクロス30周年記念インタビューより。

*2 操縦センスと断りがあるのは、例えば歌エネルギーにより暴走を止められたプロトデビルンのように、戦闘力で抑止できない敵がマクロスシリーズではしばしば登場するため。

*3 強攻形態だと両膝に位置する。膝蹴りでもさせるのだろうか

*4 ついでに恋愛面の方でも「どうせ恋敵に譲ってるだろう(意訳)」と一言ツッコんでいた。

*5 この場面は「絶対LIVE!!!!!!メドレー」におけるTVシリーズで最初に流れたボーカル曲「いけないボーダーライン」パートが流れており、マックスの処刑用BGMと化している。

*6 なお、このタイミングでYami_Q_rayは驚愕の反応を見せ、イレギュラー反応を見せている。シドニー・ハントではないが、何を学習してるんだ……!?

*7 フォールドクォーツ採用型ではあるらしいが、アルト機と比べた場合の性能差などは不明。