アナライズ(ポケモン)

登録日:2011/12/17 Sat 08:41:25
更新日:2023/09/20 Wed 22:58:41
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カイリキー「穴がライズする夢と聞いt」
ジバコイル「カミナリ」
カイリキー「アッー!!

ターンの最後に行動したら技の威力が上がる特性である。





























ポリゴン2「最後マデ読マナイトアナライズハ発動シマセン。」

改めて説明しましょう。アナライズとは、まあ元はanalyze:分析する、解析する等といった意味の英単語が以下略。
当然ながらこの項ではポケモンの特性のアナライズについて説明します。

特性名:アナライズ
効果:最後に行動した際、技の威力が通常の1.3倍になる。相手が交換した場合も発動する。
所有ポケモン:
  • ヒトデマン、スターミー
  • ポリゴン、ポリゴン2、ポリゴンZ
  • コイル、レアコイル、ジバコイル
  • ミネズミ、ミルホッグ
  • リグレー、オーベム
すべて隠れ特性であり、第8世代現在まで通常特性で所持しているポケモンはいない。

そのまま、最後に動きさえすれば技の威力が上がるという特性。有効活用するなら、
  • 相手の攻撃を耐えて殴り返す(スタイルA
  • 何とかして相手を交換させて交換先を殴る(スタイルB
この二つのいずれか、もしくは両方を備えるのが望ましい。
とはいえ、後手で1回殴るより先手で2回殴る方がダメージが大きくなるため、スタイルAのために敢えて素早さを遅くする必要は無い。

ダブルバトル以上になると、「相手よりは遅いが味方はまだ行動してない」→「最後ではないので威力が上がらない」ということもあり、発動条件が絞られ使いにくくなる。

「みらいよち」による攻撃は必ずターンの最後に行われるが、アナライズの発動対象外となる。

では、アナライズを使えるポケモンを個々に考察してみよう。


「ヘアッ!!」
有名な高速アタッカー。耐久はそれなり、そしてS115のために先手を取ることばかりでスタイルAはほぼ無理に等しい。
反面、岩、鋼、水、草、電気、氷、エスパー、めざパ と7タイプ+αの特殊技をやや控えめながらC100という良水準の特攻から乱れ撃ちが出来る。
特に全ての炎や竜より素早いため、彼らを流して戦えるので、スタイルBがアナライズを活かす基本になるだろう。
珠アナライズサイコショック+通常の珠サイコショックでB252ハピナスが中乱数である。

「キャーハハハ!!イチゲキ!!イチゲキ!!」
ポケモン界のザ・ロマン砲。破壊光線だけでなく、虫、霊、鋼、草、電気、氷、エスパー、めざパ と7タイプ+αの技を放てる…のはいいが、
耐久が若干頼りない上に、一番際どいS90。
合わせ方がうまければCが上がるダウンロードやメインだけとはいえわずかに倍率が高い適応力を蹴ってまで持つべき特性かという問題が残る。第7世代の主流であるZテクスチャー型ならほぼすべて適応力だし。

  • ポリゴン2
「特性『アナライズ』発動。攻撃開始シマス。」
奇石によるマジキチな硬さでよく見かけるポケモン。
奇石のおかげで得られる耐久やS60はスタイルAも、スタイルBもこなせ、さらに技の範囲も広い。
汎用性が高いトレースや倍率がアナライズを超えるダウンロードと比べるとパンチが足りないが、この2特性は相手に強く依存しており無力化される場面もあるので、安定性を求めてのアナライズ採用もありえる。第8世代でアタッカー型が主流になって以降はほぼアナライズとダウンロードが半々になっている。
また、ダウンロードと異なり物理技と特殊技を同時に強化することができるため、からげんきなどを搭載した両刀型においてはこちらが優先される。

「ジバコイルマジヤバコイルデスゾwww」
電気系最高のCを誇る浮いてるのに4倍弱点地面。
その耐性は半減12に無効1、耐久数値も割合優れているためスタイルBスタイルAどちらもこなせる。
反面、ウェポンの幅が狭く、ノーマル、虫、鋼、電気、めざパ の4タイプ+αしかない…のだが、眼鏡を持つと話は変わる。

控え目アナライズ眼鏡雷の超火力は、臆病ラティオスの眼鏡龍星群の実に1.22倍に達し、半減なのに無振りオノノクスが中乱数1、
ロトムがHD特化でも高乱数1、控え目アナライズ眼鏡雷+眼鏡雷で無振りハピナスが、H振りナットレイが中乱数で落ちてしまう。
進化前が奇石を持ってもいい働きが見込めるだろう。

元々怒りの前歯で削れるためさほど火力には困らず、アナライズ唯一の火炎放射使いだが、狙いたいハッサムやナットレイより速いためアナライズは見込めず…と、かなりボロボロ。
耐久も低いためスタイルAがこなせない…。
もっとも、通常特性が発光()と鋭い目()なため、それらよりは使う機会はあるだろうか…。

並程度の耐久だが、必要最低限の技範囲にC125、S40とスタイルAをこなすにはうってつけの数値で搦め手も豊富。
現在はダブルでのサポートが主な使い方だが、唯一のアナライズスキルスワップが出来るポケモンである。

総括すると使い手によって強さがかなり変わってくる癖の強い特性である。
トレーナーがどれだけ『ポケモン』を、『対戦相手』を、『環境』をアナライズ(分析)し、把握しているかが最も重要なのかも。

しかし、最後に最大の難関を記そう。

スターミー、ポリゴンZ、ジバコイルは隠れ特性で無性別なため、廃リンク厳選になる。しかもポリゴンに至っては限定配布で現在では入手不可である。

なんてこったい。


と、非常に厳選が面倒だったのだが第6世代で無性別とメタモンでも隠れ特性が遺伝するようになったので厳選難度が大幅に低下。
その隠れ特性入手手段もXYではフレンドサファリORASでは図鑑サーチ、SMなら乱入バトル、剣盾ならマックスライドバトルと、廃リンクや隠し穴でしか出てこなかった第5世代と比べると多様化。
ちなみに剣盾DLC『鎧の孤島』でハイドから貰えるポリゴンはアナライズ確定となる。
相変わらず無性別特有の厳選難度の高さはあるがそれでも大幅に厳選しやすくなったので一度は使ってみてもいいかもしれない。

第7世代ではスタイルBの時のみに発動が限定された代わりに倍率が2倍になった特性「はりこみ」が登場。
現状はデカグースフォクスライが持つ特性。


追記・修正はここまで項目を読み切り、アナライズ出来たあなたにお願いしたいです。

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最終更新:2023年09月20日 22:58