コーウェン君&スティンガー君

登録日:2010/08/05(木) 21:49:37
更新日:2024/03/02 Sat 14:53:58
所要時間:約 6 分で読めます




コーウェン君&スティンガー君はゲッター界の誇る稀代のマスコットキャラクター。

CV:郷里大輔、広瀬正志


真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日』(以下チェンゲ)にてその愛くるしい姿を世に現した。

コーウェン君は大柄、スティンガー君はそれより一回り半ほど小さい(といっても並みの成人男性と同程度ではあるが)のでちぐはぐだが、そんな事は気にせず二人はとても仲良しでいつも一緒。

コーウェン君&スティンガー君のマスコットキャラクターとしての癒し能力は相当なものであり、「二人を画面内に視認するだけで思わず笑みが溢れる」
という人が後を経たない。まさにシリアスな笑い。

実際とても表情が豊かで、二人が泣いたり笑ったりするだけで殺伐としたチェンゲ世界に華を添えてくれる。

























     *      *
  * うそではないです +  
     n ∧_∧ n
 + (ヨ(* ´∀`)E)
      Y     Y    *


概要

二人は一連の事件の黒幕とでも言うべき存在。
チェンゲ世界のあんな事件やこんな事件(例えばミチルさんの事故死とか)は全部コーウェン君とスティンガー君の仕組んだ事。

二人は人間ではなくインベーダーである。
元は普通の人間だったが、月でゲッター線の研究をしている時にインベーダーに寄生された。


コーウェン君とスティンガー君がマスコットキャラクター扱いされるのは、何よりもその独特の掛け合いが印象に残るから。その定型文はこう。

「~~だろう?スティンガー君」(可能な限り愛らしく)
「う、うん、そうだねコーウェン君」(可能な限り愛おしく)

文字に起こしてみると別にどうという事もないセリフのように思えるが、これに二人の艶やかな声が乗る事により破壊力が20倍くらいに増す。
全国8000万のインベーダー達はこの声を聞くだけで喜びの余り身悶えして増殖し、分裂した挙句に絶頂を迎えるとかなんとか。
ネット上のインベーダー達はしばしばこの言葉を使うので、見かけたらゲッタービームで消毒だ。

例:
BETAって僕らに似てるよね。そう思うだろう?スティンガー君」
「う、うん、僕もそう思うけど沙耶タソの方がいいよコーウェン君」


二人は台詞だけでなく行動もいちいちぶっ飛んでいるのでインパクト抜群。
  • 宇宙を飛ぶミサイルの上に生身で乗っかる
  • ゲッタートマホークを素手で受け止め、なおかつへし折る
  • ガニメデ(大きさ約5000km)を破壊するのに充分効力を発揮すると思われるハイパーレールガンを受け止め、光速を超えた速さにして弾き返す
  • 生身で大気圏突入
……こんなんだから竜馬さんだって最初はビビりまくったんだよ。


作中の活躍

早乙女の反乱が起こった際に国機連の本部に出現してその動静を見た後、重陽子ミサイルの上に乗っかり謎の行動をする。
この時のセリフは非常に解りづらく、この二人が何を目的としてミサイルの上に乗っていたのかはファンの間で議論の対象。
答えがわかった方はぜひご一報願いたい。

重陽子ミサイルが着弾した13年後、二人は早乙女博士と共に真ドラゴンを奪取し、インベーダーを地球に呼ぼうとする。
真ドラゴンを奪取し返すために真ドラゴン内部に突入した真ゲッターロボメタルビースト・ゲッターGで迎え討つ。

当たり前だがコーウェン君はポセイドンを、やっぱりスティンガー君はライガーを担当した。ゲッターのパイスーが異様に似合っていて困る。
精神攻撃や巧みなチームワークで二代目ゲッターチームを追い詰めたが、今一歩の所でストナーサンシャインを発動されて逆転負け。
この時のバトルは熱いと評判。

そんなこんなでゲッターvsゲッターの戦いでは負けたが、コーウェン君とスティンガー君はかなりしぶとく、半壊したゲッターGと共に脱出し、今度は木星をゲッター線の太陽にする。
ゲッター線パワーで超進化した二人は融合し、巨大な怪物となって六人となったゲッターチームに挑むが、哀れにも真ゲッター&真ドラゴンのファイナルゲッタートマホークの前に両断される。

「これで勝ったと思うなよォォォ!」
「我らが種族は永遠なりィィィィ!」

コーウェン君&スティンガー君を倒してようやく終わりかと思ったが、すぐさま巨大インベーダーが登場したので、なんというか前座感が否めない。でもドワォだから仕方ない。


その他の作品での活躍

スーパーロボット大戦D

初参戦。
シナリオ的にはこれといったネタはない。決着がルート分岐のため、ルート次第では戦うこともない。
ユニット性能的には大ボス相応に強く、なぜか回避率がやたら高かったりするので苦戦する。
突っ込みどころとしては、なぜかサイズがL(主に30m以上100m未満100m未満の機体が属するサイズ)となっている。そのくせしてLLサイズの甲虫型インベーダーを吐き出す武装を持つ。
原作の規模で言えば終盤に出てきてもおかしくないのに、中盤辺りで退場。


第2次スーパーロボット大戦Z

破界篇では顔見せ程度。
実は本作のチェンゲはOVAよりも前の時期から描かれており、彼らがまとも(?)だった頃も出てきている。

再世篇で本格的に活動を始める。
バアルと呼ばれる作中最大の敵勢力の一つであり、人類の天敵として襲い掛かってくる。
かつて真マジンガーのゼウス神に煮え湯を飲まされており、光子力エネルギーを危険視していた。
再生篇中盤ではゼウスの腕を狙ってアンチスパイラルのニア、ゲシュタルトのメタール、ピグマン子爵らと共にくろがね屋に出現。
敵のラスボス格が熱海の温泉宿に集結するというシュールな絵面となった。

終盤、真ドラゴンの膨大なゲッター線をマーカーとして宇宙からインベーダーを集めようとしたが、ZEXISの活躍で失敗に終わる。

が、マーカーをマジンガーZの光子力で代用する荒業を披露。
宇宙を埋めつくさんばかりのインベーダー共が押し寄せ、ZEXISと一大決戦を繰り広げた。
その後は大体原作通りにぶった切られる。
ルート次第ではターン数制限もあるものの、既に最終盤であり宿敵・真ゲッター1などを筆頭に自軍の火力も高いため然程の苦戦はしない。

エースボーナスで敵ターン開始時に隣接している味方ユニットのエネルギー吸収、そして隣接している場所がやたらと複雑な範囲のMAP兵器の安全地帯になっているあたり、当人たちの性格の悪さを表している気がする。


なお、郷里大輔氏が亡くなられた後に収録が行われた為、これ以降の作品は三宅健太氏が代役を務めている。
ちなみに同時に参戦した『装甲騎兵ボトムズ』のブリ・キデーラや、後の作品である『スーパーロボット大戦UX』に参戦した『機神咆哮デモンベイン』のカリグラも同じ措置が取られている。


第3次スーパーロボット大戦Z

第2次Zにて倒されたかと思いきや、天獄篇にて復活。
最終決戦では6体に増殖するが、最後はきれいな早乙女博士の導きによって二人の魂も浄化されて完全消滅した。


スーパーロボット大戦Operation Extend

原作終了後だが最終形態の姿で復活しており、最終章の大ボスの一人(一匹?)となる。
というか、版権勢力では最後のボス。
本作のオリジナル敵のミューカスは「銀河に勢力を広げる程の繁殖力」「星を食べて数を増やす」「ワープ機能を持つ巣を作って別宇宙へ転移可能」という虫のような生物で、人外の方々からはその能力を取り込もうと大人気の生物。
物語も終盤に復活し、ミューカスを取り込もうと動くがやはり自軍にやられて終了。
「我らが種族は永遠なりィィィィ!」原作終了後って事はそのセリフ言うの2回目じゃないのか


スーパーロボット大戦Card Chronicle

原作通り木星宙域で倒されるが、後にスパイラルネメシスの影響でバイストン・ウェルで復活。
他の大ボスたちとともに自軍に復讐する。


スーパーロボット大戦X-Ω

本作ではゲッターはTV版と漫画版の中間みたいな設定なので、当初は登場していなかったが、チェンゲの追加参戦に伴い、地続きの独自設定で登場。
メインストーリーではエピローグを除けば最後の版権敵として立ちはだかった。
今回はなんと地球上に出現している。イベントによっては街中に出てくることさえある。


スーパーロボット大戦V

今作では「ゲッター線=ドラグニウム」という設定になっているため、エンブリヲと行動を共にしている。
二人の「エンブリヲ君」呼びは一見の価値あり(?)。
決着シナリオではヤマト波動砲が解禁される。
通常ルートで波動砲が使用できるのはここだけ。困難ルートでも他にはラスボス戦のみである。


スーパーロボット大戦T

今作では原作での13年後の時代が進まないため1~3話での時間軸であるが、いつも通り終盤で戦うことになる。
しかし同時に合体原種とも相手をする必要があるため単体での強さは過去作に比べ抑え気味で且つ直後にZマスターが登場するため、前座感が強い。


スーパーロボット大戦30

本編のシナリオでは一切未登場。早乙女博士の反乱が過去に鎮圧されたという事から、その享受は不明瞭だったが、
ゲーム発売から半年後に配信されたエキスパンション・シナリオにおいて敵として登場。今回はインベーダー融合時の姿のみ。
仮想世界から現れたゲッターロボに「皇帝の萌芽」を感じ取り、次元の狭間に封じ込めようとするがゲッター艦隊の手助けであっさりと破られる。


Another Century's Episode 3 THE FINAL

チェンゲが参戦すると発表された時、全国1億3000万のインベーダーは狂喜した。

「ゲームでコーウェン君とスティンガー君に会える」
「もしかしたらラスボスかもしれない」

しかし結果は皆の知ってる通り、コーウェン君とスティンガー君は出なかったし、早乙女博士もインベーダー化してなかった。クソッ!なんて時代だ!


「まったくだねぇ、シナリオライターという輩はすぐに適当な仕事でごまかす事しかせん」

「そんな事だからゲッターの何たるかも解らない。そう、進化!」

「進化!」

「「進化なし!」」


だが、考えてみればそれも仕方がないのかも知れない。
A.C.E.3のインベーダーは『交響詩篇エウレカセブン』と絡めて「抗体コーラリアンがゲッター線を浴びて進化した」という設定になっている。

この設定故にチェンゲ原作におけるインベーダーネタが難しい上、エウレカがコーウェン君&スティンガー君の同類という事になってしまう。さすがにそれは色々とマズいだろう。


余談

元ネタは『ゲッターロボ・サーガ』の中ではなく『魔獣戦線』に登場した科学者のバルビア博士(スティンガー君)とシャフト博士(コーウェン君)である。

更に言えば、コーウェン君&スティンガー君のインベーダー形態の元ネタが『虚無戦記』に登場したラ=グース細胞
……と言っても、元ネタになってるのは外見ぐらいで戦闘力に関しては雲泥の差である。

2021年に放映されたゲッターロボアークの最終話にてゲッター繋がりとしてかモブとして登場。ただチェンゲ程の異様な出で立ちはしておらず、ビジュアルだけなら魔獣戦線に近い。


「下がれWiki篭り君!」

「とんでもない、とんでもない事になるんだね冥殿君!」

「フフフ……さらばだ!君たちは取り返しのつかない事をした!」

「その報いは自らの物とするがいい!!」

「これから閲覧者が迎えるものこそ、編集という名の希望なのか!」

「はたまた、放置という名の絶望なのか!」

「「それは神のみぞ知る!!」」

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ゲッター
  • ゲッターロボ
  • 真ゲッターロボ
  • 世界最後の日
  • インベーダー
  • ドワォ
  • マスコットキャラクター
  • おっきいのとちっさいの
  • 白黒
  • ジャイアンとスネ夫
  • ドズルとラル
  • シリアスな笑い
  • 癒し系
  • 愛らしさ天元突破
  • 既に人外認定
  • 物理法則もあったもんじゃねえな
  • ラ=グース細胞
  • 魔獣戦線
  • 郷里大輔
  • 広瀬正志
  • 三宅健太
  • ゲッターチーム
  • コーウェン
  • スティンガー
  • 月の災難
  • 変態

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年03月02日 14:53