橘純一

登録日:2010/03/14(日) 23:17:43
更新日:2023/07/19 Wed 00:24:54
所要時間:約 7 分で読めます




ゲーム『アマガミ』の主人公(デフォルトネーム)。

Junichi Tachibana


『お人好しな変態紳士』





変態紳士用ゲーム『アマガミ』の主人公であり、CERO Cの限界に果敢に挑戦した、言わずと知れた変態。否、変態紳士!!
純一だが別にヘシンはしない。

輝日東高校2年A組。

中学の時にクラスメイトの蒔原美佳に恋をしており、彼女をクリスマスの日にデートに誘うが、約束をすっぽかされ、
それ以来クリスマスに対して苦手意識を持っている(アニメではすっぽかされた後は悪友の家で過ごした描写が存在する)。
高校生になった後でもこの事がトラウマになっており、恋愛に対して臆病になっている。

そのため、憧れの先輩である森島はるかを遠くから見つめるだけの寂しい高校生活を送っている。

しかし、クリスマスが近づいた高2の冬、憧れの先輩とクリスマスを過ごすチャンスは今年が最後である事に気付く。
このままではいけない、と一念発起。



そう、これが橘さんの伝説の幕開けだった…


【人物】

一人称は「僕」 誕生日は12月14日。
性格はかなりお人好しな部類に入り、少々子供っぽく、気が強い。
コミュ力が異常に高く年下から年上まで初対面でもすぐ打ち解けており、行動してから僅か数週間で好意を寄せられている。
その為、本人が気付いていないだけで実は意外とモテる。
外見は結構イケメン。
成績は、理系科目が得意(アマガミの登場人物の中では、絢辻詞(1位)の次に成績が良い。)であり美也や七咲逢に勉強を教えたりもしている。
運動は普通だが、「輝日東の核弾頭」と言われるほどのトラブルメーカー棚町薫と長年行動を共にしていることや作中的にそこそこ高いと思われる。
好物はラーメン。
家族構成は両親と妹の美也。
父親は普段は出張のため家にいない。

桜井梨穂子とは幼なじみで年長組からの付き合い。美也を除くと一番付き合いが長い。
梅原正吉と小学校時代からの親友。
薫とは中学時代からの悪友で名前で呼び会う程親しく3年の付き合い。
この時点で物語開始前から中々リア充である。
自宅には「お宝本」が多数眠っており、学校の隠し教室にも保管している。
押入れには自前のプラネタリウムがあり、何かあると押し入れに引き籠るという妙な一面を持つ。

好みのタイプは年上の女性。
「発展途上のお子様体型には興味が無い」とのこと。
それ故か同級生や後輩の想いに対してとことん鈍感である。
その思考と行動はプレイヤーの想像を遥かに越え、行動パターンは無秩序にして無限大。
あまりの紳士的行動の多さから、多くのプレイヤーから畏敬の念を込めて「橘さん」と呼ばれている。


【明日に役立つ、橘さんの紳士的言動】

まさに変態の極致、と言わんばかりの見事な変態っぷり。
その一部を抜粋しよう。

  • 「絢辻さんは勝負パンツって持ってるの?」

  • (うぅっ……梨穂子の胸の感触が未だに忘れられないよ。も、もう一度計らせてもらえないかな…)

  • 「でも、思いっきり足を踏まれたのに少し気持ち良かった気が…家に帰ったら踏まれた所をじっくりと観察してみるか。」

  • 「あ、中多さんの匂いだ。」
    こうして、中多さんの匂いを満喫した。

  • 「危なかった!まさか黒猫を追いかけたら、黒い下着にたどりつくなんて…」

  • 「犬の習性って凄いよな……よし!僕も飼い主の所に戻ろう。」




……このように例を挙げていったらキリがない。
選択肢も、全てが紳士臭がプンプンする事なんてしばしばである。
ここまで来ると、彼の言動が全て変態紳士的に見えてしまう。
でもやっぱり紳士。
基本的には変態でドMで鈍感でヘタレな彼だが、お人好し故か人を優しく支え、決める時は決める。絢辻詞等のルートは胸にグッと来るものがある。

彼が抱える心の傷については上崎裡沙の項目を参照されたし(ネタバレ有)。

彼が鈍感なのはこの心の傷が遠因にある。

自分がモテないと思っているのもこれに関連しており、裏切られる事や騙される事を極端に嫌うのもこれが関係している。

アマガミは心に傷を負い、歩くことを止めた彼が過去を乗り越え再び歩き出す物語でもある。 

なお、彼の将来の職業は森島はるかのルートをプレイするとわかる。とりあえず日本の治安が心配(byアニメ版塚原先輩)である。


【変態紳士橘さん】

このように紳士的言動が絶えない橘さん。
一部プレイヤーの間では、流石橘さん!俺たちに出来ない事を(ry…といった感じで崇拝され、また、ここまでド変態な彼に対して嫌悪感を示すプレイヤーも多い。

なぜここまで意見が真っ二つに分かれているか、その答えは、やはり彼が「変態過ぎた」の一言に尽きるだろう。

アマガミのプレイヤーは、皆が皆、変態でもドMでも特殊性癖を持ち合わせているわけでもない。
変態でない人にとっては、先輩とワンちゃんプレイして喜んでいる主人公にはとても感情移入が出来ず、
Sな人には足を踏まれて喜ぶ主人公に共感する事など、到底出来ない。

逆に、変態紳士な橘さんに対して、そこにシビれる憧れ(ryな人も、彼を第三者的な視点から眺め、自己投影せずにアマガミというゲームを楽しんでいる節がある。
「梨穂子は俺の嫁!」のように、ヒロイン愛を語る人にとっては、「俺の嫁に近寄るな変態!」のように、
彼は主人公なのにプレイヤーにとって邪魔な存在にもなり得てしまう。


つまり、アマガミは『恋愛シミュレーション』というジャンルでありながら、主人公に感情移入して楽しむという事が非常に難しいのである。
これが、ときメモシリーズのような無色透明な主人公なら問題はないのだが、
この「橘純一」という存在は恋愛シミュレーションの主人公としては非常に異色な存在である。

アマガミがストーリー重視のノベルゲーなら、主人公のキャラが強くても問題はないのだが、このゲームはそうではない。

彼のキャラが好きな人も嫌いな人も、共通して言える事は、彼を「自分と重ね合わせていない(できない)」という事だ。

この観点からすると、やはり彼は恋愛シミュレーションの主人公としては「失格」の烙印を押されてしまうのだろう。

だが、変態的行動以外での彼の純粋さに触れ共感・好きになることが出来ればとことん好きになれるタイプのギャルゲー主人公であったりもする。

橘さんがギャルゲー主人公で一番好きという声があるプレーヤー達も居たりもする。






あと、これだけは忘れてはならない―――。

彼がいたからこそ、我々は七咲のスカートたくし上げCGや、先輩のなんだかイケナイ妄想を掻き立てられてしまうCGを拝む事が出来たという事実を―――。


まぁぶっちゃけ橘さんもだがヒロイン達もヒロイン達だったり。


  • アニメの橘さん
雑誌にて橘さんのイラストが公開されている。
何、このイケメン……
「precious diary」や「Love goes on!」では小動物系の顔立ちなもんだからなおさらイケメンっぷりが際立っている気がする。

ところがどっこい、蓋を開けてみれば3話目にして早くも原作未プレイの視聴者の方々をドン引きさせる変態プレイを見せ、やっぱり橘さんは橘さんだった。
その後も割と整った顔立ちながら様々な奇行へと走り、既プレイ組は橘さんの地上波デビューに大いに沸き、未プレイ組も順調に毒されていったとかいないとか。
特に中多さんルートは酷かった。
なお、梨穂子ルートのみ主人公の座を梨穂子に取られた。

甲斐あってかなんと完全オリジナルのアニメ二期が製作決定。
二期でも初っ端からやってくれました。
基本一期で結ばれた相手との後日談なのでイチャつき放題壁ドン必至なので注意。



ここまで見てくれた紳士達に敬礼!!



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最終更新:2023年07月19日 00:24