メインヒロイン

登録日:2009/07/24 Fri 10:08:24
更新日:2024/04/05 Fri 19:25:31
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その作品において、物語の中心にいる女性キャラクターを指す。

どの作品においても、必ずと言っていいほど存在するものであるが、中には明確なメインヒロインが存在しない作品もある。
メインだからと言って人気が一番とは限らず、むしろ他のヒロインやサブキャラの方が人気が高いという事もしばしば。
その理由として、メインヒロインは誰からも好かれる普遍的な(悪くいえば没個性的な)キャラクターになることが多い事が挙げられる。
これが原因で、後から出てきたアクの強いサブキャラに人気を取られてしまうケースは相当数ある。
無論、ファンからの人気が高いメインヒロインはいるが。

また、メインが二人以上いる場合や、途中でヒロインが変更される事例も存在する。

【主な特徴】
  1. パッケージ、表紙の中心に描かれている。
  2. 作品のタイトルにヒロインの名前、またはヒロインを連想させる単語が入っている。
  3. 最初に登場する、登場頻度が他のヒロインよりも多い。
  4. 主人公が最初から好意を抱いている、またはその逆。
  5. 同級生、幼なじみ、義妹、ツンデレなどの王道的な属性が付与されている。
  6. 物語の鍵を握っている。
  7. 一週目は必ずメインをクリアしないと他のヒロインが攻略できない、または逆に他のヒロインを全て攻略しないとルートに進めない。
  8. エンディングが数パターン用意されている(他のヒロインより多い)。
  9. 料理の腕は店を開ける位上手いか、人を殺せる位不味いか、等と極端な場合が多い。
  10. ギャルゲー原作のアニメでは最終的に主人公と結ばれる(例外あり)。
  11. シナリオが他のヒロインよりも長い。
  12. ヒロインの中でキャスト表に最初に名前が表示される。
  13. 他のヒロインのルートに入っても頻繁に登場する。


【主なメインヒロイン】
敢えて言うなら各人が最初に思い浮べた彼女こそ、その人にとってのメインヒロインであると言えるのだが……
便宜上、ここでは当項目の特徴に当てはまる女性達を例に挙げる。
時には、メインヒロインなのに扱いが悪かったり、存在が空気になってしまうキャラも多い。特にアニメとゲーム(原作)との差が酷いものも……。



【主な例】 
宇宙世紀のガンダムシリーズには初期から登場している脇役キャラだったが、UCにてメインヒロインに大出世。

学園の人気者の女学生→王女→女王と、立場が次々と変わった。
EDでは本編とは異なる彼女の意外な一面が見れる。
「ヒイロー!早く私を殺しにいらっしゃーい!」

通称「地味子」。
ゲームのパッケージヒロインであるが、ゲーム中での扱いや出番は他のヒロインと変わらない(一応主人公は初めから好意を抱いているが)。
良い意味で普通の良い子であるがそれ故に目立ちにくい設定。でも校内に隠れファンも居るらしい。
ゲーム中で背景に溶け込んでいたり、他ヒロインが個性的すぎるため誤解しやすいが、別に不人気というわけではない。公式サイトでの人気投票3位とむしろ人気な方。


エンターブレインの本気
プレイヤーの『メインヒロイン(パッケージヒロイン)だから王道(清楚、可憐)だろう』という幻想をぶち壊した裏表のない素敵な人。
そもそも『アマガミ』は『キミキス』と比べて変化球なヒロインが多く、設定的には幼馴染の桜井梨穂子が一番普通だったりするので、ある意味作品を代表するヒロインと言える。
攻略難度も高めで、その性格やシナリオ展開も含めて従来のメインヒロイン像とは一線を画している。
一方、会話イベントのパターンが他のヒロインより多かったり、親密度が高いヒロインをテキタイ*1に変化させる隠しキャラのトラップイベントでテキタイにならない唯一の*2ヒロインだったりと、
ゲーム中の扱いなどは『キミキス』と違ってメインヒロインらしく優遇されている。

裏表のない素敵な人の後作品のメインヒロインとしては『幼馴染』『文武両道の器量よし』『今は疎遠』と要素は王道でそこだけ見るとインパクトは薄い。
しかし蓋を開けてみれば、清楚で大人しそうな雰囲気とは裏腹に、やたらと主人公と絡みたがる、校門で待ち構えている*3などびっくりするほど積極的であり、
主人公を攻略してくる清純派メインヒロイン』というインパクトの強すぎる新境地ヒロインだった。流石エンターブレイン!そこにシビれる!憧れるゥ!
アニメでも遙佳がヒロインを務めた第5、6話ではしっかりとそのネタっぷり…じゃなくて積極性が描かれていた。

最初に攻略しなければ他のキャラが攻略出来ないが初回プレイ時は勝手に行くので好きな選択肢でOK。
さらに他のキャラを攻略しなければ真のEDが見れないという待遇。
ちなみに上記の特徴の内1、4、5、6、7、9、10、11、12に該当する。
ファンディスクでもHシーンは2回ある。
なお、同じメーカー制作のゲームは『メインヒロインが人気投票1位になれない』というジンクスがあるが、
それを打ち破った今のところ唯一のヒロインである。


ときメモシリーズの元祖メインヒロイン。
主人公が惚れている幼馴染で容姿端麗、成績優秀、スポーツ万能、品行方正の完璧超人。
が、それ故に男性の理想も非常に高いようで設定から最初に狙いにいった初見プレイヤーを玉砕してきた魔性の女。
むしろ、システムを熟知し他のヒロインを攻略し終えたプレイヤーが最後に挑む最難関キャラとしてラスボスという異名がついたほど。

詩織と並ぶシリーズの代表ヒロイン。
数年ぶりに主人公と再会した幼馴染で最初から主人公に惚れている設定。
性格もかなり友好的でとっつき易い元気っ娘。
詩織の反動か設定に違わぬチョロさで、光の攻略自体は非常に簡単。
(一応、匠に奪われたり攻略失敗の事故がないわけではないが)
が、あまりにもクリア条件を満たし易すぎて他ヒロイン攻略時は最大の敵と化す。
女の子の方からの告白を待つしかないときメモでは、下手すると本命を差し置いて光に告白されてゲームクリア(プレイヤーにとってはクリア失敗)。

さらに傷付きやすくもあり、冷たい対応をしてると狙いのヒロインの好感度も道連れに主人公の悪評が広まる。
惚れ易ければ常に有難いというわけでもない、ときメモのシステムを象徴するようなメインヒロインである。


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最終更新:2024年04月05日 19:25

*1 攻略不可能状態

*2 エビコレ+版では、条件を満たすとどのヒロインもテキタイにならないイベントが追加されている。

*3 ゲーム中でも関係が進展していないと主人公からアプローチするのが普通なのに対して、遙佳は最初から話しかけてきたり、校門で一緒に下校しようと誘ってきたりする頻度が高い。