決め台詞

登録日:2011/04/23(土) 21:09:21
更新日:2023/04/01 Sat 11:18:00
所要時間:約 7 分で読めます




私の名前は冥殿

小〇5年生の普通の女の子……だったんだけど……。

ある日、電脳世界からやってきた電子の妖精ツヴァイちゃんから電脳世界『アニヲタ』の管理人を任されてさぁ大変!

キモヲタ童貞ニートの荒らし達は恐いけど、アニヲタのみんなのために一生懸命がんばるよ!


『……マスター』

『どうしたの? ツヴァイちゃん』

『……荒らしきたよ』

『へ? ……あッ!? また大してでかくもないち○こをうpして変態的な欲求を満たしてるキモヲタ童貞ピザニートの荒らしねッ!?』

『アニヲタを荒らすなんて許せない! ツヴァイちゃん行くよ!!』

『……あいまむ』


マジカル アスタリスク*

ホール イリュージョン!


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【決め台詞とは】

漫画やアニメやゲーム、はたまたドラマ等の創作物におけるテンプレート化された台詞である。

……と、言っても実は電子辞書や広辞苑等でこの言葉を牽いても出てこない。
つまりは造語である。
実際に『決め台詞とはどういう台詞か』と聞いてみても、全員から同じ答えが返ってくることはまずないだろう。



【決め台詞と名言】

決め台詞は名言の一種と認識されていることが多い。

ただ、それではあまりにも範囲が広大になりすぎてしまうので……。


名言:創作物では多用されたわけではないが、心に響いた台詞を意味する言葉。

決め台詞:名言とは違い、作中で何度も多用されテンプレート化された台詞。


と、分類されることが多い。
当然ながら決まった線引きがないので人によって様々なのだが、この項目では上記の線引きを採用させていただく。


【なぜ決め台詞が必要なのか】

個性を印象付けるため

自らの信念をひとことの台詞に凝縮することで、初めて出会った人にも自分のアイデンティティーを伝えることができる。名前を覚えてもらえなくても、「(決め台詞)の人」で覚えてもらえる可能性が高い。
実在のアイドルや芸人の決め台詞も大体このパターン。
なお創作では、個性付けを意図して作者が決め台詞を用意する場合であっても、作中設定上の理由を別で設けることが多い。


言わなければ始まらない

魔法の呪文や逆転裁判の「異議あり!」など、目的達成のために何度も言わなければならない台詞が決め台詞として認識されるパターン。変身ヒーロー系では、身体が勝手に台詞を発してしまうという例も。
それが恥ずかしい台詞だったりすると、躊躇いかけたり後で悶えたりするのがお約束。口数の少ないクール系キャラでも必ず言う必要があるので、ギャップ萌えやシュールな笑いを生むことになりがち。


意識的なルーティーン

自分を奮い立たせたり、敵に対して投げかけるメッセージという体で、意図的に毎回同じ台詞を繰り返す。実在のスポーツ選手なども用いる決め台詞のパターン。
自分の意思で言う以上、状況によって言ったり言わなかったり、内容にアレンジが加わることもある。
物語の終盤で決め台詞の生い立ちを語るエピソードが出てくるのもお約束。そこで登場人物の重い過去が判明したりすると、決め台詞の意味が全く違って聞こえる、なんてことも。
約束の合言葉など、特定の相手に対してのみ使用する決め台詞もある。


よく言っていた台詞が決め台詞認定された

当人にとって決め台詞という意識は全くなかったものの、気が付けばよく言っているために決め台詞扱いを受ける場合もある。
ゼノブレイドシリーズなど、普通にプレイしていると特定の台詞を何度も聞くことになるゲームでは、それがファンの間で(ネタ的な意味も込みで)決め台詞と認識されやすい。


ただの名言が決め台詞に繰り上がり

一度しか言っていない、それどころか一度も言っていないが、グッズ展開やプロモーションの都合で決め台詞としてみなされるレアケース。
仮面ライダーオーズなど、脚本上あえて決め台詞を用意していないキャラクターが、決め台詞を持つ別作品のキャラクターとコラボする際に、それらしい台詞が決め台詞にあてがわれる。決め台詞らしくなるように細部を改変されることも。
原作ではあまり使われてないがアニメ化、もしくはドラマ化された際に頻繁に使われるようになることも多い。
金田一少年の事件簿(テレビドラマ)の決め台詞なんかは如実に表れているだろう。


【決め台詞を言う場面】

決め台詞は変身する時登場した時等、特定の場面で使われるものが多数である。
ここでは場面毎に分類して解説してみよう。


●変身(少年向け作品)

特撮の変身ヒーロー等の変身に使われる決め台詞。
どちらかと言うと台詞よりも振り付けや演出で魅せる方が大切なので台詞はシンプルなものが多い。

代表的なものとして仮面ライダーの台詞は大半がド直球な「変身」。スーパー戦隊は「○○チェンジ」が主流。
ウルトラシリーズは初期は無言で変身することが多かったが、『ウルトラマンタロウ』でウルトラマンの名前を叫びながら変身する叫び変身が起用されて以降、
後続作品でも同様の変身がよく起用されるようになった。
また、『ウルトラマンオーブ』では変身するウルトラマン・形態の名前だけでなく、「光の力、お借りします!」などの口上も変身直前や直後に叫んでいる。

宇宙刑事ギャバンのように漢字二文字の決め台詞は非常に人気が高く、漢のロマンと言われている。


●変身(少女向け作品)

変身ヒロイン魔法少女等の変身時に使われる決め台詞。
少年向け作品よりも複雑化する傾向があり、横文字で構成されているものが多め。
代表的なものとしては高町なのはとか木之本桜のもの等。

どうでもいいが変身ヒロインだけあってエロゲでもこちらが圧倒的に多い。


●合体(変形)

ロボットアニメ等で出る合体ロボが合体(変形)する時に使われる決め台詞。
一息で言える長さのものが多いが、ガオガイガーのように一連の流れがあるものも。リアル寄りの作品になるほど合体プロセスが複雑になるので、その分台詞も伸びていく傾向にある。


●呼び出し

こちらもロボットアニメ等で遠く離れた自機(もしくはそれに類する何か)を呼び出す為の決め台詞。
名前だけ呼ぶものもあれば、魔法モノで何かを召喚する時の詠唱のように長いものもある。
カムヒア』は有名だろう。


●登場

変身、合体し終わった後の決め台詞。
名乗り口上のように長いものもあれば名前だけ叫んで終わるものもある。
代表的なものとしては戦隊の名乗り、モモタロスの登場時の台詞等。
世界観上は言わなくても全く問題ない台詞であることがほとんどだが、だからといって決め台詞を言っている最中に攻撃を加えるのは基本的にタブーである。


●必殺技

文字通り必殺技、もしくはそれに類する武装を使う時に使われる決め台詞。
ただ必殺技(武器)の名前を叫ぶだけのものもあれば、口上があるものも。
機動武闘伝Gガンダムの主人公の台詞はヲタでなくとも知っている人が多いほど有名。
ビクトリームのようにネタ要素満載だったりすることも。


●勝利

勝った時、もしくは何かを成し遂げた時に使われる決め台詞。
ロボットアニメで、尚且つスパロボに出演したならトドメ演出の時に使われる。
あと格ゲーの勝利時にも。
ドヤ顔と共にどうぞ。ケンシロウ(北斗の拳)の台詞なんかは国民的に有名。


●敗北

主に悪役が負けた際にぶっ飛んで行く時に使われる決め(?)台詞。
捨て台詞だったりもする。
アニメではこの台詞を聞く=番組の終わりが近いということで『今週も終わりかぁ』と満足感と同時に寂しさを覚えることも。
日本で一番有名なのはおそらくばいきんまんの台詞。
ムサシ(ポケモン)&コジロウ(ポケモン)の台詞も国民的に有名。
勝利系共々格闘ゲームで潜在的に増えてしまってたりする。


●ナレーション

オープニングや次回予告、テレビCM等で使われる専用の決め台詞。
本編で使われることは滅多にない。
有名なのは聖闘士星矢なんかだろうか。




●アニヲタWikiの決め台詞


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最終更新:2023年04月01日 11:18