バルバモン(デジタルモンスター)

登録日:2011/09/26 Mon 21:25:35
更新日:2023/05/29 Mon 17:51:04
所要時間:約 3 分で読めます




狡猾にして強欲!謀略を巡らす大妖魔

『バルバモン』とは、『デジタルモンスター』に登場するキャラクター。

【基本データ】

世代 究極体
タイプ 魔王型
属性 ウィルス種
必殺技 パンデモニウムロスト
ダークエリアの邪悪なエネルギーを一斉解放し、全てを焼き尽す超高熱爆破。
デスルアー
手に持った魔杖で、生きては戻れない地獄へとデジモンを誘い、邪悪化させる。

【概要】

長いヒゲを蓄えた老人の姿をした七大魔王のデジモンの一体。
七つの大罪のうち、【強欲】 を司る。
名前の由来はバルバトス
惑星記号は土星(♄)

老人の姿に大きなカギ鼻、白く長いヒゲ、ゆったりとしたローブに身を包み…という姿からイメージできる通りの老獪にして狡猾な策略家としての面を持つ。
また、【強欲】の大罪をが示す通り、ネットワーク内に存在するあらゆる財宝に執着し、ほんのわずかな財宝のその一欠片を手に入れるためにデジモンを殺す残忍な性格。

その手腕は堕天使型デジモンの他に、同じ魔王型にして究極体のデスモンを造作もなく操るほどであるという。
また、必殺技の『パンデモニウムロスト』は、同じく魔王型のベリアルヴァンデモンの『パンデモニウムフレイム』とは比較にならないエネルギー量を誇る。
…と、七大魔王とそれ以外の魔王型デジモンの実力差の証明を一手に引き受け、わかりやすく教えてくれているおじいちゃん。

最後の砦だったムルムクスモンも、デジモンネクストにて彼の配下として登場してしまった。
そのため、七大魔王以外の魔王型デジモンは、遅かれ早かれバルバモンの踏み台にされる運命なのかもしれない。

バグラモン「……え?」


ちなみに名前の由来はバルバトスだが、本来【強欲】を司るとされる悪魔はマンモン*1マンモス型のあいつじゃないよ)である。


【派生種】

◆バルバモン(X抗体)

世代 究極体
タイプ 魔王型
属性 ウィルス種
必殺技 セブンス・ジュエライズ
右腕で抉り取った敵のデジコアを強欲の冠で宝石へと変えてしまう技。
パンデモニウムロスト
原種と同じ。
デスルアー
原種と同じ。
バルバモンがX抗体を得て進化した姿。

魔杖デスルアーを右腕と融合させて魔力を直結し、より巧みな技を操れるようになった。
右手から顕現させる強欲の冠の輝きは、強さの証ではあるが、彼にとって自慢のコレクションの一つでもある。

必殺技の『セブンス・ジュエライズ』敵のデジコアを宝石へと変えてしまう技で、強いデジモンであるほどに宝石が輝くという。
その輝きでバルバモンは戦う価値があるかを品定めをするらしい。
宝石に変わった段階で決着ついてるんじゃないかなぁ…


【関連作品でのバルバモン】

育成ギア『デジモンクロスローダー』

登場デジモンにバルバモンはいるのだが、特筆すべきは『合体デジクロス』*2

リーダーをデビモンにし、バルバモンとファスコモンをメンバーにして、『合体デジクロス』!!

デスモン!!


…あれ?

操られる側の材料になるという、下克上を果たされてしまった。


漫画『デジモンネクスト』

テイマーの身勝手に振り回される人工卵(アート)デジモンの不幸から、人間とデジモンの繋がりを断ち切るための革命軍のリーダーとして登場。

……これだけ見るとまともそうだが、実際はデジタルワールドを原始から作り変える力を持つデジメモリを集めるため、各地に削除部隊(コマンドメンツ)を送り込み無差別の殺戮を行う超過激派である。
ちなみに彼自身は「アンコク」のデジメモリの所有者。

終盤、人間を知るため良心を切り離したイグドラシルに接見し、同意の上融合していたことが判明する。
…が、その力をほとんど披露することなくビクトリーグレイモンによってあっさりと真っ二つに。
しかし、最後の力を振り絞り我が身と全ダークエリアのエネルギーを「アンコク」のデジメモリに捧げ、NEOを誕生させた。

革命成功のためにはいかなる犠牲も問わない姿勢を見せたが、最期の「余はNEOとひとつになり全てを手にする…!!」という発言からして、NEOが作り出した新しいデジタルワールドが欲しかっただけなのかもしれない。
そもそも他の作品でもロクなことしかしてないイグドラシルと融合したところで悪党以外になれるわけが……おや何やらペックモンが(ry


ゲーム『デジモンストーリー 超クロスウォーズ レッド/ブルー』

本作の敵勢力「ROG」のボスとして登場。
ちなみに設定ガン無視の影響で部下はロードナイトモンミネルヴァモンズィードミレニアモンなどとぶっとんでいる。
※完全体や成熟期も幹部として出てきます。

その目的はデュナスモンの最強武器にして相棒であったアルマモンを手に入れるためである。
だが、アルマモンを復活させるも所有者として認められず、逆に武器であったアルマモンに武器として吸収されてしまう憂き目に…。


ゲーム『デジモンワールド Re:Digitize Decode

物語中盤から暗躍を開始。
部下のオーガモンを使い、四ノ宮リナがデジタルワールドに来るように仕向けた。

ヴィティウム撃破後のストーリー「策謀の魔王編」にて本格的な活動を開始し、デジタワーを乗っ取り、主人公たちを幽閉する。
本作では七大魔王すべてがストーリーに登場するが、その中で最もストーリーに関わっている。

ルーチェモンをはじめとした多くのデジモンを幽閉し拷問するなど残虐な性格だが、台詞が何故か妙にハイテンション。

デジタワーの80Fにてベルゼブモンと共闘して戦う事ができるが、時間が経つと試合が強制終了するのでこの時点では倒す事ができない。
決着はデジタワー頂上で付ける事となる。(アルフォースブイドラモンへ進化したリナのブイブイと共闘)

リナのデジヴァイスを介して得た他の七大魔王の力によってルーチェモンをサタンモードへと進化させ、人間界へ侵攻するという目論見を語る。

…が、戦闘終了後に現れたデーモンによって阻止。
デーモンにはバルバモンの策略は最初からお見通しだったのであった。
ダークエリアに幽閉されていたデーモンは、バルバモンが得る筈の七大魔王の力の半分が自分に流れるように密かに細工をしており、それで得た力によってダークエリアから脱出していたのだった。
(哀れな事に、バルバモンが初登場した時に既にそれを思わせるようなカットが挿入されていた)

そしてデーモンによってバルバモンは吸収されてしまう。

「わしの…わしの絶望!わしの野望!おまえなんかに…おまえなんかにィいいーっ!!」
返せェ!返せよォ! こんちくしょォおおお!ぎゃあああーっ!」

という情けない断末魔と共に…。

ちなみにそのデーモンも、この後ルーチェモンによってあっけなく吸収されたるので、二重に哀れ…。


ゲーム『デジモンストーリー サイバースルゥース』

CV:佐藤正治
四ノ宮リナのいるパラレルワールドにおける七大魔王の一体として登場。
リナからはバルバルと呼ばれている。
リナのパートナーデジモンであるブイブイから奪った力で大大大魔王となり、世界を征服しようとしていた。

パラレルワールドの新宿の地下の奥におり、
「ところでどうじゃ?もしもワシの配下になるなら、世界の四分の一を―
と、【強欲】を司るだけあって微妙にケチ臭さがあふれる取引を持ちかけようとするが、
「くれてや……ぬおぉ!?」
台詞の途中でリナから飛び蹴りを食らう
「ふ、不意打ちとは卑怯じゃぞっ!?」

主人公とリナの共闘によりバルバモンは敗れ、奪っていた力はブイブイに戻り、アルフォースブイドラモンとなる。
そしてブイブイによるトドメの一撃が放たれる!!
ブイブイ「シャイニングVフォース!!」 リナ「オイスターVソース!!」

「ぬ、ぬわああああぁぁぁ!!こんなグダグダなやられ方は、イヤだァーーー!」

「ワシは何度でもよみがえるぞ…な ん ど で……ぐはっ!」
と言い残し、消滅した。


これらの件を合わせて、一部のデジモンファンはバルバモンを「謀略を巡らすも、大して活躍せず、いいところですぐに消される七大魔王のお笑い担当」として認識しているらしい。
何てこったい。





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最終更新:2023年05月29日 17:51

*1 マモンとも呼ばれる

*2 強力な特殊攻撃を1度だけ行う技。リーダーデジモンと指定のデジモンの組み合わせで発動可能。