リースリット・ノエル

登録日: 2011/09/01(木) 08:14:18
更新日:2024/03/13 Wed 11:19:16
所要時間:約 4 分で読めます




どうして私に構うの?




夜明け前より瑠璃色な』及びFD『Moonlight Cradle-』のヒロイン。


Wreathlit Noel

CV:三咲里奈(PC版)/伊藤静(CS版)

誕生日:4月19日
血液型:B型
星座:おひつじ座
身長:139.2cm
3サイズ:63(AA)/49/67

テーマ曲:Tiny twinkle


長い金髪と緑色の瞳、ネコ耳めいた帽子と、長袖・ロングスカートのゴスロリ風の服装が特徴的な少女。

初登場は月人居住区にある礼拝堂だが、その際には達哉が目を離した間にどこかへと立ち去っている。
その後、朝霧家で飼われている犬たち、通称イタリアンズの散歩中に再び会うこととなった。 

見た目はあどけない少女だが、非常に口数が少なく必要最低限のことしか喋らない上、
誰に対しても基本的に素っ気なく、他人と距離を置いているなど、ともすれば子供にも見える外見にそぐわぬ言動を取る。
その口にする内容も、端的に単語だけ言うこともあれば、ズバッと鋭いことを言うこともあり、
意思表示をしない、自分のことは話さないことも合わせて、非常に謎めいた少女。

ちなみに、物語の季節は夏で、他の登場人物は半袖やキャミソールなどの涼しげな服装をしているのに対し、
一人だけ長袖・ロングスカートのゴスロリ服というどう見ても冬場の服装だが、汗一つかくことがない。
何なんだアンタ一体……。


その達哉との再会時には、初対面にもかかわらず元々人懐っこいイタリアンズにもみくちゃにされて服が毛だらけになり、
服を汚してしまったお詫びとして、朝霧家馴染みのイタリアレストラン「トラットリア左門」に招かれ、
そこのオーナーシェフである「おやっさん」の料理を振る舞われるも、味の感想を聞かれたリースは眉一つ動かさず、



「普通」



と評する。
これがおやっさんの料理人としてプライドを突っついたらしく、「絶対においしいと言わせる」とまた招待される事になり、
以降達哉達と親交を深めるが……。


ちなみに、彼女のルートはフィーナ(第一部)と他ヒロインのルートを全て最後まで見ていないと開放されない。




……ここからは私に関するネタバレ……引き返すなら今の内……













リースリットが属するノエル家は、劇中世界において地球と月の間に起こったとされる大戦「オイディプス戦争」の悲劇を風化させない為に、
遠く未来までそれを伝える使命を負った一族であり、月人の中でもかなり特殊な立ち位置にいる。

が、「悲劇を風化させない」と言葉で言うのは簡単だが、それを遠い未来、特に戦争を直接見ていない世代に移行しても実行し続けるのは非常に難しい。
ノエル家は、戦争当時に生きており、かつ、その際に用いられたロストテクノロジーの研究社であった「フィアッカ・マルグリット」の魂を残し続けるという方法を採った。
その方法とは、「ノエル家に生まれた女性に、ロストテクノロジーを用いてフィアッカの魂を移植する」という、非人道的と揶揄されても仕方ないもの。
そこまでしてでも悲劇の風化、そして戦争が再び起こることを防ごうとするノエル家に生まれたということもあって、
リース以前にフィアッカの依り代となったノエル家の人々は、強い使命感を持ってその役割を受け入れていた様子。

リースは物語時点でのフィアッカの依り代であり、他の依り代となった人々同様、そのことに関する使命感は非常に強い一方、
幼い頃からそうしていたことで「自分はフィアッカの依り代に過ぎない」という意識も持っており、自分にも他人にも無関心な少女に育ってしまった。

リースと接していく中で、達哉はリースの中に宿るもう一つの意識であるフィアッカから、
リースの負った使命と、とある拍子にリースとフィアッカの融合が不安定となったことを明かされると共に、
このままの状態が続けば、何事にも執着しない、自我の弱いリースの意識が二人の身体から消滅してしまう危険があることを告げられる。
フィアッカが提示した、リースの意識を消滅させない方法は、「リースに自分への執着を持たせる」ということ。
リースの意識が残るためには、何よりもまずリース本人が「自分」を生かそうとする強い想いを持つことが必要不可欠であり、
そのためには、リースのことを想ってくれる誰か……特に達哉との繋がりが鍵であると言った。

達哉はリースを救うため、彼女がまだ生きていたいと思えるように、彼女とのたくさんの思い出を作ろうと奮闘する。
リースはそんな達哉に戸惑いつつも、自分のために奮闘する達哉に徐々に心を許していくようになり、やがて二人は恋仲へと発展する。

しかし、達哉と強い繋がりを得てフィアッカとの融合の不具合は解消されたものの、リースはノエル家の一員であることを捨てず、
家から託されたフィアッカの依り代という役割・使命を全うすることを選択し、達哉の前から姿を消してしまった。


それから暫くしたある夜…達哉は自分を呼ぶ声を聞く。その声に導かれるまま歩いて行くと物見の丘公園のモニュメントに辿り着く。
すると急に体が空に上っていく。嘗ての戦争で失われた「ロストテクノロジー」の力だった。
その先で達哉はリースと再会を果たすが、リースは「これで会うのは最後」と言い残し、達哉の前から去っていった。その瞳に、涙を湛えながら……。



フィアッカ・マルグリット

リースの中に在るもう一つの人格。
先述した通り、戦争時より生き、当時の凄惨さを知る唯一人の人間。その魂はロストテクノロジーによって、ノエル家の人々に受け入れられ、今に至る。
彼女が出ている時は瞳が赤くなり、少し目を細めている。また、リースとは完全に別人の為、割と感情表現は豊か。

リースのしている事を彼女は知覚し、必要に応じて表に出て来る事が出来るが、その逆は不可能。
これは、本体であるリースよりも人格としての優先度が上…つまり、リースの身体の主人格がフィアッカとなっていることを意味している。
しかしフィアッカ本人は居候である自分が本来主人格であるはずの宿主の精神より上位に自分が設定されていることを、
未来のために止むを得ないと承知しつつも、「彼女たちの人生を奪った」として心苦しく思っている。
そのため、宿主のプライベートな用事(デートなど)の際には出来るだけ眠ったりしてプライバシーを尊重しようと心がけている。

名前を見ると分かるが、シンシア・マルグリットとは姉妹である。
だが、妹と違いリアルにン百年を生き続けてる為、性格は大分老けt(ry……ゲフンゲフン落ち着いている。
が、おまけシナリオではさやかだけは苦手としている事が発覚。
積極的に構ってくるのに加え、妙に鋭いところがあるので、自分が『リースではない』と気付かれかねないからである。
何よりもスキンシップに対する反応で猫みたいなリースのモノマネを強いられることが辛い。
スキンシップのカリスマ恐るべし。



MCでは達哉にロストテクノロジーが使われた形跡があった為、彼を心配して朝霧家を再び訪ねてきた。
当初は「使命で来た」と言っていたが、実際のところは達哉の身が心配であったことと、彼や顔見知りの人たちと会いたかったことから再び訪ねたようで、
原因などは来訪時にすぐ把握していたのに調査が難航している風な態度を取って朝霧家にしばらく居候し、達哉といちゃいちゃしていた。
だが、使命を優先するリースはずっと朝霧家にいることはせず、達哉に事情と別れを告げ、再び姿を消すのだった。

そして数年後。ロストテクノロジーを発掘する仕事に精を出していた達哉の視界に、ひとりの女性の影が映る。
そこにいたのは、成長して再び愛する達哉の下に帰ってきた、あの少女だった…。

割と強引な展開だったが、本編エンディングで色々明言しちゃったので、これでもかなり自然に見えるように頑張った展開である。





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最終更新:2024年03月13日 11:19